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John Coltrane (ts)、Lee Morgan (tp)、Curtis Fuller (tb)、Kenny Drew (p)、Paul Chambers (b)、Philly Joe Jones (ds) による演奏で 1957 年録音。Blue Note の BLP-1577 ですが小生保有は邦盤 TOCJ-1577。
1957 年と言えば Coltrane が初 leader album を出した年だったと思いますが、Prestige の諸作が何処となく旧態然とした佇いであるのに対して、この Blue Note 盤には後の Coltrane sounds に繋がる吹きまくりな Coltrane が居るのであります。まぁ先鋭 hard bop な面子に囲まれての演奏ですから当時新人格の御大が気張るのも無理ないところでしょうか。
やや後ろめで援護射撃する Curtis Fuller と、切り込み突撃要員の Philly の刻みがえらく格好ええです。名盤ですな。
Shekhar Kapur 監督作品、1998 年。
16 世紀英国。Protestant と Catholic が相争う中、時の女王 Mary Tudor (Kathy Burke) は Protestant を弾圧する。Mary の妹で Protestant に親しい Elizabeth (Cate Blanchett) は London 塔に幽閉されるが、程なく Mary は死に、Elizabeth が女王として即位する。側近 Robert Dudley (Joseph Fiennes) と恋仲の Elizabeth だったが、William Cecil (Richard Attenborough) は Elizabeth の地位安泰のためには結婚による外交政策と一刻も早い世継作りが肝要と主張する。Protestant に国教を定め Francis Walsingham (Geoffrey Rush) を味方に付けた Elizabeth だったが、Scotland から圧力を受けたり Vatican から刺客を差し向けられたりと敵は多い。Elizabeth は女王として様々な選択を強いられる……。
どろどろした権謀術数が展開されるかと思いきや、焦点は Elizabeth と Robert の恋の行く末だったようで。
光と闇の contrast を強調した演出が結構うるさいですが、古風な衣装に地味な役者ということで雰囲気は充分。でも、もうちょっと story にメリハリが欲しいですね。
ブロードバンドスピードテスト 通信速度測定結果
http://www.bspeedtest.jp/ v3.0.0
測定時刻 2007/10/15 08:26:02
回線種類/線路長/OS:ADSL/-/Linux/******
サービス/ISP:DION ADSLレギュラー/DION
サーバ1[N] 1.36Mbps
サーバ2[S] 1.46Mbps
下り受信速度: 1.4Mbps(1.46Mbps,183kByte/s)
上り送信速度: 820kbps(822kbps,100kByte/s)
診断コメント: DION ADSLレギュラーの下り平均速度は2.5Mbpsなので、あなたの速度は標準的な速度です。(下位から40%tile)
2 年前に買った財布が、zipper 部破損のため常用に堪えない状況になっておったのです。ということで方々走って新しいのに新調。新調といっても見てくれはボロです。まぁ、小生は使い勝手第一で選ぶので別にええのんですが。
Steven Soderbergh 監督作品、1999 年。邦題「イギリスから来た男」。
刑務所帰りの英国人 Wilson (Terence Stamp) は、自分の娘が事故死したという知らせを受け、現場の LA に赴く。Wilson に知らせを出した Eduardo Roel (Luis Guzman) や、娘の友人 Elaine (Lesley Ann Warren) から話を聞いた Wilson は、自分の娘は殺されたのだと確信し、彼女と生前親交のあった音楽 producer の Terry Valentine (Peter Fonda) に近付く。Terry は事業家の Jim Avery (Barry Newman) と組んで麻薬密売で富を得ており、Wilson の娘はそれ絡みで消されたらしい。Terry を付け狙う Wilson だったが、Terry 側も刺客を Wilson に差し向ける……。
執拗に collage 入るのが鬱陶しい映画。絵が喋ってないのに喋りが入ってたり、回想場面のように見えて先取り進行だったり、同じ場面を別の angle から撮って回想化させたりと、ややこしい見せ方をしております。観客に揺さぶりをかけつつたまに本当の空想場面を混ぜたりして脅かす趣向なのでしょうが、話の tempo が悪いこともあって延々回り道させられている感じ。何とかならんもんかね。定期的に飛行機の座席上におる場面が挿入されるのも逆に先読みしてしまって詰まらんし。
Wilson 役 Terence Stamp の無表情演技と Terry Valentine 役 Peter Fonda の過去の栄光どこへやらな空疎な寂寥感が乙であります。
音楽は Soderbergh 作品ではお馴染みの Cliff Martinez が担当。不安を煽る昔懐かし系の現代音楽風。やっぱこの人の音はええですなぁ。
早川文庫版で読了。岡部宏之訳。
北の国ウィンターフェルを治めるエダード・スタークの元を、ロバート・バラシオン王が訪れる。王の補佐役だったジョン・アリンが急死したため、ロバートは旧知の仲であるエダードを新たな補佐役に任命しようとしていた。しかし王の周囲には王妃サーセイを始めとするラニスター家が玉座を虎視眈眈と狙っている。南部の権力闘争を疎ましく思うエダードだったが結局は王の申し出を受ける。スターク家の五人の子供達も、それぞれの道を歩み始めるが……。
原作読んだのはもう 10 年前になりますかねぇ。GRRM の本は訳書も押さえておかねばと思う小生であります。
いきなりブラン君があんなことになってしまってもうそれだけで涙。
Jim Jarmusch 監督作品、2003 年。
coffee と煙草に纏わる 11 の短編集。
cafe でダベる人々を描いた映画であります。話として面白いかと言われると微妙ですが、monochrome の映像美や噛み合わない会話を楽しむには良い映画ですな。Iggy Pop と Tom Waits のいかにも合わなさそうな雰囲気や、The White Stripes の二人による奇天烈実験、GZA と RZA が Bill Murray をおちょくる一篇など、癖のある musician をそのまんま使っちゃうのも Jim Jarmusch らしい。
空気読めない人達の Coffee & Cigarettes。気張らず観るのが吉。