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Joel Coen 監督作品、2003 年。邦題「ディボース・ショウ」。
離婚訴訟専門の辣腕弁護士 Miles (George Clooney) は、富豪の不動産王 Rex Rexroth (Edward Herrmann) を弁護する仕事を引き受ける。Rexroth の妻 Marylin (Catherine Zeta-Jones) は離婚訴訟に勝って富と自由を獲得しようと目論んでいた。容赦無く Marylin 陣営を切り崩す Miles だったが、Miles 自身は Marylin に惹かれていく……。
Cohen 兄弟の映画に漂うあの変な空気感はここでも健在であります。George Clooney が鏡の前でニカッとしているのを観ただけで空気が凍りますな。事務所のボスの異様な迫力もたまらんです。
話の方は騙し騙されの pulp fiction。綺麗にオチ付けてるのは安易過ぎな気もしますが、一般向けと思えばこの程度で良いのではないですかね。
Philadelphia の rock band、The Hooters の 1987 年作。
real time で聴いたのは 1993 年の "Out of Body" 以降な小生であります。あの頃はまだ若かったね……。でもって live 盤出した後は The Hooters も沈黙期に入ってしまったのですが、何時の間にやら再始動、new album も作ってしまったそうな。つーても今はまだ独逸圏での発売のみで、他の地域には来年 release されるとか。いやぁ元気そうで何より。こういう band が生き残ってくれないと老後の楽しみが無くなるのじゃよ。
で、今聴いておるのは 1987 年 release の major 2nd album ですが、80's の安い pop arrange と彼らならではの民族音楽趣味 & 叙情性が上手く噛み合ってるような噛み合ってないような微妙な album になっております。tr.2 "Karla with a K" や tr.3 "Johnny B" といった必殺めろも入ってますが、全体的には装飾過剰で脂っこいか。ああでも、久々に聴いても気持ちええ音です。
german trance な人達であるところの Ash Ra Tempel、1972 年発表の 2nd album。全 3 曲。小生保有は邦盤 KICP2852 であります。
1st 時の面子だった Klaus Schulze は既に脱退しており、今回は Manuel Goettsching (g, etc)、Hartmut Enke (b, etc)、Wolfgang Mueller (ds, vibes) の三人を中心として、他 guest 数名を巻き込んでの psychedelic 祭を繰り広げております。一聴して気付くのは随分と blues rock 寄りに shift しておる点で、Schulze が居なくなった分だけ Goettsching の趣味が前に出てきたってことでしょうかね。とはいえ Jimi Hendrix や Cream のようにきっちりした構成美の中で底無し万華鏡に叩き込まれるような音ではなく、Goettsching のお花畑 guitar が方々で炸裂しつつ、白玉全開のふにゃふにゃ音塊があちこちで Ectoplasm よろしく漂う展開となっております。
以前聴いたときも印象薄でしたが今回聴き直してもやっぱり薄味。一部の人には高評価なようですが小生はピンと来ませんね……。
深作欣二監督作品、1983 年。
南総の里見家が何者かに襲われ、城主の娘である静姫 (薬師丸ひろ子) は叔父を頼って逃げ延びる途上にあった。里見家を襲ったのは蟇田素藤 (目黒祐樹) とその母である玉梓 (夏木マリ) が率いる魔性の者たちで、玉梓らはかつて里見に滅ぼされたことから怨霊として蘇っていた。静姫は逃避行の途中で親兵衛 (真田広之) という若者に出会うが、親兵衛は静姫を売れば金になると思い、彼女を拐かそうとする。しかし途中で犬山道節 (千葉真一)、犬村大角 (寺田農) という二人の山伏が姫を助ける。二人は里見家を守るために使わされた八犬士で、残る 6 人の犬士を集めて玉梓らと戦う所存だった。静姫と道節らは犬士を探す旅に出るが……。
細かい episode が詰め込まれている割には八犬士の印象が薄かったり、love scene が無駄に長かったりして、あまり印象に残らなさそうな映画。とはいえ終盤に無双ばりの派手な殺陣があったりするのはやはり深作欣二作品なのですな。
本家で release されてから間が空いてしまいましたが、ようやく Izumi 投入に踏みきるのであります。
最初は everything 版で頑張ろうとしましたが、時間がかかるのと、途中で python の install にコケてやり直しになったので断念。所詮は貧弱環境か……。
minimal 版で retry。40G で /dev/sda2 の pertition 切って、lvm は例によって外して、install。hda が sda になってるところに時代を感じますのぅ。
reboot して初期設定して user login。wm は xfce、lang は japanese utf8。特に問題なく入れました。
後は個人環境を整えるべし、ということで以前使っていた sda1 区画を mount して、user dir から必要なネタを cp。sudoer 設定。jed、emacs、fluxbox、sylpheed、mplayer、lha、mlterm 等諸々投入。grub conf や fstab、crontab も設定しなおして、とりあえず常用環境にはなったかなと。
暫く使って様子見しませう。
最近の ffmpeg は wma が作れるそうな。
へーそう。ということで通りすぎるのが普段の小生でありますが、仕事場で使っている wma の sample file がアレすぎるのでこの機会にやってみるのです。
入力を input.wav、出力を output.wma、bitrate を 128kbps とすると、
$ ffmpeg -i input.wav -acodec wmav2 -ab 128k output.wma
で output.wma ができます。mplayer で再生させると audio codec が ffwmav2 と認識されて音が出ますので、まぁ成功かと。
grip で、encoding の指定時に直接 ffmpeg を叩くようにすれば、grip での wma 生成も可能であります。