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菅野よう子が劇伴を務めた TV anime 「地球少女アルジュナ」の original soundtrack。2001 年発表。
on air 時には一通り見ているはずなのですが全然記憶に残っておりません。まぁ河森監督作品にはよくあることであります。脚本の破綻を discommunication の theme にすり替えてるようなあにめだったかな。でもって毎度のように eco 説教が被さり話は大風呂敷になり広げすぎて訳解らんままに終わるとか何とか。先日 DVD-BOX 版も発売されたそうなのでまた観てみたいと思わなくもないがそれはさておく。
音の方は現代日本が舞台なのに微塵もそれを感じさせぬ vocalisation ぶりばりな宗教音楽となっております。こういう音はなかなか純音楽の側からは出てきませんね。電波なあにめに寄り写ることで成立する音楽。いやはや、良い時代でした。
菅野よう子が劇伴を務めた TV anime 「地球少女アルジュナ」の original soundtrack 第二弾。2001 年発表。
mini album 用の case に入っていますが、収録時間約 40 分、曲数も 14 曲と、full album と言っても間違いない volume になっております。曲調は OST1 の宗教風味とは異なり、それなりに現代ぽい楽曲で占められてます。この辺は上手く balance 取ったって感じでしょうか。どの辺が女の岬なのかは解りませんが。
しかしオケしても pops しても相変わらずの quality で見事にまとめております。CM 曲も多数手がける人だけに引き出しの多さが半端ない。OST と言うと theme の変奏で時間を稼ぐのが昔ながらのさんとら業でありますが、菅野よう子の album となるとメロが次から次へと湧き出てきて飽きることがない。こういうのは天才の所業ですなぁ。劇中でも重要な場所を占めた tr.13 "さいごのマメシバ" も収録されております。
ちなみに tr.2 "エンカ" では菊地成孔の sax が聴けます。ONJQ 期の菊地らしいどろどろした blow が聴きものであります。