Noisy Days in March, 2005

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2005.03.21 (Mon)

diary

 格闘新世紀 III の決勝大会 live 配信を某店舗でやってたので、ちら見。キャラ比率と性能を鑑みて、優勝は影か晶か Lau か Jacky やろなーと思ってましたが、決勝戦は舜と Pai でしたか。決勝戦、ええ試合でした。最後は精神力の勝負でしたねぇ。

 気が付けば種運命は 3 話くらい見てないな。レジェンズは観てますけどね。毎週驚かされるアニメってのも久々な感じです。

log modified: 2005/03/22 02:57:07 JST

2005.03.22 (Tue)

Can / Monster Movie

 german rock 好きの小生ですが Can の original album 買ったのは初めてだったりします。意識的に避けて通ってきたわけではなくて、単に中古で流れてなかったからという消極的な理由からなんですが。でもねぇ、こりゃやばいっすよ。あと 10 年早く聴いてれば人生変わってたかもしれません。あ、10 年前つーたら小生は既に Cluster 聴いてたんだよなぁ、結局どこかで向き合わにゃならん音だったんだろうなぁ、などと考えることしきりなのであります。
 german rock 界において最も訳解らん band と称される Can、1969 年発表の 1st album です。Holger Czukay (b)、Michael Karoli (g)、Jaki Liebezeit (ds)、Irmin Schmidt (key)、Malcolm Mooney (vo) の面子での演奏です。
 tr.1 "Father Cannot Yell" から炸裂する hammer beat ……って、この album 出た頃は Neu! はまだ出てきてなかったか。beat といい仕立てといい、The Velvet Underground を彷彿とさせる音なんですが、NY punk 的な冷めた現実認識は殆ど感じられず、広大な田舎でどんつくやってます、的な脱力 punk です。Velvet 風の疾走は tr.3 "Outside My Door" でも聴ける。その一方、tr.2 "Mary, Mary, So Contrary" では psychedelic かつ doomy な ballad を演奏。この辺は初期 Crimson の romantisism にも通じますな。で、punk なばたばた感と psyche な色彩感を minimal な反復でひたすらひたすら増幅させて listener の脳内麻薬をどぱどぱ沸き立たせる tr.4 "You Doo Right" で、Can は歴史に名を残すことになったと。tribal な afro beat を german 気質で忠実に copy してみたら謎の突然変異を遂げてしまった、という趣の、奇怪な trip music であります。熱気を醸し出そうとしつつもその試みは尽く脱線し、曲の骨組みだけが残ったままホネホネロックと Malcolm のボヤキとワメキが横溢し、しかしその終末風景 soundtrack が german rock 的な謎と混沌の groove に醸造されていく……。いやーん。こういう気の抜けた味わいがあるから german rock はやめられんのじゃよ。他の album も聴いてみます。

[news] technasia.cim site renewal

 ありゃ、またですか。

[news] kanzleramt.com site renewal

 こちらも少し design 変えた模様。

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 保険屋の姉ちゃんに「兄ちゃんこないだ恵比須駅におったやろ」と言われる。ちっ、まずいところを見られたか。しかしケツイやりに日本橋に行ったのじゃよなどと放言すればそんな心臓に悪い弾幕ゲーやってたら何時ポックリ逝くか解らへんやろ保険入っとき今なら安くしとくでと勧誘されること必至なので適当に誤魔化して退散したのであった。

 休み明けだからか妙に疲れる一日でした。

log modified: 2005/03/23 02:42:39 JST

2005.03.23 (Wed)

Minamo / Shining

 先日タワレコに行ったら店内で Cloudberry Jam の曲が流れていたので吃驚。未だに彼らの曲を intro だけ聴いて反応できる自分に吃驚、という意味ですのであしからず。もう昔の人達やと思うんですけどねぇ。という話はさておき。
 先日タワレコに行ったら坂本教授と Alva Noto の競演作が置いてあって、試聴したらば予想通りの minimal noise & 叙情 piano な album になってました。これはこれでええ感じなんですが、教授が piano 弾くとそれだけで教授ちっくな世界に行ってしまうので、むしろ教授は piano 捨てた方が自由になれてええんじゃないかと思うのであります。林檎種の soundtrack は持ってませんが、教授の track が一番狂ってると信じてますよ。まぁ、そういうわけで教授の album にはなかなか手が出ない小生。
 で、試聴機の端にぽつねんと配置されていたのが Minamo の 5 枚目であったと。2005 年発表の album。
 acoustic guitar や piano が仄かに叙情的な旋律を紡ぐ中、控えめな pulse や矩形波 drawn が背景で流れていきます。使う楽器は違いますが Computer Soup 的な音像で、ぼーっと聴いていると知らず涙腺が緩くなってくるような。tr.4 "Tone" の美しい反復に浸っていると、Tarkovsky の映画を観直したくなってきます。また TV で放送してくれんかのぅ。

diary

 体がだるい。風邪ひいたっぽいです。今日は定時退社日なので仕事は早々に切り上げて、珍しく寄り道せずに帰宅。でも家でも仕事してたりしましたが。
 明日に備えて早めに寝ます……。

log modified: 2005/03/24 01:24:27 JST

2005.03.24 (Thu)

Coverdale Page / Coverdale Page

 餌箱定番 item ですな。元 Deep Purple、Whitesnake の vocalist である David Coverdale と、元 Led Zeppelin の guitarist、Jimmy Page が、何をトチ狂ったか二人して金策に走り成立した迷作、1993 年発表。
 これが世に出た当時、この album をあの手この手で貶す友人に対して小生は「でも俺って 80 年代の Whitesnake って嫌いじゃないんだよねー」と漏らして顰蹙を買ったとか買わなかったとか。世間的にはペープラ助走版というか、Page の Zeppelin やりたいな病が高じた挙げ句、暇ぶっこいてた David Coverdale に Robert Plant もどきを演じさせた album と言われております。高音きつきつでヒィヒィ言ってる David Coverdale はいい迷惑だったことでしょう。
 で、Zeppelin と言えば riff で掴んで let's go な乗りにその真価があると思ってるんですが、如何せんこの album は曲に魅力がない。Jimmy Page も歳取って普通のおっさんになった、ってことか。Ballade の曲はまんま Whitesnake だし。結局、この二人が交じっても予想以上の化学反応は起こらなかった、と。とはいえ、tr.7 "Easy Does It" のような Zeppelin 風の曲が Coverdale の声で歌われると、それほど酷くもないなぁと思わされたりもします。
 album 一枚残して分解したこの project、Page 的には得る物は大きかったと思いますな。Coverdale 的には疲れただけかも知れませんが。

[news] Rei Harakami 4年ぶりの新作 [rho]

 うへーい(喜んでいる)。5/25 発売予定とのこと。

diary

 体調は相変わらずよろしくないです。横断歩道で走ろうものなら視界がぐにゃりと歪みます。それはそれで面白いとも言えますが、その後に嘔吐感と頭痛が押し寄せてくるので本人はたまりませんって。
 仕事中も頭は熱くて背中は寒いという嫌な感覚が付きまとって、ほとほと参った。仕事はそこそこに切り上げて帰宅。明日はまともに戻るとええなぁ。

log modified: 2005/03/25 01:01:53 JST

2005.03.25 (Fri)

diary

 相変わらず鼻水ずるずるの咳出まくりの悪寒嘔吐感ぶりばりであります。通勤時に電車の中で立ってると耳鳴りがして危険領域に突入。幸いにも途中で座れたので無様な姿は見せずに済みましたが、うーむ、ここまで酷いとは……。

 でもって仕事も容赦なく襲いかかってきます。早く帰りたいけれど残業してから帰宅。明日は式典なので tissue と喉飴を大量に持っていく所存なり。

[movie] Identity

 James Mangold 監督作品、2003 年。
 大雨のある日、とある田舎の motel で 11 人の男女が立ち往生する。motel 管理人の Larry (John Hawkes)。売春婦だが足を洗いたがっている Paris (Amanda Peet)。交通事故で瀕死の重傷を負った Alice (Leila Kenzle)、その夫 George (John C. McGinley)、息子の Timmy (Bret Loehr)。若い新婚 couple の Lou (William Lee Scott) と Ginny (Clea DuVall)。囚人護送中の警官 Rhodes (Ray Liotta)と、囚人 Robert (Jake Busey)。そして盛りを過ぎた女優 Caroline (Rebecca De Mornay) とその使用人 Ed (John Cusack)。偶然その motel に宿泊することになった 11 人だが、彼らにはある共通項があった。やがて起こる連続殺人事件。死体は何故か部屋の key を携えており、その count は一つずつ減っていく。そして謎の死体消失。事件の真相に迫ろうと足掻く Ed は、やがて意外な事実を知らされる……。

 体調不良なときに観る映画ではないよなぁ。"Psycho" 風の演出、"そして誰もいなくなった" を連想させる展開、でも "Identity" とな。でもって一発ネタ! いやっほー!
 あまりにもさくさく人が死んでいくので死因の謎が殆ど掘り下げられないとか、連続殺人犯がいなくなったと主張する弁護側が「善人しか残ってないから殺人犯は死んだやろ」と安直に結論付けているところが興を削ぎますが、全体的には tempo 良く話の進む mystery で、この手の映画の中では面白いほうでした。

log modified: 2005/03/26 02:02:59 JST

2005.03.26 (Sat)

diary

 珍しく写真を撮ろうと思ったわけです。外に見える風景、大橋と市街が朝の紫に染まったその景色が美しかったので。しかし camera の finder を覗くと小生の部屋が見える。なんじゃこりゃあ、と思っていたらば目が覚めました。

 爽やかな夢だった割には寝汗びっしょりでげんなり。相変わらず具合が悪そうで何よりです。治りが悪いのは年取った証拠か。
 昼過ぎに式典会場へ。鼻水の方は心配していたほど酷くなかったんですが、場内が妙に寒いので、くしゃみをこらえるのに苦労しました。
 式典後の新人歓迎会にも何とか出席。目の前には御馳走、しかし食欲無し。結局食ったのは河豚刺し一切れ、後は beer 一杯と水割り一杯のみ。帰宅後ばたんきゅう。

log modified: 2005/03/28 02:01:57 JST

2005.03.27 (Sun)

[movie] Planet of the Apes

 Tim Burton 監督作品、2001 年。邦題「PLANET OF THE APES / 猿の惑星」。
 調査航行を続けている宇宙船が、巨大な磁気嵐を発見する。船長は訓練を施した chimpanzee の Pericles を pod で送り出すが、Pericles の pod は予定軌道を外れ、通信も途絶える。Pericles の指導教官である Leo Davidson (Mark Wahlberg) は Pericles を助けようと独断で pod に乗り込み発進するが、彼もまた磁気嵐に飲み込まれる。制御不能の pod を何とか操り、Leo は見知らぬ惑星に不時着する。だがそこは、文明化した猿が人を支配する世界だった。猿の将軍 Thade (Tim Roth) に捕らえられた Leo は、奴隷商人 Limbo (Paul Giamatti) に引き渡されるが、人間に理解のある猿女性 Ari (Helena Bonham Carter) が Leo に興味を持ち、引き取ることになる……。

 小生は元祖より「続・猿の惑星」の方が衝撃的でしたよ。あ、そういう話は別の機会にやれと? つか猿星って 5 作もあるのか。わしゃまだ 2 作目までしか観とらんよ……。
 さて Tim Burton 版ですが、かの監督にしては真っ当な娯楽作品になってます。元祖は「猿にゃ勝てねー!」というお話でしたが、Burton 版は「猿にゃ負けてらんねー!」というお話でした。猿星 manner とも言うべきドッキリネタは中盤であっさり開陳。というかそれまでの展開で予想は付くのでこれはドッキリの内に入らないのかも。とすると合戦途中で舞い降りた神様とか、最後のアレとかがドッキリかのぅ。いや、確かに驚かされはしますが、特に最後のアレは笑いをとるためだけに用意したようにしか見えんなぁ。
 猿の造形は流石に凄みがありますが、小生的には猿で wire action させてる点を高く評価したいと思います。何せ猿ですから、並はずれた跳躍も人知を越えた豪腕も納得なのです。やっぱ猿は跳んで跳ねてウキーウキャー言わないとね。感情露わに怒り狂う Thade 将軍のご乱心は凄かったなぁ。
 一方の人間側ですがこれが全然印象に残らない。猿ではないが猿面の Mark Wahlberg は主役なので存在感も猿並みですが、金髪ねーちゃんは台詞少ないし、ハゲは居るだけだし、少年は足引っ張るだけ。猿の面倒見るだけで監督も手一杯だったと見える。お疲れさまです。
 それにしてもこの Burton 臭の薄さには拍子抜けですなぁ。総合評価は低めです……。

diary

 寝過ぎるくらい寝たので少しは調子よくなったぽい、ので外出。

 vf4ft、同段戦で三連敗して相手昇段。多分もう後がない(爆)。まぁ、落ちても初段だし、気楽に行きますか……と弱気になってるから毎回落とされてるのか。

 怒蜂で 1-6 まで。bomb 足りん。

log modified: 2005/03/28 01:53:30 JST

2005.03.28 (Mon)

Jimmy Page & Robert Plant / No Quarter

 MTV の後押しもあって実現したペープラ第一弾、1994 年発表。
 Zeppelin を hard rock band とは思ってない小生には、この album、結構ええ感じで聴けるんですな。Zeppelin 時代の曲も blues 色の強い地味目の selection でまとめてますし。あ、tr.14 "Kashmir" は別格ですが。あの独特の riff からプログレな展開を経て "Black Dog" 引用に雪崩れ込む怒濤の展開は、あまりに解りやすい Zepp なのでありました。
 とはいえ全体的にはあまり drums の音を意識させない作りになっていて、その分 Jimmy Page の guitar と Robert Plant の vocal に注意が向くようになってます。んで音的にも展開でも中近東風の arrange が全面に施されており、blues rock を基調としながらもその領域に留まらない呪術的な groove に満ちていた Zeppelin の脱西洋音楽志向が強調されてます。まぁ、John Bonham 不在の時代であの drums に代わる人材を得られなかったということが、この project に影響しているとも言えますが。そのため、何というか癒し系 Zepp な印象です。だいたい新曲に全然勢いが感じられんところからして脱力 album なわけで。その辺どーにかならんかったのか。
 いやしかし先にも書きましたが小生はこの album 悪くないと思ってますよ。tr.1 "Nobody's Fault But Mine"、tr.2 "Thank You"、tr.3 "No Quarter"、tr.4 "Friends" と、のっけからありえねぇ選曲です。tr.7 "Since I've Been Loving You" の Page の guitar は年取ったが故の円熟を示し、Plant もこの人らしい濡れた声で歌い上げ、駄目押しの strings が胸をじわりと締め付けます。続くのが tr.8 "The Battle of Evermore" でこれまた最高。この地味渋路線、流石に David Coverdale が歌ったのでは厳しいよなぁ。あの人はもっと明快な ballade が似合うので……。tr.11 "That's The Way"、tr.12 "Gallow's Pole"、tr.13 "Four Sticks" って流れも凄いのぅ。特に "Four Sticks" 取り上げてくれたのは個人的に嬉しいとこです。
 という感じで、久々に聴くと和める album でありました。

diary

 会社の皆勤賞を貰いました。図書券 5000 円也。長年の宿願がようやく叶いましたよ。

 体調は大分良くなってきたので、たまっている仕事を片付け中。まだまだ追いついてませんが……。

log modified: 2005/03/29 02:52:04 JST

2005.03.29 (Tue)

Jimmy Page & Robert Plant / Walking into Clarksdale

 ペープラ第二弾、1998 年発表。
 前作 "No Quarter" は主に live 録音でしたが、こっちは studio 録音、そして全て新曲です。ペープラとして真面目にやっていこうという意気込みの現れですかね。この翌年に自然消滅してしまう project ではありますが、この時期は気合い入ってたんでしょう。
 ここで聴ける音は往年の Led Zeppelin とは一線を画し、当然のように "No Quarter" 的な approach も行わず、ペープラ流の blues rock 〜 hard rock をほのぼのと展開しております。これまた地味で嬉しくなりますな。Page も弾きすぎず、Plant も声張り上げすぎず、大人な世界でゆるゆる楽しんでいる様子。
 Robert Plant は小生的には好きな声音ではないんですが、この album のように押さえた声量で喉から絞り出すように歌ってる方が良い感じに聞こえます。back の演奏との相性も悪くないです。まぁ、それ故に勢いが感じられないってことでもあるんですが。
 新しい音ではないし、かといって過去に阿る向きもない。ペープラという看板が無ければ多くの人に聴かれる album とも思えない。それでも、ひょっこり出てきたといった趣の脱力 rock には妙な親しみやすさがあって、聴いた感触はなかなか良好なのでありました。この調子で album を 10 枚くらい作っていれば Allman's 並みの groove も醸し出せたかも知れませんなぁ。今となっては儚い夢なわけですが、まぁ、それが現実ってもんです。

[comp] kudzu がこける

 帰宅して PC つけたらば kudzu が転けて X も自動起動しない状況に。んだよそりゃ、俺が何したっての? と愚痴を言っても始まらん。momonga 1 も入れてるのに main の環境は未だに snapshot 版、という物臭な性分が、ここに来て災いしてるってことでしょう。
 じゃあとりあえず root になって wdm。あ、立ち上がらん。やっぱ X 死んでると駄目か。startx して fluxbox 起動、でようやく元の環境まで復帰。急場はこれで凌ぐか。
 週末には何らかの対策を施すとしましょう。

diary

 次から次へと仕事が。多いときには入れ替わり立ち替わり 6 task くらい time slice しながら同時進行させてました。そういう仕事は聖徳太子様にでもやらせてあげてください。小生がやると疲れるだけじゃ。
 明日は健康診断なので一夜漬けで健康仕込んでおきます。

log modified: 2005/03/30 02:18:26 JST

2005.03.30 (Wed)

The Allman Brothers Band / Win, Lose or Draw

 押入から引っ張り出して聴いてます。1975 年発表。
 世間的には酷評されてるそうです。何せ前作が傑作の誉れ高い "Brothers and Sisters" ですからねぇ、ついつい比較してしまうのもやむを得んでしょう。んで、pop になりきれず、渋みもあまりなく、じゃあ凡庸と言うしかあらへんやろ、というのが順当な評価になると。
 しかし悪くない。さりげなく繰り出される slide guitar、真面目と不真面目さが同居する lazy な雰囲気、そして blues への愛着、楽しんで演奏しているのが目に浮かぶような伸びやかさもあります。有名になっても背伸びせず、好き勝手やらかして気持ちよくなれば万事良好、という姿勢こそ The Allman Brothers Band の在り方なんですな。まぁ、流石にこの時代の Allmans は音が軽すぎてあまり聴き直したいとは思いませんが、彼ららしい隙間の感じられる album でした。

diary

 健康診断。まぁ健康でした。が、視力が 0.8 から 0.3 に低下していてかなり吃驚。そんなに悪くなってるという意識は無かったんですが……。眼鏡検討します。

 手塚ゾーンとも今日でお別れですか。うわ、178 話もあったんか……。

log modified: 2005/03/31 01:33:17 JST

2005.03.31 (Thu)

Ken Ishii / Innerelements

 Ken Ishii の 1994 年作。いわゆる初期作品集ですな。"Jelly Tones" の前の album。
 初期の Ken Ishii と言うとスカスカで ambient な雰囲気に experimental な謎音響を塗した一人侘び寂び techno であります。この album はその頃の Ken Ishii の集大成、といった趣。つーことは beat が軽くて今一つ乗り切れんということでもあるんですが。
 でもまぁこの頃の Ken Ishii も悪かぁないなと。minimal でもなく hard techno にも流れず、音響と戯れつつも静謐の中から彼独特の美意識を彫刻してます。世界を変革するための音ではないけれど、流れる時に美しい瞬間を刻み込もうとする private な視線が新しかったのでしょう。この頃に比べれば、今の Ken Ishii は思いっきり vector が外に向かってますからね。人間でかくなると変わるもんです。
 今の Ken Ishii は、この頃の自分をどう評価してるんでしょうねぇ……。

森 博嗣 『捩れ屋敷の利鈍』
「ディスカッションね。あまり得意なジャンルじゃない」
「何がお得意ですか?」
「うーん、にらめっこかな」
「その手にはのりません」
「頭の回転が速い」保呂草は笑いながら言う。
「今の言葉こそ、速いと思います」萌絵が言い返した。(page 75)

 講談社文庫版で読了。
 メビウスの帯状の建物に安置されたエンジェル・マヌーヴァが盗まれて、密室で死体も発見され、招待客の保呂草と西之園萌絵が事件に巻き込まれるというお話。
 森版ルパン vs ホームズみたいなもんか。萌絵より紅子さんの方が若々しく思えるってのは困ったもんです。S & M series は V series に比べると堅苦しい印象があるんですが、その印象がここでまた甦ってるような気も。まぁ、比較的薄い本なのであっさり読めます。相変わらず朝に弱い犀川先生に苦笑。

diary

 相変わらず多忙。

 帰宅してみると某試験の受験票が届いてました。勉強はこれっぽっちもしてませんが、頑張るつもりではある……。

log modified: 2005/04/01 02:21:48 JST

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