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Detroit Techno が Europe に飛び火して、多くの人々の潜在意識に作用してその人生を狂わせたのは周知の事実。Envoy の 1st album もまた、Detroit の息吹を感じさせる future tracks の塊である。
時に緩やかに、時に激しくうねるシンセ音が気持ちいい、romantic な時間。tr.7 "Beautiful World" は如何にも UR 調の好 track。かと思えば tr.8 "Saxman" は title 通りの saxphone が冒頭から鳴り響く house 調だったり。
全体的に、おいしいところを弁えた職人肌の作りに仕上がっている。一貫した美意識の追求と、floor で機能することを意識した四つ打ちの beat との幸福な出会いを楽しめます。
実は "Metropolis" 見たことありません。なので soundtrack としては聴けないはずなのだけれど、そこは Jeff Mills の album とゆーことでひとつ。
冒頭の静謐かつ mechanical な string で、魅惑と狂気の世界へと listener は引き込まれる。工場のピストン運動を思わせる beat が鳴り始めてからは Mills らしい minimal techno の世界。でもやっぱりちょっと違う。感情を排した techno beat が延々と鳴り響き内面世界への目眩く trip を味わうとゆー点は相変わらずなのだけれど、筋が一本通っているような感触があるわけだ。機械的な響きを乗り越えたところで見える蜃気楼のような emotion が、機械都市の中で蠢いているような。それは誰の感情だろう。それは誰に届くのだろう。
それにしても Mills の音は本当に世俗を超越しているな。どういう機材で鳴らしているのか解らないけれど、そうした音の choice だけでなく、効果的な組み合わせ方や音楽構造の秀逸さも見逃せない。sine 波一つで人の心臓を震わせるなんて芸当ができる Mills はやっぱり変です。それに加えて、この album に通っている筋、それは物語なんだろうなぁ。群衆、機械、都市。抑圧、解放、進歩と堕落。前に進むことと引き替えに失う物。殆どの夢は人の目に止まることなく消えていき、虚空に飲まれ失われるだろう。last track "New Beginning" の ambient な響きは、底なしに明るいわけでもなく、底なしに絶望を知らせるわけでもなく、静かに空間を満たすのみ。
ADSL 移行して一ヶ月以上経過したわけだけど、56k modem で繋がっていたときと比べると生活が大幅に変わってしまったなぁと。8M 云々とゆーよりも常時接続の方が影響大て感じ。net radio 聴きっぱなしで作業できるし、CD 買うときも mix ものには手が伸びなくなってしまってる(その類は Beta Lounge とか Deep House Page で聴けるので)。その割には CD 買うペースが上がっているって? いやー、そこはそれ(爆)。
tresure のページで 1 面と 2 面のムービーが公開されていた。でも avi ファイルなのでウチの kondara で見えねー!
とゆーのでは悲しいので、videolan とか avifile とか入れてみたが駄目なものは駄目。手に詰まって、以前挑戦して失敗した MPlayer を binary で入れてみたらこれが大当たり。avi だけでなく mpg も dvd も再生できたぞよ。でも「Big O」の dvd は再生できんのよ(哀)。
それはともかく「斑鳩」です。小生は数えるほどしか play したことないんですが、story 性を感じる世界観を醸し出している shooting game なので気にはなっておったのです。こうして家で見てみると、やっぱり凄い hard な game に見えるなぁ。音は strings が高圧的に流れる映画サントラ風。何回見ても痺れが走ります。サントラ出ないかな。
いろいろ言われてた様子だが、tr.2 "Subconscious Awareness" のバスドラは garegga にも影響してただろーな、と感じました。何の話か解らないって?? まぁ、爺の独り言です。
Detroit とは微妙に距離を取りつつ、我が道を突き進む実践型仙人の Dan Curtin。この album は 1995 年発表かな。もうとっくに廃盤だろうなーと思っていたら破格の安値で何故か P の棚に並んでました(Peacefrog を artist 名と間違えたのか……?)。まぁそんなわけで今日もこの album 聴けて幸せです、はい。
Dan Curtin と言えば Jazzy でハネハネな Detroit Techno を積極的に押し進めていた時期がありまして。その頃の Dan Curtin は線は細いけどしなやかで美しくてちょっと break beats な track を量産しまくっていたわけです。そんなこととはつゆ知らず metal ばかり聴いていたあの頃にふと "V.A / Sublime the Adolescence" を手にとってしまったあの時、小生のその後の人生は軌道変更を余儀なくされてしまったわけで。それは勿論 Harakami 師匠の曲に初めて触れた時だったから……という話はまた別の機会に(笑)。Dan Curtin の曲に痺れたのもこれが初めてだったなぁ。と昔話モードに入る前に風呂入って寝よっと。
ある日突然 Deep House が聴きたくなるという経験、ありませんか?(笑)
Fukutomi の去年の album をまた引っぱり出して聴いてみる、と。いやぁ、何度聴いても quality 高いです。それほど派手派手でもごった煮でもないのだけれど、どのような condition でも直ぐに fit させてしまう吸引力が良いのです。それでいてアクは強すぎず、熱しすぎず冷めすぎずの絶妙な温度感を keep して listener の身も心も湯水に浸すかの如くとろとろととろかしてしまう罪な album だったりもする。
じっくりと聴いてみると Jazzanova みたいに聞こえてくるけれど、小生は肝心の Jazzanova の album って持ってないのでのぅ。こういう感じの曲をもっと追いかけてみても面白いかも知れぬ。
って、また財布と相談かなぁ。
いやこれは凄い CD です。極東と alaska と detroit を繋ぐ謎の音楽求道人 Woodman による、全 1 曲の自作 DJ mix CDR だっ! スリーブの替わりに alaska の雪が入ってます(嘘)。
冒頭の物憂げな piano、そして雑踏の音が波のように引いていくと、堰を切ったように溢れ出す electro の洪水が洪水が洪水が。疾走する beat、目まぐるしく移り変わる風景、油断していたら軽く数百 meter は引き離されること必至である。ズ太い bass と忙しい drum と一見奇天烈ながらも筋の通った美意識に貫かれたシンセの音色の三位一体に心臓バクバクしっぱなし。何だこれわ何だこれわ何だこれわと内なる声が騒ぎ立てるが理性は「ぷちっ」と可愛らしい音を立てて吹っ飛ぶ。
そして我々は星々の海を経巡り道に迷い宇宙の孤児となる。容赦ない隕石流をかいくぐって辿り着いた先には年齢不詳の髭もじゃの爺さんが山頂で逆さ座禅を組んで瞑想している。
「悦楽は何処にありや」と問うと、師は「儂らには帰るべき場所なぞ無いのじゃよ」と呟き不敵に笑う。見よ蒼穹を巡る星々の dance dance revolution を。レイヴレイヴレイヴ。
はて笛なぞ持っておったかいのぅ。細かいことを気にしても始まらぬわい。ぴーひゃらぴーひゃらぴー。そうか我々も宇宙人であったのじゃな。そして追い求めていた heart beat は常に我らと共にあったのじゃ。友よ、歌おう星々の喜びを。ひゅるるうぅん。