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Roman Polanski 監督作品、1979 年。
19 世紀の英国。貧しい農夫 John Durbeyfield (John Collin) は、歴史に詳しい牧師から自分が由緒ある d'Urberville 家の末裔であると知って浮かれる。John と妻の Joan (Rosemary Martin) は、娘の Tess (Nastassja Kinski) を成金の d'Urberville 家に使いに出し、折よく d'Urberville の跡取り息子 Alec (Leigh Lawson) に気に入られて家の下女として雇われる。だが Alec は執拗に Tess に言い寄り、耐えられなくなった Tess は実家に帰るものの、彼女は Alec の子供を身篭もっていた。結局子供は生まれて早々に死んでしまい、Tess は故郷を去り乳搾りの職に付くが、そこで牧師の息子 Angel Clare (Peter Firth) と良い仲になる。暗い過去を持つ Tess は Angel の求婚を拒みつづけるが……。
ひるめろな展開の映画。美貌が身を滅ぼすというお話であります。
農作業の場面が多くて見応えがあります。って、そういうところに注目するのもどうかのぅ。
Warren Haynes (g, vo) 率いる blues rock band、Gov't Mule の 1995 年 live 盤。最近再発されたもの。
初期の Gov't Mule は heavy な blues rock を展開しておりましたが、この live 盤も重い重い。jam band というとどうものっぺりまったりな印象がありますが、Gov't Mule の音は筋の通った heavy さが強烈な印象を残します。trio band らしい simple、solid & strong な一枚。今の彼らは若干まったりな所に落ち着いている感もありますが、硬派な初期の album もお勧めであります。
Ornette Coleman (as)、Bern Nix (g)、Charlie Ellerbie (g)、Rudy McDaniel (b)、Shannon Jackson (ds) の面子による 1976 年録音の tr.1 "Theme from A Symphony Variation One" と tr.2 "Theme from A Symphony Variation Two"、Ornette が Morocco の musician と演奏した 1973 年録音の tr.3 "Midnight Sunrise" を収めた CD。UCCU-5175。
Ornette Coleman 流の "E2-E4"、と言うと何だ全然違うじゃねえかと言われそうですが、あまり主張しない rhythm 隊に back up させつつ、とかく気持ち良さげに吹いてる Ornette の音を聴いていると、これはこれで Ornette の悦楽境であることよと思ったりもするのです。electric guitar も投入して 70 年代ねばねば funk の一面も強烈に押し出しております。名盤。
detroit techno follower な人、Fabrice Lig の別名義。2007 年発表。Third Ear の XECD1089。
Soul Designer 名義としては 5 年振りか。まぁこの人は本人名義でも album 放ってたりしてるので、あまりご無沙汰な感じはしないのです。そして年々中年太りなうにょうにょ funky 路線になっているような……。名義に Soul 入れてる分だけ黒っぽさを意識した作りにしようとしてるんですかねぇ。しかしその実、上辺に振り回されてる風情で骨っぽさが見えなかったりも。むしろそうした金斗雲的低反発が狙いなのか?
小生的にはちと狙いすぎでくどい一枚でありました。
デモノバは、グラスを高く掲げた。
「お喜び下さい、艦長。略奪された花嫁や花婿でも、二万組に一組は祝福された結婚式を行い、円満な結婚生活を送ることができるのです」
「我々には知覚できない現象も、この宇宙には存在するということか」(page 118)
御託はともかく責任はとらにゃなりますまい。ソノラマ文庫版で読了。ARIEL 番外編その 2。
故郷の近くに寄ったタレ目の鷹はダイアナの圧力に屈して里帰りを敢行。心労で健康不安定なおっかさんを安心させるためには身を固めるしかないとダイアナに唆されたハウザーは遂に進退極まる、の巻。
くっつくのに何年かかっとんのやこいつらはよ、とかつての厨房は思ってたりもするのですが片付いて何よりであります。片付け方がまたえらく都合良すぎ、かつ二人とも全然新婚ぽくないという点は差し引いても、上手く落ちが着いたのでよろしいのではないですかな。