Noisy Days in July, 2002

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2002.07.21 (Sun)

Oliver Ho / Universal

 今年も半分以上過ぎてしまったことだし、そろそろ上半期のまとめとかしようかな。と言っても中古盤ばかり買っていたような気もしないでもない。まぁ、きっと気のせい気のせい。
 "Hidenobu Ito / First Love" もかなり衝撃的だったけど、やっぱ Oliver Ho の album と巡り会えたことが大きかったな。minimal 否定派だった小生が今では minimal なしには生きられないという状態になってしまった、その原因を作った張本人は Oliver Ho でわないかと思うわけで。まったくもってその罪は大きい。有罪です。minimal なのに、こんなに雄大で tribal であって良いわけがない。許せぬ、許せぬぞ。
 しかし大物です。聴いていると一瞬で世界を七週半してしまうくらい気持ちよくなります。まったく何なんでしょうねこの人は。
 さぁさぁ、下半期は如何に如何に。

[comp] Ogg Vorbis 1.0 released

 遂に出ました。Beta 版で 4 度、RC で 3 度の release を経て、満を持しての登場だ。RC3 で個人的には満足のいく level になっていたのだけれど、それに輪をかけて良くなっていたりするのだろうか(って小生の耳で解るのかどうかは甚だ疑問)。
 Momonga CVS には既に登録されていたので、有り難く頂戴して入れてみた。実地検証はこれから地道にやっていきましょう。

get
  • 岩本 隆雄 『ミドリノツキ(上)』
  • 岩本 隆雄 『ミドリノツキ(中)』
  • 岩本 隆雄 『ミドリノツキ(下)』
log modified: 2002/07/22 01:22:24 JST

2002.07.22 (Mon)

Recloose / Cardiology

 今年上半期といえばこの人も忘れてはいけなかった(爆)、Recloose の満を持しての first album。Carl Craig に見いだされただけあって、Innerzone Orchestra の試みから現在まで direct に繋がる変化球 track ばかりだ。Jazzanova の DJ mix の中で使われていたのも頷ける、知的な遊び心満載の Jazz Tech House な album に仕上がっていて、全体の流れが今ひとつという点を差し引いても完成度は高い。
 この Recloose の album もそうなんだけど、この手の Crossover 風味な album はどう評価して良いのか解らないのが難点で。どういう雰囲気に合って、どういう季節に合って、どういう時間帯に聴くのが良いのか、なんて訊かれると返答に困る。映像とはあまり合いそうにないなぁ。
 む、John Beltran の album も聴きたくなってきたぞ……。

[comp] fluxbox の customize

 今になって fluxbox 再入門。いや今までの GNOME & sawfish でも悪くはないのだが、てゆかあの glass theme がある限り、まいべすと環境は GNOME & sawfish であることは今のところ間違いないところではあるのだが、でもたまには刺激が欲しいのさっ。でも fluxbox には、タイトルバーを透明化するような細工は出来為さそうで、そこがかなーりネックであることよ。でもその分、sawfish 以上に動作は軽快で、小生のような Pentium III(500) 使いには有り難いって言うのは贅沢か?
 まずは key config から。小生は alt + space で Maximize Window させるのが常なので、早速そのように指定。をお。簡単にできた。お次は alt + right で Next Workspace、alt + left で Prev Workspace。大抵使うのはこの辺だけなので、とりあえず GNOME + sawfish の環境とほぼ変わりなしの状態にはなった。
 あとは alt と mouse の button2 で Window Close を呼びたいのだが、これはやり方が解らずじまい。てゆか出来ないのか? 知っている人いたら教えてください。

 theme をいろいろ漁っていたら、何だか WindowMaker の theme もタイトルバーの半透明処理が出来るようだ。いかんいかん目移りしては。

fortune
「俺たちは……あるいはシャーマンだ。音楽はそれ自体が真に宗教だ。音楽という宗教は、普通に宗教と呼ばれるものの全てに内包される。違う、逆だ。他の全ての宗教と呼ばれるものを内包するんだ。どの宗教も、実はこの一つの宗教の前に跪いているわけだ」
(高野 史緒 『ムジカ・マキーナ』 P209)

 と、こーゆう台詞を吐くダニエル・≪カーリー・シャクティ≫は、まるでラリー・レヴァンですな。

log modified: 2002/07/23 01:44:32 JST

2002.07.23 (Tue)

John Beltran / Americano

 というわけで、今週は(なし崩し的に) 2002 年度上半期傑作選でお届けします。
 Jacket は Beltran の物憂げで冴えない横顔なので今ひとつなのだけれど(笑)、今風な latin で jazzy で moody な album だ。それでいて叙情派の名に恥じぬ melody sense の良さが光る。compost 一派や Recloose は完成度高いと言ってもかなり腹一杯な作り込みなので聴き通すと室内温度上昇は必至だけれど、そこは John Beltran、適度に cool な風通しの良さ。ambient な mood に誘われて意識は遙かな高みへと飛翔する。tr.12 なんて、蒼天の元で雲の間を駆け抜けながら眩い日差しと dance しているような hi trip drum 'n' bass ですよ。疲れているときにこんな album 聴くと癒されます。
 現在の音でありながら evergreen な世界を垣間見せてくれる傑作です。小生は John Beltran の album ってこの 1 枚きりなのであまり偉そうなことは言えないのだけど、これは良いです。旧作も聴きたいなぁ。

diary

 帰宅は 1 時。をいをい、これじゃ体が持たぬよ。

log modified: 2002/07/24 02:03:01 JST

2002.07.24 (Wed)

Woodman / Pisin Jaz from Mobile Station Radio

 そうそう、Woodman の新譜と運良く巡り会えたのも事件でしたねぇ。ちょっと前に "East to East" をべたべたに褒めちぎった(?)ので、今度はまた "Pisin" で。
 ゆるゆるとした dabby な track が多いこの album、"East to East" の狂乱カオスズンドコ乱舞とはまた違った Woodman の魅力に溢れている。いやもうひたすら和み mode なのです。Susumu Yokota の ambient 作にも通じるような素朴な melody を名にも考えずに堪能するだけでも good trip 保証済みだけれど、よーくよく細部を聞き込むと、Woodman らしい破天荒さも随所に滲んでいるわけで。gnome や hobbit と輪になって踊る Woodman の図。まるで子供。てゆか子供。無垢で残酷でテキトーで憎らしいくらいに可愛いわけで、思わず叩いて泣かして飴あげて宥めてあげたくなる(馬鹿)。
 ちなみに "Pisin" で google 様にお窺いをたてていろいろ調べてみると、Papua New Guinea の Tok Pisin とゆーのがよく引っかかる。これはピジン語という英語訛りの New Guinea 語らしい。そーいや jacket にも、ほげっとした表情のオランウータンが写ってます。そーかそーか、夏だな、うん。

log modified: 2002/07/25 01:10:26 JST

2002.07.25 (Thu)

Hidenobu Ito / First Love

 Ogg Vorbis で encode して PC に放り込んで久しいので、CD 探し出すのに苦労したよ(笑)。Hidenobu Ito の 2nd も素晴らしい出来でした。electronica つーても autechre や oval のような「暗い怖い踊れない」ばっかじゃーないのです。燦々と降り注ぐ光の元で爽やか fusion ele-pop して何が悪いとゆーのか。とっちらかった玩具箱をひっくり返し再配置し元の箱に収めればそれは所謂一つの art なのです。お気楽だけど serious でフェロモン垂れ流しの 1 枚。まずは冒頭 3 曲聴いて世界を変えてください。
 脳のどの辺を刺激したらこういう音楽になるのでしょうかね。純粋な dance music ではないし、映画音楽と言うには利発すぎ。game music だと Hidenobu さんの音はハマるかも。それもバカゲー路線で。如何なもんでしょう?

log modified: 2002/07/26 01:13:11 JST

2002.07.26 (Fri)

Soul Designer / Walking on a Little Cloud

 気が付けば、新譜で買う CD って techno ばかりになってるなぁ。いや他の genre の album も買ってはいるのだけれど、大抵旧譜だし(てゆか techno も旧譜ばかりとゆー話も)。野田本の影響が未だに続いているという感じか。でも、それだけでもない。
 小生が初めて techno を genre として意識したのは、多分 95 年頃。その頃は「techno は日進月歩で進み続けている」とよく言われていたけれど、2002 年の今でも、あの頃の言説が有効とは思えない。急進的な音響の実験場としての techno は、今なお electronica として生き残っているけれど、その一方で soul music としての成熟度も高め続けてきた。それは一歩間違えばがちがちの様式美や一過性の流行に墜ちかねない危うさを秘めながらも、受け継がれ踊らされる日々を経て、今なお新しい才能の開花する場としての機能を失っていない。genre としての成熟と急進の狭間で名盤が次々に生み出される様は、50 年代の jazz のような独特の雰囲気さえ醸し出している(*1)
 といった年寄り臭いことを思わず感じてしまう Soul Designer の新譜も今年出たわけで。これがまた直球ど真ん中の Detroit techno で素晴らしいんですわ。techno で house で jazzy で fusion な傑作。シンセの strings は大風呂敷ではなくて調味料な感じで、それが耳に優しい minimal phrase と matching して快楽度数を緩やかに押し上げる。四捨五入で三十路なのに胸キュン(死語)です。でもこういう曲で叙情を感じるのは年寄りだよきっと。俺もか。ふーん。

*1: 50 年代つーと小生が生まれるマイナス 20 年以上の話ですが(爆)
log modified: 2002/11/17 00:16:58 JST

2002.07.27 (Sat)

Ichiko Hashimoto / Rahxephon O.S.T. 1

 2002 年上半期 album selection も今日でおしまい。いろいろありましたが締めは橋本一子さんの Rahxephon サントラで。
 Jazz と現代音楽の hybrid から生み出される様々な音像は、圧倒的な energy の奔出から静謐な piano の減衰まで、一貫した強度を保ちながらも筋の通った美しさを響かせている。これで anime のサントラなのだからとんでもねー話だ。しかも映像と合わせられると妙に match してしまっているという……。
 以前に review した時には free jazz 的な曲の良さ(というか、それで映像向けという驚き)に言及したけれど、聴き直していると pop な質感の曲にも耳が行く。arrange の仕方とかは多分に jazz なんだけど、そこに hip hop や d'n'b の beat を組み合わせたり、strings で盛り上げるべき場所は小細工なしのお約束 form だったり、melody への心配りに徹底した曲もあったりで、聴いている間は緊張感が漲っているのに、聴き終えた後にはあまり疲労感が残らないような。
 静かな夜に部屋暗くして聴きましょう。

get
  • Yuki Kajiura / ".hack // SIGN" Original Sound & Song Track 1
  • Van Morrison / Down the Road
  • Cari Lekebusch / Reverted Collection 2002
  • Blaze / Natural Blaze
  • Morton Feldman / Coptic Light
高野 史緒 『ムジカ・マキーナ』

 読了。18 世紀の europe で展開される、音楽機械と麻薬とそれらを巡る陰謀の話。しかし 18 世紀なのに DJ が mix してます。deep house も hip hop も存在してます。「クリムゾン大王」亭や「真紅のツェッペリン伯爵」亭や「薔薇と拳銃」亭なんて店もあります。変です違和感ありありですだって 18 世紀ですよ自動車も無いですよ。まぁそのあたりをスチームパンク風にまとめ上げてる世界観が堪らないわけです。
 とゆーのをさておいても高野史緒の音楽描写は美しい。言葉で音を伝えるという難しい描写を、抽象的な言説を駆使して乗り越えていく筆捌きが実に巧みで、読んでいて trip しそうです。もっと読ませてくれ。

log modified: 2003/01/07 01:59:22 JST

2002.07.28 (Sun)

Van Morrison / Down the Road

 Van Morrison、99 年の "Back on Top" 以来の久々の純新作がようやく日本版で出ました! おやぢファンよ驚喜せよ、あの声は未だ健在だぞ!
 などと目を血走らせなくても、Van の声は逃げたりしないから落ち着いて聴きましょう。
 のっけは country 調の "Down the Road"、身構えて聴こうとした listener の気持ちを柔らかく揉みほぐすような、悠然とした開幕だ。
 しかし tr.2 "Meet Me in the Indian Summer" では熱い soul 魂が爆発! おお〜、Van だよぉ。
 そして tr.3 "Steal My Heart Away" で、魂の求道者たる Van の祈るような抑えた emotion を浴びる。心の奥底に沁み入るような大人の熱唱。
 single cut もされた tr.4 "Hey Mr. DJ" では軽妙な beat に乗せて、古い時代へのノスタルジーを歌う。それは古い時代を愛しながら、今なお歌い続ける Van 自身の心境が投影されているかのよう。
 うーん、こうやって曲と一緒に書いていくと楽しくて楽しくて(爆)。でもこれくらいにしておきます。全体の印象は "Back on Top" 路線、即ち 90 年代 Van の抑えた世界から、より開放的で伸びやかな Van の姿がここにある。back も何時にも増して gorgeous で、horn section や organ が funky に Van の歌を押し上げる。いやぁ、元気だ。
 新機軸がないから詰まらないなんて言っていてはいけません。老いることで失うものが多くても、老いるが故に熟成される美味もあるわけで、今の Van はちゃんと自分の立脚点が見えているだけに安定しているし充実している。道に迷ったときに聴き直すと目前の闇を晴らせてくれるような、筋の通った新作だ。

[comp] Blursk 1.3

 出ました。ちなみに xmms の visualization plug-in です。
 1.2 より更に customize できるようになっている。advanced dialog を開くと full screen mode 用の config があったり、曲名情報を表示できたりする。わお。良い感じ。

[comp] xmms

 momonga に xmms 1.2.7 が入っているので落として入れてみようとすると、arts の version が古いと言って蹴られた。それからが茨道(爆)。
 local の arts を nodeps で蹴落とそうとすると kdebase とぶつかったので、kdebase も強制削除(*1)
 新たに arts を入れて xmms の rpm を作るまでは成功、されど upgrade のときに gtk+1 と glib1 が無いと叱られたのでそれも作る、と。それらを入れるとようやく xmms 1.2.7 を入れることができた。
 これで ogg vorbis の音も鳴らせられるぞよ。うひょひょ。

[comp] python

 python.org が死んでるっぽいので、オモコンで source 持ってこれない。python.jp 参照するように spec を書き換えて対処。まぁ、こういうこともありますね。

[movie] Macbeth

 Roman Polanski 監督による 1971 年作。BS でやってたので、飯食いながら見始めた。いきなり老婆三人集が海岸で人の手を埋めてる scene に遭遇。食ってるのがサンドイッチで良かった。
 それにしても陰惨で生々しい映像だなぁ。人を斬れば血飛沫が。Macbeth は頸落とされるし。イモリの目玉やカエルの干物を混ぜ込んだ混合液を Macbeth が飲んで魔王と謁見するってのも心臓に悪いぜよ。
 Macbeth の悲劇は自業自得とはいえ、哀れみを覚えずにはいられない。野心はあるが冷酷になりきれない Macbeth。魔女の予言に誘われるように王を殺して自ら王となるも、王殺しによって血塗られた手に耐えられぬまま、更に罪を重ねていく。それでも支えになったのは再度訪れた魔女達の予言だったのだが、その予言は Macbeth の破局をも示唆していた。自分の身の程を弁えないと、いずれこうなっちゃうよという罠。
 野心があるのは悪いことではないけれど、性急に事を荒立てると悲劇が待っているってことで。怖いことです。

 映画の音楽は The Third Ear Band が担当。この音は結構好みだなぁ。minimal で tribal で psychedelic で soft machine みたい。音が 70 年代らしいモサモサした感じ(笑)だし、free jazz っぽいデタラメな harmony も効果的。CD 探そうかな。

[comp] php

 php も momonga の cvs で upgrade しようと画策。と思ったら postgresql も version up する必要があるようだ。これは時間を食うだろうな。
 って、さっきからずっと kdelibs の make が終わらないのだけど(爆)。

 pspell が rpm 4 を要求するので rpm 作ろうとしたらオモコンに跳ねられた! php まで辿り着けない……。

[comp] kde

 何とか kdelibs は刈り入れ終了。次は kdebase か。
 って、openmotif 入れたところで 2 時回ってしまった。kdebase は寝て待つとしよう。連続稼動時間更新中、と言ってみてもたかが 3 日だが。

*1: これで kde 系はズタボロだが、元々使ってないから……と言って自分を慰める
log modified: 2004/10/04 02:03:05 JST

2002.07.29 (Mon)

Rei Harakami / Red Curb

 この album が世に出て、もう 1 年以上が経過してしまったんだなぁ……と思いつつ今日も耳を傾ける。さんざん聴いて、自分の中では既に定位置を占めてしまっているように思えていたのに、改めて聴き直すとその世界に引き込まれずにはいられない。
 Rei Harakami は今では日本の electronica の第一人者と思われている節もあるのだけれど、その佇まいは世間で思われている以上に私的で閉鎖的だ。tr.3 "Cape" のシンセ音と rhythm の絡み合いは、1st album "Unrest" に入っていてもおかしくない程に、あの頃から変わっていない音だ。そりゃ確かに "Opa*Q" では piano が、そしてこの "Red Curb" では acoustic guitar の音色が Harakami の新境地を垣間見せてはくれるものの、それは目新しい革新性に満ちているわけではない。あくまで私的に、自分の世界を丹念に築き上げる人なのだ。
 そうした一種求道的な姿勢から生み出される electro music は、しかし否応なしに Rei Harakami の音として自立し、控えめながらも確固とした個性的な音として鳴り響く。だから、electronica の scene における Harakami の位置をとやかく言うよりも、純粋に Harakami の表現としてこの album を受け止めてしまう。それは即ち、electronica がどうこうという話をしなくても、Harakami の曲は人の心にすんなりと溶け込んでいけるということを意味するはずだ。
 蛍光灯に群れ集う蛾の羽音に詩情を感じたり、ビルの谷間で何故か清流のせせらぎが聞こえたりするとき、そこに Rei Harakami の音を添えたいと思うのは不自然なことではない。てなことを人知れず考えてしまうなぁ。

log modified: 2002/07/30 01:45:12 JST

2002.07.30 (Tue)

Theo Parrish / First Floor

 Detroit の Theo さんです。地味なんですよこれが。しかし地味だからといってスカスカだとか密度が薄いなんてことはまーたくなくて、気持ちいい point を揉みほぐすような好 album である。
 細かい phrase が延々と続き、耳はいつしか幻惑の無限回廊へ。どこかしら人を不安に落とし込むような危うい loop。それでいて時間を忘れて聞き続けてしまう麻薬中毒症状。いつ終わるんだよと思いつつ終わってほしくない快楽持続。訥々と紡がれる音に意識が扇動され、明日は仕事だとゆーのに 1 時半近くになっても風呂入らず聞き続けてしまうのは如何なものか。
 それにしても、何処にも辿り着かない音だなぁ。彷徨える魂は彷徨うこと自体を目的化してしまうのか。じわじわ効きます。

diary

 今日も 23 時まで残業してました。あああ、休みが恋しい。

 mozilla を make してたら X が死んだ(爆)。昨日に続き今日もか……。何が原因なんだ?

log modified: 2002/07/31 02:09:05 JST

2002.07.31 (Wed)

Miles Davis / Bags Groove

 何故か昔から苦手意識のある album なのだ、が、ぬおおお Milt Jackson の vibes が良い、良いのです!
 きっと疲れているんだな(爆)。

log modified: 2002/08/01 02:08:57 JST

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