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Hal Needham 監督作品、1980 年。邦題「トランザム 7000 vs 激突パトカー軍団」。
Texas 州知事の座を狙う Big Enos Burdette (Pat McCormick) は、州知事がある荷物を Frorida から Texas に運びたがっていることを知り、知事の気を引くためその仕事を Cledus Snow (Jerry Reed) に依頼する。依頼を受けた Cledus は親友 Bandit (Burt Reynolds) の協力を得ようとするが、Bandit は Carrie (Sally Field) との破局で失意中。そこで Cledus は Carrie も呼び寄せ、三人で仕事にかかる。埠頭で知事の荷を受け取った彼らだが、その荷物とは一匹の象だった。何とか象を truck に乗せた彼らだったが、象の調子が悪いので、途中で医者の Doc (Dom DeLuise) も巻き込んで道中を続ける。そんな彼らを、再び Justice 保安官 (Jackie Gleason) が追い回す……。
truck 野郎珍道中の第二弾。前作よりお笑い路線に傾いた作りになっており、終盤の police car 軍団と truck 野郎の乱闘場面はエライことになっとります。実写でここまでやるたぁ大したもんです。もっとも、それに見合った面白さがあるかどうかは別問題ですが。
Bandit が凋落から立ち直るというのが裏の theme ぽく描かれていて、これはこれで話を若干 serious に揺り戻している雰囲気もあって tempo 悪くなってますが、でもこういう展開も嫌いじゃないのですよ。
Bill Bruford (ds, perc)、Iain Ballamy (ss, ts)、Django Bates (key, tp)、Mick Hutton (b) の面子による jazz fusion album。1987 年発表。EEGCD 48。
80's King Crimson の活動後、Bill Bruford が jazz 開眼して作った album であります。変拍子多用に electronics も大きく導入されているので、一聴すると如何にもな 80's fusion 風でありますが、minimal な反復が土台になっている曲も多く、80's KC の影響は大きいようですな。もっとも、KC ほど serious な雰囲気でもなく、軸線は relax して melody 聴かせる fusion ぽいですが。tr.9 "Bridge of Inhibition" は klezmer ぽくて異色。
永遠の riff 大将、Metallica の 2008 年作。UICR-1077。
Metallica は黒盤だよねぇと言い張って憚らぬ小生のような者にしてみれば、Metallica はへびめたと言うより hardcore 寄りな人達と認識されておるわけで、原点回帰と謳われる本作も、prog で大層な metal 歌謡より Helmet ばりの直角 riff な曲の方がぐっと来るわけよ。とはいえ前作 "St.Anger" で尖りすぎたことへの反省か、随所に解りやすい必殺 riff を決めてくるあたり、やっぱ Metallica ですなぁと感心しきり。この辺の balance 感覚は、やはり凡百の演歌 metal とは一線を画しておりますな。長く聴けそうな album であります。