Noisy Days in October, 2002

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2002.10.12 (Sat)

Various Artists (mixed by DJ 19) / Trance Essence Edge#2

 行きつけの中古 CD 屋に行ったら、Trance 系の放出があったので思わず沢山買い込んでしまった。Trance 系は乱発が進んでいたので(最近は沈静化?)、あまり手を出さなくなっていたけれど、DJ 19 と Yoda には条件反射的に反応してしまうんだよな。
 "Trance Essence Edge#2" は 2000.01.25 発売の album。これぞ Trance ! てな track が目白押しで、単純に聴いて踊れて気持ちいいとゆーシロモノ。「Trance = 流行物」てな図式は marketting 的にはあるんだろうけど、DJ 19 はそんな流行物の需要を意識しながらも、album total での構成美や風通しの良さも意識して compile しているような感じ。Trance の酸いも甘いも知り尽くした職人の手による、派手すぎず抑えすぎない好 album と言えるでしょう。
 tr.8 のリバーブかかりまくりで鮮烈な piano が印象的な曲、いかにも DJ 19 の好きそうな音だなーと思ってたら、Trancentral Station の "The Force" だった。そりゃあ好きでしょうな、自作曲なんだから。

get
  • V.A (mixed by DJ 19) / Trance Essence
  • V.A (mixed by DJ 19) / Trance Essence Edge#2
  • V.A (mixed by DJ Yoda) / Morning Tracks volume 2
  • V.A (mixed by Jeff Mills) / Mix Up vol.2
  • BT / Ima
  • BT / ESCM
  • Kenny Drew Trio / Elegy
  • 竹本 健治 『匣の中の失楽』
[movie] Dead Poets Society

 邦題は「いまを生きる」。昔観た記憶があったけど、BS で放送するってんで見直してみた。
 全寮制の進学校を舞台に、新任の英語教師と学生達の交流を描く Human Drama。教師役の Robin Williams が面白い役柄で、教科書の一部を破り捨てるよう生徒に指導したり、机の上に立って新しい視点を持つ事の重要性を説いたりして、厳格な進学校の校風からは想像もできないような破天荒な授業をぶちかます。それに影響を受け、それぞれ自分の人生を自分で歩もうとする生徒達。しかしそれは悲劇を生み、遂には英語教師は学校に居られなくなってしまう。それでも、教師の教えは確かに生徒達の心に刻み込まれていた。
 ちゃんと自分の足で立ち、自分の意志で考え行動すること。青春だよなぁ。今の日本はゆとり教育とかなんとかで、昔に比べれば管理教育も緩くなったらしいけれど、だからといって自発的な人間が育つとは限らない。それは自己中心的な子供の増加に繋がる恐れもあるし、自分で判断しないでも咎められない世間への順応性を高めるだけかもしれない。この映画で展開されたような親と子の軋轢はむしろ古典的な悲劇の類型だけれど、世代間で生きる system が違うために起こる悲劇はこれからも幾度もなく続くだろう。でも、自分の人生を自分で control する自由はあっても良いじゃないか。そして、教師が生徒の可能性を引き出して、生徒の生き方の可能性を広げる手助けをするのは決して悪い事じゃない。少なくとも、刑務所に似た学舎の中で、一方通行の進路を延々と走り回されるよりはずっとマシだ。
 今回見直してみて一番印象的だったのは、授業で詩の朗読をしたとき、引っ込み思案で negative な思考に陥りがちな Ethan Hawke が、Robin Williams の挑発に乗せられて見事「詩人」になった一幕。見事な見せ場でした。

log modified: 2003/04/26 19:01:08 JST

2002.10.13 (Sun)

Kenny Drew Trio / Elegy

 昨日買い込んだ Trance ものを延々聴いていて、流石に耳が疲れてきた。こういう事もあろうかとちゃんと Drew の album 買っててよかった。
 Kenny Drew の piano は軽妙さがウリ。軽やかで楽しい piano 弾きって感じ。この "Elegy" には哀愁漂う曲も多く収録されているけれど、Drew が弾くとあまり暗さを感じなくて、乾いた哀愁がじわりと胸に沁み入るような印象が残る。Melodious な phrase が上手い Niels-Henning Orsted Pedersen の bass も、控えめに曲の陰影を描写する Ed Thigpen の drum も、想像を裏切らない Trio 演奏で安定している。
 特に今作では Niels Pedersen がいつもより前に出てるような気がするなぁ。こんなに bass で歌える人は珍しいのではないか。それ以上に bass で歌うことを許してしまう leader は凄く珍しいのではないか。仲間を信頼することと、それに答えることとを別々に考えてはいけない。信頼するから、答えられるのだ。軽みの境地に達した Kenny Drew Trio だが、だからといって惰性に墜ちて質を貶めるような様を晒してはいない。安定している演奏には、それを確かに裏付ける修練があったのだろうなぁと思う次第。

[comp] hdbench clone

 G550 を入れてから計ってなかった。それどころか hdbench clone も入れてないことに気付いた。あらら。
 hdbench clone は tar 玉配布だが、中に spec file が入っているので、まずは rpm 作ります。


$ rpm -tb --target i586 hdbench-0.14.0.tar.gz

 次に install。


$ sudo rpm -ivh hdbench-0.14.0-1.i586.rpm

 めでたく install 成功。早速計測してみる。


* * *  HDBENCH clone Ver 0.14.0  * * *
Machine Infomation
Processor   Pentium III (Katmai) [501.143 MHz]
Vendor GenuineIntel Family 6 Model 7 Stepping 3
Resolution  1280x1024 65536colors(16bit)
Display     Unknown
Memory      255752KBytes
OS          Linux 2.4.18-114m
Date        2002/10/13 23:39
 
ide: Assuming 33MHz system bus speed for PIO modes; override with idebus=xx
hda: 78165360 sectors (40021 MB) w/2048KiB Cache, CHS=4865/255/63, UDMA(33)
hdb: 16514064 sectors (8455 MB) w/418KiB Cache, CHS=1027/255/63, UDMA(33)
hdc: Pioneer DVD-ROM ATAPIModel DVD-500M 010, ATAPI CD/DVD-ROM drive
 
Filesystem           1k-blocks      Used Available Use% Mounted on
/dev/hda10             7526184   5672156   1854028  76% /
/dev/hda8                23302      4970     17129  23% /boot
/dev/hda1              7800324   7075660    724664  91% /mnt/win
/dev/hdb6              7959928   5555948   2403980  70% /mnt/kondara
/dev/hda5              7810788   6556380   1254408  84% /mnt/xfs
 
TOTAL FLOAT INTGR MEMRY  RECT CIRCL  TEXT  SCRL IMAGE  READ WRITE DRIVE
31990 62352 69150 17355 67900 29049 49016    89    46 14894 10101 /tmp:10MB

 GeForce2 の頃に比べて早いか遅いかは謎(爆)。

酒見 賢一 『陋巷に在り 7 医の巻』
「……悪鬼の障り、蠱術の障り、どれも同じ、いかなる病気であれ病気で命を落とした者というのは、そのほぼ全員が自滅しているに過ぎぬ。病気にかかって死ぬ、とは間違った言い方である。病気の病状は自滅を止めるために浮上する知らせである。これは覚えておけ」(page 265)

 読了。娘さんにかけられた蠱を、尼丘山を訪れた南方の医師が解こうとする話。
 いやはや素晴らしい。東洋と西洋の医術について蘊蓄を傾けつつ、医師と妖女子蓉との壮絶な呪術争いを描写して見せる。半ば超能力争いのように見えながら、術に墜ちる者、墜とす者の論理が充分に展開されているから、物語世界の reality は相当のものである。今作は派手な action こそないものの、子蓉と医師の虚々実々な駆け引きや、それに翻弄される顔回、公子長、五六のてんてこ舞いなど、終始飽きさせない話運びだった。
 でもまだ決着が付いてないんだよな。てゆかここまで展開させちゃって、次はどうなるんだ、この展開を上回ることができるのかと心配になってしまう程だ。次巻が楽しみ楽しみ。てゆか文庫化遅いよ。ちなみに次巻は来年 2 月刊行予定だってさ。むぅ。

[comp] nkf で sjis を euc に変換

 変換するだけなら簡単で、例えば sjis の "hoge.sjis" を euc の "hoge.euc" に変換するなら、


$ nkf -e hoge.sjis > hoge.euc

 するだけ。しかし、改行 code はそのまま残ってしまう。

 改行もどうにかしたいなら、


$ nkf -e hoge.sjis | tr '\r\n' '\n' > hoge.euc

 としてやれば、とりあえず普通の euc な file に変換できる。

 何でこんなことしたかってゆーと、ndiary の configure file が sjis だったからなのれす。jed で見ると '^M' って表示が残って気持ち悪いので……。

[movie] Godzilla

 Hollywood 版 remake な Godzilla。今日初めてみたよ。うへ、ほんとに爬虫類だ。ビルとか壊しまくってる割には軽快に飛び跳ねてるし。ああっ、卵産みすぎ。役者はやる気なさそう。いやー、これなら "Jurassic Park" でも見直した方がマシだわさ。まぁ小生が言えるのは「駄作」の一言で。じゃ。

log modified: 2002/10/14 02:47:24 JST

2002.10.14 (Mon)

Gary Peacock / Voices

 Gary Peacock と言うと小生は Paul Bley との競演作を真っ先に思い浮かべるのだけれど、この album では菊池雅章 (p)、富樫雅彦 (per)、村上寛 (ds) といった日本人を back に、腰の据わった leader として世界を統制している。特に菊池の piano との交感が美しい。精妙にして巧緻。Paul Bley や Keith Jarett と競演するときの Peacock は、彼らの持つ独特の抽象性を上手く引き立てる役割を充分に果たしてるのだが、この album では抽象と言うより表層の深遠さのようなものを意識させるようだ。
 澄み切った水の表面に現れる情景は、実在する情景を映す鏡のようなもの。しかしそれが水であることには変わりなく、澄んだ水の深みには水面下の世界、水の中で実在する情景がある。我々はその二つを共に認識し、一方を鏡像と思いながらもそこに reality を求め、他方に真の情景があることを認識しつつも、その情景を注意深く意識から遠ざける。それは罪ではなく、人の無意識的な情報選択のなせる技に過ぎないけれど、水面に波が立ち、目が波紋の行方を追うとき、表層で見えていた風景の揺らぎを認識し、表に出ていた情景が所詮は水の悪戯であることに気付くのである。
 Peacock の bass はその水のような存在感を示す。一つ一つの音は、一定の予測不能性を内包しつつも、total では安定した texture を表現している。その特性は菊池を始めとする side men にも該当し、album を聴き通した後の印象も、やたらと静かな album だったなぁ……というくらいにしか思わない。しかし、表出され認識できる音だけが表現ではない。Peacock の bass が減衰するとき、そこから立ち上ってくる深い闇、意識の底、無音という表現に、耳をそばだてる必要がある。これは、そういうことを意識させる album なのだ。

 書いてると怖くなってきた(爆)。"Voices"、小生の持ってるのは 97 年の再発盤だけど、未だに自分の中で position を特定できない album の一つなので。久々に聴き直してみて、昔には見えなかった情景が少し見えたような気もする。まぁ、年取っただけかもしれないが。

diary

 12 時起床。

[comp] MP-XP7210 で Linux

 わお。MP-XP7210 で Gnome な画面になってる。すげー。
 ウチで使ってる MP-XP3210 でも出来るのかな。怖いから試さないけど。

[comp] Grip 3.0.3

 ややっ。何時の間に。早速 download して入れてみた。
 何が変わったんだろ??
 ……で、ちょいと ChangeLog 見てみました。えーと、あまり変わってません(爆)。

diary

 Grip の Update 記念で、久々に ogg vorbis 化を進めてみたり。幸いにも小生、未だに CCCD なるものは入手しておりませぬ。
 PC に入れる音の基準として、新譜優先で入れていくことにした。そうしないと忘れちゃうんだよ、今年何が出たのか。まぁ、そうして無理して聴かなくても、良く聴く album は手元に置いておけばいいだけのことなんだけど。それだと旧譜ばかりになりそうで。

get
  • 夢枕 獏 『陰陽師 鳳凰ノ巻』
log modified: 2002/10/16 01:34:16 JST

2002.10.15 (Tue)

Woodman / pisin jaz from mobile station radio

 ふわふわした空気を鷲掴み。Woodman の傑作を聴き直し中。
 Dubby な雰囲気、ぽわんぽわんした音、これは何の音? 大自然と交感してたら、自称八百万の神がぺたぺた近づいてきた、その時の足音を sampling したみたいな。都市の雑踏ではなくて、土着霊の呼び声とか大地の唸りとかリスのクスクス笑いとか、そんな微笑ましくも懐かしい情景を連想させる、あったかーい album です。
 真昼にうたた寝しながら聴くも良し、夜中に部屋真っ暗にして浸るも良し。疲れた心に pisin jaz。んむー、良い感じ。

diary

 眠い。ひたすら眠い。秋だ。そりゃ眠くもなるさ。

 せっかく早めに仕事を切り上げて、勉強でもするべーと思っていたら、text 広げて 5 分後には意識が飛んでた。気が付けば 24 時回ってるし。をいをい。早く帰ってきた意味無し。

最近の若者は

 「ゲームセンターあらし」を知らないのか。嗚呼。年取ったなぁ。
 Official HP なんてあったりして、凄く懐かしい感じ。

[comp] ovinfo 死す

 てゆか、ずっと前から死んでたような気もする。自分で書いておきながら、滅多に使わないことがバレバレ(汗)。

 えと、ovinfo の make が通らないとゆー話です。aclocal で "AM_PATH_OGG"、"AM_PATH_VORBIS"、"AM_PATH_AO" が library に見つからんと叱られてる。ogg vorbis 1.0 になってから make してなかったので、症状に気付いてませんでした。
 対策はそのうちにでも。今週はちと動けないなぁ。

log modified: 2002/10/16 02:33:51 JST

2002.10.16 (Wed)

Howard Shore / Naked Lunch Original Soundtrack

 勉強中に石野卓球 "Karaokejack" 聴いてたら、流石に集中できぬ(笑)。故に静かな album をと思って引っぱり出してきたのがこの一枚。映画「裸のランチ」の Original Soundtrack。
 いちおー composer は大御所 Howerd Shore となっているが、feature されている Ornette Coleman の sax が schizophrenic な phrase をどかどか打ち出していて、映画の color を瞬く間に Ornette 色に染め上げてしまうのであった。いやはや困ったオヤジである。人の座敷に乗ってるんだから、ちったあ遠慮しなさいよ。まぁ、言うだけ無駄だろうけど。
 映画の score ってどれも似たようなもんだとゆー偏見が小生にはある。没個性が美徳とかいう風潮でもあるのかね。それとも絵(=映画)が主役なんだから音は汚し役というか少し引っ込んでないとイカンのだろうか。音だけ目立ってても仕方がないし。でも、劇の color を決定づけるのが音であってもええやん。その意味では、「裸のランチ」は随分と音寄りな映画であった。元々が精神的にズれた世界の物語なので、Ornette の free improvisation もしっくりハマってたような。勿論、サントラだけ聴いても良質。DVD は買ってないけどね。
 嫌いな作家ではないはずなのですよ、David Cronenberg って人は。あの「Scanners」の人だし。うぅ、「eXistenZ」も見たいなー。買っちゃうかも。

log modified: 2002/10/17 02:10:26 JST

2002.10.17 (Thu)

Suzukiski / Utopia

 utopia とは Sir Tomas More の造語で、ラテン語で場所という意味の topia に否定の接頭辞 u を付けた言葉らしい。即ち「どこでもない場所」。
 Tomas More がどのような意図でこの言葉を作ったかは小生の与り知らぬ事である。ただ、その言葉が一般的に連想させる「理想郷」的な image と、この本来の意味との間に、なんだか絶対的な断絶を感じてしまい、ちょっと畏れを抱いてしまう。ありえないからこそ、理想郷と呼ぶことが出来る、その果てしない距離。

 ちょうど chomsky の 9.11 本を読んでいるところで、国内的には terrorism を自閉しながらも、対外的には積極的に利用する国家に、改めて恐怖を感じている。そして、Suzukiski の "Utopia" を、9.11 以前に聴いたような、単なる melancholic な electronica としては聴けない自分に気付く。
 Suzukiski の奏でる electro music には、日常をまっすぐ見据えながら、どこかそれを突き放したような達観を感じさせる。それは日々の風景さえもが "Utopia" に、どこでもない遠い世界に組み込まれてしまっている、そんな状態を表現しているようだ。上辺の日常を剥ぎ取った後に見えるのは、瓦礫の山であったり、呻き苦しむ子供達の姿であったりするかもしれない、そんな冷えた緊張感と切ない哀感が album の color となっている。これは、"Utopia" という名を借りた requiem だ。我々は、この音から目を背けるべきではない。

diary

 今日も仕事で疲れたぁ。帰ってから勉強勉強。

log modified: 2002/10/18 02:11:07 JST

2002.10.19 (Sat)

Bugge Wesseltoft / Moving

 初めて聴いた頃は ambient な雰囲気の house track という位にしか意識しなくて、その静謐さ故にあまり聴き込まなかったのだけれど、久々に聴くと緩やかな melody が疲れた心に深々とと響く良い album に聞こえるなぁ。
 rhythm ががちっと固まっていて、Wesseltoft の piano も美しい melody を紡ぎだしはしても improvisation へ向かっていかない。これは jazz と言うよりは ambient な club music と言うべき音だ。ただ、それにしても音から energy を感じないので、club 野郎な方々にも match しないような。いまいち焦点を絞り切れてない印象が残る。
 まぁ、それが Bugge Wesseltoft の狙いかもしれないけれど。聴く人を選びそうな album。Nils Petter Molvaer と見ている方向は同じだけど、実現方法が異なっていて、Wesseltoft はまだ道の途上といった感じだ。でも 1st のけたたましさに比べれば、大分まとまってきたよね。

log modified: 2002/10/20 02:27:45 JST

2002.10.20 (Sun)

Brian Harden / Instinctive State of...

 Jacket が良いんですよ。黒豹?が木を伝っている monochrome な写真で、小生は見たときに買わなかったことをずーっと悔やんでいたのです。って、いきなり jacket の話から始めるのは珍しいですな。
 基本は house。でも所々では techno や jazz っぽい展開も。暖かさと冷たさの間を漂い、内省的な sound sketch を披露している風。いやぁ、安心して心地よさに身をゆだねられます。

get
  • Serani Poji / Manamoon
  • Yoshihiro Hanno / 9 modules. +
  • Jori Hulkkonen / Different
  • Vince Watson / Moments in Time
  • Transllusion / L.I.F.E.
  • Brian Harden / Instinctive State of...
試験

 でした。朝 9:30 開始、15:30 終了。
 普段集中して机に向かいっぱなしになることがないから、たまに試験なんか受けると肩が凝ってしょーがない(*1)。まぁ、前に受けたときよりは damage 少ないけど。頭痛もないし。
 結果については訊かないように(爆)。

[movie] The End of Violence

 Wim Wenders 監督作品。主役の映画プロデューサー、マックスは多忙すぎて奥さんは倦怠気味。ある時マックスは誘拐され命を狙われるが、謎の銃弾により誘拐犯達の頭は吹っ飛ばされ、マックスは逃亡、mexico の庭師達と共に暮らす。奥さんは旦那の会社を切り盛りして人生の華を知る。一方、天文台で nasa の研究員してるレイ。彼には国家から重大な指名が託されていて、その役目を成し遂げれば犯罪率低下に大きく寄与できるという。しかし彼はその機密情報を、かつて知り合ったマックスに流していた。また別の視点では、マックスが殺人を犯したと思っていない事件担当の刑事が登場。マックスの周辺を洗っていると、映画のスタント女優に出会い一目惚れ。とゆーのは脇に置いておいて、刑事はこの事件の裏に国家的陰謀が潜んでいると喝破して、次第に事件の真相に迫っていく……。
 と、ざっとした話の展開を書いてみたものの、映画を楽しむ役には立たないなぁ。主役のマックス、その妻、NASA 研究員のレイ、そして刑事という四人の視点を中心にして、重なりそうで擦れ違う筋の展開にやきもきしつつ、映画としては Wenders 調とでも言うべき淡々とした進み方である。Wenders の映画というと、饒舌な割には話が読めないとゆーか、多分に独白的で、言ってることと行動との繋がりが見えにくい印象がある。そこを一歩踏み込めば面白さが解ってくるのかも知れないけれど、小生にはどうにもついていけませぬ。
 でもこの映画、Wenders にしては国家の陰謀とかハリウッドとか、妙に華やかな素材を使っていて、何となく Wenders らしくないぞ。例によってカタルシスは得られないが。

*1: 仕事してないとゆー意味に取られると困る(笑)が、仕事中なら自由に動けるからね……。
log modified: 2002/10/21 02:29:59 JST

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