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おそるおそるやってみます。使ったのはここにある "momonga-20021125.iso"。実験台は自作の新型 PC (名前はまだない)。install 用の document に忠実にやっていくつもり、だが、少し変えるかも。/boot の partition は切る予定。
えーと、無保証です。挑戦するまえに backup は取りましょう。小生は取ってません(爆)。まぁ、新型(名前はまだない)は実験台で踏み台で現時点ではオモチャなので、消えて泣くような data は入ってません。「故に!」「だから!」安心して滅せよ。
iso の CD-R 焼きは終わってるので、CD から boot して戦闘開始。
CD から boot して、language は英語にして(日本語は文字化けしてた)、keyboard は jp106 を選択。で、terminal の prompt が出る。
手順通りに進めよう。ちなみに下記のシャープ記号は bash prompt の意味なのでそのつもりで。
# mkdir /mnt/target
# mknod /dev/hda
# fdisk /dev/hda
デバイス ブート 始点 終点 ブロック ID システム
/dev/hda1 * 1 13 104391 83 Linux
/dev/hda2 14 2231 17816085 88 Linux ReiserFS
/dev/hda3 2232 2296 522112 82 Linux スワップ
# mknod /dev/hda1
# mkfs.ext3 /dev/hda1
# mknod /dev/hda2
# mkfs.reiserfs /dev/hda2
# mknod /dev/hda3
# mkswap /dev/hda3
# mkdir /mnt/target/boot
# mount -t ext3 /dev/hda1 /mnt/target/boot
# mount -t reiserfs /dev/hda2 /mnt/target
mkfs.reiserfs するときに、「fdisk かけたら reboot せよ!」とか言われるけれど、とりあえず無視して進めます(reboot すると、作った node の情報が消えてしまうので……)。
次は rpm 用の前準備ですか。ここは手順通り。
# mkdir -p /mnt/target/var/lib/rpm
# rpm --initdb --root=/mnt/target
# mkdir -p /mnt/target/usr/lib/rpm
# mkdir -p /mnt/target/dev
# mknod /mnt/target/dev/null c 1 3
/etc/modules.conf の作成。これも手順通り。
# mkdir -p /mnt/target/etc
# touch /mnt/target/etc/modules.conf
# ifconfig lo add 127.0.0.1 netmask 255.0.0.0 up
# mkdir /tmp/PKGS
# ln -s /mnt/source/Momonga/PKGS/*/* /tmp/PKGS
# rm /tmp/PKGS/kernel-BOOT-2.4.20-2m.i586.rpm
# rm /tmp/PKGS/kernel-smp-2.4.20-2m.i586.rpm
# rpm -ivh --root=/mnt/target /tmp/PKGS/*
install 中はお茶でも飲んでくつろぎましょう。
次は fstab の編集。む、jed が使えない。仕方ないので vi で。
LABEL=/boot1 /boot ext3 defaults 1 2
/dev/hda2 / reiserfs defaults 1 1
/dev/hda3 swap swap defaults 0 0
none /proc proc defaults 0 0
none /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0
vi 使うと疲れる……。
と、今更ながら chroot の存在を知る。しまった。chroot して jed 立ち上げればよかったんだ。具体的には以下の通り。
# chroot /mnt/target jed /etc/fstab
とほー。まぁいいや。先に進むべし。
次は initrd を通します。root directory が reiserfs なので必須でしょう。
# chroot /mnt/target /sbin/mkinitrd -v /boot/initrd-2.4.19-12m.img 2.4.19-12m
初回で、kernel version を "2.4.9-12m" と typo って叱られたのは内緒にしてください(爆)。いや、ちゃんとできましたってば。
root の password を設定します。
# chroot /mnt/target /usr/bin/passwd
で、password を入力。
次は network の設定。
# chroot /mnt/target jed /etc/sysconfig/network
HOSTNAME=localhost.localdomain
NETWORKING=yes
NETWORKING_IPV6=yes
# chroot /mnt/target jed /boot/grub/grub.conf
で開いて、以下を書き込み。旧型(Endeavour)の grub.conf を参考にしたら、こんな感じに。
timeout 10
default 0
title Momonga Linux 2.4.19-12m
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.4.19-12m root=/dev/hda2
initrd /initrd-2.4.19-12m.img
次に grub の stage をコピる。これも手順通り。
……と思ったら、install doc とは違うところに入ってた。えと、/usr/share/ 以下ではなくて /usr/lib/ 以下にありました。
# cp -a /mnt/target/usr/lib/grub/i386-redhat/*stage* /mnt/target/boot/grub/
昔は /usr/share/ 以下に入っていたような気が。旧型に入れてる grub-0.91 でも /usr/share/ の下に grub 入ってるし。まぁ、見つかったので良しとします。
# chroot /mnt/target /sbin/grub --device-map=/dev/null
で、grub の shell から以下を実行。ちなみに grub の shell では、prompt が ">" なので以下でも ">" は prompt です。
> device (hd0) /dev/hda
> root (hd0,0)
> setup (hd0)
> quit
# umount /mnt/target/boot
# umount /mnt/target
# exit
ありゃ、filesystem の check で「LABEL=/boot1 が見つからんぞ」と叱られた。これは心外。
いや私が悪うございました。e2label を張ってなかっただけでした。
# e2label /dev/hda1 /boot1
としておけば、無事に立ち上がります。おお。やりました。ようやく Momonga 起動です。感激です涙が出ます。
……ありゃ、eth0 が開通してない? あああ、なんでやねん。
北欧 hard minimal の雄、Adam Beyer の 2002 年作。とはいえ小生、Adam Beyer も初めて聴く人なのでよく解りません。つーても、web とか MM の評では「Detroit Techno っぽい」ということらしいので密かに期待。
えー、何だかんだ言っても固めの世界観です。流石に techno の修羅場を生き抜いてきただけあって、beat に迷いがない。四つ打ちに固執せず、breakbeats やら ambient 風やらいろいろな展開がありますが、どの track も何処か安心して聴ける。そんななかで全編に緩やかに漂う synthe strings の叙情が美しい! またこれが冷え切っていて良いのです。Chicago や Detroit も寒いでしょうが、Sweden の寒さはまた一味違う。氷の彫刻に音を合わせたような、澄んだ音色が印象的な album でした。やっぱり冬場の track ですかねー。寒い夜の listening album にすれば美しさがより一層引き立ちます。暖房切ってから聴きましょう。美しさにまみえるためには代償を払う必要があるのです。でも寒いのは嫌だなぁ(爆)。
苦節ウン時間、未だ開通せず。
赤帽 8.0 では開通できてたので、hardware の問題ではなさそう。eth0 は Broadcom BCM5702 として検出できていて、driver の bcm5700.o もちゃんと load されている。が、dmesg には "bcm5700: eth0 NIC Link is DOWN" と出てるなぁ。
赤帽入れ直して設定でも比較してみるかな。
えー、赤帽 8.0 入れ直しました(爆)。こういう姑息な手段は取りたくないのだが、「なりふり構ってられないのよ!」ということで許してくださいな。
やっぱりこいつだと eth0 通りますな。えーと。気になる点をめもめも。
そういえば dhcp のことを忘れてたわい(爆)。これから grub.conf に momonga な設定を放り込んで、とそのまえに momonga な環境を mount して……あぅ、大変そう。
cheap な音と detroit techno への愛をひしひしと感じさせる album。なんつーか、ここまでくれば soulful とゆーよりは民族音楽とか子守歌とかを連想します。ambient な electronica。昔の SF 映画の soundtrack だったりするとハマるかも知れません。Jeff Mills の "Metropolis" は、これに比べればもっと cyber な感じだよなーと思ったり。2001 年発表の作品だが、むしろ 100 年前に作られた future sound が、21 世紀に発掘されたような驚きがある(笑)。あの頃、ぴかぴかの銀色に輝いていた宇宙船。今はもうセピア色に染まっているけれど、人の心は甘酸っぱい香りで満たされる。昔を懐かしみたいひとのための一枚。
tera term & ttssh & ffftp で可能らしい(ここ参照)……が、どうも上手くいかない。ssh login は出来るのだが、ffftp から linux を覗くときに蹴られてる様子。むー。
で、心を入れ替えて WinSCP ver2.0beta入れたら、あっさり繋がりました。おりょりょ。まぁ結果おーらいです。
へええ。てゆか gnutella って盛り上がってないのか。P2P らしさという点では napster より上だと思ってるんだけど、技術的に優れていることが広まることに直結するわけではないからなぁ。
そういえば、peercast も gnutella 型ですねぇ。こういう形で広まっていくといいなぁ。
F Communication から Soul Designer 名義で detroitish な album を放った Fabrice Lig の、Bug Orchestra 名義作。今回は breakbeats 〜 electro 風味。Soul Designer の作品は愛聴しただけに、期待も大きいわけです。
んがんがしかし。いまいちパッとしません。どうにもテキトー感漂う track ばかりで萎えます。流麗で美しい synthe phrase が鏤められているのは良いのだけれど、Soul Designer みたいに計算された整合性は感じられない。何だか継ぎ接ぎだらけの寄せ集めみたい。何だかなぁ。
一応、昨日から実家に帰省してます。とはいえ昨日は帰宅後、風呂入って酒飲んですぐ寝てしまったのだけれど。
今日は 10 時過ぎに起床。お袋から CD 聞かせてくれとの依頼があったので自室の AV set で鳴らす。お袋の持ってた CD ラジカセは壊れてしまって、CD が聴けないのだ。まぁ、自室のアンプも調子悪いのだけど。CD を ogg vorbis で encode してからノートパソコンに放り込んでここまで持ってきているのだけれど、それを line でアンプに繋げて speaker から音を出そうとしても、音が出ないわけで(爆)。セレクタをこねこねしてると音が出る場合があるので、そのあたりの接触がよろしくないのだろう。修理に出せるなら出したいところだが、如何せん古いのでもう修理扱ってないかも。新しいの買いますか。headphone で聴けば済む話、とあっさり言えないし。だって目の前にでかい speaker あるし。鳴らしたくもなるよ。
午後にはぶらりと街へ。とはいえ歩いて 30 分かかる。で、歩いた(笑)。まずは画材屋に行って、頼まれていた色鉛筆を購入。それから CD 屋を転々として、電器屋で headphone と CD ラジカセを買って帰宅。
それからは風呂入って酒飲んでのんびり。アンプの再調整とかしたけれどやっぱりだめ。しかたないから日記書いて寝ようとゆー魂胆です。
実は今年最後の album review になるわけだけど、そんなことはこれっぽっちも考えずに CD トレイに乗せてしまったが運の尽きよ。そんな感じで今年の締めくくりは、Depeche Mode が 1993 年に発表した album で。前に Slam の "Alien Radio" を評したときに Depeche Mode のことを連想して、それから一度聴きなおしたいとは思っていたわけよ。実家に帰って、押入れの底からやっとこさ発掘。
のっけから noisy な intro の tr.1 "I Feel You" で開幕。まぁ、普通の rock な連中ではないことはこの音聴いたら解りますね。electric sound で身を装いながら、相変わらず歌には固執するとゆーのは、rock 的なのか、anti rock 的なのか。まぁ、Kraftwerk や YMO、Erasure に New Order と、electro が rock の亜流(もしくは rock の反潮流)として生まれてきたのは確かな様子なので、その rock 的なるものの最大の武器である guitar、bass、drum、そして vocal といった道具を駆使して electro が成立するのもまた正しい進化なのだろう。しかし Depeche Mode は、rock 的な dynamism を electric music に託しているわけではなくて、その語りは囁きと呟きで埋め尽くされ、静かな絶望に浸されている。それでいて pop の field で有効な美メロがずばずばと披露されるのだから、album の趣向も退廃的な雰囲気を帯びることになるだろう。tr.2 "Walking in My Shoes" とか tr.9 "One Caress" とか、聴いてると涙ものである。
あまり techno と肌に合いそうな beat ではないのだけれど、音の選び方・鳴らし方には彼ら独自の美学が滲み出ていて、陽の New Order に対する陰性の魅力が感じられる。いやー、久々に聞きなおすといい感じです。
あ、年が明けたみたいです。今年もどぞよろしく。