Noisy Days in May, 2005

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2005.05.21 (Sat)

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  • Melvins / Houdini
  • Nirvana / Incesticide
  • Free / Free At Last
  • Rory Gallagher / Live in Europe
  • Led Zeppelin / III
  • The Soft Machine / Volume One & Two
  • The Black Crowes / By Your Side
  • Rage / Ghosts
  • Son House / The Original Delta Blues
  • Wes Montgomery / Full House
  • Dexter Gordon Quartet / The Shadow of Your Smile
  • Pat Metheny Group / First Circle
  • David S. Ware / Earthquation
  • Silicone Soul / Staring Into Space
  • Stinkworx / Ain't-Chit History
  • 藤木 稟 『陀吉尼の紡ぐ糸』
diary

 普段行かない中古 CD 屋を巡ってみる。中古盤街として結構有名だってことは最近知りました。
 昼日中から James Blood Ulmer の曲を流しまくる店に客が入るんかと思いつつ入ってしまう小生のような奴が居る(爆)。と思えば甘ったるい chanson 流して和んでる店もあったり。でもってうひょおなお宝には collector 価格が付いてたり。ちっ、良い目してるぜよ。とはいえ餌箱漁って大漁大漁。つか買いすぎ。これも stress の反動か。

[movie] X2

 Bryan Singer 監督作品、2003 年。邦題「X-メン 2」。
 前作の続き。大統領官邸が mutant に襲われるが、大統領は辛くも生き延びる。大統領は mutant 研究家の元軍司令官 William Stryker (Brian Cox) を招聘し意見を聴く。Stryker は収監中の Magneto こと Eric Lensherr (Ian McKellen) を薬漬けにして、生命体発見装置 Cerebro が Professor X こと Charles Xavier (Patrick Stewart) の元にあることを知る。人間と mutant の共生を模索する Professor は、大統領襲撃事件により世論が mutant 規制に傾くことを懸念し、Cerebro で事件の下手人を特定、念動者の Jean Grey (Famke Janssen) と気象操作者の Storm (Halle Berry) をその下手人 Nightcrawler こと Kurt Wagner (Alan Cumming) の元へと赴かせる。旅から戻った Wolverine こと Logan (Hugh Jackman) は若い学生の Rogue (Anna Paquin)、物体を凍らせる能力を持つ Iceman (Shawn Ashmore)、炎を操れる Pyro (Aaron Stanford) らと共に一時の休息を味わうが、そこに Stryker 配下の兵士達が押し入ってくる……。

 Stryker による mutant 抹殺計画を阻止すべく Magneto と Wolverine らが共闘するという展開がええですなぁ。敵の敵は味方ってか。それでも只の仲良し club では終わらず、Magneto は幻覚で操られている Professor を利用して逆に人間皆殺しを計るってんだから見事な悪人振りです。Magneto の存在感は前作以上というかあの格好悪い helmet にもちゃんと意味があったのか!と色々な意味で楽しめますが、逆に Professor はとっ捕まって操られ放題でいいとこなし。今回の禿 x 爺 x デブ対決、結果は爺の一人勝ちってとこですかね。
 Wolverine の出生の秘密はちと引っ張りすぎだし大した驚きもないし、Stryker も悪役にしては毒が薄いのでどうも物足りない。まぁこの映画は異能格闘 showcase が売りなわけで、お話はあまり考えない方が良いんでしょう。と言いつつ異能者の息子を持った為に人生狂わされた Stryker がその息子を兵器として活用したり、Iceman の両親が自分の息子が mutant だと知り驚いたり、心の闇を抱える者同士の Storm と Nightcrawler が微妙に心通わせたりする展開に、人が人を受け入れることの難しさや minority への問題意識が垣間見えたりもします。しかしどれも寸止めの半端な episode なので消化不良な印象も残りますが。無駄な場面も多いしのぅ。
 冒頭の Nightcrawler による官邸襲撃と、Magneto の鉄弾使った監獄脱出場面は面白かったです。

log modified: 2005/05/22 15:22:19 JST

2005.05.22 (Sun)

[movie] Memories

 大友克洋総監督作品、1995 年。3 話構成の omnibus animation movie。
 第一話「彼女の想いで」、監督は森本晃司。ポンコツ同然の debris 回収船が SOS 信号を受信、乗組員達は救助に向かうが、SOS 信号は小惑星程もある巨大な宇宙船から発信されていた。中に潜入したハインツとミゲルは、その船の持ち主が大昔の有名な opera 歌手エヴァのものと知り、SOS 信号を追跡するが、その二人の目の前には意外な光景が広がっていく……。
 第二話「最臭兵器」、監督は岡村天斎。風邪に苦しむ製薬会社の下っ端、田中信男は、所長のところにあった新しい風邪薬を嚥下し、疲れたので応接室で眠る。だが目覚めてみれば所内の従業員は皆倒れている。とりあえず警察と救急車に連絡し、本社の偉いさんにも事態を報告、すると偉いさんは信男に一人で新薬を本社に持ってくるよう指示する。信男は山梨の研究所から一路東京へ向かうが、出会う人は信男が近付くとばたばた倒れていき、やがて軍隊まで駆り出されることに……。
 第三話「大砲の街」、監督は大友克洋。幼い少年は将来砲撃手になるのが夢、父親はしがない給弾手、母親は家族の面倒見ながらも国の為に勤労奉仕する身。今日も学校では弾道計算の講義があり、17 番砲台では大砲が敵めがけて射出され、国営放送では我が国の大戦果が放送される……。

 3 作とも大友自身の原作を元にしているだけあって大友印な訳ですが、外部の監督を起用したことが良い結果を生んだと言えるかどうかは微妙ですなぁ。まぁ監督の善し悪しが計れる程映画満てるわけでもないので解らんと言えば解らんのですが、きっとその当時は森本晃司即ち stylish な映像監督、岡村天斎即ち slapstick な無軌道映画が得意、てな印象があったんでしょう。その後を知るとこの認識も修正が必要と思いますが、この映画では皆さん想像通りの仕事をしたってことで、まずはよろしかったのではないかと。
 お話として一番まとまっているのは「彼女の想いで」で、記憶と認識、現実と非現実を theme にした哀愁 love story となっております。とはいえハインツの描き込みはいいとしてミゲルの扱いはぞんざいなので少し物足りないっすね。エヴァの世界が拡張していく様が如何にも大友的。第 2 話は animation ならではの馬鹿馬鹿しい展開を笑いましょう。筒井康隆の slapstick を animation にしたらばこんな感じになるんだろうな。第 3 話は大砲の街に住む一家族の生活を追う話で、話だけならああそうふーんで終わってしまいますが、ただ大砲を撃つという目的の為だけに生きる人々の姿はそれだけで grotesque で、大人は戦争の終結とか戦う相手の事とかは誰も気にしておらず、与えられた作業を忠実にこなすことや、労働環境を改善することにしか興味が無い。吹き出る蒸気、精密な砲台描画、それらの描画が細かければ細かい程、この世界が system に絡めとられていることが強調される。少年は砲撃手になることを夢見ているが、夢見るだけで学業はからきしで、そこが父親の今の姿と重なって見える。この家族もまた、system の一部として円環の中を生きつづけているような。むぅ、怖いのぅ。detail が物語に奉仕するのではなく、detail そのものが語る、ってのも大友印ってことで。
 そんな感じで映像作品としては楽しめる一品。

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 xmms で音が鳴らんのぅ、と思っていたら、oss driver 参照しておった。設定で alsa driver に変えたらあっさり鳴り出して、めでたし。

 RD-X4 の DVD-R 書き込みに連続 5 回失敗。ぬおおこれは痛い。net で調べた限りでは結構不具合の多い drive を使っているらしい。
 とはいえ先日、drive soft の update が出たようなので、そのうち更新して様子を見よう……。

 vf4ft、少しは調子が戻ってきた様子。

log modified: 2005/05/23 03:02:14 JST

2005.05.23 (Mon)

Black Sabbath / Sabbath Bloody Sabbath

 Ozzy Osbourne 在籍時の album、1973 年発表。
 個人的な 70 年代 blues rock 遍歴の旅は未だ続いておるわけで、どさくさに紛れて Sabbath の album まで聴いたりするわけです。んで今更のようにこの頃の Black Sabbath って blues rock やのぅと気付かされてこれなら小生も Sabbath 聴いてもいいよねいいよねと自分に言い聞かせたりするわけです。いやー Sabbath って blues だったんだあっはっは、blues なら演歌だよなぁ、演歌だったら metal だよなぁ、こないだ TV で Marty Friedman も似たようなこと言ってたしなぁ、ってあの人は漫才師ですか。
 Black Sabbath に話を戻すと、この人達の曲は暗い重い怖いの Black で Sabbath な曲調な訳で、世間には Sabbath 真似しー、もとい、Sabbath に影響受けて丸コピする人達も大勢いらっしゃりますが、それは即ちパクりやすいというか平凡というか、同時代の Led Zeppelin のように超人発想の riff work でいきなり極北に聳え立ってしまった人達や、超絶 technic と複雑怪奇な楽曲構成で極限の高みを目指したあまり誰も follower が付いてこれなくなった King Crimson な人達が一方に居るおかげで、暗くて重くて slow で heavy という、何だこれなら俺でもできるじゃーんみたいな平版な暗黒世界を延々と紡いでいった Black Sabbath に、中産階級の憧れ不良な少年少女がうさうさと付いていったのも解らんではないのです。その意味で Black Sabbath は大いなる平凡、時代の隙間に just meet て感じだったんではないかと。んでこの 5th album では tr.1 "Sabbath Bloody Sabbath" で掴み充分、んで Sabbath 調の曲を織りまぜつつ、tr.8 "Spiral Architect" では大袈裟な intro やら strings の feature やら妙に明るい曲調やらで何ですかこれは Yes ですか、と思ったら Rick Wakeman も参加ってことで Sabbath って Yes になりたかったのかぁでも Ozzy じゃ無理だよねああそうかだから辞めたのか(爆)、という感じでなかなか腑に落ちる album なのでした。

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 今日も眠かった……。

log modified: 2005/05/24 02:55:36 JST

2005.05.24 (Tue)

Stevie Ray Vaughan and Double Trouble / Couldn't Stand The Weather

 Texis の blues guitarist、Stevie Ray Vaughan の 2nd album、1984 年発表。
 いやまぁ、あんまり好きな guitarist ではないんですよ。80 年代の blues rock つーたら ZZ Top やら The Fabulous Thnderbirds やら、やたらと boogie woogie な pop band しか思い付かんわけで、SRV の album も昔はそういう感じで聴いておったのですが、聴き直してみると意外と渋くて重いのぅ。情感よりも早弾きの方に力点が置かれているという点が若武者な感じでどうにも軽量級なのは差し引いても、tr.6 "Tin Pan Alley" での slow な blues や、tr.4 "Voodoo Chile (Slight Return)" での本家とはまた違う american taste な heavy さに、この人らしい blues feeling が滲み出てますな。まぁ、全体的には entertaiment 色の強い album で、radio 局向けの聞きやすい number が揃ってますので、とりあえず万人向けにお薦めできる album ではあります。
 とはいえ小生は tr.8 "Stang's Swang" の為に持ってるような album だったりします。album 中、この曲だけ jazz なんですが、えらく格好ええので。大体 intro の drums が Ian O'brien "Gigantic Days" の opening にそっくりですよ。即ち Ian O'brien 侮れんということで次の Ian の album は恐怖の blues techno になることでしょう……って何ですか blues techno って(爆)。

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 自分でも作業管理できないくらい仕事が舞い込んでいて、親方は親方で忙しそうで仕事はほいほいこっちに振ってくる、他の同僚も自分の作業で大忙し、という感じで今週は休みなしかのぅと考えるだけで疲れますなぁ。
 まぁ飯だけはちゃんと食っとこう、と。

log modified: 2005/05/25 03:04:11 JST

2005.05.25 (Wed)

Otomo Yoshihide's New Jazz Orchestra / ONJO

 大友良英率いる ONJO の album、2005 年発表。
 初期 ONJQ の膨大な熱量から、ONJE のふわふわな質感を経て、ONJO では sine wave や笙による drawn が全体を制御するゆるやかまったり系の音になってます。大所帯なのに音の密度は控えめ。Eno の "On Land" みたいなもんか。Jim O'rourke 作曲の tr.1 "Eureka"、Mingus から大友に繋ぐ tr.5 "Orange Was The Color Of Her Dress, Then Blue Silk - Tails Out" 辺りは過去にも演奏がありますが、曲としてまとまる気配はあまり感じられず、個々の瞬間が sine wave で繋がりつつ延々と外へ広がっていく感じ。すっかり avant 界の whisper 系歌姫として地歩を固めた感のある Kahimi Karie の声も、怪しげな音の間を漂うユーレイの木霊みたいです。
 何か新しいものが生まれそうで生まれてなくて何か暗闇でうにょうにょと蠢いている気配だけが伝わってきてうーん何なんだろこれとか思っているうちに終了する album であります。そういう気配は Ground Zero の融解 GIG を聴いたときにも感じられたので、巡りめぐってまた何かえらいもんが飛び出してくるその助走、と捉えておきましょう。

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 普段より 1 時間早く帰宅。帰って早々に洗濯。やっぱ 1 時間でも気分的に楽だな。

 RD-X4 の driver update、無事終了。とりあえず 1 枚焼いてみて、特に問題なく終了。この調子で頑張ってくれ。

log modified: 2005/05/26 02:49:10 JST

2005.05.26 (Thu)

Pat Metheny Group / First Circle

 清涼系 guitarist、Pat Metheny の 1984 年作……なんですが、tr.1 "Forward March" を聴いた瞬間に「Cluster の album と入れ間違えたんじゃねーのか中古盤屋のおっさんよぉ」と演奏中止して皿を改めたが確かに Pat Metheny の CD なのでとりあえず聴きつづけてみたところ tr.2 "Yolanda, You Learn" 以降は紛れもなく Pat Metheny でした。Pat の遊び心に付いていくのは難しいのぅ。
 Pat Metheny の ECM years の末尾を飾る album だけあって、europian な上品さと american な解放感とを違和感無く混淆させるという Pat Metheny's sound の集大成的な作品です。他の面子は盟友 Lyle Mays (tp, p, synth, org)、Steve Rodby (b)、Pedro Aznar (g, per, voice)、Paul Wertico (ds) と、Metheny 人脈的にはお馴染みな方々ですが、実は Pedro Aznar と Paul Wertico はこの作品で初参加。それでもすっかり馴染んでいるのは流石というべきか。
 tr.2 "Yolanda, You Learn" の Metheny らしからぬ speed 感、変拍子なのにそれと感じさせない自然な流れの tr.3 "First Circle"、緩やかな中にも dramatic な起伏を配して印象に残る tr.6 "End of the Game" 等、この頃の Pat Metheny の充実振りが伝わる track が並んでます。解りやすく聴きやすいけれど軽すぎない、natural な作りの中で緊張と弛緩の狭間を漂う Pat Metheny の音は、jazz の内側にありながら常に jazz を脅かす ECM という label の中にあってもやはり異質な存在だと思わされるのであります。まぁ、こりゃ売れるやろと思えるだけでも ECM 的でないと言えたりもしますが(爆)。Pedro Aznar のホエェ〜〜ウヒョエェ〜〜な voice も効果的です。
 tr.8 "Praise" の賛美歌風の展開も泣くべきか笑うべきか困る曲で、真面目なのか巫山戯てるのか解らないけれど良い曲なので参ります。まぁ、困るのも楽しみの内か。

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 忙しくて眠くてたまらん一日。ちなみに夜の方が元気です。社会人ウン年めなのに未だに夜型な小生ももう幾つ寝ると三十路爺です。

log modified: 2005/05/27 02:50:38 JST

2005.05.27 (Fri)

Dexter Gordon Quartet / The Shadow Of Your Smile

 Dexter Gordon の Steeple Chase 盤、1971 年録音。
 Steeple Chase という label は知らなかったんですが、忘れかけられた jazz giants を再び甦らせた label として有名だそうです。我らが Dexter Gordon (ts) も軽快かつ豪快に吹いております。何というか和める一枚。

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 金曜日なので元気です。しかし明日も仕事です。

log modified: 2005/05/28 01:56:50 JST

2005.05.28 (Sat)

get
  • Rei Harakami / Lust
  • Yoshihiro Hanno / Angelus
[movie] Swordfish

 Dominic Sena 監督作品、2001 年。
 伝説の hacker でありながら犯罪で捕まり今は仮保釈中 & PC に指一本でも触れたらムショに逆戻りの身である Stanley Jobson (Hugh Jackman) は、田舎の油田工場で先の無い仕事に付いていた。そんな彼の元を美人娘 Ginger (Halle Berry) が訪れる。Ginger は Stanley に大金をちらつかせて、彼女の boss に会うよう要請する。胡散臭い話に乗り気でなかった Stanley だが、彼は娘の Holly (Camryn Grimes) を元妻の Melissa (Drea de Matteo) から取り戻すために大金が必要、なので結局 Ginger の言うことを聞いて飛行機に乗る。行き着いた先は LA、そこで Stanley が出会ったのは、謎めいた犯罪王 Gabriel Shear (John Travolta) だった。Gabriel は Stanley に、最高級の security を備えた network への侵入を依頼する。一方、FBI の J.T. Roberts (Don Cheadle) は、北欧の著名な hacker である Axel Torvalds (Rudolf Martin) の尋問中、所用で場を離れた隙に Axel を暗殺されてしまう。事件の裏に何者かの意志を感じた Roberts は、仮保釈中の Stanley が LA に戻っていることを突き止め、彼を mark するが……。

 thrilling な冒頭で掴みは OK ですが、Hugh Jackman が hacker 役ってところに凄い違和感が……。怪しさ充分の John Travolta、腹黒政治家 James Reisman 役の Sam Shepard はええ味出してますなぁ。
 さてこの映画、趣向も展開も悪くないのに観終わってみると何だか安っぽい。ひっかけとどんでん返しも多用しすぎると緊張感無くなるというのが良く解る作品です。bus ごと中吊りは良い idea でしたけどね。

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 朝から仕事で疲れました。というかずっと mail ばっか書いてたような気が。

log modified: 2005/05/30 02:25:50 JST

2005.05.29 (Sun)

get
  • Vince Watson / Sublimina
  • Shawn Rudiman / Synthesexual
  • Susumu Yokota / Magic Thread
  • Clifford Brown and Max Roach / Clifford Brown and Max Roach at Basin Street
  • Jimi Hendrix / Band of Gypsys
[movie] Venus Wars

 安彦良和監督作品、1989 年。邦題「ヴイナス戦記」。
 金星に彗星が激突したことで植民が進んだ近未来が舞台。イシュタルとアフロディアの二大自治区による分割統治は、両国の関係悪化による戦争状態に陥っていた。ローリング・ゲームと呼ばれる危険な bike race が大衆娯楽として人気を博しているアフロディアの首都イオで、ヒロは bike team "キラー・コマンダー" の一員として race で走っていたが、その最中にイオはイシュタル軍の奇襲を受ける。イシュタルの主力重戦車であるタコに手も足もでないアフロディア軍は為すすべなく後退し、イオはイシュタルの暫定統治下に置かれる。ヒロや "キラー・コマンダー" の面々、それに取材で金星に来た reporter のスウは不自由で鬱屈した日々を送っていたが、team leader のミランダが stadium に居座るタコをぶん殴ると言い出し、同調した面々は戦いに乗り出す。やがて彼らは、アフロディア軍の新兵器バウンドの乗り手としてイシュタル軍に立ち向かうことになる……。

 これ劇場で観たなぁ。つか今でも財布には観に行ったとき買った telephone card が入ってたりします。何年前のだよオイ(爆)。
 ヒロを中心としての青春戦争群像劇ですが、彼の人間的成長を描いた作品というよりは、大人の事情で不自由を味わう若者が、抱えた怒りを大人相手にまき散らしながら生きていくって話ですな。まぁ、anime では良くある話です。
 前半で圧倒的な強さを見せるタコがかっちょええ。後半は只の戦車でかっこわるー。最悪なのはあの将軍の最期で、bike 一台にむきになって自滅とはアホかあんたは。そんなこんなで話は深くありませんが作画は見事です。忘れた頃にまた観よう。

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 うーむ、やはり DVD-R の焼きに問題があるのぅ。

log modified: 2005/05/30 03:25:03 JST

2005.05.30 (Mon)

Beck, Bogert & Appice / Beck, Bogert & Appice

 Jeff Beck (g, vo) が、ex-Vanilla Fudge の Tim Bogert (b, vo) と Carmine Appice (ds, vo) の二人と組んだ trio band、1973 年発表。
 Cream や Jimi Hendrix の音に比べれば blues 色は薄いんですが、にもかかわらず黒くて濃い印象があるんだよな。powerful な rhythm 隊に煽られた Jeff Beck が heavy funk rock の魔道を突き進むの図。tr.4 "Superstition" は Stevie Wonder 版だとノリ軽くて funky な pop tune なわけですが、BB&A の手に掛かればドス黒 funk rock の大伽藍に化けてしまいます。超絶 technique の猛者揃いな BB&A、三者三様に主役はオレと主張しまくっているにも関わらず、出てくる音は強靭な ensemble で組み立てられている。つかこの頃の Carmine Appice の弾きは人間業じゃありませんな。
 こうやって original album 聞く度に、中古屋に鎮座していた live 盤を買い逃したことが悔やまれてなりませぬ。

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 仕事場の昼礼当番だったので適当なこと言いちらしてみる。最近は仕事ばかりでネタはねーよと。

 あ、鉄が切れた……。

log modified: 2005/05/31 02:56:42 JST

2005.05.31 (Tue)

Paul Weller / Heliocentric

 UK rock 番長、Paul Weller の 2000 年作。
 大体どういう音が出てくるかは解るわけです。地味渋ですからねぇ。とはいえ、この人の声は好きなんだよな。でもってこの album は、acoustic な音を多用しての緩さもあいまって、声の聞こえ具合もよろしい佳作に仕上っております。
 構成は単純ながら何度聴いても覚えられない微妙な melody に乗せて、確信に満ちた声を響かせる Paul Weller。そして今宵もまた聴き直す。

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 うーむ疲れた。

 どうやら仕事場では小生属する一個小隊が進捗悪くて危険視されとるようですよ。もっと働けということか。

 血液検査の結果が届く。白血球が少ないのぅ。

log modified: 2005/06/01 02:39:44 JST

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