Noisy Days in February, 2006

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2006.02.11 (Sat)

diary

 昼から新幹線に乗って伊豆行き。修善寺で湯に浸かって一泊。

log modified: 2006/02/14 00:02:15 JST

2006.02.12 (Sun)

diary

 浄蓮の滝を見に行って、わさびソフト食って、城ヶ崎の吊橋渡る。
 熱海から新幹線で帰路。

 風呂場で足伸ばせたので良かったです。我ながら淡泊な感想だのぅ。

log modified: 2006/02/14 00:07:25 JST

2006.02.13 (Mon)

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  • James Patterson 『1st To Die』
栗本 薫 『ルノリアの奇跡 (グイン・サーガ 78)』
「冗談ではないですよ。私には休んでいる暇なんかないんです。私がのんびりしていたら、何もかもうっちゃられたままになってしまうんですからね……何ですか。いったいこんどは何をしようっていうんです。やめて、やめて下さい、痛い、痛いから」(page 209)

 弄られの星の元に生まれた男ことヴァレリウス君、早速遊ばれております。早川文庫版で先日読了。
 襲いかかってきた竜頭兵にたじたじなナリス軍、しかし導師イェライシャの一撃で形勢逆転し急場を凌ぐ。ヴァレリウスの口から今までのあれこれはヤンダルの目を欺く作戦だったのだと知らされたナリス軍首脳部は胸をなでおろし、一路カレニアを目指す。またもやナリスに謀られた黒太子様はもう知らんと草原に帰り、取り残されたリギアはさめざめと泣く。グラチウスは再びヴァレリウスの前に現れ、彼をからかって遊ぶ、の巻。

 久々の栗本節、即ち数十頁に及ぶ世界一不幸女のうじうじ独白節の犠牲になったのはリギア嬢でありました。かつてアム公が従者と一緒に傷をなめなめした頃に比べればあっさりしたもんですが、それにしても長いしくどいし話進まんしで勘弁して欲しいもんです。しかもよりによってリギア嬢でやりますか。いろいろあってぶっ壊れてるのは解りますがここで女々しくしてどうするよ。おまけに出奔で無責任女の仲間入りです。あーあ。
 見せ場を作ったイェライシャもどうやら退場の御様子。となると期待はぐらっちーに集まりますな。

diary

 会社の年休取得日でお休みでありました。

 ガルーダ II、6 面後半まで。調子わる。

log modified: 2006/02/14 00:54:17 JST

2006.02.14 (Tue)

Herbie Hancock / Future 2 Future

 Herbie Hancock (p, elp) の 2001 年作。
 jazz 界の大御所ながらも、Herbie 節としか言いようのない groovy な melody と electronics への愛着から、数年置きに希代な album を放出してしまう Herbie Hancock ですが、この作品では club jazz 〜 techno 界隈へ手を出しております。producer は Bill Laswell、共作者には Carl Craig、A Guy Called Gerald、Karsh Kale の名も。若人の血を啜って延命を図ろうって腹だったんですかね。
 とはいえ、programming の音に押されて Herbie の打鍵は何だか埋もれがちなんだよなぁ。結果、賞味期限短めの出来損ない club jazz album みたいな雰囲気に。伝統芸能な jazz から抜け出したところで勝負したい、って意気込みは解りますが、個人的には引っかかりのない club jazz であります。まぁ、こんなもんか。

log modified: 2006/02/15 01:29:54 JST

2006.02.15 (Wed)

James Ruskin / Further Design

 UK の techno producer、James Ruskin の 1998 年作。
 ごりごりの minimal techno でやんす。後の album 程の強烈さはまだ無いものの、初期の Robert Hood を想起させるような、硬質さと柔軟さを併せ持つしなやかな minimal track が並んでおります。この手の耳に優しい minimal techno は珍しい部類に入るのかのぅ。小生は結構好きなんですけどね、こういうの。

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  • The Secret Lover 虫姫さま (DVD)
log modified: 2006/02/16 01:19:33 JST

2006.02.16 (Thu)

The Smashing Pumpkins / Adore

 US の alternative rock band、The Smashing Pumpkins の 1998 年作。
 すまぱんてこんなにすかすかじゃったかのぅ、というのが第一印象な album なんですが、未だにそういう感想しか持てんのじゃよ。でもって地味だし感傷的すぎるしどの曲も似たり寄ったりな作りだし。どうも小生には不要の音らしい。南無。

log modified: 2006/02/17 00:55:03 JST

2006.02.17 (Fri)

[movie] They Call Me MISTER Tibbs!

 Gordon Douglas 監督作品、1970 年。邦題「続・夜の大捜査線」。
 町で娼婦が殺された。捜査を預った殺人課の警部補 Virgil Tibbs (Sidney Poitier) は、匿名電話のたれこみから Logan Sharpe 牧師 (Martin Landau) の調査にあたる。Logan は市長選挙に立候補している有名人だが、殺された娼婦とは親密な関係にあった。しかし娼婦の部屋が不動産会社の名義で借りられていたこと、娼婦の住んでいた建物が裏業界では名の通った Rice Weedon (Anthony Zerbe) の管理物であること、娼婦が死の直後に掃除夫の Mealie Williamson (Juano Hernandez) が姿を眩ましていること等の事実が解ってくる。Virgil は真犯人を捕まえるべく奔走する……。

 前作に比べると普通の刑事物ですなぁ。こっちでは Virgil の家族愛と Logan との友情が強調されていて、人種差別の theme は殆ど無くなってます。
 それにしても子供に「煙草は堂々と吸え!」って叱るのはどうかと思うぞ。後々、背が延びなくなったら煙草のせいにされたりして。

log modified: 2006/02/19 14:07:09 JST

2006.02.18 (Sat)

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  • Jon Bon Jovi / Destination Anywhere
  • Zabadak / Prunus
  • Slint / Spiderland
  • Rapeman / Two Nuns And A Pack Mule
  • 舞城 王太郎 『熊の場所』
  • 森 博嗣 『数奇にして有限の良い終末を』
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 ガルーダ II、らすぼす第一形態まで。残 4 で 6 面突入してこの様か……。

log modified: 2006/02/19 11:35:16 JST

2006.02.19 (Sun)

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  • Jimi Hendrix / Are You Experienced
  • Bon Jovi / Bon Jovi
  • Lee Morgan / Lee Morgan Indeed!
  • Lee Morgan / Lee Morgan vol.2
Greg Iles 『Blood Memory』
My cell phone is ringing.
The screen reads Unknown Caller.
I'm afraid to answer, as though by doing so I'll allow the caller to see where I am, like the Eye of Sauron seeing Frodo when he put oon the One Ring. But that's crazy. After a quick breath, I press SEND. (page 323)

 映画の観過ぎですよ。Pocket Books 版の paperback で読了。
 New Orleans で連続殺人事件が発生する。どの死体にも同じ噛み痕があり、現場には血文字で "MY WORK IS NEVER DONE" と描かれていることから同一犯の疑いが濃いが、被害者間の関連は不明だった。警察に協力している歯科学専門家の Catherine "Cat" Ferry は、妻子ある刑事 Sean Regan と公私共に深い付き合いがあり、この事件の捜査にも協力していたが、彼らの private な関係と Cat の精神的な弱さが捜査の足を引っ張る可能性があるとの上層部判断により、Cat は捜査から外されてしまう。New Orleans から一旦 Natchez の実家に戻った Cat は、自分の部屋に luminol 反応があることに気付き驚愕する。Cat が幼い頃、彼女の父は家に押し入ってきた暴漢と争って死んだのだが、Cat にはその時分の記憶が無いのだ。父が自分の部屋で死んだのではないかと疑った Cat は、自分の過去に何があったのか探り出そうとするが、その一方で彼女は FBI から呼び出しを受ける。連続殺人事件への関与を疑われている精神科医の Nathan Malick が彼女に面会を求めているという。Malick と面会した Cat は、Malick が Cat の父の死について知っていると聞かされる。Cat は次第に自分の過去を知っていくが、それは自分の抑圧された心の傷を開くものだった……。

 つかこれは sexual abuse のお話なんですね。まぁこのネタは早めに明るみになるからいいか。法的に断罪されにくい幼児虐待の実態を告発するというのがこの本の狙いかのぅ。theme が theme だけにお話は暗くて重いです。
 主人公の Cat は問題山ほど抱えててんやわんやしてます。Sean の子供を身籠っておるし、祖父からは父が悪者と言われて shock 受けたり、Mississippi 河付近で何者かに命を狙われたり。幼い頃の記憶がないことで他人の話を鵜呑みにしまくって振り回されるという悲劇の人なのですが、古い知合いの小児科医に助けてもらったりもしているので、その辺は上手いこと entertainment になってます。
 とはいえ、連続殺人事件と Cat の過去とに直接的な関係は無い (間接的にはありますが) ので、二本の長編を一緒に読まされたような読後感だったりもします。展開は面白いので悪い作品ではないですが、もう一頑張りといったところですなぁ。

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 ガルーダ II、6 面の石まで。未だに 2 面の被弾率が多くて困ります。まぁ、せせり第一形態最終弾幕の内側避けに初成功したのが今日の収穫ということで。

[movie] Escape from Alcatraz

 Don Siegel 監督作品、1979 年。邦題「アルカトラズからの脱出」。
 1960 年、Alcatraz 刑務所に Frank Morris (Clint Eastwood) が連れてこられる。別の刑務所での脱獄歴を持つ Frank に、所長の Warden (Patrick McGoohan) は Alcatraz から脱出出来た者はいないと言う。Frank は鼠を飼っている Litmus (Frank Ronzio)、図書館の係員 English (Paul Benjamin)、絵師の Doc (Roberts Blossom) らの囚人と親しくなり、収容所内部の事情に詳しくなる。だが所長の不興を買った Doc が絵筆を取り上げられ、全てに失望した Doc は自殺してしまう。Frank はいよいよ脱出の意を固める……。

 淡々とした脱出映画。展開が地味、Eastwood も無表情、最後の菊はわざとらしい。まぁ無理して観る映画ではありませんな。

log modified: 2006/05/01 11:54:49 JST

2006.02.20 (Mon)

Elliott Smith / Figure 8

 american songwriter、Elliott Smith の 2000 年作。
 物憂げな声と哀愁の melody で、じわりと心に染みる歌を伝える Elliott Smith さんであります。小生がこの人の存在を知ったのは割と最近ですが、既に 2003 年に自殺されとるのですな。ご冥福をお祈りいたします。
 とはいえこの album は意外と positive な emotion に溢れておるような気もするのですよ。band sound の曲も多いし strings arrange も大きく取り上げていて豪華な感じ。そこに Elliott Smith の影のある声が聞こえてくると、胸がきゅるきゅると絞られてたまらんです。それにしてもええ曲書きますなぁ……。

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 みりしゃって militia のことだよなぁ。そのまんまやん。いやすまん今頃気付いて。

log modified: 2006/02/21 02:17:22 JST

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