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chicago house の大御所、Glenn Underground の 2010 年作。SJUCD001。
まぁ chicago house と言われても小生にはどの辺が chicago っぽいのかよく解らなかったりもするのです。つか house そのものが拡散しすぎてて解らん。とりあえずおやっさんこと Frankie Knuckles を基準に考えればいいんかのぅと。安くてエロくて四つ打ち。あぁ、結局そういう落ちか。
さて Glenn Underground さんです。前作の "Silent" は、うーむむむという出来だったように記憶してますが、今回は electric piano のピロピロと隙のない白玉 chord work を主軸に据えつつ、粘っこい bass や chorus も交えて、全体的には soulful で jazzy な音作りに徹しております。なーんだまた王道路線かよ、と言われればそれまでですが、上げすぎず下げすぎず、の空気感で 80 分間走らせるのは流石の職人芸。この人も四つ打ち道の長い人ですが、エレピが元気なせいか、はたまた wah や conga といった軽薄 (失礼) な打ち込みを乗っけてくるせいか、あまり枯れた印象にはなりませんね。そういった、serious になりすぎないってのも chicago な空気感と言うべきか。快作と思います。