Noisy Days in August, 2009

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2009.08.11 (Tue)

[movie] Signs

 M.Night Shyamalan 監督作品、2002 年。
 牧師の Graham Hess (Mel Gibson) は、妻を事故で亡くして以降、神を信じることができなくなり、弟の Merrill (Joaquin Phoenix)、それに子供の Morgan (Rory Culkin) と Bo (Abigail Breslin) の四人で慎ましく暮らしていた。しかし、そんな彼らの静かな生活の中に様々な怪しい兆候が現れるようになる。畑に mystery circles が出来ていたり、何者かが家の周囲をうろついていたり。やがて、その兆候は全世界で現れるようになり、やがて謎の存在が人々の目に触れるようになる……。

 まさかの直球勝負で驚くやら笑うやら。牧師の精神回復物語として観ても弱くて擁護できん。まぁ、ここでの反省から "The Village" が良い出来栄えになったと見ることもできるか。残念賞。

diary

 実家には居ますが、ほぼ終日、会社関係のほにゃららを実施中。

log modified: 2010/01/02 00:11:26 JST

2009.08.12 (Wed)

get
  • Bill Laswell / Version 2 Version: A Dub Transmission
  • Andrew Hill / Black Fire
  • Lou Donaldson / Alligator Bogaloo
  • Yes / The Yes Album
  • The Butterfield Blues Band / East-West
diary

 日中半分は会社関係のほにゃらら。
 残り半分は街中で CD あさっておりました。

log modified: 2009/08/13 00:24:40 JST

2009.08.15 (Sat)

diary

 実家から戦場に戻ってきました。
 地震で物が崩れてえらいことになっておるのでは、と思ってましたが何事もなし。
 主のいない間に rtvbook はちゃんと仕事してくれたようで何より。

get
  • Redsound x Grind Disco / Drag And Drop
log modified: 2009/08/17 02:56:52 JST

2009.08.16 (Sun)

[comp] dvd-r に backup するための ruby script

 例えば ogg dir に以下のような files を入れていたとする。


$ tree -a ~/ogg
ogg/
|-- 154
|   `-- strike
|       |-- 01_sun.mp3
|       |-- 02_sniper.mp3
|       --snip--
|       |-- 07_spirit.mp3
|       `-- 08_daze.mp3
|-- bikyoran
|   `-- 魁!! クロマティ高校 オリジナルサウンドトラック2
|       |-- 01_スクエアムーン(Vocal version).ogg
|       |-- 02_祭り.ogg
|       --snip--
|       |-- 18_そろそろ.ogg
|       `-- 19_警告(ボーナストラック).ogg
|-- calm__kf__organlanguage
|   `-- rest_of_the_pieces
|       |-- 01_calm__sunday_sun_flutemental.ogg
|       |-- 02_calm__light_years__longer_than_our_mind_wawa_sings.ogg
|       --snip--
|       |-- 09_calm__moonbase_song.ogg
|       `-- 10_calm__oasis_new_dub_mix.ogg
|-- can
|   `-- soundtracks
|       |-- 01_deadlock.ogg
|       |-- 02_tango_whiskyman.ogg
|       --snip--
--snip--

 で、この dir が大きく育っちゃったので dvd-r に焼いとこうと思ったものの、dvd-r の size に収まるような iso 作るのが面倒だったりするわけです。artist 単位でちゃんと入ってくれないと探しにくいし。
 というところで、いい加減な個人用 ruby script で楽しよう、てのが今回のお題。
 ちなみに linux 用です。du とか mv とか使っちゃってますし。


#!/usr/bin/ruby
#
# backup.rb
#
# カレントディレクトリに、特定階層のルートファイル (ディレクトリ含む) 群を
# 4.4G 分だけ移動させるスクリプト。
#
# 例:
# $ cd /tmp
# $ backup.rb /mnt/hoge/*
# #-> /tmp 以下に、/mnt/hoge/ 以下のファイル群 (深さ 0 のディレクトリ含む) を
#     4.4G 分だけ移動する
 
blocksize = 1024 # 1kb
#maxsize = 4707319808 / blocksize
maxsize = 4400000000 / blocksize
nowdir = Dir::pwd
 
nowsize = 0
 
$*.each do |tmpdir|
  result = `du -s #{tmpdir}`
  r_str = result.split(/\t/s)  # du の出力を配列に入れ、サイズのみ取り出す
  nowsize += r_str[0].to_i
  if nowsize <= maxsize then
    system("mv #{tmpdir} #{nowdir}")
    print "mv #{tmpdir}\n"
  else
    print "total size = #{nowsize - r_str[0].to_i} kb.\n"
    break
  end
end

 これを backup.rb という file name で保存して、実行属性付けて ~/bin に置いて使用する。使い方は source に書いてる通り。file の移動先 (current dir) は 4.4G 以上の空きが必要です。
 dvd-r は 4.7G 入るはずですが、きつきつに入れてコケるとアレなので 4.4G で切ってます。
 で、4.4G 分の files を移動した後で mkisofs して iso 作って、growisofs で焼けば一通り終了。移動元がまだ空でなければ backup.rb を回すところから繰り返す、と。

 移動先を current dir 以外に指定できるようにするとか、移動元 dir の階層を指定できるようにするとかすれば汎用性が広がりますが、個人的にはここまでで充分使えるからいいや。

diary

 あ、また光が見えてきた。
 今回は信じて良いのだろうか……。

log modified: 2009/10/15 02:06:10 JST

2009.08.17 (Mon)

Creedence Clearwater Revival / Bayou Country

 めりけんの rock band、Creedence Clearwater Revival の 1969 年作。2009 年に出た 40th Anniversary Edition の 7CD box set の一枚。
 話は大昔、小生がまだ metal 聞いては一喜一憂しておった頃に遡る。LA metal 嫌いの小生が何かの拍子に Ratt の best 版を耳にして、あーやっぱ LA metal は受け付けんわと投げかけたものの、終盤に入っていた bonus track だけがやけに秀逸で、一時期その track ばかり聴いておりました。といっても Ratt の持ち歌ではなく、Peter Green の "Oh Well" を導入にして CCR の "Born On The Bayou" に展開するという cover track だったのですが。ラジオっ子だったので流石に "Have You Ever Seen the Rain?" 位は既に耳にしていたと覚しき年頃でしたが、CCR てのはすげぇ band だったのかもしれへんなぁ、と認識したのは多分この時が初めてだったと思われます。しかし如何せん古いから後回し、と思ってたらもうこんな歳になっちまったよ畜生め。何れにせよ Ratt が居なければ小生の CCR 評価も始まらなかったかもしれん、ということで Ratt にはその点だけ感謝であります。
 さてその "Born On The Bayou" から幕を開ける本作は CCR の 2nd album であります。横ノリ rock のお手本のような middle tempo のざくざくした cutting に、John Fogerty の熱唱が被るという、CCR 節の代名詞のような track になっております。ちなみに Bayou というのは、めりけん南西部のゆるい川溜まり (川溜まりなんて言葉があるかどうかは知らんが、平地で川の流れが緩やかになり、湿地帯だか沼地だかのように見える場所っぽい) を指すらしい。そういや CCR の音は swamp rock なんて言われ方もしますが、swamp てのも沼地のことですね。
 閑話休題。全体的には 1st より simple かつ groovy な曲調が多いのがこの album の特徴か。世間的には tr.6 "Proud Mary" が大当たり、万年二位という CCR 伝説の幕開けとなった track であります。しかし single cut されない曲でも手抜き無しなのが CCR 節。tr.3 "Graveyard Train" では rhythm 隊が淡々と単調な riff をかましていく中を John Fogerty が vocal と lead guitar の一人掛け合いで絡んで、いつの間にやら 8 分経過するという無意識 jam band 風。tr.4 "Good Golly Miss Molly" は Little Richard の cover ですが熱血 rock'n'roll に仕立てております。tr.5 "Penthouse Pauper" や tr.7 "Keep On Chooglin'" では南部らしい泥臭い blues を聞かせますが、tr.6 "Proud Mary" は CCR の pop side が窺える田舎風ほんわか rock となっており、例によって album total での balance の良さが光る仕立てとなってます。Led Zeppelin もそうですが、balance 感覚の卓越した artist の作品はどれも傑作に見えてしまっていけませんな。

 余談ですが、tr.2 "Bootleg" の intro 聞いてると、何故か Collective Soul の "Shine" に繋がりそうな気がして困る。

[news] 『エスプガルーダII ブラックレーベル』もXbox360に移植決定! [inside-games.jp]

 おおおおお。
 来年春までは是が非でも生き延びねばなるまい……。

diary

 帰宅後、飯買いに行くため jeans に足突っ込んだところ、中に潜んでおった百足にかりかりとやられました。
 居るのはいいが噛むのは勘弁しろ。

log modified: 2009/08/20 03:09:50 JST

2009.08.18 (Tue)

Legacy of Sound / Holy Groove

 何かの拍子に Ricky Martin が歌う "Private Emotion" の video clip を目にしてしまったのであります。いや "Private Emotion" といえば The Hooters にも同じ名前の名曲があってね……と条件反射的に思ったものの、何と同曲の cover だったので吃驚です。派手男にしては渋いところを押さえてくるものですな。厚化粧な arrange は頂けないが。
 で、その clip で Ricky と絡んで歌っておるのが Meja という女性歌手。はて、このエロ声には聞き覚えがあるわいと、記憶を漁ってみれば Legacy of Sound の歌姫でありました。つーても今では solo で大成している様子なので、元 LoS なんて肩書きは要らんのかも知れないが。
 ということで久々に LoS 聞き直し。Legacy of Sound は Sweden の dance music group で、producer の Anders Bagge と Snowman の二人が 1991 年に出会って結成されております。この 1st album "Holy Groove" は 1993 年に発表されており、前述の Meja、それに James Gicho、Nevada Cato という二人の男性が track に応じて lead を取るという趣向。後に名を成す Jennifer Brown も backing vocal で参加してたりします。
 曲調はいかにも 90 年代な安くて urban な house が基本ですが、かなり Black Contemporary を意識した音作りになっており、R&B 要素の強い pops album としても聴けるものになっております。そういや C+C Music Factory や Kiss The Sky もこの時代でしたっけ。Meja も時にドスの効いた低音を聴かせたりして中々に黒い。
 この album では tr.1 "Happy" が smash hit したそうで、確かに pop 調の house としては当たりそうな歌い上げの曲なのですが、tr.2 "I Can't Let U Go" や tr.5 "Feel So Good" 等の他の勢い良い house track も含めて結構似たような曲調が多かったりもします。そう見ると ballad の tr.6 "Someone's Waitin'" は良い変化球か。tr.8 "Where R U Now" の可愛こぶりっこな曲調も中盤の accent として充分。という感じで、total ではやや一本調子なところも垣間見えるものの、全体的に quality の高い album にはなっております。まぁ、時期的に Swedish pop が有名になりだした timing ではありますが、逆に Sweden ぽくない所が彼らの個性だったんじゃないかと思います。

log modified: 2009/08/19 02:51:14 JST

2009.08.19 (Wed)

Legacy of Sound / Tour de Force

 昨日に引き続き Legacy of Sound 聞き直しです。1995 年に release された 2nd album。前作同様に Anders Bagge が produce、Snowman が direction を務めていますが、main vocalist として Meja に加えて The Perri sisters より Lori Perry が参加しております。この人の参加はかなり大きな影響を group に与えていて、黒くて歌い上げる型の曲を Lori が一手に引き受けることにより、Meja は pop な歌唱に専念することで個性を出す方向に向かっております。黒と白の contrast が明確になった分、前作のアゲアゲ house 路線とは一歩も二歩も進んだ、variation 豊かな曲調による euro pop album に仕上がっております。
 とはいえ一聴して耳奪われるのは Lori が lead を取る tr.3 "Wait" で、もうこれは LoS 史上最高の house track と呼んで差し支えないでしょう。すっかり alternative rock 漬けだった当時の小生さえ、radio でこの曲聴いた翌日には album 買ってアヘアヘしており、果てはバイト先で連日のように流しまくるという暴挙に及んでおったのだから、その威力や恐るべしであります。その助走にあたる tr.2 "Boy Don't Miss The Train" も Lori の part ですが、揚げ一辺倒ではなく押さえの groove で聴かせる術を会得した Anders Bagge の新境地が窺える佳曲でしたので、冒頭から "Wait" に至る流れには勢いのある連中ならではの魔法を大いに感じさせるものでした。まぁ、"Wait" が名曲すぎて他が霞んでしまう、という困った側面もあったりしますが。Lori は tr.7 "I Got What You Need" でも speedy な展開に乗せての熱い歌唱を聴かせますが、tr.9 "Everybody" では不穏に広がる synth strings を back に伸びやかな歌唱での ballad を聞かせ、ending を飾る tr.14 "Loving You" (Minnie Riperton の歌唱で有名なあの曲とは別物) では Bossa Nova な曲調に乗せての柔らかくも soulful な歌を聴かせてくれます。
 一方の Meja は、tr.6 "I Wanna Give You My Lovin'" のような house 曲でも前作のような腰座った歌唱は行わず、夢見る思春期少女ぶりっこな pop 歌唱で通しております。王道 black music 路線は Lori に譲った分だけ、Meja の part は遊びの効いた曲が多めで、tr.5 "If You Ever Turn Around" は strings も入った AOR な ballad、tr.12 "Keep Livin' & Learnin'" は whisper 系の歌唱で coquettish な魅力を appeal しております。と思えば tr.13 "Bitchitude" では Wah guitar と slap bass が funky に舞い踊る中で不良少女を演じており、与えられた character 像をきっちりこなす芸達者振りを発揮しています。こんだけ出来りゃ独り立ちしても確かに生きていけますな。
 という感じで、前作より大風呂敷ながら小技も効いており、album の起伏も充分なので前作より広い層に受け入れられそうな album に仕上がっているわけですが、LoS としての活動はこの album 以降は途絶えてしまっているのが現状であります。とはいえ Meja は既に独り立ちして久しく、Anders Bagge は今や Madonna や Janet や Celine Dion の作品にも関わった実績を持つ名物 producer になっておる様子。とりあえずは皆さん元気に活動しているようで何よりです。今更追っかける気力はありませんが。
 dance music とは殆ど接点がなかった 90 年代の小生にとっては貴重な一枚でありました。

log modified: 2009/08/20 03:13:44 JST

2009.08.20 (Thu)

Moritz von Oswald Trio / Vertical Ascent

 minimal dub 仙人の Moritz von Oswald (a.k.a. Basic Channel, Rhythm & Sound) が、Max Loderbauer (a.k.a. Sun Electric)、Sasu Ripatti (a.k.a. Luomo, Vladislav Delay) の二人とつるんで作った album。2009 年発表。全 4 曲で 44 分ほど。
 これならもう Rhythm & Sound 名義でも良いんじゃね? 等と突っ込みたくもなる stoic な minimal dub であります。Moritz が絡むと煙くて視界が霞むのはお約束ですなぁ。Max Loderbauer が放出する白玉弾幕も、濃霧警報に拍車を掛けるが如き分厚い blur effect が施されております。そんなケムマキ君な音像世界の中、Sasu Ripatti の繰り出す percussion は reverb ぶりばりながらも clear な音を響かせており、その tight な beat 感とも相まって、ともすれば緩い方向へ流れそうになる dub 世界に一本筋の通った緊張感を与えております。なので、dub な音響でありながらも聴けば聴くほど聴覚が研ぎ澄まされていくという、音の無間地獄な album に仕上がっております。って、だからそういうところが結局 Moritz の手の内で踊らされておるという意味になるんじゃねえか。
 まぁ、audio 偏執狂が techno に被れるとこうなります病の典型が Basic Channel だった訳で、その意味では実に Moritz らしい album であります。寺で坐禅組みながら聴くと解脱できそうな音響ですので、その手の M 修行が好きな方にはたまらん作品と言えるでしょう。

log modified: 2009/08/21 02:33:56 JST

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