Noisy Days in July, 2008

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2008.07.12 (Sat)

[movie] Eragon

 Stefen Fangmeier 監督作品、2006 年。邦題「エラゴン/遺志を継ぐ者」。
 Alagaesia という国のお話。邪悪な dragon rider の Galbatorix (John Malkovich) による恐怖政治が続く中、反乱軍に与する王女 Arya (Sienna Guillory) は王の元から竜の卵を盗み出すことに成功する。しかし王に使える魔法使い Durza (Robert Carlyle) に追い詰められた Arya は、卵を魔法で転送。卵は農夫の息子 Eragon (Ed Speleers) の手に渡った。卵を隠し持っていた Eragon だったが、ある日その卵が孵り、中から竜の子が出てきて吃驚。その竜 Saphira は Eragon を主と定め、やがて Eragon は元 dragon rider の Brom (Jeremy Irons) と共に反乱軍の拠点に向かうことになるが、Durza は Eragon の命を執拗に狙うのだった……。

 むむ、LotR の後だと流石に安っぽいな。人語を話す竜てのも "Dragonheart" の例がありますので目新しくないですし。話も王道すぎて捻りがなく、壮大な話のようでいて小さくまとまってしまってるところが残念ですなぁ。
 それにしても、隠密道中のくせにやたらと location 映えする道ばかり走っとるのはどうかと思うぞ。これは LotR もそうでしたけどね。

log modified: 2008/07/14 01:15:45 JST

2008.07.13 (Sun)

[movie] Head Above Water

 Jim Wilson 監督作品、1996 年。邦題「真夏の出来事」。
 有能判事の George (Harvey Keitel) と、彼のおかげで薬中から立ち直り、それが縁で George と結婚した若妻 Nathalie (Cameron Diaz) の二人は、新婚旅行で離島の別荘を訪れていた。別荘の管理人で Nathalie の幼馴染の Lance (Craig Sheffer) は、George とすぐに打ち解け、二人して釣りに出かける。一人残された Nathalie だが、そこに元彼の Kent (Billy Zane) がやってくる。さっさと帰るよう Kent を諭す Nathalie だったが、Kent は別荘の酒を飲んではしゃぐ。翌朝、Nathalie が目覚めると Kent は死体になっていた。慌てた Nathalie は Kent の死体を地下の収納庫に隠す。そこで家に帰ってきた George だが、Nathalie の様子がおかしいことに気づき、やがて Kent の死体を見つける……。

 勘違いが勘違いを呼ぶ comedy 風味の suspense。次第に暴走する George は死体切り刻みやら若妻お縄拘束やらで何だか楽しそうです。Natalie も夫が Kent を計画殺人したと思い込んで夫から逃れようとする。密かに Nathalie に恋慕している Lance も加わって、話は二転三転。凝った脚本ですなぁ。とはいえ、登場人物が話を転がす要素にしかなってないので、見終わって残るものはありませんなぁ。あ、Cameron Diaz の水着はたっぷり拝めますのでお好きな方はどうぞ。

log modified: 2008/07/14 02:10:28 JST

2008.07.14 (Mon)

The Black Dog / Radio Scarecrow

 UK techno な人であるところの The Black Dog、2008 年作。Soma からの release。
 Plaid の二人が人外魔境に突き進んでいるのに対し、本家黒犬は静謐侘び寂び techno 道を今なお歩いているのであります。つか tr.2 "Train By The Autobahn [Part 1]" なんぞは喜多郎の領域では。そっち方面に行きすぎるとイヤンな感じでありますが、随所にほんわか四つ打ちも絡めて往年の fan を喜ばせてくれたりも。隙間の多い展開が如何にも黒犬ぽくて良いですなぁ。

log modified: 2008/07/15 02:33:17 JST

2008.07.15 (Tue)

Drexciya / The Quest

 detroit techno の暗黒面を支えた Drexciya の 1997 年作、CD 2枚組。submerge からの release。SVE-8。
 時々無性に聞きたくなる Drexciya であります。初期音源集にあたるこの album でも、暗くて怖い深海 minimal を展開しており、慄き身悶えしつつもその異様な funky さに浮かされるのであります。不気味な蠢動は暗黒期の Can にも繋がるか。後の album に比べればとっちらかっている雰囲気はありますが、これはこれで原石の Drexciya が楽しめる逸品。

log modified: 2008/07/16 02:10:55 JST

2008.07.19 (Sat)

[movie] ゲゲゲの鬼太郎

 本木克英監督作品、2007 年。
 妖狐族の守る妖怪石の封印が破られ、ひょんなことからそれを手に入れたねずみ男 (大泉洋) は石を質に入れて飯の種にしようとする。しかし石は失業中のおっさん三浦晴彦 (利重剛) が奪い去ってしまう。妖怪石は強力な妖力を秘めた石で、妖怪が持てば千人力になり、心弱い人間が持つと負の力に引き寄せられるらしい。晴彦は石を息子の健太 (内田流果) に預けた後、警察に捕まる。妖狐族の空狐 (橋本さとし) は石を奪還すべく暗躍を始める。健太と友達になった鬼太郎 (ウエンツ瑛士) は、健太の姉の実花 (井上真央) に密かに心寄せる。やがて、妖怪石のことで健太の身に危険が迫っていると知った鬼太郎は、仲間の猫娘 (田中麗奈)、子泣き爺 (間寛平)、砂かけ婆 (室井滋) らと共に、健太を救うべく妖怪石の騒動に巻き込まれる……。

 これはすごい。役者は皆大根、衣装も VFX もセンス無し、お話はご都合主義全開、見終って感心すること何もなしの映画でありました。CG で動いておる目玉が観られただけでも価値ありと言いたいところですが、それにしても酷い出来栄えで非常に残念。邦画低調ですなぁ。
 ところで鬼太郎が自分の歳を 350 歳と言う場面がありますが、江戸時代生まれということで宜しいか? その頃に血液銀行とかあったのかねぇ。

log modified: 2008/07/21 16:10:54 JST

2008.07.20 (Sun)

[movie] Superman

 Richard Donner 監督作品、1978 年。
 高度な文明を誇った Krypton 星の住民達は、しかし自らの奢りにより滅亡する。危機に気付いていた科学者 Jor-El (Marlon Brando) は、一人息子の Kal-El を密かに脱出させ、地球に送っていた。地球に落ちた Kal-El は、たまたま彼を見つけた Kent 一家に引き取られる。やがて立派な若者に成長した Kal-El こと Clark Kent (Christopher Reeve) は、育ての父親が死んだことを契機に、自らの使命に目覚める。Jor-El の遺品である緑の石から母国の知識を吸収した Clark は、人類を守る Superman として生きる道を選んだのだ。Daily Planet 社に就職した Clark は、同僚の Lois Lane (Margot Kidder) に心惹かれつつ仕事に従事し、人々の危機には Superman に変身して彼らの窮地を救う日々を送る。だが、悪の科学者 Lex Luthor (Gene Hackman) は、Superman により悪だくみが邪魔されるのを防ぐため、Superman に罠を仕掛ける……。

 John Williams 作曲による有名な theme が流れてくると、途端に参りました状態であります。でもこの 1 作目を観たのは今回が初めてかも知れん。序盤からあのかっちょわるい全身タイツでぶんぶん飛び回るという訳ではなく、結構丁寧に幼少期から使命への目覚めまでを描いていて意外だったり。そんなこんなで hero として活躍するのは映画半ば過ぎという、昨今の Hollywood 娯楽映画に比して見ればだるい展開なのですが、昔はこんなに時の流れが緩やかだったのだよと爺様なら言うことでしょう。嗚呼すろーらいふ。それはともかく、随所で comedy touch な演出が見られ、深刻にならずに楽しめる映画に仕上がっております。まぁ、所々で職権乱用もしておりますが、そこはそれ Superman ですから大目に見ましょう。Hollywood の看板倒しには笑ったのぅ。悪役三人組も味があってよろしい。Gene Hackman て、この頃は強面刑事役とかで印象強いんですが、この映画でのとぼけた悪役てのもなかなかにはまってますな。相方も美女にドジ夫と定形踏まえて盤石。とはいえ、流石に異星人相手では天才科学者の悪だくみも霞むか。と、何だかんだ言っても良作には違いなし。

diary

 ようやく洗濯機来る。

log modified: 2008/07/22 05:37:39 JST

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