Noisy Days in March, 2007

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2007.03.21 (Wed)

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  • Jordi Maso / Severac: Piano Music
  • Peter Serkin / Beethoven: Diabelli Variations
  • Peter Serkin / Peter Serkin plays The Music of Toru Takemitsu
[movie] The Village

 M. Night Shyamalan 監督作品、2004 年。
 森に囲まれた村で、村人は慎ましい生活を送っていた。森には恐ろしい獣が居るが、村との誓約により村の中には入ってこれないという。獣に襲われることを警戒して、教師の Edward Walker (William Hurt) を始めとする年長者達は、村人が森に入ることを固く戒めていた。村の実直な青年 Lucius Hunt (Joaquin Phoenix) は、頭の弱い Noah Percy (Adrien Brody) や、盲目の美しい娘 Ivy Walker (Bryce Dallas Howard) と平和な日々を送っていたが、森の外に対する興味を捨てきれず、人目を忍んで森へ入ることがあった。だがある日、獣が村に侵入する……。

 M. Night Shyamalan 監督作品といえばどんでん返しな作風で有名ですが、人の生き様に向ける眼差しの温かさも特筆に値するのではないかと思うのですよ。傷を負った者たちが虚偽の楽園に閉じこもるのは罪なのか。愛する者を救うために禁忌を犯すのは罪なのか。舞台設定は周到、お話は horror 仕立てながらも結局は love story なのでお子さまも安心、か?
 妖怪は人の心が生み出すもの、とは誰の言葉だったか忘れましたが、そうした古い共同体の自衛本能と現代人の心の闇を上手く融合させつつ、幻想的な森の描写で現と幻の狭間を表現しております。Ivy が森で獣に襲われる場面は、Ivy が盲目であるが故に、観客としては獣が妄想か現実かで混乱させられる……という趣向もまた楽しい。
 後半の展開はいろいろ驚かされるものの一本調子で、見終ると何だそれだけかよと小言が出そうになるのも確かですが、全体的には良く出来た一作と思いまする。

log modified: 2007/03/22 03:24:26 JST

2007.03.22 (Thu)

Van Morrison / The Philosopher's Stone

 Van Morrison の The Unreleased Tapes volume one、だそうな。1998 年発表の CD 2 枚組。
 70 年代から 80 年代の rare tracks をほぼ年代順にまとめた album ですが、手抜き感や寄せ集め感は一切無し、それどころか debut 期から 90 年代の spiritual 期に到達するまでの過程を改めて総括するような、裏 best 版と呼んでも良いような充実した内容であります。冒頭の cd1 tr.1 "Really Don't Know"、tr.2 "Ordinary People" での simple な編成での blues にいきなりやられます。70 年代の Van にはあまり良い印象のない小生ですが、こうして初期から聴いてみると若い頃でも若い頃なりに Van Morrison してますなぁと。shout が苛烈に過ぎて音割れする程だったり、歌唱も荒削りだったりしますが、若さを持て余し突っ走ってしまう Van もまた良し。cd1 の方では比比較的 orthodox な blues や soul を聴かせてくれます。
 続いての cd2 では次第に spiritual で one & only な Van Morrison 流 soul music へと向かっていく過程が窺えます。時代の要請に応じてか、音質も clear になり、いかにも 80's なぺなぺな drums や厚化粧 synth も聴こえてきますが、んなもん関係なしに Van は high voltage で、いかなる音をも自らの宇宙に取り込んでしまうのであります。時代を超越する声ってのはあるもんですなぁ。
 これで volume one てんだから次も当然あるんでしょう。まぁ、最近は安定して original album の release も続いてますので、心配はしてませんけどね。今後も頑張ってほしい歌い手さんであります。

Stuart Woods 『Orchid Beach』

 Harpercollins 版の paperback で読了。
 不本意な経緯で軍を退役した 37 歳の Holly Barker は、縁あって Florida 洲 Orchid Beach の地元警部の職を得ることになる。しかしその就任当日、Holly に職を斡旋した警察署長の Chet Marley は何者かに襲われ重体、Marley の友人 Hank Doherty も自宅で殺される。いきなり署長代理となった Holly は、Doherty の飼っていた Doberman の Daisy や、現地で知り合った弁護士の Jackson Oxenhandler、Holly の父親で Marley や Doherty とは vietnum 戦争時代の戦友だった Hamilton Barker らと共に、事件の捜査に乗り出す。だが捜査が進むにつれ、閑静な resort 地と思われた Orchid Beach に潜む巨悪の存在を知ることになり、Holly の身にも危険が迫る……といったお話。

 終盤では FBI も絡んでのどんぱちまで拝める娯楽作品であります。Holly はあんまし女らしゅうは無いですが知的かつ勇敢な豪傑。Daisy も密かに大活躍で犬好きにはよろしいのではないかと。お話も警察内の情報漏洩や情報改竄があったり、私有地で対空 missile 構えておったりと、あの手この手で entertainment していて良好。
 Stuart Woods の本は初めて読みましたが、こういう乗りならまた読んでもええですな。

[anime] Pumpkin Scissors

 全話観ましたよ。
 一言でいえば終盤大失速な作品でありました。

log modified: 2007/03/23 02:51:19 JST

2007.03.23 (Fri)

diary

 送別会その 2。偉い人に囲まれつつ地味に飲むの巻。

log modified: 2007/03/25 01:44:49 JST

2007.03.24 (Sat)

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  • Eiichi Hayashi, Yoshihide Otomo & Yoshisaburo Toyozumi / The Crushed Pellet
  • Stuart Woods 『Orchid Blues』
[movie] 逆境ナイン

 羽住英一郎監督作品、2005 年。
 全力学園野球部主将の不屈闘志 (玉山鉄二) は、校長 (藤岡弘) から野球部の廃部を言い渡される。万年初戦敗退の野球部なぞ潰してしまうに限るというのが校長の言い分だったが、不屈は野球部存続のため、甲子園に出場することを誓う。不屈は manager の月田明子 (堀北真希) や他の部員達を丸め込み、一丸となって猛特訓に励むが、様々な不運や事故が彼らを襲う。不屈らは逆境を乗り越え地区大会に優勝できるのか……。

 島本和彦原作の漫画を実写映画化したものですが、いやぁ、こりゃ厳しいですな。speed 感が決定的に欠如しておるし、仕掛けが大仰過ぎる上に引っ張りすぎなお笑いネタにも興醒め。これじゃあ "Shaolin Succer" にゃ勝てませんなぁ。
 校長や野球部監督の榊原剛 (田中直樹) には専用の melody を付けてたり、炎尾燃 (島本和彦) の抑えてない解説とか、部分的にツボなところもありますが、全体的には駄目映画と言わざるを得ませんな……。

diary

 昨夜飲み過ぎたという訳でもないでしょうが、体調不良で down 中。
 家で大人しくしていると、一日の時間って結構あるよなぁと。まぁ、何もやる気が起こらんからそう思うのであって、何かしておればそれなりに時間は経つものなんでしょうが。

log modified: 2007/03/25 01:43:55 JST

2007.03.25 (Sun)

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  • Guarneri Quartet / Beethoven: String Quartets complete (8CD)
  • Various Artists / Requiem (10CD)
  • ジョージ・R・R・マーティン 『王狼たちの戦旗 I』
  • 神林 長平 『膚の下 (上・下)』
  • 高橋 葉介 『怪談』
[movie] ルパン三世 1$マネーウォーズ

 殿勝秀樹監督作品、2000 年。TV 映画。
 New York で auction にかけられていた安物の指輪、その指輪には歴史に名を残す独裁者達が持っていたと言われる brooch の所在が示されているという。auction 会場で銭形を撒いて指輪をせしめたルパンだったが、謎の武装集団に指輪を奪われてしまう。その武装集団の後ろには、世界経済に大きな影響力を持つ Bank of World の若き頭取、シンシアが居るらしい。ルパンと次元大介、それに新興宗教の教祖と称する娘に入れ込んでいる石川五ェ門の三人は、再び指輪を入手するべく BOW に潜入し、シンシアを人質にして包囲網を突破する。しかしヘリで逃亡を計った際、ルパンが rifle で胸を撃たれてヘリから落下してしまう……。

 シンシア姉ちゃんが良いですなぁ。野心を成就するためなら手段を問わない career woman で、brooch 奪取を目論んでルパンを殺そうとしたり、oil shock で大儲けしようとして石油原産国で戦争を起こそうとしたり。ルパンとは敵対関係ながら惹かれるものもあるらしい、てのもお約束ながらお約束上等であると五ェ門も言っております。しっかし普段は女に優しいルパンも、シンシアに対してはかなり痛烈な仕返しをしております。ううむ、こういうお硬い高飛車 career woman に「酷い人ね……」と言わせるところもまた製作者のルパン美学なのかのぅ。ちなみに声は小山茉美。
 お話の方もなかなか良好。いやまぁ brooch の話と oil shock の話とで上手く噛み合ってない風情も無きにしもあらずではありますし、海外で戦争起こそうってのに自前の油田拠点の島に武器弾薬抱えこんでるてのは問題ありじゃねーのとか、葬式してる mafia 軍団が一人の男にビビりすぎとかビル内を気球で上昇していく度に上の階に丸穴空けてたら丸穴部分が気球に当たっちゃうじゃないかとか、突っ込み所はいろいろあるですが、ルパンが最初に指輪を渡そうとした酒場の歌い手サンディが story に絡んでたり、次元が愛用の銃を取り落としたことでルパンの銃を借りることになり、そこから延々女談義に進んでいくところとか、細かい部分で面白い趣向がちらほら。後半も指輪の謎解きやら dummy の油田会社やらでどたばたしつつ、ルパンものらしい action もありで楽しめます。ルパンらによる弾薬庫爆破から、それを背景に納めての五ェ門とナイフ男の対決に進んでいく演出はかっちょよかったっす。
 ルパン TV ものとしては上出来な一作でありました。

diary

 寝ていると微妙に地震を検知。物が落ちない程度であることを確認して二度寝。

 体の具合は少し復調。
 よたよたと出歩いて vf5。葵で三段から四段に昇段。開幕戦は「負けたら降段」だったのに、珍しく連勝。変な風が吹いて助かりましたよ。
 虫姫さま 2 ver1.5、まに N ぱるで 4 面前半まで。毎度安全走行な小生ですが 4 面は何時の間にか詰んでる……。いろいろ足りとらんのぅ。

log modified: 2007/03/26 02:54:18 JST

2007.03.26 (Mon)

Warren Haynes / Live at Bonnaroo

 Gov't Mule の Warren Haynes (vo, g) が、acoustic guitar 抱えて 2003 年の Bonnaroo Music Festival で live したときの記録であります。2004 年発表、ATO0018。
 Mule と言えば blues rock なわけで、oldtime blues ぶりばりになるかと思いきや、tr.1 "Lucky" は Radiohead の曲で驚かされるのであります。とはいえこの人の guitar とおっさん声で歌われた日にゃ目の前は南部の黄金色じゃよ。
 自作曲中心の選曲ながら、U2 の tr.6 "One" や、Eagles の tr.14 "Wasted Time" なんてのも Warren 節で楽しめます。締めは The Allman Brothers Band 時代の tr.16 "Soulshine" で、guest 参加の Vusi Mahlasela (vo) との掛け合いで盛り上げて終了。
 Gov't Mule の骨太な rock とはまた違う、地味渋ながら味のある album でありました。

森 博嗣 『虚空の逆マトリクス』
 だいたい、みんなから、「ぼんやりモナカ」とか「くたんくたんモナカ」などと呼ばれている私は、普通の人よりも感情の起伏が少ない、というより、感情の追従が遅い人間なのだ。だから、それを見たときも、特に悲鳴を上げたりはしなかった。(page 226)

 くたんくたんモナカ……って、言い難そうだのぅ。講談社文庫版で読了。7 篇収録の短篇集。
 ええと、接続された女ネタとか、第六感ネタとか、taxi の愚痴とかには特に感想なし。soft-boiled は似合いませんなぁ。
 シンちゃんの件に出てくるあの女は非常に許しがたい。悪女説で言えば道具の後始末が杜撰すぎる。善女説で言えば自分の都合に人を巻き込みすぎ。いや趣向は良かったんですけどね。
 回文は面白かったですよ。お話はもう忘れました。ええと、くたんくたんモナカたん。
 最後のは喜多先生お疲れさまでしたと。
 ということでそれなりに楽しめましたが短篇なのに長い話が多かったような気がするのは小生だけですかな。

log modified: 2007/03/27 03:07:10 JST

2007.03.27 (Tue)

Concertgebouw Orchestra, Amsterdam (conducted by Sir Colin Davis) / Stravinsky: Le Sacre Du Printemps, Petrouchka

 Concertgebouw Orchestra, Amsterdam (現 Royal Concertgebouw Orchestra) による、Igor Stravinsky (1882-1971) の Ballet 音楽 "春の祭典" と "Petrouchka" を収録した album。録音はそれぞれ 1976 年と 1977 年。
 "春の祭典" の第一印象はとかく五月蝿い喧しい、orchestra hit を rhythm 取るようにばしばし使いやがって、これじゃあまるで 80 年代 Yes な prog rock じゃねえかよ……といった感じでしたが、80 年代 Yes は迷走ではないと信じる小生は "春の祭典" も悪くないですなぁと思いながら茶を啜るのであります。場面に応じて緩急付けつつ圧倒的な climax に持っていくあたりも prog rock な趣。COA も意外と熱血な演奏を披露しております。
 一方の "Petrouchka" は melody 立ちしてたり piano も入ったりで、ハルサイに比べれば入りやすい曲ではありますが、複数の旋律が同時に鳴って入り乱れる展開もあり面白い。こういうひねくれた性根を愛せるか否かが善悪分岐点なんでしょう。

[anime] 牙 -KIBA-

 神志那弘志監督作品。全 51 話。
 いやはや面白かったですよ。話が迷走しまくりで。脚本さんは毎回七転八倒だったんじゃないでしょうか。
 取ってつけたように兄妹にされる輩が居たり (当然片割れは捨てキャラ)、途中退場者が終盤に復活したと思いきや何の役にも立たない場繋ぎ役だったり、へろへろ幼女がある日救世主さまと呼ばれたり。あまりに都合良すぎて話の展開が読めぬこと甚だしいってえのが良いですな。
 話の途中で性格反転する輩も多数登場。デュマスの豹変振りや、レベッカが復讐の鬼になる様はかなり痛快でしたし、ヒューも cool な image が最後はぶち壊しでしたしねぇ。その点、ノアは意外度が若干落ちるか。あ、細かいところだとヴェンダー博士の寝返りも良かったですな。科学者根性丸出しで。
 裏切りや強引な展開による個々の episode が面白いあまり、ゼッドを主体とした大枠の救世主話がどーでもよくなってしまうという作品でありました。とりあえず最後まで終わって何よりであります。

diary

 起床すると肩凝りが。というか背中全体が痛い。いろいろしんどいのぅ。

log modified: 2007/03/28 03:07:17 JST

2007.03.28 (Wed)

Susumu Yokota / Magic Thread

 Susumu Yokota の 1998 年作。元は Yokota の own label である skintone の 1 枚目ですが、小生が持ってるのは Leaf 版の BAY11CD。
 1998 年と言えば Yokota 史上誉れ高い傑作 "1998" が release された年でありますが、その一方でこんな地味渋で ambient で electro な track も作っておったのですなぁ。只管 simple な音の連なりが続き、minimal な反復が風景に溶けこむ。四つ打ちもあるにはありますがあくまで控えめ。全体の印象としては、後の "Sakura" や "Grinning Cat" にも繋がる ambient & tribal な一枚になっております。既にこの頃から skintone の color は定まっておった様子。
 どこか懐かしさの漂う、音の水墨画な世界であります。近年の Yokota 作品は隙の無い production で聴かせるものが多いですが、小生はこの album くらい隙間が多い方が好みですなぁ。

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  • 東 浩紀 『ゲーム的リアリズムの誕生』
diary

 kt2 氏が自選曲公開したそうです。未聴の方は是非。

 本日は歓送迎会その 3。小人数でほのぼの。気疲れしなくて良い感じに飲めました。

log modified: 2007/03/29 02:46:35 JST

2007.03.29 (Thu)

I'm Not A Gun / Everything At Once

 John Tejada (ds, etc) と Takeshi Nishimoto (g, etc) の unit、I'm Not A Gun の 1st album。2003 年発表。
 Manuel Goettsching meets electro な音ですが、流れに逆らわぬ佇いに sense の良さを感じるのであります。John Tejada、相変わらず quality の高い仕事してますねぇ。

diary

 送別会その 4。日付変わるまで飲んでました。
 今の職場もあと一日か……。

log modified: 2007/03/30 02:49:44 JST

2007.03.30 (Fri)

John Tejada / Cleaning Sounds is a Filthy Business

 米国の trackmaker、John Tejada の 2006 年作。PAL-042CD。
 solo 名義作では click house 道を邁進する John Tejada、今回は四つ打ちへの力点を若干強化しておるようです。minimal 基調ですが、柔かい上物の音や、山あり谷ありな arrangement で、例によって質の高い音楽を聴かせてくれます。安心の一枚。

森岡 浩之 『星界の断章 I』
 しかし、彼は「賭けるのは金ではない」と不可解なことを言った。
 では何を賭けるのか、と問うと、「宿命だよ」と答える。
 これでピンときた私は「読んだのか、観たのか」と問うた。(page 13)

 早川文庫版で読了。12 篇収録の短篇集。
 とはいえトリ以外の偶数番に収録されている短篇は星界版のコミケねただの白菜格闘だの委員長だの萌へだの攻め受けだので真面目に受け取る必要なし。
 奇数番の短篇はアーヴの始祖話、ペネージュやソバーシュの side stories、その他諸々。さほど新味も灰汁もなく、言うなれば普通な短篇集。

diary

 本日付けで今の職場は作業終了、ということで一日片付けとか挨拶周りとか。
 定時後の写真撮影の際には贈り物も頂きました。ありがとうございます。しかし食い切れるんかこれ。

 帰宅してみると宅急便が。provider から新しい modem が送付されてきたのでありました。つーても service in は 4 月以降なので、暫く寝かせるしかないのですが。

log modified: 2007/03/31 01:02:00 JST

2007.03.31 (Sat)

diary

 会社の式典で東京へ。懐かしい面々と再会し、お互い歳取ったのぅと老人話に花咲かせましたとさ。日帰り。

[movie] The Brothers Grimm

 Terry Gilliam 監督作品、2005 年。
 19 世紀、France 占領下の Germany。悪霊退治の専門家と称しつつ、実は迷信深い村人から詐欺で金を巻き上げている Wilhelm (Matt Damon) と Jacob (Heath Ledger) の Grimm 兄弟は、ある日 France 軍の Cavaldi (Peter Stormare) に捕まり、将軍 Delatombe (Jonathan Pryce) の前に引き出される。Delatombe は Grimm 兄弟の悪業に目を瞑る代わりに、二人に Marbaden 村の少女連続失踪事件を解決するよう命じる。自分達以外に悪霊詐欺を企てる輩がいると踏んだ Grimm 兄弟は Marbaden 村に赴き、変り者の狩人 Angelika (Lena Headey) を案内役にして、村の近くにある森へ調査に向かうが、そこで彼らは本物の悪霊事件に巻き込まれる……。

 古めかしい 19 世紀の雰囲気や、大道具小道具取り混ぜて童話な世界を顕現せしめんとする心意気は見事。とはいえ、お話は思っていたほど盛り上がらない。Grimm 兄弟、巻き込まれてばかりで事件を解決しようって意気込みが感じられないんだよな。それでいて、お話は綺麗に収束。
 Terry Gilliam 的には、それが大人になったということかも知れん。いやいや、貴方は大人にならないでもいいよ。

[anime] 武装錬金

 加戸誉夫監督作品、全 26 話。
 Jump お得意の action battle もの。
 終盤は斗貴子さん萌えな anime になってしまいましたとさ。とはいえ、こういう派手で無理矢理な anime は嫌いではないのです。

log modified: 2007/04/02 02:51:39 JST

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