Noisy Days in May, 2010

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2010.05.21 (Fri)

Black Sabbath / Dehumanizer

 Ronnie James Dio 追悼週間ということで。これは original は 1992 年発表の Black Sabbath の album。小生保有は 2008 年に出た Rhino の The Rules of Hell 版であります。
 先日塔盤屋に行ったらやっぱり追悼特集ということで関連音源がまとめられておりました。つーても一番目立つところにはやっぱり虹が置いてあるわけですが。そりゃまぁ Sabbath 期は地味でしょうよ。しかしその地味さ、というか heaviness が metal 歌唱と上手いこと融合し始めたのが 90 年代。Sabbath は一旦離れていた Ronnie James Dio を再召喚して彼らなりの heaviness 追求の旅を再開したのでありました。
 modern heaviness を metal 歌唱して何が悪い、いやむしろ edge の効いた音にこそ優れた歌い手が必要なのじゃ、と言わんばかりの Ronnie の熱唱振りであります。むしろ現代の modern heaviness な音像には、初期 Sabbath 的な「どんくさくて psychedelic」な riff よりも、この album で聴けるような straight な音の方が直接的な影響を与えておるような気がしますな。もっとも、既に hardcore な方面からそういった音像の開拓は進んでおったとも思いますので、Sabbath がこういう路線に転じたこと自体が既に後追いなのかも知れませんが。更に言えばあまりに真っ当に heaviness 路線に入りすぎてしまって Sabbath らしさ (という言い方が既に初期 Sabbath が本流という言い方になってしまうわけだが) が殆ど感じられない album になっておるのも確かで、Sabbath member を back に従えての Dio の album と言っても良いんでないのという趣であります。
 といろいろ言っておりますが決して悪い album ではありません。tr.3 "TV Crimes" や tr.6 "Time Machine" といった speed number での切れ味は、Ronnie が様式美を離れても通用する singer であることを如実に示しております。tr.1 "Computer God" を始めとする middle tempo の楽曲もまた、かつての heavy metal 的な hook はないものの、heaviness を前面に押し出しての重厚な響きがとにかくかっちょええ。近未来を theme にした album らしいのですが、こういった音が未だに幅効かせている状況を鑑みれば、Sabbath も浅見の明があったのだなぁと感慨しきりであります。

log modified: 2010/05/24 02:35:56 JST

2010.05.22 (Sat)

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  • The Black Dog / Music for Real Airports
  • 木本 雅彦 『星の舞台からみてる』
  • 由貴 香織里 『人形宮廷楽団 4』
log modified: 2010/05/23 07:51:00 JST

2010.05.23 (Sun)

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  • Foghat / Original Album Series (5CD)
  • Jim O'rourke / Happy Days
diary

 休日出勤。

 今日の酒、酒仙・純米酒。岩手県の酒。王道の辛口清酒。小細工なしで勝負してくる酒は美味ですね。

log modified: 2010/05/24 02:39:22 JST

2010.05.24 (Mon)

Cactus / Cactus

 先日、Ronnie 期の Black Sabbath で drums やってた Vinny Appice が Carmine Appice の弟さんだったと知って驚いた小生でありますので、兄貴の album も久々に聴いておかねばと思って聴き直し中であります。めりけんの hard rock band、Cactus の 1st album。1970 年作。
 british blues の更盛に後押しされるような形で火がついたような 70's めりけん hard rock でありますが、音のデカさと構成の荒さはやはりめりけん産の方が吹っ切れております。Cactus は BB&A 構想が Jeff Beck の事故によりやむなく立ち消えたが故に生まれた band でありますが、今にして思えば BB&A とも Vannila Fudge とも異なる直情型爆音 band として成立していますので、単なる腰掛け band では収まらぬ originality を獲得しております。Carmine Appice (ds) にしろ Tim Bogert (b) にしろ、結構好き勝手に演奏できた band として印象深いものがあったんではないでしょうか。そんなこんなで 2006 年に再結成までしてしまったくらいですからね。
 さてこの 1st ですが、のっけの tr.1 "Parchman Farm" からして強烈な暑苦しさが充満しております。Jim McCarty の guitar も溜め撃ちなんてセコい手は使わず火の出るような弾きまくり、vocal の Rusty Day はダミ声響かせつつも要所で blues harp 吹いて earthy な雰囲気を醸しております。正に band 名が示す通りの砂漠のサボテンな趣。かと思えば tr.6 "No Need To Worry" のような地味渋 blues もかましたりして、懐の深さを垣間見せます。これで Zeppelin ばりの奇想 riff でもあれば Zepp 食いの一角を担うことも出来たのでしょうが、流石にそこまでは至らず、あくまで芸達者の blues rock に終始してしまった点が彼らの限界でありました。まぁ、小生はこの路線でも充分楽しめるのですけどね。
 それにしても official side で "The American Led Zeppelin" とか平気で書いちゃうのは如何なものかと思わんでもない。

diary

 今日も残業。
 散髪に行きたいが散髪屋の開いている時間に帰れない。

 オレ、この戦いが終わったら散髪するんだ……と flag 立てておくことにしよう。

log modified: 2010/05/25 02:15:22 JST

2010.05.26 (Wed)

Sponge / Wax Ecstatic

 めりけんの modern rock band、Sponge の 2nd album。1996 年発表。
 この人たちの album で有名なのは 1st の "Rotting Pinata" で、めりけんでは gold disc 認定されたほど売れたそうです。grunge 以降の音にしては軽めではありましたが、疾走感溢れる sound と耳懐こい pop な曲朝が持ち味で、上手く立ち回っていれば Stone Temple Pilots ばりの存在感を示すことになっていたでしょうが、この 2nd でコケてからは major 落ちしてしまったのでした。以降は indies に移り、member もそれなりに変わってますが、vocal の Vinnie Dombroski を中心に今なお活動中とか。
 さてこの 2nd について。1st の直情 rock 路線から抜け出して、幅広い音楽性を示そうとしたようですが、speedy な number は皆無で、pop さも随分後退してしまってますので、どうしても地味で印象薄な album という感想しか持てません。元々があまり roots rock の素養を感じさせない band でしたので、趣向を変えようとするとどうしても自分の内側で試行錯誤する他はなく、そこで素養を見誤ると時流から外れてしまう、という流れでしょうか。最近の album ではどうなっているのか解りませんが、pop な方向に揺り戻ってるといいなぁと淡い期待を抱いてたりもするのです。

diary

 相変わらず忙しい。今月の残業時間は 60h を越えてしまいました。

 とりあえず一日一回せんころ DUO。どのきゃらでやってもカレルが越えられん。

log modified: 2010/05/27 02:38:04 JST

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