Noisy Days in March, 2014

- second 10 days of month -

top / latest diary
topics all / music / book / movie / comp

上旬 / 中旬 / 下旬

<< < 2014/03 > >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
Ganerated by nDiary version 0.9.4

2014.03.12 (Wed)

Rainbow / Ritchie Blackmoree's Rainbow

 Deep Purple の guitarist だった Ritchie Blackmore が新たに結成した Rainbow の 1st album、1975 年発表。
 vocalist に Ronnie James Dio を迎え、というか彼の在籍していた band、Elf の面子を引き連れての album であります。もっとも Ritchie はこの後 Elf の面子は Ronnieee を除いて全員解雇してたりもしてますが。昔も今も独裁体制大好きな人なのですよ。まぁ、気難しい完璧主義者なんでしょうね。
 blues rock 主流な時代に生まれた Raimbow ですが、Ritchie の個人的趣向である classical な sound と blues 調との融合てのがこの頃の Raimbow の命題であります。この姿勢は後の NWOBHM の呼び水になりますが、そのことはさておく。で、個人的には blues 色が意外と強くて吃驚。今でこそ baroque 期の宮廷音楽を現代に蘇らさんとする Blackmore's Night の首謀者という肩書が似つかわしい Ritchie Blackmore さんですが、当時の風潮だった blues rock へえの色目もそれなりに気を遣ってたんやなぁと感慨しきり。後の "Long Live Rock 'n' Roll" 以降のめりけん志向も悪くはないんですが、これはこれで良く出来た album と思います。

log modified: 2014/03/13 02:44:54 JST

2014.03.16 (Sun)

[movie] Dark Shadows

 Tim Burton 監督作品、2012 年。
 18 世紀、英国の事業家に生まれた Barnabas Collins (Johnny Depp) は幼い頃に一家共々新大陸の America に渡る。その父は湾岸の缶詰業で財を成し、地域は Collinsport の名を冠して大いに栄えた。御曹司の Barnabas に召使の Angelique Bouchard (Eva Green) は懸想して色目を使うが、Barnabas はそれに取り合わず Josette DuPres (Bella Heathcote) と恋に堕ちる。だが魔女の血を引く Angelique は魔術で Barnabas の両親を殺し、続いて Josette も呪い殺す。Josette の後を追い断崖から身を投げた Barnabas だったがその身は無傷、彼の身は Angelique の呪いにより Vampire に変えられていた。住人の魔人狩りにより Barnabas は棺桶に詰められ生きながら埋葬される。200 年後、土木工事員が Barnabas の棺桶を掘り出したことが元で Barnabas は自由を得て、久々に我が家に戻る。そこに居たのは、没落した一族の末裔である Elizabeth Collins Stoddard (Michelle Pfeiffer) や精神科医 Dr. Julia Hoffman (Helena Bonham Carter)、そして Josette の瓜二つの Victoria Winters (Bella Heathcote) 達だった……。

 Tim Burton による現代風 Vampire の romance comedy か。Barnabas と Angelique と Victoria の三角関係に揺さぶられつつ奇妙な登場人物らや Barnabas の奇行に笑かされるという趣向で、そこそこ楽しめる映画ではありますがさほど後に残るものもない。Burton 調も 70's という時代に枷嵌められると gothic 調と現代風の狭間で苦心するようで、劇中の音楽は大いに 70's rock に寄ってますがだからといって Burton 調に磨きが掛かるわけでもないですなぁ。終盤の Angelique や Elizabeth の戦いは T3 ぽくて大いに楽しませて頂きました。それにしても Michelle Pfeiffer ももう 50 歳過ぎなんですね。相変わらずお美しいこと極まりないですが。
 あ、途中で Alice Cooper が本人役で出てきますが別段若作りはしてないのに安心しました。って、そこは安心するところではないかもですが。

log modified: 2014/03/17 03:51:43 JST

2014.03.17 (Mon)

Orbital / Snivilisation

 UK の techno な人達、Orbital の 1994 年作。
 90's techno の最も成功した artists の一つであり、同時期の digital rock 寄りだった Underworld や The Chemical Brothers に比べても純粋に四つ打ち命な stance が特徴的な Orbital さんであります。個人的には C.J. Bolland や Prodigy と同じく、時流に即した即効性の高い techno を展開した unit という認識で、音の根本は快楽主義、故に聴いて享楽して呆けてしまえば大いに結構、という代物であります。この "Snivilisation" にしてもあまり album としての主張や統一性はなくて、track によっては D'n'B ぽかったり hard house ぽかったり minimal ぽかったりでとっちらかってはいますが、随所にはまる pop な refrain が当時の techno の微妙な清涼感を伝えてくれます。個人的には tr.7 "Kein Trink Wasser" の piano での minimal が良好でありました。

log modified: 2014/03/18 03:11:22 JST

上旬 / 中旬 / 下旬