Noisy Days in January, 2008

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2008.01.11 (Fri)

The Goo Goo Dolls / Dizzy Up The Girl

 めりけんの guitar rock band、The Goo Goo Dolls の 1998 年作。WPCR-2160。
 これまたとある理由でこの前作にあたる "A Boy Named Goo" を聴く機会が多いのですが、この人たちの曲はどれもそれなりに聴けてしまうので、むしろ困ってしまうという類のものなのですよ。飛び抜けた名曲がなく、飛び抜けた駄作もなく、曲によって起伏はあれど泣き笑い系のトホホ punk 魂に貫かれているためにどの曲も似たり寄ったりに感じられると。めりけんで最も有名な無名 band と呼ばれていた時期もあったようですが、めりけんの teens に受けそうな pop な切り口が、隣の兄貴はええ曲書くなぁという level で終わってしまうところに彼らの悲しさがあるのです。
 とはいえ "A Boy Named Goo" 以降は爆音とアコギの二刀流で泣き笑い新境地を開拓し、すっかり有名になってしまったわけで、長い下積みもようやく報われるようになったとです。いや良かったね兄貴。
 それを受けての "Dizzy Up The Girl" でありますが、前作ではまだ一本調子な青臭さがあったものの、今作ではすっかり Goo な個性を確立し、泣き笑い guitar rock 界の重鎮らしい風格を醸しております。tr.11 "Iris" のような有名曲もありますが、しかしそこだけ浮いた印象はなく、やはり全体的に質が高くて解りやすい guitar rock な album に仕上がっております。この地力の強さが長生きの秘訣か。大物になっても貧乏臭が抜けないところがまた気安くて彼等らしい。愛すべき一枚であります。

diary

 何だかんだで今週は残業どばどば現場ばたばた週でありました。明日は明日で別件の社用。休みが恋しいのぅ。

log modified: 2012/09/04 01:41:44 JST

2008.01.12 (Sat)

get
  • Naruyoshi Kikuchi Dub Sextet / The Revolution Will Not Be Computerized
  • Los Hermanos / Traditions & Concepts
  • Shellac / At Action Park
  • Bayreuth Festival Orchestra & Chorus etc. (conductor: Wilhelm Furtwaengler) / Beethoven: Symphony No.9
  • 高橋 葉介 『学校怪談 8』
diary

 会社業務。
 月曜日も仕事。
 仕事仕事。

log modified: 2008/01/14 18:23:46 JST

2008.01.13 (Sun)

[movie] Romeo and Juliet

 Franco Zeffirelli 監督作品、1968 年。
 Verona では Montague と Capulet という二つの名家がいがみ合っていた。ある日 Montague の跡取り息子 Romeo (Leonard Whiting) は Capulet の舞踏会に潜り込み、美しい少女 Juliet (Olivia Hussey) と出会う。二人は即座に激しい恋に落ちるが、Juliet は Capulet の一人娘だった。先行きの不安をよそに二人は密かに結婚するが、後に Romeo は Juliet の従兄 Tybalt (Michael York) を決闘で討ち果たし、その罪が元で Verona を追放される……。

 台詞回しのくどさが Shakespeare 劇らしさを醸し出しておりますが、映画なのでわざとらしさがありますなぁ。まぁ、Olivia Hussey も Leonard Whiting も尋常でない美形ですので、これくらい造形感が出ている方がいいのかも知れません。衣装も凝っていて丁寧な作りになっております。Nino Rota の曲も素晴らしい。
 学校でも安心して観られる良作でありましょう。あ、でも胸ぽろりんが若干ありますのでそこは要注意か。お気をつけくださいませ。

log modified: 2008/01/14 19:10:48 JST

2008.01.14 (Mon)

Tracey Thorn / A Distant Shore

 EBTG の vocalist、Tracey Thorn の solo 作。1982 年発表。BSCP-30068。
 昨年出た 2 作目の solo album は試聴した限りでは厚化粧になっていて拍子抜けしたものですが、この 1 作目の方は acoustic guitar による弾き語りで、若いのに渋みのある独特の声が堪能できる album に仕上がっております。
 普段こういうネオアコな album を聴かない身としては、久々に聴くと昔の写真をひょっこり見つけたような気分にさせられます。甘酸っぱい一枚。

diary

 仕事な一日。

 積みっ放しにしていた Xbox360 版の式神の城 III をぼちぼち play。とりあえず credits 増やさにゃ。

log modified: 2008/01/15 20:16:03 JST

2008.01.15 (Tue)

The USSR Symphony Orchestra (conductor: Evgeni Svetlanov) / N. Rimsky-Korsakov: Symphony No.1 & 2

 The USSR Symphony Orchestra 演奏、Evgeni Svetlanov 指揮による、Rimsky-Korsakov の交響曲 1 番と 2 番の演奏であります。Rozhdestvensky 指揮の交響曲 3 番との組み合わせによる 2CD もの。CDVE 04263。
 思えば小生が Svetlanov 指揮のオケ物を聴き始めたのはこの CD からでした。1 番の導入から主題に入る際のぞわぞわ感、ここ一番での爆発力、しめやかな時の弦の艶やかさ等、オケってこんなにいいものなのねと認識を新たにさせられたものであります。
 melody はどっかで聴いたことのあるような russian 民謡 motif が中心なので、あまり新鮮味はないのですが、こんだけ骨太に鳴らされれば名曲に聞こえますな。Rimsky-Korsakov というと Sheherazade ばかり取り上げられそうですが、交響曲もなかなか乙であります。

中川 右介 『カラヤンとフルトヴェングラー』

 幻冬舎新書版で先日読了。第二次大戦前後の Berliner Philharmoniker 常任指揮者の座を巡る、Furtwaengler と Karajan、それに第三の男 Celibidache の闘争を描いた documentary であります。半ば小説仕立てなので読んでいて単純に面白い。
 権力にもの言わせて Karajan の台頭を阻止すべく動く Furtwaengler、活動の場を record に求めて新たな勢力地図を描こうとする Karajan、戦争のどさくさに紛れて Furtwaengler の後釜に座らんとする Celibidache、三者三様の生き様は指揮者三国志か。Nazi の文化保護がかなり強力だったのも意外な発見。楽しめた一冊でありました。

log modified: 2008/01/16 20:03:10 JST

2008.01.16 (Wed)

Robert B. Parker 『Shrink Rap』

 Jove Fiction 版の paperback で先日読了。
 女流作家の bodyguard を引き受けた私立探偵 Sunny、しかし作家の前夫による pressure に尋常でないものを感じた Sunny は、事の真相を突き止めるべく動く、というお話。

 今回は Richie の cool さが目立ちましたねぇ。Sunny の体張った潜入捜査も面白い。なかなかの逸品。

log modified: 2008/01/18 20:21:54 JST

2008.01.17 (Thu)

Enitokwa / Floating works 1996 - 1999

 Jun Yamabe との split album が近々出るらしい Enitokwa の 1999 年発表 album。
 ひたすら trip 尽しの亜熱帯 chill out な album であります。Woodman や Why Sheep? もそうですが、どうにも日本人離れした音でありながら、他に類がないという点ではあまりに日本的な音でもあるというこの不思議。Jeff Mills が minimal 袋小路にはまり込んでいるうちに、極東の地下実験場では脳内揉み解し術がすごい勢いで進んでいたのであります。聴いていると自分が溶けてふやけてうにゃうにゃになるような音響世界。とろけたい人向けの一作であります。

log modified: 2008/01/18 13:01:52 JST

2008.01.19 (Sat)

[movie] Munich (not reviewed)

 Steven Spielberg 監督作品、2005 年。邦題「ミュンヘン」。

log modified: 2008/01/21 07:42:42 JST

2008.01.20 (Sun)

get
  • Pat Metheny with Charlie Haden & Billy Higgins / Rejoicing
  • Boston Symphony Orchestra (conductor: Charles Munch) / Berlioz: Symphonie Fantastique
  • Date Course Pentagon Royal Garden / Musical From Chaos 3: Hoa-Ky (DVD)
  • 栗本 薫 『火の山 (グイン・サーガ 102)』
  • 栗本 薫 『ヤーンの朝 (グイン・サーガ 103)』
  • 栗本 薫 『湖畔のマリニア (グイン・サーガ 104)』
  • 栗本 薫 『風の騎士 (グイン・サーガ 105)』
  • 伊坂 幸太郎 『グラスホッパー』
  • 桜庭 一樹 『ブルースカイ』
  • 筒井 康隆 『わたしのグランパ』
  • 金聖響、玉木 正之 『ベートーヴェンの交響曲』
[movie] 悪魔の手毬唄

 市川崑監督作品、1977 年。
 磯川警部 (若山富三郎) の誘いで、山奥にある鬼首村を訪れた金田一耕助 (石坂浩二)。磯川は 23 年前の迷宮入り事件の調査を金田一に依頼する。その事件とは、金田一の泊まっている旅館の女将である青池リカ (岸恵子) の夫、源治郎が殺害された事件であった。だが、調査を始めようとした矢先に殺人事件が起こる……。

 昔の手毬唄を見立てとして起こる連続殺人事件に金田一耕助が挑む、というお話。古い雰囲気はよく出てますが内容は火サスですなぁ。岸恵子の美人振りが際立っている映画でありました。

log modified: 2008/01/21 03:37:44 JST

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