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Jon Favreau 監督作品、2008 年。
軍事企業 Stark Industries の社長である Tony Stark (Robert Downey Jr.) は、新型 missile "Jericho" のお披露目のため訪れた中東で、現地の terrorists に捕まってしまう。terrorists は Tony に兵器開発を強要するが、Tony は同じく囚われの身となっていた医者の Yinsen (Shaun Toub) と共に脱出用の armored suit を開発する。それを使って Tony は何とか脱出に成功するが、Yinsen は命を落とす。めりけんに帰った Tony は平和に目覚め、自社を兵器開発から遠ざけようとするが、副社長の Obadiah Stane (Jeff Bridges) は Tony を表舞台に立たせないように仕向ける。Tony は秘書の Pepper Potts (Gwyneth Paltrow) と屋敷で大人しくしていたが、秘密裏に新しい armored suits を開発する。中東の terrorists が Jericho を保有していると知った Tony は、その armored suit を身にまとい、Jericho 破壊に乗り出すが、その裏では武器の不正取引を企てた何者かが糸を引いていた……。
中東に鋼男という situation だけで吹くわ。Hollywood もやりたい放題ですな。そのまま中東和平のため孤軍奮闘するんかと思いきや、後半は大型 armored suit との対決になってしまって、何だかありきたりに落ち着いてしまったのが残念。最後の最後で Black Sabbath の "Iron Man" の riff が流れる趣向にも笑わせて頂きました。
社長秘書がやけに美人さんやのぅと思ってたら、Gwyneth Paltrow だったんですね。この人は良い歳の取り方してると思いますよ。
SF 対戦弾幕 action shooting game、「旋光の輪舞 DUO」の soundtarcks。2009 年発表。作曲は Yack. こと渡部恭久氏。CD 2 枚組、全 35 曲。
初代センコロは箱版でそれなりに遊んで、オン関係以外の実績は解除した記憶がありますが、延々やっても小生には合わん game やなぁという印象でありました。DUO は稼動してるとこ見たこともない。アケ場が近場にない辺境区ですからその辺は察してください。
まぁ DUO もこうして音だけは聴くことができるわけですが……何だかえらいことになっとりますなぁ。前作同様 character に入り込んでのメロ立ち fusion が main 路線で、そういう音は例によって音数多すぎて印象薄いんだよなーと思いきや、安 guitar 打ち込みにべたべたな synth を搦めての prog rock 風味 arrange が何だか Zero Divide の曲を連想させる tr.1-05 "mani mani man" や tr.2-16 "Duo" が面白い。arpeggio による classical な旋律とどらんべの合わせ技で異色を放つ tr.1-13 "Anti aliassing Garbera"、abstruct 側の Squarepusher 的な音作りの tr.2-07 "Trick and Treat C" や tr.2-09 "Plague Ghost" も実に game 音楽らしくないところが新鮮ですな。この手の変な曲を愛でるのは邪道な気がしなくもないが。勿論 Yack. 節な sentimentalism ぶりばりな曲も数多く入ってますので往年の fan な方も安心して聴けるかと思われます。いやはやしかし、この人もネタの底が見えない才人ですなぁ。
Finn Taylor 監督作品、2006 年。
おバカな死に方をした人に送られる栄誉、それが Darwin Awards。愚かな遺伝子を抹消することで人類の進化に貢献した……という、些か黒さの窺える賞。その賞への関心を人一倍持っている SFPD の心理捜査官 Michael Burrows (Joseph Fiennes) は、警官のくせに血を見ると気絶する体質で、それが元で連続殺人犯を取り逃がし、警官の職を失う。金に困った Michael は Darwin Awards の知識が保険会社の損害防止に役立つと思い、保険会社に自らを売り込む。保険会社は彼を保険調査員 Siri Taylor (Winona Ryder) と組ませ、四週間で成果を上げれば採用すると申し出る。かくして Michael と Siri は、各地で起こる変死事件の調査に当たる……。
おバカな死に方にも drama あり。泣くに泣けないが笑って許そう、というノリの映画であります。まぁ実際、日常でギャグ漫画的な行為をしてれば死者累々たる状況にはなるわけで、それを逆手に取って笑わせようというのだから目の付け所は良かったんじゃないかと思います。しかしバカな死に方をする人たちもさることながら、Michael の考え方や行動が一々面白かったですな。風呂場の wire action しかり、Gasoline で暖をとろうとする条しかり。cameraman の兄ちゃんも良い味出しておりました。
ちなみに Metallica の live も少しだけ拝めます。live を見ようとしておバカな死に方をしてしまった人に手向ける歌が "Sad But True" てのは笑うに笑えんね。
D.J. Caruso 監督作品、2008 年。
copy 屋の店員 Jerry Shaw (Shia LaBeouf) は、軍人だった双子の兄の訃報を知り葬儀に赴く。その帰り、Jerry は大量の金が自分の口座に振り込まれていること、また自宅に大量の武器が配達されていることに驚く。その自宅に FBI が押し入り、Jerry は捜査官 Thomas Morgan (Billy Bob Thornton) の取り調べを受ける。だが留置所の Jerry に見知らぬ女性から電話が入る。その女性の指示通りに動くことで Jerry は FBI の手から逃れることになり、Rachel Holloman (Michelle Monaghan) という女性と行動を共にすることになる。Rachel もまた、息子の命を握られて、見知らぬ女性の指示に従っていた。見知らぬ女性の指示に従い逃避行を続ける二人だったが、やがて二人は自分たちが国家規模の事件に巻き込まれていることに気付く……。
危機、脱出、また危機、という展開の鬼ごっこ映画。個人情報は国家が全て管理しておるのですよ、という趣向の映画は昔も観たことあるような気がしますね。privacy に煩い国ではそれもまた主要な恐怖の対象なのでしょう。しかし鬼ごっこ映画は観てると疲れるんですよね。鬼ごっこは良いから早く終わらせてくれよと。まぁ、見ている間は action も派手でそれなりに楽しめました。
Ending の場面で Jerry が親父殿と並んで写っておる場面とか、single mother の Rachel の元を Jerry が再訪する場面とかで何気に家族の復権を気取るところがわざとらしくて嫌だと言いたいところですが、こういうところを丁寧に押さえるのは流石に Hollywood 映画であります。
Robert Rodriguez 監督作品、2003 年。
CIA の捜査官 Sands (Johnny Depp) は伝説の殺し屋 El Mariachi (Antonio Banderas) に、軍の Marquez 将軍 (Gerardo Vigil) と麻薬王 Barillo (Willem Dafoe) の暗殺を依頼する。El Mariachi はかつて、愛する女 Carolina (Salma Hayek) と愛娘を Marquez 将軍に殺された過去があり、この機に復讐を果たそうとする。Marquez と Barillo は死者の日に行われる大統領の演説会で、大統領を暗殺して政府を乗っ取ろうと画策していた。Sands は El Mariachi や元 FBI の Jorge Ramirez (Ruben Blades) をうまく操って漁夫の利を得ようとするが……。
Robert Rodriguez の Mexico 三部作の最後の作品。とはいっても "El Mariachi" にしろ "Desperado" にしろ話の筋は似た様なものなので、Johnny Depp が一枚噛んだからといってもあまり新鮮味は出ませんなぁ。振り返ってみれば Sands 捜査官の立ち回りはギャグみたいな感じでしたし。とぼけたところに味がある、てのは解る人なのですが、無闇に熱い Rodriguez 作品とはあまり相性が良くないっぽいです。
ええと。お話の方は香港のわーるな香りも感じられるような復讐恩讐の九十九織りな展開になっております。結局のところ兄弟でなければ信用できん、なので裏切り暗殺おーるおっけーという見方で間違ってない。ああもう好きなだけドンパチやればいいんだよ、ということでいろいろと共感できない作品でありました。
Michael Mann 監督作品、2004 年。
Los Angels で 12 年間 taxi driver をやっている Max (Jamie Foxx) は、将来は自分で高級車の送迎 service 会社を立ち上げるという夢があった。やり手の検察官 Annie (Jada Pinkett Smith) を送り届けた後、Max は Vincent (Tom Cruise) と名乗る白人の business man を乗せる。Vincent は一晩で五人の顧客と話を付ける仕事があるとのことで、高い金をちらつかせて Max を一晩借り切ろうとする。おいしい顧客と見て取った Max は Vincent の申し出を受けるが、Vincent は実は麻薬組織が雇った hitman で、図らずも Max は Vincent の仕事の片棒を担ぐことになる……。
現代における男のすかしっぺ格好付け映画の巨匠といえば Michael Mann 監督であります。"Heat" にしろ "Miami Vice" にしろ、銃器や男の背中は格好よく撮るくせに、肝心のお話の方は毎度間抜けな展開にしてしまい、観る者は思わず涙せずには居られないという、通泣かせな監督さんという印象。今回も、最後の標的を前にして建物の基幹の電源を切断するという迷惑千万というかそれじゃアンタも標的を見つけにくくなるだろうが！ と皆さんご一緒に突っ込んでくださいと言わんばかりのアホさを見せ付けております。自分が顔見せるのが嫌だからといって、Max を自分に偽らせて組織の顔役のところに出向かせるところも無理ありすぎやろ……と思わざるを得ませんでしたなぁ。まぁ、傍から見るとアホな行いも、Mann 映画の中では professional のすることですから文句言うなよ絶対言うなよという無言の圧力が掛かりますので、とりあえず笑いを噛み殺して見るのが筋ではありますが。
Tom Cruise が悪役やってるのは違和感なくて良かったですね。この人は悪役 main にしても映える人やと思います。
飲み会に行き、二次会で記憶を失い taxi で帰ったらしい。
しかしなぜか家には帰れず、変なところで下ろされたらしい。
記憶ないままにその辺をうろつき、土手で転び川に落ち、斜面を這い上がろうとして力尽き気を失ったらしい。
気が付けば病院で寝ておりました。何でも警察が濡れ鼠でくたばっている酔っ払いを見つけたらしく、救急車で県病院に搬送して介抱されたらしい。
小生の意識が戻ったころには既に全身の CT scan は終了しており、骨折等はしておらず命に別状は無いとのことですが、顔やら手やらに擦過傷多数 (家に帰って鏡見たら SAW にでも出演したかのような有様でありました)、膝・腰・肘・手・肩・胸で打ち身。服は全て脱がされて紙おむつを履かされており、腕から点滴注入されておるという状況であったという。
とりあえず起き上がれるようになってから taxi で帰宅。病院では保険証使っても一万円取られました。
いやはや飲みすぎはいかんね。酔って死ぬなら本望と思わなくもないが。