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Gore Verbinski 監督作品、2007 年。
不死の海賊 Davy Jones (Bill Nighy) の心臓を手に入れた Lord Cutler Beckett (Tom Hollander) は、Davy の力を利用しで世界中の海賊を追い詰めていた。そんな中、海賊の決起を促す評議会の招集がかかる。だが評議会には世界の果てに送られた Jack Sparrow (Johnny Depp) の参加が不可欠だった。Elizabeth Swann (Keira Knightley) と Will Turner (Orlando Bloom) は、幽霊海賊 Barbossa (Geoffrey Rush) や東支那の海賊 Sao Feng (Chow Yun-Fat) と結託して Jack 救出に向かう……。
series 完結編。あれ、4 作目作るんか……?
例によって story が解りにくいものの、迫力ある演出でそれなりに楽しめる映画でありました。Elizabeth と Will のやきもきな関係にも落ちが付いて、いやはや良かった良かった。とはいえ前作に比べれば power down している印象はありますなぁ。
Jack Sparrow の父親 Captain Teague 役で Keith Richards も出演しておりました。あの顔なので全然違和感ありませんでしたな。
杉山慶一監督作品、2006 年。
近未来、森が意思を持ち人と共存する世界。中立都市に住む少年のアギトは、遺跡で cold sleep 中の少女トゥーラが目覚めるところに居合わせ、彼女を都市に連れ帰る。だがトゥーラは、森が意思を持つようになった理由を知る手がかりを持っていたため、森に敵対するラグナという軍事国家の者がトゥーラを捕まえようとする。アギトはトゥーラを救うため、森の力を手に入れる……。
GONZO が宮崎あにめやってみました風の anime movie でありますが、声優が酷い、お話も酷いでどうにも褒め所の無い映画になっておりました。後々では主人公も超人化して突っ走ってしまいますので共感できる要素もない。残念映画。
英国 rock 番長、Paul Weller の 2008 年作。邦盤 UICI1072。
solo では 9 枚目の album らしいのですが、年相応に枯れてきたりはしないのが Paul Weller なのであります。基本的に rock な人で、album title 曲のように如何にもな rock tune もありますが、piano 伴奏でのしんみりした曲やら moody な inst やら、simple な folk 風味の曲やら場末の jazz 歌謡やらで variation 豊か。とっちらかっておるようにも見えますが、夢を theme にした album 仕立てのせいか、どの曲にも良い意味での嘘臭さが付きまとう……という意味では真に一貫性のある作品であります。こりゃ Weller 流の psychedelic rock か。
この手の album は得てして印象が薄くなりがちですが、御大もまたしかり。褒めてるのか貶してるのか解らなくなってきましたが、肩の力が抜けた力作であるのは確かでありましょう。