Noisy Days in February, 2003

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2003.02.11 (Tue)

diary

 秋葉原に行って Pixela の PIX-MPTV/P1W_Rev.B を購入。ハードエンコーダー搭載で 2 万円を切っていたので。。まぁ、他のもそのうち安くなっていくのでしょう。
 TV 見られるかどうかは試してる途中。

 駄目っぽいな(爆)。

 今朝起きて、カップ麺でも食おうと思ってキッチンに行ったら、薬缶の回りが水浸しになっていて吃驚した。水を拭いて薬缶を見てみても穴が空いているようには見えない。しかし水を入れて暫く経つと、薬缶の回りに水滴が付いてくる。こりゃあ駄目だ。というわけで薬缶を新調しました。サイズは一回り小さめ。まぁ、こういうこともあるさ。

log modified: 2003/02/12 03:19:45 JST

2003.02.12 (Wed)

Morgan Geist / The Driving Memoirs

 帯に曰く、「質の高い作品を放出し続ける英クリア・レコーズの最新リスニング・テクノ」。ちなみに 1997 年発表作なので今では最新とは呼べません……。つかこれ出た当初にしても、真新しい音としては聞こえなかったんではないでしょか。
 音は detroit 発 dan curtin 経由の electro な techno。帯で言うだけあって、listening techno してます。reverb かけまくりのモコモコした音は "Rei Harakami / Unrest" や "As One / Reflections" を連想させるなぁ。それでいて house っぽい beat の組み方が初期 Dan Curtin の影響も感じさせたり。
 こういう曲、上手い人なら片手間で作れてしまうんだろうなぁ。しかしそこでモノを言うのは、限られた機材の中から自分の音を選び取れる sense だと思う。その意味では Morgan Geist は良い感覚を持っている。飛び抜けてはいないけれど、自分の限界を弁えている感じ。こういう背伸びしてない album は良いですね。

diary

 G ガンダムには Star Trek のネタが散りばめられている、という噂を聞いた。発信源は自他共に Trekky と認める某いわぴょん氏。されど小生、Star Trek は疎いんよ。何せ trauma があって。若かりし頃、深夜番組で Star Trek を見ながら眠りこむという愚行を繰り返したがために、今でも Star Trek を見ていると眠気が襲ってくるのである。まぁ、小生の SF 感性なんてそんなもんです。

log modified: 2003/02/13 03:25:42 JST

2003.02.13 (Thu)

Clifford Brown and Max Roach Quintet / Incorporated

 やっぱ、この group の疾走 number は格好良いです。Brown & Roach の 1954 年吹き込み。Roach の、手数が多いのに冷めた理性を感じさせる drumming、そして Brown の technical で melodious な blow。tr.1 "Sweet Clifford" の爆走から一転しての tr.2 "I Don't Stand a Ghost of a Chance with You" での叙情がまたたまらんのよ。続く tr.3 "Stompin' at the Savoy" での余裕たっぷりな緩い tempo での演奏も、この quintet の充実振りを窺わせる演奏で、大人の jazz を満喫できます。こうやって聴いていると、ほんとにいい group だったんだなぁと思いますですよ。Clifford Brown には長生きしてほしかったな。

log modified: 2003/02/14 03:45:21 JST

2003.02.15 (Sat)

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  • Toshihiko Sahashi / The Big-O Original Sound Score II for Second Season
  • Guilty Gear X Plus (PS2)
  • ICO (PS2)
[movie] Rollerball

 Norman Jewison 監督作品、1975 年。2002 年に remake されたそうな。
 舞台は近未来。国家が消滅し、企業が世間を牛耳る世界。嫁さんまで管理対象とされ企業にすげ替えられるというアレゲな世の中で、各企業の力量を明確に示すのは Rollerball と呼ばれる暴力的な game だった。その game で、Houston team の柱として今年も得点王を狙うベテラン選手の Jonathan。しかし企業は、絶好調の Jonathan に対して引退するよう勧告する。まったく得心のいかない Jonathan は、企業のやり口などお構いなしに Rollerball を続けようとする。すると、Rollerball には理不尽な rule 改正が行われる。それは、暗に Jonathan を公開殺人しようとする企業のたくらみだった。それでも Jonathan は戦い続ける。自分の自由を勝ち取るために……。
 Rollerball つーのは何なんでしょうね。円形球場で鉛玉がぴゅーんと飛び出して、それを掴んで、相手の goal にぶち込めば点が入る。それで、相手より高得点を取ったら勝ち。でも球場の中では bike が走り回り、殴る蹴るの横暴もある。まぁ、極端な形での sports と格闘技の融合みたいなのを狙ってたのかも。とはいえ 1975 年の作品なので retro なのは致し方ない。
 Jonathan の苦悩にはそれなりに頷ける点もあるけれど、しかし Jonathan だって Hero としての高みを知っているからこそ自由に拘ろうとしているように見えてしまう。それって fair じゃないと思うぞ。企業による管理社会というくらいだから、Rollerball の選手として選ばれるのも企業の意向によるものだろうし、今まで Rollerball してきたのだって企業の一員としてやってきたことだろう。そうした前提をすっ飛ばして、自由を勝ち取るために戦うっていうのは何だかなぁ。まぁ、Jonathan にも自分の仕事への pride があったのだろうし、企業側としても「Rollerball は特定個人の努力に意味がないことを示す game だ」とか何とか言っていたから、そうした企業と個人のぶつかり合いを映画として見せたかった……ということでしょうかね。
 最後は球場でただ一人生き残った Jonathan に、観客が声援を送る scene で終わる。でも、happyend には見えないんだよな。その後も Jonathan は Rollerball を続けられたのだろうか。それとも何者かに消されたのだろうか。地下に潜って反企業ゲリラとして生きたのだろうか。いろいろと考えさせられる終わり方だったな。まぁ、そこまで語っては野暮というものなのだろうけれど。

log modified: 2003/04/05 03:00:36 JST

2003.02.16 (Sun)

Toshihiko Sahashi / The Big-O Original Sound Score II for Second Season

 個人的に盛り上がりまくりの The Big-O Second Season の Soundtrack です。音楽担当は前作に引き続き佐橋俊彦さん。上品で adult な雰囲気作りには相変わらずの冴えが見られます。Op theme の "Respect" でも funky な organ が鳴り響いてますが、今回は Big Band Jazz な味が効いてます。勿論、strings を生かした美しい曲もいっぱいで楽しめます。
 とはいえ、まぁ Soundtrack の二枚目ともなると新味が薄くなるのはやむを得ないところで。古い酒が新しい袋に入ったような感じも。それだけ前作の音楽が良くできていたということでもあるし。聴いて直ぐに「Big-O のあの曲!」と解ってしまうというのは、それだけ音楽に impact があったからこそ、なのです。この album も、前作と続けて聴けばより楽しめるに違いない。
 Bonus Track として前作の medley が入っているけど、これは余分と思いますよ。

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  • 島田 荘司 『P の密室』
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 頭痛がする。GGXPlus のやりすぎですな。てゆか何で今更 GGX。まぁ、PS2 Best で安くなってたからついついという感じです。2D 対戦ものって持ってなかったし。キャラや技の名前がビミョーに metal 心を擽ります。あ、Cloudberry Jam なんてのも居るな(笑)。

log modified: 2003/02/17 04:08:21 JST

2003.02.17 (Mon)

Tangerine Dream / Phaedra

 1974 年作。これは deep な electro です。どよよ〜んとした synthesizer の音が延々と続き、minimal な phrase が漸次的に重心をずらしながら鳴動する。裏でずっと鳴っている drone は pitch を思いっきり捻ってますので、世界がぐにゃりと拉げて歪んで大変です。retro な映画の鏡面世界とかを連想しますな。
 こういう曲を聴きながら眠ったら変な夢を見ることでしょう。起きていても夢の中、みたいな。

diary

 ふむぅ、気力減退中である。

log modified: 2003/02/18 03:53:13 JST

2003.02.18 (Tue)

Slam / Headstates

 Slam の 1st album らしい。1996 年発表。
 いやもう、Detroit なのですよ。ユルめの beat に乗せて、柔らかい synthe がうなうな飛び交い、bass はやたらと粘くて funky。綺麗綺麗してます。気持ちいいな。

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 Momonga の時計設定が EST になってるのだが、それを JST にする方法が解らない。うーむ。大弱り。

log modified: 2003/02/19 03:51:57 JST

2003.02.19 (Wed)

McCoy Tyner / Tender Moments

 Coltrane の group を抜けてから McCoy Tyner が発表した Blue Note 4275 盤。総勢 9 人による orchestra 作品で、Lee Morgan (tp)、Bennie Maupin (ts) も参加。こういう賑やかそうな作品はあまり聴かない小生だけど、何せ McCoy Tyner ですから。
 tr.1 "Mode to John" が素晴らしい。分厚い管楽器の音壁で、力強く rhythmical な曲を披露している。ははぁ、こういう曲をやりたかったですか。続く曲は、tr.1 ほど melody がはっきりしているものではなくて、妙にひねくれていてプログレちっくです。怪しい theme を持ってきても McCoy Tyner の piano は個性的な響きを失わない……というか、粘着質でありながら鋭い感性の閃きを感じさせる McCoy はやはり徒者ではない。その意味では Benny Maupin の tenor もかなり怪しげです。あまり名前を見かけない人ではあるのだけれど、個人的には気になる player の一人です。Lee は大人しい、かな。
 まぁ、Coltrane Quartet 時代の音の密集度に比べれば静かな album には違いないのだけれど、作曲家 McCoy Tyner の afro な魂が静かに熱く伝わってくる album です。たまに聴くと面白いかも。毎日聴くとだれてくるだろうけど。

log modified: 2003/02/20 02:58:01 JST

2003.02.20 (Thu)

Frank Zappa / Freak Out!

 ヤケクソである。自由である。
 Zappa の音楽は人を魅了したりしない。銜え込むだけである。かぷっ。あうあうあう。鋭いのかふやけてるのか解らない牙が脊椎に食い込み、R & B やら Free Jazz やら Noise やら Rock やらの原液が血管に直接注入される。一見、無害である。この album を聴いたからと言っていきなり物を外に放り投げたり夜風に当たるつもりで高層ビルから身を投げたり今日も一日頑張るぞぉと胸張りながら下痢になったりはしない。精神に毒が浸透するだけである。真っ直ぐ歩いているつもりが実は 30 度くらい傾いでしまうくらいのものである。恐れてはいけない。人生を楽しみ賜え。真実は君とともにある。
 小生にとって Zappa といえば "Jazz from Hell" なわけで、こういう R & B 色の強い Zappa には今ひとつ踏み込めなかったりもするわけだけれど、でもなんか面白いわこれ。Pop な melody、Horn 等による colorful な arrange、そしてそれらをぶち壊す Zappa のヨレヨレ声との ensemble が、酔っぱらいの karaoke みたいで。まぁ何と言っていいか、何も言うことはありませぬ。大いなる自爆野郎。これじゃあ下半身も弛みます。Zappa は正しい。

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 相変わらず寒い日々。しかし仕事は白熱中。働いていると目の前に alart がちらちら。脳味噌には圧迫感。肩こりは相変わらず。嘘でも良いから風邪ひいてズル休みしたい(笑)。しかし現実逃避 mode には切り替わらないのだよ。

log modified: 2003/02/21 03:30:02 JST

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