Noisy Days in March, 2003

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2003.03.21 (Fri)

今日の葵さん (VF4Evo PS2)

 361 勝 450 敗。相変わらず勝率悪いな。投げ確はしっかり投げてくるし、葵さんお得意の寸止めは CPU の超反応には殆ど意味無し。辛いっすねぇ。

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  • Image Fight & X Multiply (PS2)
log modified: 2003/03/22 05:39:10 JST

2003.03.22 (Sat)

今日の葵さん (VF4Evo PS2)

 385 勝 500 敗。
 格闘新世紀 II に出場できるようになったものの、2 回戦を越えられない。限界か。

[movie] Goldeneye

 Martin Campbell 監督作品、1995 年。
 Pierce Brosnan の 007 ものとしては第一作目だそうな。あまり若いとか老いたとか感じない顔立ちなんですが。
 今回は頑張ってた方じゃないかと。パイロットの居ない飛行機をバイクで追い掛けて、崖に落ちながら飛行機に乗り込む場面とか、車で連れ去られた女を戦車に乗って追い掛けたりとか。しかし終盤に詰めの甘さを感じる。Golden Eye もその衝撃力を 1 度しか発揮できないのでは、大ネタって印象は残らないし。最近の James Bond ものは、舞台仕立ては大げさで良いんだけど、最後まで目が釘付けになるような吸引力には欠けるんだよな。 Bond を殺す機会は何度でもあったのに、殺人演出に懲りすぎて毎回失敗する 006 はやっぱりアホやと思いました。同情の余地無し。

log modified: 2003/03/23 02:06:08 JST

2003.03.23 (Sun)

Dave Clarke / Archive One

 Minimal、Funky、Detroit!
 Dave Clarke というと House の人かと思ってましたが、かなーり techno です。tr.1 の "Rhapsody in Red" の深ぁい strings から、tr.2 "Protective Custody" の超硬派な minimal 節への展開が見事。その後も techno と house の境界線上で踊らせてくれます。それにしてもこのブッとい kick、たまらないっす。良い speaker で大音量で聴きたいぞ。

今日の葵さん (VF4Evo PS2)

 400 勝 525 敗。勝率、少しは上がってきたかな。
 格闘新世紀 II の成績、最高位 4 位(爆)。終盤でマンティスな方々と続けざまに当たって玉砕です。苦手。あの「back dash してチクチク」に毎回引っかかる。うぅ、どうすりゃいいんだ?

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  • Dave Clarke / Archive One
  • Planetary Assault Systems / The Electric Funk Machine
  • Music Conception presents "bound for everywhere" (Book & LP)
[movie] Hannibal

 Ridley Scott 監督作品、2001 年。
 冒頭、Bach の Goldberg variation に乗せて、古い film の collage で幕開け。思わず "Seven" を思い出します。猟奇殺人ものだし。いや、それが主な theme ではないのだけど。
 前作で自由を手に入れた Lecter 博士 (Anthony Hopkins)。彼を追い詰めようとする Clarice Starling (Julianne Moore)、そして Lecter に個人的な復讐を果たそうと画策する富豪の Mason Verger (Gary Oldman)。この三人を中心に話は進む。Hannibal Lecter は既に前作 "The Silence of the Lambs" で知的殺人魔としての本性を観客に晒しているのだけれど、怖いのは Clarice と Mason の Lecter 化である。Clarice はあの事件から 10 年経った今も、1 日に 30 秒は Lecter の事を思い出し、Lecter を追い始めると仕事場でも自宅でも Lecter との会話 tape を耳に流し込み続ける。Mason は Lecter に唆され、自ら顔の皮を剥ぎ不具の身となったが、それを「至福の体験」と呼び、Lecter にもそれを体験させるべく、人肉豚の養畜を行い機会を待つ。さらには Clarice を嗾けて Lecter を追わせ、遂には Lecter を誘き寄せる餌として Clarice を罠に陥れる。Lecter から Clarice への私信が、Clarice の Office から発見され、Clarice はそれを証拠として提示しなかった罪を問われ休職処分となるが、Clarice にはそんな手紙を貰った覚えはない。それは Mason が Lecter の筆跡を真似てでっち上げた代物だった。そこには Clarice が窮地に追い込まれれば Lecter が現れるだろうという Mason の読みがあり、事実 Lecter は Florence から USA に舞い戻ってくる。
 物語中盤、Lecter が自宅謹慎中の Clarice と接触を図る場面。携帯電話での会話で、Clarice の一挙一動を的確に予測する Lecter。Lecter もまた Clarice の行動を充分に分析していた。Lecter の指示通りに携帯電話の電池を交換し、家を出て車に乗り込む Clarice。敵同士でありながら、そこには信頼関係が仄見える。それは相手に対する敬意ではなく、破裂しそうな破壊衝動と、それを僅かに押しとどめる相手への興味とが綯い交ぜになった危うい均衡の上で成り立つ関係だ。その危うさは erotic でさえある。
 結局二人は Mason の館で再会を遂げるのだけれど、二人の危うい距離が縮まることはない。その危うさは、最後の、手錠で Lecter と Clarice が繋がれる scene で臨界に達する。身動きできない Clarice から手錠の鍵の在処を聞き出せないと悟った Lecter は、肉切り包丁を手にする。卓上に手錠の掛かった手を乗せ、Clarice の手首を指し示す Lecter。そして無情にも包丁を振り下ろす!
 いて。いてぇ。身が捩れます。"Misery" 以来ですよこういうのは。勘弁してくれ。あ、これでも Happy End だと思います多分。続編もありなのか?

 ええと、監督は Ridley Scott というわけで、この人は娯楽映画の大家だけど、世界作るのが上手いです。一人称的な見せ方を随所に仕込んで怖さを演出してます。心理戦を映画で見せている感じ。音楽も、baroque な楽曲を効果的に使ってます。うむ、baroque は癒しというよりは狂気ですよ。
 ただ、何度も見られるような映画ではないですねぇ。何せ見ていると疲れる。危険な関係の love story だし。まぁ、こういう世界も映画ならではだとは思いますが。

log modified: 2004/12/21 01:45:19 JST

2003.03.24 (Mon)

Horace Silver / Blowin' The Blues Away

 Horace Silver といえば hard bop の第一人者、というわけでこの 1959 年 bluenote 吹き込みも軽快で勢いのある bop number が揃っている。
 毎回こういう調子だと飽きてきたりもするけれど、これはこれで職人芸。熟練の手品師による magic みたいなもんです。
 こういう人が tr.7 "Melancholy Mood" みたいな slow ballads を弾くと、なんかドキドキしますよ。

今日の葵さん (VF4Evo PS2)

 405 勝 530 敗。町娘ヘアーげっと。

log modified: 2003/03/25 02:51:50 JST

2003.03.25 (Tue)

Rasa / The Unknighted Nations

 Bayaka な二人による new project だそうな。
 ええと、Bayaka 名義の "Irradiation" は大好きな album でした。んで 2nd の "Inner Film" で付いていけなくなりました。どういう方向に向かっているのか解らなくなっちゃったんですわ。んで、この Rasa はどうか。
 ……えれくとろにか、ですか?
 和風な管楽器とか幽玄な vocal とか、確かに Bayaka な音なのですよ。でもこのカキコキ言ってる beat を聴いていると、DJ Klock とか内海イズルの作品を思い出してしまうわけで。でもって jazzy でもあり tribal でもある、と。その結果、歪で危うい緊張感が漂う album になってしまった。tr.6 "Round Midnight" (Monk の有名曲とは同名異曲)なんて Portishead みたいだし。こういう展開になるとはねぇ……。
 Herbert なら、同じ素材を使っても elegant にまとめると思うけれど、Rasa のまとめ方はピンぼけの写真のように焦点が拡散している。そこが怖い。先が読めない。そして聴いている間、listener もまた自分の居場所を見失う。今までの音楽体験に裏付けされた物差しでは測れないから、怖いのだ。
 まぁ、Bayaka の頃も得体の知れなさは感じられたのだけれど、Rasa ではそれが更に押し進められたということでしょうか。日常的に聴ける音ではないです。

今日の葵さん (VF4Evo PS2)

 407 勝 542 敗。相変わらず勝てないなぁ。

[news] 「マイコンBASICマガジン」休刊へ

 ./J より。
 小生もガキの頃にお世話になりました。あの頃の PC 雑誌は個性的なものが多かったな。そもそも PC 自体がベラボーな値段だったし、ガキんちょがおいそれと手を出せる代物ではなかった。それ故に欲望が邁進し電器屋の PC 売場を毎週冷やかしてたり。で、ベーマガは少年少女の PC への欲望を pop な意匠で昂進させてくれる罪深い雑誌だったわけだ。ベーマガは programming のみならず、PC game やら table talk やら midi といった、PC をきっかけにして PC から派生する様々な「面白さ」を追求していた雑誌だった。それが、あの時代に受け入れられた要素だと思うよ。
 手塚一郎のコラムで船戸与一の存在を知ったのもベーマガでだし、PC-286 を親におねだりして買ってもらったのもベーマガあってこそのこと。間違いなく人生狂わされてますよ……。
 PC が廉価な商品になり、programming 初心者が GUI tool でアプリこさえる時代には、ベーマガの居場所は無くなってしまったということか。小生も買わなくなって久しいけれど、こうして休刊の知らせを聞くと悲しいものがあります。長い間、お疲れさまでした。

diary

 それほど体調が悪いわけではないと思うけれど、体力は落ちているな。夜も 20 時過ぎると頭に痺れが……。歳ですかね。

log modified: 2003/03/26 02:26:23 JST

2003.03.26 (Wed)

Steve Reich / City Life

 Nonesuch 盤、1996 年録音。
 tr.1 "Proverb" では soprano の三重奏を軸にして、vib やエレピが静かに鳴り響く。聖歌のような荘厳な雰囲気を感じさせる曲で、個々に鳴らされる音は自然と和音を成し、それでいて重なり合いすぎずに互いに遠ざかる。僅かに生み出される tension と静寂との距離。川のせせらぎのように、流れる音は留まらないまま中空へ拡散する。このとらえどころのなさ。それが美しい。album "Reich Remixed" では、竹村延和が曲の美しさはそのままに、さらに狂気を押し進めた approach をしていたなぁ。あの version もまた良し。
 tr.2 "Nagoya Marimbas" は、Reich お得意の marimba 連打な小曲。やっぱり Reich らしい洗練が感じられるが、手法に目新しさはないなぁ。まぁ、interlude と思って。
 そして tr.3 "City Life"。近年の Reich に顕著な物語性が、この曲にも満ちている。orchestra によるゆったりとした導入、挿入される街中の noise。そして minimal phrase の応酬。街の中をふらふらと歩いていると様々な音に晒されるが、その音を耳にしている我々は自分の意識を保持しながらも外部からの刺激によって感情を微妙に左右される。そうした微かな意識のうごめきを逆に音楽として成立させているような。三幕構成だった "Different Trains" との親近感もあるけれど、"City Life" はもっと複雑な構成を成している。それは秩序だっているようでいて、実は粗雑に路上へ投げ出されている。曲の終端も、まとまらないまま唐突に打ちきられる。City Life に明確な終わり方はない、ということだろうか。我々の日常がそうであるように。

今日の葵さん (VF4Evo PS2)

 414 勝 556 敗。まだまだ勝てません。待ちに入れば勝率は上がるのだけれど、ついつい暴れちゃうんだよ。

1/60sec

 これ、凄いです。人間業じゃない。いや本当に。

[news] 斑鳩 DVD

 欲しいかも。

log modified: 2003/03/27 03:08:18 JST

2003.03.27 (Thu)

Laurent Garnier / Early Works

 Laurent Garnier の、1991 〜 1994 年までの自作曲と remix works を編集したもの。tr.1、Reese Project "I Believe" の remix からして detroit techno な synthesizer の音がたまんねぇっす。tr.2 は Laurent Garnier "Wake Up"。「眠れる Paris に活を入れた」曲ですかね。underground で dark な曲調が格好良い。やはり Laurent Garnier は暗い曲が良い感じです。tr.4、Vernon's Wonderland "Vernon's Wonderland" の remix は trance だし。やっぱいい耳持ってますよ、この人は。

今日の葵さん (VF4Evo PS2)

 452 勝 562 敗。お、いつの間にか 1000 試合越えてる……。
 格闘新世紀 II は、beginner mode にしたらあっさり優勝できました。わーい。って素直に喜べないぞ。
 そろそろ Jacky も使ってみようか……げっ、膝がないっ!

log modified: 2003/03/28 01:40:05 JST

2003.03.28 (Fri)

Takefumi Haketa / 魔法遣いに大切なこと Original Soundtrack

 放送も終わってしまいましたので、サントラ聴いて和むことにします……。
 羽毛田丈史と言えば癒し系という先入観があって、このサントラも piano や弦楽器を使って室内楽っぽくまとめてる track が多いので、まぁ予想通りの展開ではあるわけです。下北沢にこの melody が似合うかどうかは解りませんが。何せ行ったことないので。いや別に下北に拘る必要はないのか。田舎から都会に出てきて戸惑う乙女心の表現と考えれば、物憂げな美メロも栄えるってもんです。サルサはかなり浮いちゃってますが(笑)。
 tr.22 の guitar、凄く手慣れていて聞き惚れてしまいました。密かに Gontiti の三上さんが弾いてるそうな。道理で上手いわけです。

今日の葵さん (VF4Evo PS2)

 513 勝 574 敗。烏帽子げっと。あと、AM2 Cup に優勝して唐草の袴も入手。
 しゃがみバックダッシュが苦手なのを何とかしたい……。

diary

 朝の通勤時にガキどもの姿を見ないと思ったら、春休みなんですな。てゆか、もう三月も終わりかけだし。気が付けば服も薄手にしてるし。桜も咲いてるらしい。つい先日までは寒かったような印象があるけど、もう春なのか。
 春休み欲しい(爆)。

log modified: 2003/03/29 02:39:52 JST

2003.03.29 (Sat)

Pharoah Sanders Quartet / Crescent with Love

 粘っこくて spiritual な tenor を吹く Pharoah Sanders。これは 1992 年吹き込み(発売は 1994 年)の、John Coltrane 曲集。
 比較的 slow tempo の曲が収められていて、Pharoah も汗だくになって吹きまくっているという感じではない。しかしそれは外面の印象でしかなくて、音の一つ一つに Coltrane への思いが凝縮されているような演奏である。tr.4 "Naima" で見せる詩情、tr.5 "Crescent" での豪快な ad lib には、Coltrane の演奏方法のみならず、その信念まで受け継ごうとする Pharoah の姿が映し出されている。back 陣も気合い入ってます。

今日の葵さん (VF4Evo PS2)

 557 勝 586 敗。弱い店舗のクエストオーダーで遊んでたので勝率上がってます。

[movie] クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

 原恵一監督作品、2002 年。
 野原一家が戦国時代に time slip してしまう話。合戦の scene もあるが、子供向けなので血飛沫は飛んでません。敵を刀で刺し殺す場面も、注意深く敵の姿は見せずに絶叫だけで表現してるし。苦労してるなぁ。
 主題となるのは小国の姫君と、主君に仕える武士との道ならぬ恋。そこにしんのすけが介入し、自由恋愛の思想を説くことで、二人の関係にも微妙な変化が訪れる。こうやって人や時代の価値観を揺さぶってしまうところが劇場版しんちゃんの面白いところです。合戦の最中に、武士を助けるため野原一家が車で戦場を走り回って戦局をかき乱すってのも面白い見せ物でした。
 されど全体的には今一つ物足りない印象。奇天烈なサブキャラが居なかったからかな。戦国時代という舞台に忠実な作りなので、敵役もアクが薄いし。劇場版しんちゃんに slapstick を求める人には不向きな出来でした。

diary

 今日は会社の式典。久しぶりに背広を着ると、肩は凝るし頭は痛くなるしでイタイ思いばかりするような……。毎日着ていたら、あまり意識しなくなるのかも知れないが。
 それにしても、意外なところで Gundam Seed の曲が流れてたなぁ。周囲の反応もあったので、気付いている人もおられた様子。なんか笑っちゃうんですが。

log modified: 2003/03/31 03:14:42 JST

2003.03.30 (Sun)

Thomas Schumacher / Electric Ballroom

 1999 年発表、Bush CD02。
 とましゅー初体験です。なんか緊張しますね初体験て。噂はかねがね聞いてますが。minimal 職人とか minimal とか minimal とか。大体名前からして速そうです。でも速すぎると curve 曲がりきれません。じゃあ、気持ち抑えた雰囲気で如何に踊らせるかってとこに注目、ということで。
 うをお、tr.5 "The Simpleton" って格好良すぎ! tough な bass drum、四次元 synthe、挿入される独逸語オッサン voice、そしてそれらを blend して上手く溜めと引きを生み出し、minimal なのに力強い楽曲の流れを作り出す。やるじゃんとましゅ。
 って、全然冷静に聴けてないじゃないか(爆)。tr.6 "Rockers Arena" は脱力系の女性 vocal が妖しい雰囲気を醸し出す track。ここでも上物の組み合わせ方が凝っていて、electronica ぽい面白さもある。意外と器用な人なのかも知れない。
 tr.7 "Lust"、tr.8 "Eighties" と、disco beat の曲が連発。独逸人て、こういう beat が好きなんですかね。メリケンの影響よりも、Neu! とか Kraftwerk の影響が強いのかも。機械的な beat の安定性が german の荒ぶる魂を癒すのか。はっきり言おう、変態だと! あ、冗談ですので気になさらずに。まぁ、卓球さんと気が合うのも頷けます。

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  • Thomas Schumacher / Electric Ballroom
  • Rage / End of All Days
  • Yes / Drama
  • Eric Dolphy / Eric Dolphy at the Five Spot, vol 1
森 博嗣 『月は幽咽のデバイス』
「少なくとも、親友になるのは」紅子は言った。「恋人になるよりも、ずっと難しいと思う」
「意味深ですね、それ」
「一般論じゃありません、貴方に申し上げているのよ」
「ああ、それはまた、余計に意味深だ」
「鈍いのね」
「ええ、いろいろ、痛い目に遭っていましてね。その方面のセンサはぼろぼろなんです」
「素敵なお気の毒ですこと」(page 76)

 V series も三冊目。今回はお金持ちの屋敷で惨殺死体。部屋は密室だったのに死体には引きずり回された後があるとゆー。その場には例によって紅子、紫子、練無、保呂草らが居合わせていて、しかも阿漕荘に引っ越してきた森川くんとそのお姉さんまで巻き込まれることに。
 森川素直くん、文中で「空気のようなやつ」と言われてますが、この面子の中では異様な存在感があります。至って普通の存在であるが故に目立ってしまうというのも因果なもんです。「素直なやっちゃなぁ」と紫子さんにからかわれるのはお約束か。
 あ、またキャラから入ってしまった。どうもこの series、mystery としての面白さよりも、character 同士のやりとりが面白くて。保呂草と紅子さんの超越者同士の会話には、言葉で表されているものの裏に苛烈な思考論争の跡が残っているようで、深読みしたくなります。S&M series に比べれば mystery としての吸引力は弱い……という点は、今作でも同様な印象。でも面白い。やっぱキャラ勝ちか。

[comp] Mandrake Linux 9.1 を install してみる

 事の発端は /.J の news から。小生の常用環境は Asumi + Momonga で、今のオモコンは glibc や rpm の upgrade により Asumi ベースな環境では使えなくなっているので、環境一新する機会を窺っているところなのですよ。そこにこの話だ。
 とりあえず kddlab から Mandrake Linux 9.1 用の iso を落として、CD-RW に書き込む。あとは書き込んだ CD-RW から boot して、GUI な installer の指示に従って進めるだけ。なのだが、問題発生。monitor の設定が上手く行かず、X 落ちの後で installer 画面に戻ってきたら mouse が利かなくなっていたのだ。keyboard でも操作できなさそうだったので、Ctrl + Alt + Del で抜けて reboot。
 実はこの時点で大方の install は完了していたので、grub が立ち上がって、そのまま Mandrake Linux 9.1 起動。しかし xdm の起動には失敗して、console login を余儀なくされる。そこからの startx でも失敗。Asumi から XF86Config-4 を持ってきても駄目。/usr/X11R6/bin/xf86config を使って XF86Config を作っても駄目。なので、また reboot して CD-RW から立ち上げて upgrade。この upgrade のときに monitor の設定を変えて、今度はちゃんと 1280 x 1024 で画面表示されることを確認して作業完了する。reboot。あ、また console login。だが今度は startx が利いて、無事に gnome が立ち上がった……のだが、何だか mouse cursor の表示が変だ。
 ふーむ。このままでは使えないので、install から再挑戦する必要がありそうだな。とりあえず今日はここまで。

log modified: 2003/06/16 01:05:30 JST

2003.03.31 (Mon)

Eric Dolphy / Eric Dolphy at the Five Spot, vol 1

 あの session の 1 枚目。1961 年録音。
 be bop ぽい演奏だけれど、目の覚めるような ad lib の応酬が続く。"Memorial Album" よりは 5 人の演奏が凝縮してる感じ。tr.2 "Bee Vamp" での Mal Waldron の solo が格好良い。こんなに弾ける人だったのか……。勿論 Eric Dolphy も Booker Little も鋭い演奏で妥協無し。tr.3 "The Prophet" なんて、code 進行は moody な ballads になりそうなものだけど、この二人が吹くと途端に demonish などろどろした世界になります。これもまた jazz。

[comp] Mandrake Linux 9.1 を install してみる (2)

 再 install するも、画面表示にゴミが出て font が上手く表示できないという症状は変わらず。XF86Config-4 の設定をいろいろ変えてみるが、上手く行かないなぁ……。
 kernel に何か option 渡して起動させているが、その影響か? 明日はその辺を探ってみるか。

今日の葵さん (VF4Evo PS2)

 582 勝 592 敗。Sega Arena Uptown での争奪戦で、和風ポニテと白波の首飾りをげっと。この辺で死合うと、流石に勝率は上がります。中段を結構食らってくれるし。

log modified: 2003/04/02 02:24:29 JST

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