Noisy Days in February, 2007

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2007.02.21 (Wed)

Ichiko Hashimoto / Rahxephon Pluralitas Concentio O.S.T.

 劇場版 animation「Rahxephon 多元変奏曲」の original soundtracks。2003 年発表。全 21 曲。音楽担当は橋本一子。
 映画の方は小生辛口でしたが音の方は良好なのです。CD 前半は orchestra 主体の劇伴、後半は歌物各種取り揃えの赴き。まぁ TV series と重複する曲も多いので既視感はありまくりですが、従来の O.S.T. に比べればまとまっている分だけ聴きやすいですな。まぁ、聴きやすいとはいえ Messiaen や Hindemith を思わせる法悦の不協和音を楽しめるか否かで評価も分かれるでしょうが。オケに distortion guitar を絡ませたり、tr.15 "l'aile" のように複数の phrase を合わないままに混ぜ合わせたりする趣向は面白いです。20 世紀前半の神秘主義近代音楽を現代で再現させるとこうなった、みたいな。
 こういう音が流行り廃りの一過性症候群に埋もれてしまうのは勿体ないことであります。とりあえず神棚に飾りましょう。

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 ということで不健康診断。左の視力が眼鏡有でも無でもあまり変わらない様子。というか結構な乱視気味と自己判断。いかんねぇ。

 んで定時後に本社に戻っていろいろ。

 帰りしなに vf5。某 JA 遣いの EL にボコられました。初心者専用台ですってば。

log modified: 2007/02/22 03:16:43 JST

2007.02.22 (Thu)

Toshio Masuda / 蟲音 後

 TV animation「蟲師」の original soundtracks。2006 年発表。全 24 曲。音楽担当は増田俊郎。
 こないだ地上波 TV 版最終話だった「筆の海」を観直しましたが、やはりええですなぁ。ここまで静寂を聴かせて成功した anime も珍しい。
 CD になると、まぁ幽幻の響とはいえ anime 本編より姦しい印象があるのは仕方ないか。とはいえ相変わらずの緩やかな展開と厳選された音選びで満足の行く一枚であります。

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 昨夜のこと。
 さて日記も書いたし up するべぇと lftp で login ……って、"530 Login incorrect." とは何じゃあこりゃあ。何者かが我輩の password を改竄しおったのか! と一人騒然。
 しかし眠かったので放置。

 さて本日。
 帰宅後に provider の個人設定に入って ftp の login password を変更。再度 lftp で login ……失敗。おおっと。password が原因では無い様子。
 んじゃ結局何なのよとあれこれ情報収集。で解ったのは、どうやら ftp の address が変わっているということでありました。おいおいそんなん聞いとらへんで。再設定して無事 login できたから良かったものの、小生が聡明でなければ call center に電話して罵詈雑言浴びせ掛けるところでありました。ったくもう。

log modified: 2007/02/23 02:13:07 JST

2007.02.23 (Fri)

diary

 とある試験の受験料を電信振込。振込も簡単にできるようになったんですねぇ。って、小生の時間が止まっていただけか。

log modified: 2007/02/24 16:45:07 JST

2007.02.24 (Sat)

get
  • Plastikman / Musik
  • Susumu Yokota / Image 1983 - 1998
  • Cornelius / Sensuous
  • Maaya Sakamoto / Lucy
  • Walter Olbertz / Haydn: Die Klaviersonaten (9CD)
  • Annerose Schmidt / Schumann: Piano Works (3CD)
[movie] The Game (not reviewed)

 David Fincher 監督作品、1997 年。

log modified: 2007/02/26 02:39:52 JST

2007.02.25 (Sun)

get
  • Wolf Harden / Busoni: Piano Music, Vol.2
  • Tallinn Chamber Orchestra (conducted by Tonu Kaljuste) / Heino Eller: Neenia
  • Gavin Bryars / After The Requiem
  • John Coltrane & Don Cherry / The Avant-Garde
[movie] Broadway Danny Rose

 Woody Allen 監督作品、1984 年。
 Broadway で芸人達が会食していて、Danny Rose (Woody Allen) の話になった。Danny Rose は売れない芸人ばかり扱っている芸能 producer だった。Danny に育ててもらって有名になった芸人は皆、彼の元を去っていくので、Danny は貧乏なままだった。昔は有名だった歌手 Lou Canova (Nick Apollo Forte) も今は落ちぶれて Danny に面倒見て貰っていたが、時代は懐メロ回顧に向かっていた。Danny の計らいで Lou は舞台を得られたが、そこに出演するには Lou の愛人 Tina (Mia Farrow) が見ていないと駄目だという。Danny は Tina を呼び寄せるべく Tina の家に向かうが、ご機嫌斜めの Tina は Danny お構い無しに振る舞う。やがて Tina は mafia の party で彼女に恋している優男を振り、Tina の情夫と勘違いされた Danny は mafia の殺し屋に命を狙われ、Danny と Tina の逃避行が始まる……。

 Woody Allen お得意のどたばた喜劇。Mia Farrow のつんつん娘振りがかなり新鮮ですな。二人して mafia に縛られて縄抜けするところが微妙にえろい。楽しんどるね監督。
 全編 monochrome なのも良い雰囲気であります。

log modified: 2007/02/26 02:42:22 JST

2007.02.26 (Mon)

Octave One featuring Random Noise Generation / Off The Grid

 detroit の techno unit、Octave One が 2006 年に行った world tour の DVD。2007 年発売。
 本家 detroit techno がその主義主張はともかくとして音楽的には動脈硬化しつつある昨今ですが、こと Octave One に関してはやんちゃな分家みたいな身軽さ自由さ奔放さがあるので、個人的には評価高いのですよ。Kevin Saunderson 以来絶えていた detroit techno の陽性な側面を継承せんとしておるような快楽音響の権化であります。とはいえ Octave One の裏面であるところの Random Noise Generation ではもう少し hardcore で serious な techno をやっておって、そっちはそれなりに普通な techno だったりもするので、両方合わせると個性が相殺されてしまうような気もしたり。
 さてこちらの DVD ですが、世界の現場での live 映像が主になっているので、雰囲気的には Octave One というより RNG 主体な趣です。音だけ聴いてる分には高揚しますが映像作品としては……どうなんでしょうね。Burden 兄弟が身体揺らしてつまみ弄り倒すの図。まぁ、聞いて楽しむには良い物でしょうなぁ。

浅羽 通明 『右翼と左翼』

 幻冬舎新書版で読了。
 右翼左翼とはよく聞くけれど結局それって何なのよ、と悩んでいる人達向けに、その歴史的な成立背景と現代までの変遷、そしてこれからを説く……といった内容。

 まぁつまるところ、ぬるま湯で安寧な日常が到来すると右や左に拘らなくても生きていけるではないか……というところが右も左もふにゃになってしまった原因だという主張のようです。
 それもそうですね、ああよかった、ということでこの話も了。

 終盤でセカイ系と絡めて論じてくるあたりがこの著者らしい趣向でしたなぁ。

log modified: 2007/02/27 02:50:42 JST

2007.02.27 (Tue)

Dark Energy / Collided Energy

 UR の一員にして Suburban Knight の名でも知られる James Pennington による、Dark Energy 名義作。2007 年発表、CD 2 枚組。
 Dark Energy 名義で発表してきた singles を中心とした compilation とのこと。つーても図抜けた名曲はないから小生には解らんよ……って、tr.2-03 "Aurora" や tr.2-06 "Nocturbulous" 辺りは聞き覚えがあったり。これも年の功か。
 元々が地味渋な trackmaker な人ですが、この Dark Energy 名義作はまた一層暗い色調の dark electro を展開しております。とは言っても Drexciya のように深みに引き摺り込んで一生浮上できない程の deep さはなくて、適度に軽快で爽快。これもまた UR の音か。

log modified: 2007/02/28 01:55:54 JST

2007.02.28 (Wed)

John Coltrane & Don Cherry / The Avant-Garde

 John Coltrane (ts, ss)、Don Cherry (tp)、Charlie Haden (b (tr.1 & 3))、Percy Heath (b)、Ed Blackwell (ds) の布陣による 1960 年録音作。全 5 曲。
 Ornette Coleman の free jazz は既に提示されており、それに触発された John Coltrane が、Ornette group の要人 Don Cherry を引っ張りこんで free jazz しようとした album であります。tr.1 "Cherryco" は Don Cherry 作、tr.2 "Focus on Sanity"、tr.3 "The Blessing"、tr.4 "The Invisible" は Ornette Coleman 作、最後の tr.5 "Bemsha Swing" は Thelonious Monk 作……ということで、曲目からしてあからさまな free jazz 指向。とはいえ 60 年代後半に炸裂する Coltrane の前人未到な free jazz に比べればまだ普通の jazz に聴こえます。まぁ、Coltrane はこの録音の後に "My Favorite Things" を吹き込む訳で、歌心充分な時期には違いないのですが。
 Don Cherry も John Coltrane も攻め攻めで面白い展開ですが、やはりまだ若いか。十年後くらいにまた二人で演ってほしかったな。

diary

「コルダとはイタリア語で絆地獄の意味なのだー」
 知らなかったよ兄さん。

log modified: 2007/03/01 01:33:45 JST

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