Noisy Days in June, 2004

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2004.06.11 (Fri)

Yoko Kanno / Wolf's Rain O.S.T. 2

 管野よう子が音楽を担当した、TV animation "Wolf's Rain" の O.S.T、第二弾。2004 年発表。
 もしも Brazil が氷漬けだったら、こういう音が幅を利かせていたかもなぁ、と思わされるような album。管野作品にしては音数少なめですが、その分、叙情的な melody がぐさぐさと胸を突いてきます。Warsaw Phil との collaboration も風景に違和感無く溶け込んでるし。これは管野流の押さえの美学なのかも知れない。新規な artist の作品と言うよりは、職業作家による燻し銀の作品と言った方が相応しいような sound direction です。管野作品でこんなに安心して聴けるのも珍しいな。
 tr.8 "Separated" の strings に涙……。

[news] Ray Charles 1930-2004

 Ray Charles 逝く。嗚呼。先日"The Blues Brothers" での怪演で楽しませて貰ったところなのに……。ご冥福をお祈りいたします。

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 仕事場で調査依頼の mail 貰ったはいいが、期限が「明日の定時までにお願いします」ときた。休日出勤で定時までと言われても。
 まぁ出勤しますけどね。schedule 的に今月は余裕ないですなぁ。

log modified: 2004/06/12 02:08:26 JST

2004.06.12 (Sat)

Yoko Kanno / Ghost in the Shell Stand Alone Complex O.S.T. 2

 管野よう子による "攻殻機動隊 Stand Alone Complex" の O.S.T. 第二弾。2004 年発表。
 tr.1 "サイバーバード" の vocal collage と breakbeats で掴み充分、電子音路線の管野世界全開です。部分的には techno 的とも fusion 的とも言える音ですが、通して聴くと既存の枠に収まらない scale 感のある album に仕上がってます。O.S.T. 1 に比べると地味ですが、地味な音の聴かせ方もちゃんと心得てる方なので、充分満足できる作品です。
 音聴いてて、SAC の音って中心がないなと思ったり。"Macross Plus" の "Voices" や、"Cowboy Bebop" の "Tank!" といった曲は、その作品の世界観を象徴するような吸引力のある曲だったわけですが、SAC の楽曲にはそういった解りやすい顔がない。逆に言えば、具体的な顔ではなく存在感や気配といった空間演出で SAC の世界をまとめ上げていると言えなくもない。だから、tr.6 "3tops" のような真っ当な acoustic jazz でさえ、この album の中では電子音の海の中に違和感なく溶け込んでしまう。管野よう子って人は、SAC を頭で解するのではなく、体温で理解している作曲家なのでしょう。どんどん深い世界に踏み込んでいってる模様。いやはや、どこまで行っちゃうんでしょうな。
 そういや SAC も途中までしか観てないや。管野よう子関連の anime で最後まで観たのって…… "アルジュナ" くらいか(爆)。あの作品について語ることは何にもにゃーよ。

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  • Roland Kirk / Domino
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 仕事です仕事。明日も仕事。ねむー。
 それでも早めに帰宅して宅急便待ってたんですが結局届かず。不在連絡票だけ放り込まれてました。ウチの interphone は壊れてるからなぁ……。修理のお願いはしてますが望み薄そうだし。この分だと届くのは来週末かのぅ。

[movie] Philadelphia

 Jonathan Demme 監督作品、1993 年。
 Philadelphia の大手法律会社に勤める Andrew Beckett (Tom Hanks) は、その手腕が認められて社長の Charles Wheeler (Jason Robards) から直々に大口の訴訟を任せられる。だが大事な訴状を紛失しかけてしまい、それを理由に彼は解雇される。数日後、Andrew はかつての商売敵である弁護士 Joe Miller (Denzel Washington) を訪れる。Andrew は Joe に、自分は HIV 感染者であるが故に不当に解雇されたのだと訴える……。

 AIDS を題材にした法廷もの。しかし法廷での掛け合いは揺さぶりも罠もなくて詰まらん出来。社会派 drama として見ても、Andrew と Joe の関係は依頼人と弁護士の関係を越えるものではなく、Andrew と彼の彼氏である Miguel (Antonio Banderas) との関係も薄い描かれ方なので、今ひとつ深みに入り込めてない印象がある。AIDS に対しての、Hollywood の免罪符的な映画としか見えませんなぁ。原告が HIV 感染者であるという点で映画の落とし所は見えてしまうのだから、もう一捻りほしいところ。とはいえ、面白おかしく仕立てずに真正面から AIDS の問題を取り上げるということがこの映画の主張かも知れず、とすれば Andrew が衰弱して死んでいく様を丁寧に描いたこの映画は成功ということにもなる。でも、そこから導き出されるのは素材そのものの感動的要素に過ぎず、小生は素材に魔法をかけない映画には物足りなさを覚えるのだよ。
 ただ、この映画での弁護士 Joe Miller の描き方は面白い。彼は自らを古い人間と称し、gay は心底嫌いと言って憚らない。しかし彼は、Andrew の受けた仕打ちに弁護士として許せないものを感じ、法廷で正義を成そうと尽力する。Joe は gay を嫌いながらも、Andrew を一人の人間として扱い、彼を救おうとする。相容れない要素を互いに抱えつつ、法の下での正義という点で共闘する二人。ある部分では断絶しながらも、別の部分では密接に繋がっていく心情。私的に Andrew を訪れる時の Joe は少し戸惑い気味、しかし法廷では切っ先鋭く証人の gay への偏見を明らかにしようとする。そういった微妙な役回りを Denzel Washington が好演。Tom Hanks はただ衰弱していくだけなので映画後半では添え物にしか見えん。あと、全然有能そうに見えない会社側主任弁護士 Belinda 役の Mary Steenburgen、あの脱力声に完敗であります。

log modified: 2004/06/16 01:11:51 JST

2004.06.13 (Sun)

Yoko Kanno / Song to Fly

 管野よう子聴き倒し週間の締め括りで。1998 年発表。
 track の半分は PC game "Earth Winds" の楽曲らしいですが、どの曲が実際に使われたのかは不明。
 んで曲の方は、Bulgarian voices や Warsaw Phil を feature した壮大天上絵巻あり、Gabriela Robin や Steve Conte らの pop song ありの、生音主体の new age music といった感じ。個々の曲は相変わらずの quality ですが、通して聴くと印象は今ひとつ。お蔵入りの stock をとりあえず album にまとめました、といったところか。小生もあまり聴く機会は多くないです。
 とはいえ、これらの楽曲を TV CM あたりでちょこっと聴かされると多分やられることでしょう。この人の才能は器用貧乏ではなくて器用富豪なのだなぁと思ったり。職人芸ですな。

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 梅雨だというのに快晴、夕方 18 時過ぎても日は明るい。
 で、朝から晩まで仕事。あと暫くの辛抱、と思いたい。

 PS2 をそろそろ箱から出したいのだけれど、気力がないのでまた後日に。

log modified: 2004/06/14 02:29:16 JST

2004.06.14 (Mon)

Microworld / Microworld

 Transmat から出た Microworld の 1st、2004 年発表。
 ユルめの四つ打ちに中音域の豊かな synth が被る、古式ゆかしき detroit techno。雨上がりの空気感というか、downer な気分をするっと越えた後の清々しさを思い出させるような音です。派手すぎない音なので、部屋でのんびり聴くといい気分に浸れます。
 でもちと地味すぎですか。tr.4 "BC Style (Vinyl Mix)" や、tr.5 "Calypso" とか、佳曲も揃ってますので、個人的には良盤。

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 つか、何時の間にか Transmat の site も renewal されてるし。Movement もあったりして、五月先生も今年は張り切ってる様子。

 仕事がなんとか一区切りついたので、今日は早めに帰宅。
 PS2 を箱から出して接続。"ICO" を久々にやってみる。石柱の save point まで到達。忘れた頃に取り出してはぽつぽつ遊んでるんですが、未だに clear できないんだよな。まぁ、地道にやっていきますか。

log modified: 2004/06/15 02:24:39 JST

2004.06.15 (Tue)

Kt2 / History Repeats Itself

 Unknown の director 兼 sound composer、Kt2 氏の album。2004 年発表。
 えろげ 2 作の楽曲を収録したものだそうですが、げの方は未体験なので音だけ review。まぁ、小生にはありがちな pattern ではあります。desktop の窓環境はぶっ壊したまま放置してるし。
 minimal で ambient で down tempo というと、Massive Attack や Silent Poets や Thievery Corporation など、今ではちゃんとした scene が形作られてるような気がします。dub や techno から lounge へと流れて、踊れるような踊れないような beat の狭間で耽美な世界が延々と紡がれる。ただ、この手の音楽は出自がはっきりしないし主張も見えないので、media に取り上げられる機会も少なめ。まぁ、こういう音が chart を賑わせるのは一億総鬱状態に等しいと思われるので、流行らないことは健全ということでしょう。って、喜んでいいのか。
 Kt2 の楽曲は down tempo としては叙情に富むというか、かなり mellow な方向で統一されてます。密やかに弾む piano、ゆるやかに流れる synth、それらが減衰と反復を繰り返しつつ、忘れられた情景へと listener を導いている。廃墟に佇む陰花が、ただ風に看取られてその命を散らしていくような、美しくも儚い瞬間。ここで流れる minimal な音の連なりは、初期の Jeff Mills が展開したような堅牢な構造を備えたものではなく、脆く危うい揺らぎの中にある。しかし、それ故にこの音は心の隙間を埋めてくる。音の半透膜か。
 ということで、mellow 版 speedometer. みたいな音と表現しておきましょう。

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  • 笠井 潔 『ヴァンパイヤー戦争 1』
  • 笠井 潔 『ヴァンパイヤー戦争 2』
  • Diomidis Spinellis 『Code Reading』
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 仕事場に新人 1 名来る。喧嘩したら勝てなさそうな方でした。

 一山越えたってんで仕事場は閑散としてました。小生は人が少ない方が作業能率上がる様子。次の作戦も余裕があるうちに発動せねば。

log modified: 2004/06/16 02:49:18 JST

2004.06.16 (Wed)

Tom Petty & The Heartbreakers / Southern Accents

 1985 年作。
 album title も jacket も田舎な album。しかし 80 年代という時代が、売れ線 pop artist としての掟が、この album にぺかぺかした衣装を纏わせている。仕上がりはどうにも安っぽい。
 でも聴けるんだよなこれが。radio からひょろっと流れてくれば良さげに聞こえそうな曲が揃ってるからかのぅ。どうにも頼りなさげな Tom の声が気持ち良い。

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 早めに仕事を切り上げて、仕事場の先輩と梅田の beer garden へ。ちと肌寒くて風が強かったのが難でしたが、屋外で飲むのも久しぶりだったので楽しめました。

 飲んだ後、せっかく梅田まで来たので酒気帯びケツイ。1-5 縦穴前まで。やっぱ素面でやるのが一番ですな。

log modified: 2004/06/17 02:15:02 JST

2004.06.17 (Thu)

Therapy? / Caucasian Psychosis

 UK の hardcore band、Therapy? の 1992 年作。彼らの album としては最初期にあたるもので、それ以前に release していた "Babyteeth EP" と "Pleasure Death EP" の coupling。
 hardcore は techno の夢を見るか? という問いに対する答えがこの album であるなどと言うのはちと持ち上げすぎですが、初期 Therapy? の微妙な立場がこの album からも窺い知れます。dance beat を意識させる人力四つ打ち bass drum に乗せて、hardcore な distortion guitar が minimal な riff を掻き鳴らし、ちと泣き入った melody と Andy Cairns のやや上擦った声が響き渡る。初期の album ながら立派な Therapy? 節。でもって若い頃の録音だからか直線的で疾走感溢れる track が多めに収録されてます。この突進力は、1st album "Nurse" よりも 2nd album "Troublegum" に通じるものがあります。"Nurse" は慎重に構えてる雰囲気がありましたが、この album は迷いがなくて痛快。流石に音は薄くて安いものの、beat の組み方はやはり格好良い。body music のように厚ぼったくないけれど、techno の暴力的で扇情的な側面を hardcore の側から解釈して自分たちの持ち味にしたって点が、10 年以上経っても新鮮に聞こえる所以か。
 王道 hardcore punk 道を邁進する今の Therapy? には不要な音かも知れませんが、この頃の Therapy? は彼らにしか出せない持ち味があって、それが懐かしくもあり遠くもある。いや、新譜も楽しみに待ってますよ。また国内盤出ないかも知れませんが……。

[news] Technasia: site renewal

 でも相変わらず本稼働前……。

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 またぞろ忙しくなってきましたよ。「代休はいいから土日休ませてくれ」と言ってたんですが、土曜は多分働いてると思います。やれやれ。

 今日は Espgaluda の発売日 ですな。小生はまだ入手してません。arrange mode 楽しそう。楽しそう。楽しそう……。

log modified: 2004/06/18 02:36:16 JST

2004.06.18 (Fri)

The Youngsters / The Army of 1-0

 "F Communications 10 Years" なんてチラシが入ってて、もうそんなになるのかと。小生は Laurent Garnier の "Unreasonable Behaviour" から F Com 意識し始めたクチなので、長年の fun てわけでもないんですが、気が付けば Garnier はもとより、Jori Hulkkonen やら Frederic Galliano やら、F Com な人の album はちらほら買い漁ってたり。とりあえず 10 周年おめでとうございます。御大も新譜出さないんですかね。
 で、The Youngsters の 2004 年作。F Com の特徴の一つである、detroit techno の影響を強く感じさせる album です。でも、F Com 産の detroit techno って、本家とはまた違う暗い色彩を帯びてたりするんだよな。暗くて serious なんだけど Drexciya のような底無し electro には向かわず、elegant で爽やかな空気を感じさせるというか。The Youngsters の album も、何処か救いのある暗さに魅力があります。四つ打ち一辺倒にならず、起伏のある展開で楽しめるし。この辺りの芸達者ぶりが french 産の強みか。
 Dave Ellesmere、Funk D'Void、Kenny Larkin に Ayro、でもってこの The Youngsters の新譜……と、今年上半期の detroit 風味な album には秀作が多いですねぇ。

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 連続勤務 12 日目。流石に気力が尽きてきた感じ。立って仕事してても意識が飛びかける有り様で、こりゃいかん。
 明日もやっぱり仕事。明後日はちゃんと休養日にしなくては。

log modified: 2004/06/19 02:28:05 JST

2004.06.19 (Sat)

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  • Envoy / Shoulder 2 Shoulder
  • Diego / Instant Reality
  • 松浦 健一郎 『シューティングゲーム アルゴリズム マニアックス』
  • Arika / Espgaluda (PS2)
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 いつも通りに起きて出勤。休日出勤だと私服 OK なので有り難い。

 んで帰宅後、やっとこ Espgaluda 到着。うひょーい。でも Special DVD 見終わった時点で疲れて眠ってしまった。最近働き過ぎだからなぁ……。

log modified: 2004/06/21 00:54:16 JST

2004.06.20 (Sun)

[movie] Traffic

 Steven Soderbergh 監督作品、2000 年。
 Mexico 州警察の Javier Rodriguez (Benicio Del Toro) とその相棒 Manolo Sanchez (Jacob Vargas) は、Mexico の麻薬取締官 Salazar 将軍 (Tomas Milian) に見込まれ、彼の麻薬取締活動に手を貸す。それは功を奏するが、Salazar の思惑は麻薬の撲滅ではなく、別の麻薬組織の勢力拡大を目的としたものだった。
 Robert Wakefield (Michael Douglas) は ohio 州の麻薬取締局の長に任命され、麻薬撲滅のため精力的に活動する。しかしその娘 Caroline (Erika Christensen) は麻薬常習の深みにはまっていた。Robert は Caroline を施設に送るが、Caroline はそこを脱走してしまう。
 金持ちの亭主を持ち優雅な生活を送っていた Helena Ayala (Catherine Zeta-Jones) だが、ある日、夫が麻薬密売の容疑で逮捕される。従来の生活を壊され、さらに麻薬組織から脅されることで身の危険を感じた Helena は、夫の伝言から麻薬密売の秘密を知り、自らもそれに荷担することで家族の安全を図ろうとする……。

 3 つの episode を巧みに織り交ぜ、麻薬業界の暗部を表現した社会派映画。Soderbergh 監督作品にしては重量級で serious な出来。こういう作品も撮れるんですなぁ。
 麻薬を売る者、取り締まる者、依存する者……。Soderbergh は明確な主張を交えず、ただ麻薬から生み出される人間模様を丹念に描き込んでいる。今作では、Javier が警察官としての倫理観と現実との狭間に苦しむ様や、Helena が有閑マダムから麻薬密売人に豹変する様などがかなり生々しく描かれてます。この監督、story を語るというより状況を語るのが上手い。3 つの episode にはそれなりの落ちが付けられるけれど、theme が theme だけにすっきり万事解決とは行かないので、あまり後味の良い作品ではないです。
 でも最後の野球場の場面は夢を持たせてますな。こうやって現実を変えていけば、状況も改善されるのかも。

diary

 歳取りましたので記念に散髪。思っていたほど短くならなかったな。

 Espgaluda、arrange mode で 4 面まで。うへ、限界。

原 りょう 『私が殺した少女』
「もしもし……渡辺探偵事務所でしょうか」若くない女の声で、山の手ふうの気取ったアクセントがあった。
 私はそうだと答えた。
「絶対に秘密にしていただかなければならない、非常にむずかしい問題で、調査をお願いしたいのです。でも、あなたを信頼していいのかどうか……」
「今月は、信頼の点はあまり目玉商品とは言えませんね」
「何ですって? あなた、ふざけてらっしゃるの」
「逆です。真面目に答えすぎたようだ。普通の探偵の仕事の範囲でなら、たぶん信頼していただいて構いません」
「ずいぶん頼りない言葉ですわね」
「正直なだけです。あなたが誇大広告に毒されているのでしょう」(page 77)

 読了。早川文庫版。
 私立探偵の沢崎は、とある一本の電話が元で少女の誘拐事件に巻き込まれる。そこで失態を演じてしまい、後日少女は死体として発見される。少女の親類から血族の潔白を証明してほしいと依頼された沢崎は、次第に少女の死の原因について思い巡らせることになる……。
 久々に hard boiled 読みましたが、この人の作品は構成が緻密で mystery として読んでもそれなりに充足できますな。ただ、中盤が頁稼ぎのお仕事になってるのと、強烈な character が不在なので、今ひとつ印象に残らない作品でした。まぁ、優等生的な仕上がりで直木賞受賞作というのも頷ける出来ではありました。

log modified: 2004/06/24 01:29:26 JST

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