Noisy Days in April, 2004

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2004.04.11 (Sun)

[movie] The Fisher King

 Terry Gilliam 監督作品、1991 年。
 NY の毒舌 DJ だった Jack Lucas (Jeff Bridges) は、彼の発言が元で listener が銃の乱射事件を起こし自らも自殺してしまったことに負い目を感じ、ひどい対人恐怖症に陥っていた。今では恋人の Anne (Mercedes Ruehl) の元に転がり込んで、彼女の video rental 店経営の手伝いをしている有り様。ある時 Jack は、酔い潰れているところを二人組の若者に襲われるが、浮浪者の Parry (Robin Williams) に救われる。自らを聖杯の騎士と信じる Parry は、Jack を神の使いだと思い込み、大富豪が持っている聖杯の奪還に手を貸すよう Jack に依頼する。始めのうちは Parry を胡散臭く感じていた Jack だが、Parry もまた件の銃乱射事件で妻を失った身であると知り、彼を手助けしたいと思うようになる。Parry に片思いの女性 Lydia (Amanda Plummer) がいると知った Jack は、Anne と協力して二人の仲を取り持とうと画策する……。

 Terry Gilliam と言えば "Brazil" や "Baron" の監督さんで、現実と妄想を一緒くたにして観客を煙に巻く作風で有名です。で、この "The Fisher King" でも、Parry が赤い騎士に追われたり、Jack が銃乱射事件の犯人に狙撃されたりと、妄想が炸裂する場面がちらほらありますが、全体的には傷ついた人間の自己回復物語として上手くまとめ上げてます。Terry Gilliam にしては普通の出来ではありますが、それがかえって映画そのものの完成度を高めているような印象。最後の花火は行き過ぎの感もありますが、その場面以外では特に違和感のある瞬間もないし。
 駅での dance scene、あれは見事でした。あの場面だけでもこの映画を名画と呼ぶに値するでしょう。"The Conformist" の dance scene は美しさと怖さが同居する異質な空間でしたが、この映画の場合は Parry の浮かれた心境がそのまま外界の事象に反映されているかのような暖かさがありました。これもまた映画の魔法。

 ふりちんで公園に寝ころんでると風邪ひきますよ、ご両人。

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 受験勉強せんとなぁと思いつつケツイ(爆)。1-5、エヴァッカニアの最終形態まで。score は 11000 万くらい。1 面や 2 面でのポカ、5 面での 1up 取り損ね、そしてエヴァッカニア戦で勢い余って体当たりしてしまったのが敗因です。いろいろ足りてない様子。

log modified: 2004/04/12 01:26:47 JST

2004.04.12 (Mon)

Tortoise / It's All Around You

 Tortoise の 5 枚目。2004 年発表。
 幾分聴きやすくなった、いつもの Tortoise です。以上。あ、終わった(爆)。
 もう少し語りますか。

 Tortoise の音の面白いところは、speaker から聴いたときと headphone から聴いたときとで随分印象が異なってるように思える点である。tr.1 "It's All Around You" や tr.9 "Five Too Many" 辺りで顕著な、stereo での音配置の絶妙さを体験するか否かの差は大きい。speaker から素直に聴くと、guitar や vibraphone の奏でる melody に耳が向かうけれど、headphone で聴くと drums や bass といった rhythm section の音や、今まで意識しなかったような上物の多層的な音像が強烈に耳を捕らえてくる。これは、単に左右の channel に音を振り分けているというだけの話ではなく、音を左右に振り分けることで生まれる差異を強調するような mix になっている、という点が大きく影響しているのだろう。
 例えば、ある和音を聴くときに、その和音を構成する 3 度や 5 度の音を左右別々の channel に振り分けた状態でそれを耳にすると、和音を聴くという感覚と melody の装飾音を聴く感覚の狭間に置かれるような気分になる。和音を同時に鳴らすのではなく、単音を一泊置きつつ重ねて鳴らしたなら、さらに和音 (backing) と melody との乖離は進む。これは、pops の arrangement に我々の耳が慣らされているがために陥る間隙ではあるけれど、Tortoise の生み出す音はそれを意図的に乱すことにより、音そのものの新鮮な響きを前に押し出してくる。一聴して牧歌的な melody が印象に残る曲であっても、その melody の下支えする rhythm track や数々の上物は、微細にずれていく polyphony を奏でている。この細やかな位相の変化を主軸に据えて production を行った点こそ、Tortoise が post rock 世代の音楽集団と言われる所以であろう。rock の idiom に則っているように見せかけて、それを minimalism の手法で内側から崩壊させる試み。

 でも、そういった点での面白さは前々作の "TNT" で極まったような印象もあり、また Mogwai を始めとする rock 脱構築一派の台頭により、Tortoise をその文脈からのみ特権視する必然性はなくなってしまった。では Tortoise の存在意義は失われたかと問われれば、肯定も否定もできるんだろうな。結局、digital 世代の band でありながら、rock の format 上で音楽を奏で続けるということは、伝統を新しい器で延々と再生産し続けるしかないということか。この album から感じる既視感と開放感は、今の Tortoise が置かれた閉塞的な状況と、むしろそれ故に開かれた豊かな可能性とを同時に表しているようだ。
 tr.2 "The Lithium Stiffs" の豊かな vocalise は秀逸ではあるけれど、Tortoise 的には新しいような新しくないような、評価に困る曲です。まぁ、新しい要素を取り入れても Tortoise は Tortoise、彼らにしか成しえない魔法であることは確かです。Oliver Wason の絵をあしらった jacket も見事。Tortoise らしくないんですけどね。

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 どうやら本気で部屋の片付けに着手せねばならなくなってきた様子。

 今日のケツイ、1-5 終盤のドッペル連隊まで。3 機目あたりから潰し損ねたお陰で、かなり楽しい弾避けができました。

log modified: 2004/04/13 02:46:28 JST

2004.04.13 (Tue)

George Winston / Autumn

 George Winston の solo piano 作品、1980 年録音。
 春なのに Autumn とはいただけない……と言われても名盤は名盤。
 桜の散る様を見たから聴きたくなったのかも知れません。

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 spam がわらわら飛んでくるのぅ。

 明日は早起きなのでさっさと寝ます。ぐぅ。

log modified: 2004/04/14 00:26:22 JST

2004.04.14 (Wed)

Funk D'Void / Volume Freak

 Funk D'Void の 2004 年作。Soma から。
 まーとにかく何というか素晴らしいの一言。清涼感に満ちた synth strings が止め処なく溢れ出て、世界を極彩色に染め抜くような europa 産 detroit techno です。とはいえ、UR のような壮大な soundscape を展開しているわけではなく、その視点はもっと身近で人懐こい方向を向いているような。techno と言うと硬質な image がありますが、この album からは柔らかさや暖かさといった感触の方が強いです。tr.10 "Jack Me Off (Old School Remix)" のような hard minimal もありますけどね。
 音選びの sense が卓越しているのは相変わらずですが、楽曲の構成力にも磨きがかかっていて、基本的に minimal な展開なのに飽きずに聴き通せてしまいます。全 11 曲、幸せな一時を過ごせる album。やっぱこういう音好きだわ。

 でも jacket は損してると思いますなぁ……。Soma の jacket ってハズレが多いような。

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 背広着て、大阪へ日帰り出張。
 大阪の駅改札で、新人の駅員さんらしき人たちが「ありがとうございましたぁ!」とか「またご利用くださいませぇ!」などと大声張り上げてました。東京ではそういう風景見たことないんですが、この辺は土地柄の違いですかね。

 帰りの新幹線で指定席とろうとして手持ちの回数券を取り出したところ、「シテイセキハッコウズミ」と stamp が押されていることに今更気付く。うっ。下りの列車は確かに指定席を前もって貰っていたんだよな。つーことは、そこで未使用の回数券を指定券と一緒に使ってしまったか。
 やべ(汗)。
 とりあえずみどりの窓口でお姉さんに泣いてみたところ、渋々ながらも指定席発券していただけました。わーい。ありがとうお姉さんアンタは天使ですきっと幸せになれます。
 以後気を付けます……。

 今日のケツイ、1-5 エヴァッカニアまで。面白いように 1 面や 2 面で死んでます。

log modified: 2004/04/15 02:27:43 JST

2004.04.15 (Thu)

Tsuneo Imahori / Gungrave O.S.T. 2 - Lefthead

 TV anime "Gungrave" の Original Soundtrack、第二弾。"Righthead" の楽曲の arrange ものも含みつつ、anime 後半用の新曲も収録してます。
 anime の方は終盤に向かうにつれて殺伐とした雰囲気に飲まれていきましたが、それを反映してか、この album も aggressive で percussive な track が若干多めの印象。tr.7 "Highspeed Underground" の guitar にはやられました。あと、恒例の breakbeats 〜 drum 'n' bass 調の曲もちらほら。pipe organ の荘厳な調べを death techno mix した tr.14 "Calculator Can Not Help You" なんて、どういう回路繋いだらこんな mix になってしまうのか。
 でも何というか、この人の melody sense の良さを再確認できる track も多いです。柔らかい疾走感が心地よい tr.2 "I'm Home"、新居昭乃も参加の tr.4 "Pieta"、どことなく古楽的な phrase に乗せての二重奏を展開する tr.6 "Blue of Blue"、田村玄一の steel pan を feature した tr.12 "My Old Friend"、それに哀愁の solo 弾きが胸を打つ tr.21 "Happy Ending"。良い意味で作り込みすぎてない、ってところも好印象。今回もきっちり仕事してますねぇ……。

 O.D. の曲は使い回し、ってのはホントだろーか。

diary

 今日のケツイ、Type-B で 1 周 all。score は 10640 万。
 ついでに Type-A で 1 周 all。score は 10680 万。
 エヴァッカニアを no miss で越えたのって、実は初めてかも。流石に no bomb では越えられる自信がありませんが。

 CD 整理中。段ボール 1 個分片付けて、部屋も少しはすっきり……しないな。

log modified: 2004/04/16 02:49:39 JST

2004.04.16 (Fri)

diary

 探りを入れたら地雷を踏んだ、てな一日でした。
 定時間際にどたばた。気合いと集中で速攻仕上げ。

 そのあと飲み会。久々の日本酒は美味でした。

log modified: 2004/04/18 00:57:43 JST

2004.04.17 (Sat)

diary

 引越の見積もり日で、2 社の業者の方が来宅。とっちらかった部屋で申し訳ない。
 見積額を見ると、まぁそれなりかなという感じ。

 明日のために少しだけ試験勉強。しかし眠ってしまった……不覚。

[movie] どら平太

 市川崑監督作品、2000 年。
 とある小藩に新任の町奉行がやってくる。名は望月小平太 (役所広司)。しかし道楽者で、「どら平太」という渾名の方がよく知られている。さてこのどら平太、評定で家老の面々に向かって「壕外の掃除やるぞ」と言ってのける。壕外は藩内きっての無法地帯、しかし密貿易や賭博などが盛んで莫大な利潤が生まれる場所でもあり、それは藩政の経済的な支えにもなっているという。どら平太がその掃除を行うと聞いて、家老の面々は露骨に嫌な顔をするが、どら平太は旧知の仲である仙波義十郎 (宇崎竜童) や安川半蔵 (片岡鶴太郎) の力を借りながら、壕外の財源を握る灘八 (菅原文太) らを落とそうと策を講じる。命を狙われて襲われたり、馴染みの女であるこせい (浅野ゆう子) に追い回されたり、どたばたしながらもどら平太、壕外が黙認されている裏側には家老たちの思惑があり、また彼らと壕外を繋ぐ連絡役の存在が大きいことに気付き始める……。

 役所広司、宇崎竜童、片岡鶴太郎……と、時代劇にしては軽みのある面々を前に押し出しての、comical な時代劇。飄々とした役回りは役所広司にはうってつけですな。全体的に照明を落とした演出も昔の時代劇ぽくて良い感じ。
 難を言えば、宇崎竜童の存在感が極めて薄いことか。これ、わざとですか?
 あと、こせいとどら平太の繋がりに山がないってのも勿体ないですね。惚れた男を小藩まで追いかけてきたという状況なので、山作ろうにも作れないってことかも知れませんが、そのせいで付け足しの episode みたいに思えるのも事実。お笑い用の service と割り切って観るのが吉。
 血反吐どばどばの愛憎どろどろな時代劇の方が好きな小生ではありますが、たまにはこういう軽いのもええかなぁと思いました。

高田 崇史 『QED 百人一首の呪』
「呪? おい、お前は呪も現実のものだなんて言い出すのか?」
「何を言っているんだ、熊つ崎。俺に言わせれば、未だに『呪』の実在を信じていない人間がいるということの方が不可解だ」
「なに?」
「いいか、呪というのは『言葉』のことだ。まさかお前は、言葉も存在しない、とまでは言わないだろうな」
「馬鹿を言うな。実際にこうして使って話してるじゃねえか」
「それならば、同時に呪も存在する。言葉と呪は同一のものだ。どちらも相手の脳に向けて発信される信号だからな。ウィルスのことだよ」(page 239)

 百人一首カルタの collector としても有名な貿易会社社長・真榊大陸が、自宅で殺される。大陸は死ぬ間際に幽霊や人魂を見たらしく、また、死体はカルタの一枚を握りしめていた。疑わしきは家政婦の里子、大陸の息子や娘、そして二人の秘書。しかし犯人の目星がつかないうちに第二の殺人が起こり、事件は更に混迷し、半ば迷宮入りしかけていた。journalist の小松崎良平はそのネタを追い、大学時代の友人である桑原崇と棚旗奈々に相談したところ、祟は何故か百人一首の謎に挑みだし、奈々は祟や小松崎に翻弄される日々を送ることになる……。
 一見 orthodox な mystery ですが、殺人事件の味付けのように見える百人一首の謎解きの方に大きく focus してます。百人一首の全歌掲載や、藤原定家とその時代の講釈など、脱線ぽい展開に振り回されつつ、最後に収束させることで綺麗に解決させることを期待して読み続けてみれば……、あれーっ終わっちゃったよ(爆)。
 真榊大陸殺人事件の解決篇は面白く読めましたが、それまで延々と構築されてきた百人一首の謎と上手く絡まっているかと言えば、そうでもない。大体、百人一首の謎の方が大陸殺人事件の解決後に解明されるわけだし。二つの謎は百人一首という素材だけではなく、組み換えという keyword でも共通する要素を持っているのですが、それらがそれぞれ独立して解決されていく感じ。一冊で二冊分、みたいな。
 これだけ書くと「噛み合ってないから駄目」みたいに思われるかも知れませんが、それはちょっと違う。mystery を、ある謎を解くための process を楽しむ物語と定義するならば、その process に様々な虚飾を付与することで面白さを増そうと試みるのは正しい戦略でしょう。で、この『百人一首の呪』は、虚飾と見える部分に心血を注ぎ込むことで本道の謎をも凌駕してしまった、ある意味異形の小説なのですよ。これ、半端に作ってしまうとそれこそ「噛み合ってないから駄目」と足蹴にされること必至ですが、百人一首の謎解きを徹底的に前面に押し出すことで、大陸殺人事件の謎解きが霞んでしまい、読者の方では二つの謎の噛み合い具合を気にするような心構えが吹っ飛んでしまう。なので、「噛み合ってないが一方が極北に達しているので噛み合いようがない」と言う方が正確でしょう。
 この突き抜けた感触というか、近視眼で明後日の方向に爆走する展開に、この作家の特徴があるのかも知れません。この構成が計算尽くで成されたものかどうかは解りませんが、本格推理小説の行き過ぎた形の一つとは言えるかも。
 ただ、謎解きの catharsis はその近視眼な爆走ゆえに望むべくもなく、百人一首に親しんでいない読者には、祟の偏執的な愛情と饒舌に疲れを覚えることでしょう。まぁ、小生はカルタもろくにやったことがないので、何か勉強して得したような気分にはなりましたが。

log modified: 2004/04/28 01:45:10 JST

2004.04.18 (Sun)

get
  • Calm featuring Moonage Electric Big Band / The Cowardly Boy Ain't Stand Alone at Yebisu The Garden Hall
  • Russ Gabriel's Audio Spectrum / The Other Side Project Volume One
  • Monteverdi Orchestra (conducted by John Eliot Gardiner) / Monteverdi: Vespro Della Beata Vergine, 1610
diary

 試験受けて肩凝って首痛い。
 午前の問題、年々 maniac になってるような気がするのは小生だけかのぅ。
 帰宅後やけ酒(爆)。嘘。日差しが強かったので飲んだだけです。

[movie] Drunken Master

 Woo-ping Yuen 監督作品、1978 年。邦題「ドランクモンキー / 酔拳」。
 空手道場の師範の息子 Fei Hung (Jackie Chan) は、腕が立つのをいいことに悪友と放蕩三昧。しかし遂に父親から勘当を言い渡され、厳しい修行で知られる Su (Yuen Siu Tien) の元に弟子入りさせられる。Su の厳しい指導に耐えかねた Fei は、師匠の隙をついて逃げ出すが、その途上で暗殺者の Yen Tieh-hsin (Hwang Jang-lee) に出くわし、屈辱的な敗北を喫する。再び Su の元に舞い戻った Fei は、厳しい修行の末、遂に師匠から酔八仙の秘技を伝授される……。

 いやはや格好良いです Jackie Chan。あちょーあちょー。
 老いた爺さんとの修行や、途中の珍騒動、そして最後に達人と一騎打ちするという、初期 Jackie 映画の定型を踏まえた傑作。組み手の場面観ただけで満足満足。迫力あるし解りやすいし。
 水飲んだんじゃ酔兼出来ないってとこが笑えました。金かかりそうな拳法ですなぁ。

log modified: 2004/04/19 22:54:56 JST

2004.04.19 (Mon)

get
  • Dave Ellesmere / Rites of Spring
  • Fabrice Lig / My 4 Stars
  • Kenny Larkin / The Narcissist
  • Moodymann / Black Mahogani
[movie] Appleseed

 荒牧伸志監督作品、2004 年。
 西暦 2131 年、世界大戦により廃墟と化した街で戦い続けていた Deunan は、遂に武装した集団に確保され、Olympus という都市に連行される。Olympus は、世界大戦の過ちを繰り返さぬよう、人工知能 Gaia と、その生成する無害な人間 bioroid によって統治される都市だった。Deunan はかつての戦友にして恋人の Briareos とそこで再会するが、彼は全身を cyborg 化しており、Deunan への態度も素っ気ない。bioroid の Hitomi に連れられて Deunan は立法院の老人たちと出会う。彼らは人と bioroid の共生を説くが、人の攻撃本能を危惧してもいた。そんな中、人と bioroid の共生を揺るがす terro が起こり、Deunan は再び戦いの中に身を投じることとなる……。

 full 3D CG による大作。"FF" のように徹頭徹尾実写路線での表現ではなく、toon shading による cell anime 的な表現にこだわって作ってある点が特徴です。で、character の動きは motion capture で人間らしさを追求し、顔の細かい表情を表現すべく、表情用の actor まで起用しているそうな。こうして生まれたのが、anime 顔の character が real に動き回るという世界。流石にいい動き方をしてますが、anime 顔でああいう動きをされるとかえって気味悪いと思わんでもない。微妙。
 中盤に長い説明口調が続くのは減点対象ですが、全体的にはきっちりした entertainment にまとめた感じで好印象。Appleseed って、こんなに解り易い話だったっけ。ま、いいや。

log modified: 2004/04/21 01:52:52 JST

2004.04.20 (Tue)

diary

 引越業者確定。非採用だった業者さんにご免なさい通知とか、段ボール受け取りの段取りとか。

 XFree86 を 4.3.0.2 に差し替えたところ、 atokx を remove することになりました。差し替え後に再度 install するとまた使えました。とりあえず安心か。

log modified: 2004/04/22 02:00:55 JST

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