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めりけんの metal band、Dokken の 1984 年作。Don Dokken (vo)、George Lynch (g)、Jeff Pilson (b)、Mick Brown (ds) の布陣による 2nd album。
Dokken と言えばコレ、と思う人も少なくありますまい、な傑作。LA metal 華やかなりし頃の一枚ですが、こと Dokken に関しては LA metal 的なサビの chorus work やズンドコ middle tempo な様式美 party rock 調の曲 (tr.4 "Heartless Heart" とか) はそれほど目立たなくて、Don の high tone な歌唱と George の guitar がぎゅわぎゅわ言わして high tension で突っ走る系統の曲に印象的なものが多いのであります。この album では tr.1 "Without Warniing" が inst. の guitar arpeggio で物悲しく開幕し、流れるように代表曲 "Tooth and Nail" の speed tune に雪崩れ込む、そして tr.3 "Just Got Lucky" で positive 路線全開な開放的 party rock を聴かせるという、Dokken 型黄金比率展開でこりゃ名作だわと思わされる仕立てになっております。でもって tr.9 "Alone Again" の Dokken 流 Ballad、riff 命な tr.10 "Turn on the Action" の流れもかっちょええ。Dokken で一枚、と言われればこれ言っときゃまず間違いないです。あぁでも "Beast From The East" でもええかな。あっちは live 盤やし。何にせよこの頃の Don は high tone の声が伸びてて如何にも若い、てのが印象的です。
めりけんの rock singer、John Mellencamp の 1983 年作。John Cougar Mellencamp 名義作。
前作 "American Fool" が全米 No.1 hit を記録した John MellenCamp さんですが、良くも悪くも田舎者の我道邁進な人なので、この album では気負いのないめりけん rock を展開、即ちめりけんの長距離とらっくの運ちゃん御用達の、激しすぎず穏やかすぎず、acoustic 路線でもあり ele-guitar 路線でもあり、hard rock 的でもあり country 的でもあるという、めりけん rock 保守本流のお手本みたいな album になっております。まぁ歌詞は show-biz 批判で反骨精神剥き出しなわけですが。彼自身はこの当時の自分をまだ minority の一部と思ってたんでしょうね。何せ 80's 前半ですし。
この album は全米 9 位を記録し、single も tr.1 "Crumblin Down" が 9 位、tr.2 "Pink Houses" が 8 位を記録。個人的には "Pink Houses" 推しでしょうか。何にせよ、いつもの John Mellencamp で安心な一枚でした。