Noisy Days in February, 2014

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2014.02.12 (Wed)

John Coltrane / Live at the Village Vanguard

 John Coltrane (ts, ss)、McCoy Tyner (p)、Elvin Jones (ds)、Reggie Workman (b)、Jimmy Garrison (b)、Eric Dolphy (bc) による 1961 年 Village Vanguard での録音盤。
 「好奇心の窓」によって音楽の好みは20代のうちに固定されてしまう、なんて節もあるようですが jazz と alternative rock と blues rock と metal と techno / electronica とあにめさんとらと classic が主食な小生はどの辺の立場になるんですかね。言語能力が高いんだか低いんだかよく解らん。この手の分類はあにそん・Exile・AKB・ぼかろ・のいずあんびえんと、で分けた方がより志向が鮮明になると思うのですが如何。あ、そうなると小生の居場所がないやん。
 それはともかく Coltrane であります。Impulse 期の Coltrane はそれ自体が一種の大河ドラマな展開なわけですが、その初期にあたるこの live 盤では Coltrane はまだ普通に jazz してます。相変わらず野太い ts でぶいぶい言わしてますが。tr.1 "Spiritual" では Dolphy も参加してますがあまり前に出ず存在感は希薄。tr.2 "Softly, as in a Morning Sunrise" は McCoy Tyner が theme 張る中で Coltrane が自由闊達にやらかす number、tr.3 "Chasin' the Trane" となれば McCoy も抜けて trio 編成での Coltrane 好き放題にやらかしますの図。Coltrane ばかり聴いてると鬱々するとは世人の評でありますが、久しく聞かないとこの野太い tenor が恋しくなるのもまた然り。というわけでやっぱり Coltrane は良いものであります。

log modified: 2014/02/13 03:32:01 JST

2014.02.19 (Wed)

Thunder / The Thrill Of It All

 UK の hard rock band、Thunder の 4th album、1996 年発表。
 indies の B LUCKY からの release となった album ですが、前 3 作と sound production 的には大きく変わることはなく、相変わらずの骨太 UK blues rock 節な Thunder なのでした。しかし時流に愛されぬというのもまた Thunder らしいところで、既にこの 4th album で大手との契約も切れ、blues rock 基調とはいえ Zepp や Cream や Free といった保守本流 British blues rock とは一線を画す clear な音像で main stream な hard rock 路線の blues を展開した Thunder は、どうにも売り所の定まらぬよく出来た band としての立ち位置をその活動期間で変えることはなかった、それが彼らの限界でもあり長所でもあった、と。実際、この album も悪くはないんですが決めてに欠ける仕上がりで、こりゃ営業さんも苦労するわなと。tr.3 "Love Worth Dying For" は今聴いても名曲。

log modified: 2014/02/20 03:49:19 JST

2014.02.20 (Thu)

Flare a.k.a. Ken Ishii / Dots

 Flare a.k.a. Ken Ishii の 2013 年作。
 仕事場の同僚はすーつを 10 着程持っているらしいがいざ着てみたら体に入るものは 1 着しかなかったと言う。即ち腹が出ているのが原因と。げに恐ろしき中年太りよ。まぁりあ重なら太るのも宜なるかな。かく言う小生は先日まで高校時代に仕立てた背広が未だに着れてたりもしますが流石に年代物なので先日捨てました。
 それはともかく Flare 名義作がこの御時世に再復活とはおったまげーですね。Ken Ishii の project としては 17 年振りの復活だそうで。途中で FLR とかありませんでしたっけ。あれは hard techno だから Flare とは別ですかそうですか。Flare と言えば Ken Ishii の inner world 探検記な listening techno 路線の名義作で、Ken Ishii の初期 career で過去に 2 作品出してますが、結局 "Jelly Tones" が全部持ってって以降は Ken Ishii 名義でいいんじゃね? ということで忘れ去られた名義であります。それがここに来て大復活、で音の方は以前より beat 感を強調した Flare という趣。流石に listening 志向とは言ってもかつての "Innerelements" 的な幽玄を見込むでもなく、ちょっと音数多めの floor 寄り listening techno 調となっております。まぁ悪かない、しかし突き抜けない。Ken Ishii の音像をこよなく愛する好事家向けの album でありましょう。

log modified: 2014/02/21 03:32:06 JST

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