Noisy Days in May, 2010

- second 10 days of month -

top / latest diary
topics all / music / book / movie / comp

上旬 / 中旬 / 下旬

<< < 2010/05 > >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
Ganerated by nDiary version 0.9.4

2010.05.11 (Tue)

Soft Machine / 6

 英国 Canterbury 発、やわらか機械の 6 枚目。1973 年作品。
 jazz rock 期のソフマの album なわけですが、jazz にも rock にもなりきれず、良く言えば我道邁進、悪く言えば方向性ふにゃな時期の作品と言えるでしょう。まぁ、このはっきりしなさ感が正に Canterbury rock と言えなくもないわけで、その意味ではソフマらしい作品ではあります。しかし前作までの熱血 sax 吹き Elton Dean の抜けた影響は大きく、Hugh Hopper 一人が変態 pop 楽曲を持ち込んでも、出来上がるのがふにゃ fusion になってしまうのはやはり苦しい。
 つまるところ、ソフマを愛せるか否かはこの望洋とした音像を愛せるか否かに掛かっているわけで、electric Miles も The Mahavishnu Orchestra もろくに愛せない小生が何故かソフマはそれなりに聴いてしまっているのは、そのユルさに心惹かれるものがあるからなのでしょう。
 tr.1 から tr.11 までは live 音源、tr.12 から tr.15 までが studio 録音という変則番。live side では変則拍子でもびしばし ensemble を決めて芸達者ぶりを披露。studio 録音 side では一層 minimal 路線を追求するの趣。もちっと pop 寄りになれば大化けしたかもしれんのぅ、と思わなくもない。

diary

 今日の酒、菊水の純米酒。新潟の酒らしい腰の強い辛口であります。新潟の酒に外れなしですな。

log modified: 2010/05/12 01:57:21 JST

2010.05.12 (Wed)

get
  • Paul Weller / Wake Up The Nation
  • The Paul Butterfield Blues Band / Original Album Series (5CD)
log modified: 2010/05/13 00:51:07 JST

2010.05.14 (Fri)

get
  • 伊藤 計劃 『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット』
  • 佐藤 亜紀 『ミノタウロス』
log modified: 2010/05/17 01:09:31 JST

2010.05.16 (Sun)

[movie] Hellboy

 Guillermo del Toro 監督作品、2004 年。
 第二次世界大戦末期、怪僧 Grigori Rasputin (Karel Roden) は Nazis の協力の元、魔界から異形の者を呼び寄せるべく秘術を行っていたが、米軍の介入によりその目論見は阻止される。だが僅かに開いた魔界の門からは角の生えた赤子が飛び出してきていた。60 年後、その赤子は Hellboy (Ron Perlman) という名の壮健な赤鬼となっており、彼の発見者だった Trevor "Broom" Bruttenholm 教授 (John Hurt) が率いる超常現象調査防衛局の一員として魔物達との戦いに身を投じていた。だが Hellboy の隠された秘密を知る Rasputin は、彼をある場所へ導くべく罠を仕掛けていく……。

 無骨な赤鬼による dark hero ものであります。過度に serious にならず、間の抜けた episode を突っ込んだり恋人に心情を打ち明けられずやきもきしたりと、ごつい外見の割には可愛らしい男なのですよ。半魚人や発火姉ちゃんも良い味出してます。そういう Hellboy 周りの characters は良いのだけれど悪役 Rasputin 側がぱっとしないな。番犬 Sammael と何度も戦うのが見ててもうざい。最後の化物戦もあっけないし。金のかかった B 級映画としては普通な出来栄えかと思います。

diary

 かーてんれーる取り付け。自分で付けるのは生まれて初めてであります。腕がつりそうになりますな。
 洗面台のところには突っ張り棒型の棚を取り付け。疲れた。とはいえこれで洗濯物の片付けが若干楽になるのです。

 空メディアを入れたダンボールが見つからんで困った。仕方ないので電気屋で新品買ってきた。溜まった data は早く片付けたい。でもって空き PC 作って media server に仕立てたい。
 市販の NAS 一台買えばいいだろうって? いやいや、コトはそれほど単純ではないのです。

log modified: 2010/05/17 02:30:35 JST

2010.05.17 (Mon)

A Guy Called Gerald / Tronic Jazz The Berlin Sessions

 ex 808 State の人であるところの A Guy Called Gerald、2010 年発表の album。"Proto Acid" の続編らしい。
 前作同様の acid house な作風ですが、こっちの方が音が若干軽めできらびやか、な印象。つーても acid なので drama 性や romanticism は感じられないのだけれど。bass drum 聴いてるだけでビンビン来ちゃうような人にはたまらん音やろなーと思ったりもしますが、d'n'b 期の Gerald にやられた小生としてみれば、匿名性の強い acid な音像に埋もれる Gerald の姿には一抹の寂しさを感じなくもないのです。
 synth の映える tr.11 "Pacific Samba" や tr.12 "Conclusion F min Blue" 辺りは名曲なんですけどねぇ。

[news] Ronnie James Dio dies [guardian.co.uk]

 胃癌により逝去。享年 67 歳。
 Rainbow は素通りして聴かず仕舞い、再結成 Black Sabbath もあまり評価してない小生ですが、metal 即ち演歌という図式にこれほど当てはまる singer も稀有であったことは認めねばなりますまい。ご冥福をお祈り致します。

log modified: 2010/05/18 02:18:56 JST

2010.05.18 (Tue)

Black Sabbath / Heaven And Hell

 先日亡くなった Ronnie James Dio を偲んで、手持ちの Ronnie の album を聴いております。これは original は 1980 年発表の第二期 Black Sabbath の album ですが、小生保有は 2008 年に出た Rhino の The Rules of Hell 版であります。
 metal 聴き初めの頃の小生はどちらかといえば様式美派で、blues 臭のする Zepp や Purple は旧時代の遺物と言って憚らぬ時代だったのです。今では俄に信じられぬ話ではありますが。しかし様式美最高峰とおぼしき Rainbow についても当時は古臭いと一蹴してそれきり、以来今に至るまで虹の album はろくに聴いてないという状況なのでした。従って小生の metal 敏感期には Ronnie の歌唱に触れる機会は殆ど無かったと言っていいでしょう。あの頃に "Kill The King" でも聴いてりゃ小生の人生もちったあ変わってたかも知れませぬ。
 それはさておき "Heaven And Hell" であります。庶民の変態 riff で一世を風靡した 70's Sabbath とはうって代わり、Ronnie 加入により泥臭さから正当様式美 HR/HM への転換を果たしたのがこの album となって結実しております。その結果、Sabbath が虹の copy band でもやらかしたような奇妙な違和感の感じられる album になってしまったような気がします。その姿勢は開き直りと言ってもいいくらいのもの。デフォでよれよれの歌唱である Ozzy の歌唱とは異なり、演歌的な high tone の歌い上げと正確かつ安定した音程に定評ある Ronnie 歌唱を中心に据えるとなれば、曲が様式美に傾くのも宜なるかな。tr.1 "Neon Knights" や tr.6 "Die Young" といった、様式美 manner に忠実な speed number だと、Ronnie の歌唱と相性が良い様子。
 とはいえ、Sabbath と言えば地べた這いずり系の変態 riff を思い起こす者にしてみれば、やはり Sabbath にしては直球すぎる音に聴こえてしまうのは致し方なし。良くも悪くも 80 年代の metal な音でありました。

diary

 今日の酒、国士無双・純米酒。北海道は高砂酒造の清酒であります。
 国士無双の醸造酒はべた褒めだった小生ですが、流石に純米酒は難しいねぇ。味わいは軽やかで清酒らしいといえばらしいのですが、あまり飛び抜けた個性は感じません。orthodox な味なので旨酒の基準にするには良いかも知れませんが。

log modified: 2010/05/19 01:52:59 JST

2010.05.19 (Wed)

Black Sabbath / Mob Rules

 先日亡くなった Ronnie James Dio を偲んで、手持ちの Ronnie の album を聴いております。これは original は 1981 年発表の第二期 Black Sabbath の album ですが、小生保有は 2008 年に出た Rhino の The Rules of Hell 版であります。
 tr.1 "Turn Up The Night" の pop な speed number で、前作 "Heaven And Hell" の路線を踏襲したかのような展開でありますが、今作では Sabbath らしい middle tempo の曲も多く、Sabbath なりに原点回帰を目論んでいた様子であります。とはいえ歌い手が Ronnie ということで、Ozzy 期の怪しさ危うさまでは真似できておりません。Ronnie は何だかんだ言って歌うのは上手いので、Black Sabbath 的な地べた這いずり系の音と合わせても straight な歌モノ metal にしか聴こえなくなるのですな。
 album としては悪くない出来と思いますが、"Heaven And Hell" の時みたいな killer tune はそんなに多くないので、やっぱり印象薄い album になってしまいます。残念な一枚。

get
  • Dan Curtin / Lifeblood
log modified: 2010/05/20 01:36:35 JST

2010.05.20 (Thu)

Black Sabbath / Live Evil

 Ronnie James Dio 追悼週間ということで。これは original は 1982 年発表の第二期 Black Sabbath の album ですが、小生保有は 2008 年に出た Rhino の The Rules of Hell 版であります。二枚組の live album。
 Ronnie 期の Sabbath album からの楽曲と、旧 Sabbath の楽曲とが半々くらいで入ってます。live だからというわけでもないでしょうが、意外と Ozzy 期の楽曲も違和感なく聴けてしまいますな。Ozzy も Ronnie も演歌歌唱ではタメ張れるということでしょう。Ronnie の方が如何にも正当派な hard rockin' な熱血歌唱なのは当然で、tr.1-3 "N.I.B." や tr.2-4 "Paranoid" での力みまくりな歌唱には微笑ましいものさえ感じますが、こういう歌唱でも何だかかっちょよく聴けてしまえるということは、如何なる変奏にも核を失わぬ、初期 Sabbath の楽曲の良さを物語っておるとも言えるでしょう。以前出た "Nativity in Black : A Tribute to Black Sabbath" でも小生は悪い印象なかったですし。勿論 Ozzy の声が入れば psyche 度 120% のふにゃーんではにゃーんな世界に染められますが、Ronnie の声もそう悪くはないです。逆に Ozzy が "Neon Knights" 辺り歌ったら微妙に感じてしまうかも知れないが。
 むしろ驚かされるのは Vinny Appice の drumming がやたらと元気なこと。studio 盤ではそれほど印象的ではなかったんですが、この live 盤ではタム回し全開でかなり前に出てきてます。調べてみるとこの人、Cactus や BB&A で有名な Carmine Appice の弟さんだそうです。Appice 家がこんな drum 天国だったとは知りませんでしたよ。

get
  • Gov't Mule / Live... With a Little Help From Our Friends
  • G.rev 『旋光の輪舞 DUO』(for Xbox360)
diary

 めっさ忙しい。

log modified: 2010/05/21 02:24:15 JST

上旬 / 中旬 / 下旬