Noisy Days in November, 2013

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2013.11.12 (Tue)

Deep Purple / In Rock

 british hard rock band、Deep Purple の 1970 年作。
 Deep Purple つーたら日本では不動の人気を誇る外たれの一つであります。でもって三十路過ぎてから Led Zeppelin の深淵に目覚めた小生にとっては未だに産業 rock の先鋒と認識されておる band であります。Jon Load の the Hoochie Coochie Men な project も知っておるのに Purple には厳しいのぅ小生も。まぁそれくらいの認識で聴いたほうが面白いのは確かなんですが。
 この "In Rock" は Ritchie Blackmore (g) 主導で作られた hard rock 路線の一枚で、この前が classical music 路線だったので rock と classical とどっちがええねんという論調の中で Ritchie が rock 体現して後の方向性を定めた一枚とされております。まぁこちらの路線に進んで正解だったとは思いますよ。今となっては hard rock でない深紫は想定できないわけですし、blues flavour はあるにせよやっぱ深紫は rock な曲調で栄える band と思いますし。この "In Rock" ではやはり tr.1 "Speed King" の勢いに持ってかれます。後の "Highway Star" や "Burn" に比べれば荒削りなことこの上ない track ですが、強引とはいえ深紫らしい catchy な riff の佳曲であります。深紫は Sabbath みたいな prog rock への引け目もなく、Zepp のような world music への色目もないことが正統派 british hard のお手本という色眼鏡張られる要因になってますので、その意味では期待を裏切らぬ出来栄えであります。tr.3 "Child In Time" のような 10 分越えの冗長な track でも展開は明快、こういう解りやすさが日本で受ける要因か。個人的には tr.2 "Bloodsucker" みたいな middle tempo の曲は後の Clutch みたいな doom metal 勢に参照される level と思ったりもしますが。今の耳で聴いても方向性の定まった真っ当な band であることは認められる、そういう album ではあります。

log modified: 2013/11/13 03:43:16 JST

2013.11.17 (Sun)

[comp] grip で aac encode (2)

 これの続き。
 今の Mo7 環境だと faac (v1.28) えんこだと tag 付けに失敗する。faac 自体に tag 付け option がないっぽい。make 時の option で付けることができるのかも知れんが面倒なので諦める。
 でもって Nero AAC Codec もコケる。あれは i386 の binary だから小生の x86_64 環境で使えないのは解らなくもない。wine を通しても上手くいかん。諦める。

 あ、aac えんこする手段がないやん。と思ったらありました。
 以下、grip での設定例。"フィルタ・コマンド" は、設定/エンコーダ/オプションの所にあります。


エンコーダ: other
実行形式: /usr/bin/ffmpeg
コマンドライン引数: -i %w -acodec libfaac -ab %bk %m
ファイルの拡張子: m4a
フィルタ・コマンド: /usr/bin/mp4tags -a %a -A %d -s %n -t %t -y %y -g %G %m

 ffmpeg v0.6.1、mp4tags MP4v2 1.9.1 で確認。
 aac は mp4 container に嵌めるのが良いらしく、そんなら ffmpeg で audio 用えんこすればええやん、と思ってやってみたのがこれ。とりあえずちゃんと鳴るし、とある別環境でも tag 認識して曲名表示しておりましたので良いかな良いかな。

log modified: 2013/11/18 22:38:17 JST

2013.11.18 (Mon)

Eagles / Eagles

 めりけんの rock band、Eagles の 1st album、1972 年発表。
 めりけんの band ながら哀愁を帯びた country rock を展開していた Eagles は、vietnum 戦争後のめりけんの凋落を体現していたとの論調を予見していたとの風潮もあるかも知れませんが小生が勝手にそう思っているだけかも知れませぬ。この album にしても tr.1 "Take It Easy" は能天気 rock ですが続く track は middle tempo で暗めの曲調が多め。完璧な chorus work の美しさは特筆に値するものの、全編に漂う nostalgic な雰囲気は Eagles の color として後々まで引きづららえることになります。それにしても tr.9 "Peaceful Easy Feeling" は名曲。Eaglles は album 一枚目からして Eagles であったことよ。

log modified: 2013/11/19 03:32:20 JST

2013.11.19 (Tue)

John Mellencamp / American Fool

 めりけんの rock singer、John Mellencamp の 1982 年作。あ、この頃は John Cougar 名義だったか。この人の場合、John Cougar だったり John Cougar Mellencamp だったり John Mellencamp だったりで権利関係の都合で名義がいろいろありますが、とりあえずこの site では John Mellencamp で統一します。
 小生と John Mellencamp の接点といえば "Wild Night" なわけで、そこから Van Morrison を知ることになったので、John Mellencamp には足向けて寝ることはできないわけであります。それはさておきこの 1982 年作では tr.2 "Jack & Diane" があまりにも有名、Idol 歌手で出発した John Mellencamp がめりけん rock の保守本流として覚醒した金字塔な album なわけです。小生もこの人の野太い vocal は大いに評価しているところであります。めりけんの track の運ちゃんが聴いて和む系の orthodox な rock album ですが、出来栄えは充分、大いに結構であります。今年には今までの careea を総括した box set が出るそうで、そちらも期待であります。

log modified: 2013/11/20 01:50:44 JST

2013.11.20 (Wed)

Pearl Jam / Lightning Bolt

 めりけんの rock band、Pearl Jam の 2013 年作。
 先日亡くなった Lou Reed の tribute clip を youtube で見ていて、Gov't Mule や Neil Young らの live に交じって Pearl Jam も live tour 中に Lou の曲を演奏しているのを見つけました。Lou と PJ つーと、あまり接点なさそうに見えるんですが、先人に敬意を払うの心意気にかけては優等生な PJ ですのでそういう趣向も頷けるものがあります。律儀な人達ですなぁ。
 さてこの 2013 年作。studio album としては 2009 年の "Backspacer" 以来なので久々といえば久々な album ですが、それほど長く待たされたという印象がないのは major な band の余裕故かはたまた安定期に入った band の安心感からか。路線としては前作のろけんろーな勢いを保ちつつ middle tempo の深みを持たせたような感じ。陰鬱な深みに嵌っていた 90 年代後半から 00 年代前半の PJ とは打って変わり、迷いなき道を突き進む rock 伝道師 Pearl Jam の姿がここにあります。PJ も結成 20 年以上となるわけですが、紆余曲折を経てこんな安定期に入るとは小生も思ってませんでした。が、これはこれで正しい rock band の在り方なのでありましょう。
 tr.2 "Mind Your Manners" の思い切りの良い speed tune も良ければ、後半での middle tempo 曲の押し、tr.11 "Yellow Moon" のようなかつての "Oceans" を思わせる広がりのある曲調も自然と嵌っていて、album total での印象は良いです。PJ もまだまだ現役ばりばりな rock band なのでありました。

diary

 今日の酒、takahata winery のさくらんぼワイン。仕事場の同僚からの土産もの。
 どの辺がさくらんぼなのかは正直解りませんが、若干酸っぱめですが飲み易い wine でありました。

log modified: 2013/11/21 03:11:35 JST

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