Noisy Days in September, 2002

- last 10 days of month -

top / latest diary
topics all / music / book / movie / comp

上旬 / 中旬 / 下旬

<< < 2002/09 > >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
Ganerated by nDiary version 0.9.4

2002.09.21 (Sat)

Blaze / Spiritually Speaking

 Blaze の New Album。R&B 色の強いHouse track が並ぶ力作。前作の "Natural Blaze" が instrument 主体だったのに対し、今作は歌ものも多い。聞き易くて、かつ奥深い。こういう album を聴いていると、R&B や Soul もたまには聴いてみようかな、という気分にさせられる。でも、疎いんだよね小生は。

get
  • DJ Logic / The Anomaly
  • Blaze / Spiritually Speaking
  • Lee Konitz / Live at the Half Note
  • 神林 長平 『ラーゼフォン 時間調律師』
  • 森 博嗣 『臨機応答 変問自在 2』
  • ノーム・チョムスキー 『9.11 アメリカに報復する資格はない』
diary

 絵が届く。でかい。ちと部屋には飾れない……。

 最近の CalorieMate の CM はなかなか良い感じ。思わず "Rez" を思い出したりして。でも web では cm 見られません(哀)。

[comp] Knoppix 日本語版 v3.1

 CD boot な linux distro らしい。OpenOffice.org とか試すにはいいかもね。

[misc] URDA

 時代設定はアレだけど、anime の quality は流石。ロマノフ比嘉さんの季刊配信。

log modified: 2002/09/22 02:56:49 JST

2002.09.22 (Sun)

get
  • Max Tundra / Mastered by Guy at the Exchange
  • Jeff Mills / At First Sight
  • "Face Off" (DVD)
[comp] ccache

 最近また hdd の容量不足を意識し始めた。なんでこんなに容量食うんやろ data 系は別の partition に移したのに何でやろ〜と思って、いろいろ調べてみたら、なんか "$HOME/.ccache" がべらぼーに容量食っている様子。試しに "$HOME/.ccache" を消してみたら、空き容量がかなり改善された。こまめに掃除しないと溢れるんだなぁ。
 でもまだ "/home/metham/" で 2.0G 使ってるよ……。

[comp] Sylpheed v0.8.3

 release されていた模様。momonga head にも登録されていたので、早速入れる。

log modified: 2002/09/23 01:40:02 JST

2002.09.23 (Mon)

Brian Eno & J. Peter Schwalm / Drawn from Life

 solo 作では俄に音響詩人と化す Brian Eno 先生である。ambient な作品を数多く残すことで多くの静音系 listener のココロを捕らえて放さない存在である……とか書いてる自分が何だか笑えてきた(爆)。いや好きなんですよホントに。でも Eno の ambient 作品って、ある程度、radio から流れてくる音楽を聞き込んで「もぉ pops は飽きたわ」と放言できるような人でないと新鮮みが感じられないんじゃないかと。
 んで "Drawn from Life"。これはね、ambient というよりは down tempo ものと呼んだ方が正確。Peter Schwalm の存在って大きいな。教条的ではなく、ゆっくりと感覚に訴える音が続く。Peter Schwalm の drum が正確な beat を keep していく。それは心音に耳をそばだてるような、密かな、しかし確実な時間の音。そして、空間を包み込むように広がる Eno の soundscape がまた古臭くて懐かしくて。この人の style もほんとに変わらないね。
 CD の Jacket は Rorschach test みたいな左右対称な絵。Eno 先生は絵から inspiration を受けることが多い様子("The Shutov Assembly" とか)なので、これもまた内容に影響しているのかも。

[news] 貴闘力寺尾が引退

 小生は相撲をよく見る人ではないのだけれど、このお二方の相撲は好きだったなぁ。

翻訳SFファン度調査

 既読は 250 作品中 31 作品。

  • 『愛はさだめ、さだめは死』(87) ジェイムズ・ティプトリー・Jr.
  • 『カウント・ゼロ』(87) ウィリアム・ギブスン
  • 『たったひとつの冴えたやりかた』(87) ジェイムズ・ティプトリー・Jr.
  • 『エンダーのゲーム』(87) オースン・スコット・カード
  • 『スキズマトリックス』(87) ブルース・スターリング
  • 『ノヴァ』(88) サミュエル・R・ディレイニー
  • 『モナリザ・オーヴァドライヴ』(89) ウィリアム・ギブスン
  • 『ハードワイヤード』(89) ウォルター・ジョン・ウィリアムズ
  • 『ザップガン』(89) フィリップ・K・ディック
  • 『重力が衰えるとき』(89) ジョージ・A・エフィンジャー
  • 『知性化戦争』(90) デイヴィッド・ブリン
  • 『死者の代弁者』(90) オースン・スコット・カード
  • 『木星強奪』(90) ドナルド・モフィット
  • 『フィーバードリーム』(90) ジョージ・R・R・マーティン
  • 『太陽の炎』(91) ジョージ・アレック・エフィンジャー
  • 『故郷から10000光年』(91) ジェイムズ・ティプトリー・Jr.
  • 『ジャガーハンター』(91) ルーシャス・シェパード
  • 『ディファレンス・エンジン』(91) ギブスン&スターリング
  • <ワイルド・カード>(92) マーティン他
  • 『ファルコン』(93) エマ・ブル
  • 『天の筏』(93) スティーヴン・バクスター
  • 『シェイヨルという名の星』(94) コードウェイナー・スミス
  • 『ゼノサイド』(94) オースン・スコット・カード
  • 『ブルー・シャンペン』(94) ジョン・ヴァーリイ
  • 『ヴァーチャル・ガール』(94) エイミー・トムスン
  • 『ハイペリオン』(94) ダン・シモンズ
  • 『ハイペリオンの没落』(95) ダン・シモンズ
  • 『第81Q戦争』(97) コードウェイナー・スミス
  • 『エンディミオン』(99) ダン・シモンズ
  • 『エンダーズ・シャドウ』(00) オースン・スコット・カード
  • 『エンダーの子どもたち』(01) オースン・スコット・カード

 96 年以降に読んでいないのが一目瞭然ですな。まぁ翻訳物は避けるようになったとか社会人になって忙しくなったとかミステリに転向した(爆)とか、いろいろ理由はあるわけよ。しかもカード4、シモンズ3、ティプトリー3、ギブスン3(+『ディファレンス・エンジン』)とゆー偏り票で救われながらもこの結果だし。あうあう。

 この中からオススメですか? んなもん決まってるでしょうが『ハイ…』でわなくて『フィーヴァードリーム』ですよあなた。本読んでも内容は揮発性メモリに書き込まれるため一度寝ると殆ど忘れてしまう小生だが、『フィーヴァードリーム』で展開された鮮烈な蒸気船の描写や、ジョシュアとアブナーの歳・種別を越えた友情には未だに忘れ得ぬ印象が残っている。まだ読んでない人が羨ましいぞ。てゆか早く読め。てゆかてゆか読み返したくなってきたよまったく。

diary

 部屋の片づけとかしてみる。足下で堆い塔を為していた雑誌の山をどかどかと切り崩し、2001 年発行の雑誌は容赦なく紐で括ってゴミ捨て場へ直行。嗚呼、C マガよ SD よ LM よ俺を許してくれ。部屋が狭いのでこうするより他に術がないのだ。そのお陰で少しは状況が改善された。即ち PC から布団への移動が以前より容易になったのである。涙をのんで喜ぶ(泣)。

[news] LUGに女性を招くHowTo

 むー、何だかなぁ。うちの会社でもセクハラ関係の講習で似たようなこと言われました。実践しようにも会社に女性は少ないぞ(爆)。

log modified: 2002/09/24 01:13:30 JST

2002.09.24 (Tue)

John Coltrane / A Love Supreme

 昔聴いたときにゃ、凄く苦手意識を植え付けられた一枚。これで Coltrane の最高傑作なの? これで "Giant Steps" や "Ballads" や "Ascension" を越えてるわけ? とまぁ、初めて聴いたときにはほぼ全否定状態だったわけよ。tr.1 "Acknowledgement" の中で「A love supreme、a love supreme …」と呪詛のような声が入ってくるだけでやな感じだったな。
 んがしかし、今日引っぱり出して聴いてみたらあなた、こりゃあ傑作です。時期的には "Ascension" の前で、まだ Coltrane (ts)、McCoy Tyner (p)、Jimmy Garrison (b)、Elvin Jones (ds) という鍛え抜かれた quartet での演奏。Elvin Jones、ガンガン飛ばしてます。McCoy Tyner の piano は火の粉が舞い上がるように無数の点描を空に穿ちながら弾けてます。Jimmy Garrison の bass は、重低音で荒れる空を宥めようとしているのか、大地をしっかと踏みしめて渾身の play。そして切り込んできたぜ Coltrane の tenor が! 宇宙の深淵から凄まじい音圧をぶちかまし、眠れる魂に渇を叩き込む trane の音。どうしてここまで吹かなきゃならないんだ? どうしてそこまで自分を追い込むんだ? 今の自分をより高い次元へ引き上げるためには、それ相応の対価を支払う必要がある。ある者は挫折するだろう。ある者は停滞し満足するだろう。だが、いつまでも「越えられない自分」を追いかける者は? その旅に終わりはあるのか?
 この album が感動的なのは、そうしたぎりぎりの至高意欲が coltrane 本人のみでなく、quartet のそれとして機能しているからだ。ここで音を鳴らす誰もが、極めつけの瞬間を目指してひたすらに走り追い辿り着こうとしている。こんな状態が続けば誰もが耐えられなくなるだろう。この "A Love Supreme" は、そんな張りつめた緊張感が peak に達した中での貴重な documentary なのであった。

 こんな album を段ボールの底で眠らせていたなんて、小生のバカバカバカ(哀)。

diary

 翻訳SFファン度調査は bug があったらしくて、小生が入れた data は消えてしまった様子。先ほど再入力したら、「462 人中 258 位」と言われてしまった。まぁ、そんなとこでしょう。

 ちなみにイ太さんは 9 作品、雷樹さんは 13 作品とのこと。勝った。勝った! 勝った!! って喜んでいいすか?(遅いって)

 そういや arts が死んでたので入れ直した。xmms とか起動できないのは苦しいので。てゆか今頃気付くのも遅すぎですわぁ。

log modified: 2002/09/25 02:12:33 JST

2002.09.25 (Wed)

Alfa System / 式神の城 soundtrack 式神の宴

 今日は酔っぱらってるのでまともな音評は期待しないように。
 皆さんご存じの「式神の城」サントラです。小生は PS2 版でぼちぼち楽しんでますが、未だに 3 面が越えられません。あの教師のおっさんが大きな壁ですな。最近はろくに遊んでないので、たまにやってもやっぱり越えられないものは越えられない。むぅ。
 音は trance っぽいです。暗めの。shooting でべたな trance って、思ってるほどそんなに多くはないと認識してるので、それなりに聴いて楽しいというのが正直な感想。とはいえ、game 自体がかなりアレゲなので(爆)、zuntata 系の壮大な drama を期待してはいけません。あくまでハッタリと出たとこ勝負がウリな shooting のサントラとして聴くのが正しい道と言えましょう。いや、悪い album ではないのですが。
 この album 聴いていると、東浩紀の『動物化するポストモダン』を連想するんだよなぁ。データベースの世界では、音楽でさえキャラクターの付随物と化すとか。

diary

 仕事行って飲み行って帰宅。なんかへろへろ。疲れてるのか。

[news] ジョン・ケージの「4分33秒」めぐる盗作訴訟が和解

 てゆか「4:33」で著作権とゆーのも凄い話だ。

log modified: 2003/11/05 01:56:23 JST

2002.09.26 (Thu)

Robben Ford and the Blue Line / Handful of Blues

 TV で Greatful Dead の演奏をたまたま見ていたら、「おぅおぅ男はやっぱり blues だよ、なぁ」病が唐突にぶり返して、思わず埃積もりし rock 棚を漁って見つけだした一枚。って Robben ってば fusion 上がりじゃねーの。それでいいのか俺。いいんだよとりあえず聴け。
 Robben Ford はとにかく guitar が上手い! 歌はそれなりでへにょ〜んて感じだが妙に味があって良い感じ。その結果どうなるかってゆーと fusion で jazzy で contemporary な blues album になっちゃった、てへへ(爆)な感じのお気楽ご機嫌な音に仕上がっているのだった。Blues 苦手な小生でもこの聞き易さには思わずとろける slice cheese な美味っぷり。あまり泥臭くないところが評価分かれる所だろうけれど、日が変わる直前に家に帰ってきてへたっている小生にはひたすらひたすら心地よい。心地よさは善である。Robben Ford は性善説を体現しておる。
 この album は確か発売されて直ぐ購入した覚えがあるなぁ。95 年、ですか。買った当時も好きな album だったけれど、今聴いてもやっぱり耳に馴染むな。Guitar solo でも微妙な jazz flavour がピリリと効いてて、blues album って印象はあまりない。軽快、軽妙、楽しく愉快に音と戯れる Robben の姿が目に浮かぶよう。音の細部を突き詰めていくと何だか凄い technique を駆使しているようにも思えるのだけれど、通して聴くと風通しがよくて、隙間の多い空間で自由に鳴らしているように感じられる。見事な entertainment 作品。でも Robben の作品ってこれしか持ってないんだよな。強烈過ぎない点がかえって損してるのかも……なんて言うと失礼ですね。ごめんなさい。

get
  • 村上 龍 『コインロッカー・ベイビーズ(上)』
  • 村上 龍 『コインロッカー・ベイビーズ(下)』
diary

 ポンジュース 1 本消費。残り 5 本。

 村上龍の文庫本はゴミ捨て場から回収したもの。無視しようとしたのだが誘惑には勝てなかったの図。

[comp] 巫女 GNYO/Linux

 Debian ベースの distro らしい。CD-ROM 起動で HDD は食わぬとのこと。
 萌え魂も、ここまでくると尊敬に値する。IBM さん使ってみませんか?

log modified: 2002/09/27 01:55:19 JST

2002.09.27 (Fri)

Max Tundra / Mastered by Guy at the Exchange

 なんと日本盤です。ええっ!? Max Tundra ってぢつは大注目野郎なのか? 店頭で見かけて即購入でした。
 "Some Best Friend You Turned Out To Be" も奇天烈変態な album だったけど、この新作はその上を行く妙ちきりん ele-pop album だ。特に今作は pop 志向が顕著。
 おおっと待ってくれ tr.6 ってばこの album では珍しく真っ当な techno 調。vocal 乗せたら Underworld になっちゃいそうなのにわざとらしく乗せてこないで変な piano とかピコピコとか乗せちゃうところが Max Tundra だよぉ。曲名は "Cabasa" ですか。意味不明。そこはそれ Max Tundra だから多めに見てあげてください。ありゃ beat がとぎれてから vocal 乗ってきたよ。って、それまでと曲調違うじゃんそれって反則(笑)。とりあえずカンタベリー調で長閑に長閑に。わおっ Rei Harakami 師匠には少ない金払わせてでも買わせてあげたい(爆笑)。
 すいません小生としたことが取り乱してしまいました。で、pop さを切に感じるのはやっぱり vocal 入った曲が多いからなんだよね。tr.1 "Merman" の忙しないようでのほほんとした変な beat も吃驚だし、tr.9 "Hilted" での forkie で叙情的な語り歌もじわじわ系ハメ技の妙味でイタイやら嬉しいやら。続く tr.10 "Acorn" も泣ける。泣ける。泣けるんです。思い出すのは子供の頃、家にあった高価な置物を思わずぶち壊してしまってでも壊れた姿も妙に面白くて殊勝な感じになりつつお袋が帰ってくるのを戦々恐々の心地で待っていた時に思わず口元が泣き笑いに歪んで凍ってしまった、あの時の心境である。後ろめたさと開き直りの間を秒間 60 フレームで右往左往する瞬間を、嗚呼、これからはいつでも再現することが出来るのだ。わーい。えーん。ひーっ。
 last track "Labial" は single cut されれば初週でオレコン no.1 間違いなしです。Toypop (Namco) の続編で音楽担当してほしいですいやマジで。という訳で今回も Max Tundra には「負けました」。変な jacket ですが良い奴ですので虐めないで買って上げてください。人生には彩りが必要だ。そして明日も仕事だ。あああ。

diary

 そうなんすよ明日は会社の式典で。土曜の朝早くに起きるのは苦行です。週末バイオリズムに従うと正午過ぎに起きるのが常なので。

 忘れるな、Video Card だ。

log modified: 2002/09/28 02:05:44 JST

2002.09.28 (Sat)

Yuki Kajiura / .hack Sign Original Sound & Song Track 2

 見ましたよ最終話。Game を逃避の手段にするのも現実への足掛かりにするのも、人の心の持ち方次第だという、極々当たり前のことを意識させられたな。
 梶浦由記の音楽は、このサントラ第 2 弾でも相変わらず high quality。無国籍な曲調に聞こえるが、根っこには club beat を偏愛しながらも clasical な melody を大切にする梶浦らしさが常に存在する。特にこの album では piano と strings の響きに印象的な曲が多い。あ、歌も勿論たくさん入ってますよ。

get
  • Yuki Kajiura / .hack Sign Original Sound & Song Track 2
  • Yuki Kajiura / .hack Liminality Original Soundtrack
  • The Advent / Sketched for Life
  • Blast Head / Landscape
  • 酒見 賢一 『陋巷に在り 7』
  • Matrox MGA G550 AGP (video card(bulk))
diary

 仕事場の式典に出るため、朝から両国へ。座りっぱなしは体に応える。

 その後、秋葉原へ。Video Card の選定に迷ったけれど、結局 Matrox の G550 にした。3D 描画はそんなに優れてなくても困らないのだから、発色の良いものにした方がいいなと。

 帰宅後、録り溜めていた video を見た後で G550 の setting に入ったのだが、いろいろ手間取ってねぇ……。

[comp] linux で G550

 素直に motherboard に差して、電源 ON。Linux 起動中……あれれ、Kudzu がこけた。まぁ Kudzu は何かの拍子に一度削除してしまって、後から無理矢理ねじ込んだ記憶があったので、version 上げて試してみるかぁと思って rpm 作って入れようとしたら、「hwdata が無い」と叱られた。hwdata も rpm こさえて入れようとしたら「Xconfigurator の version が古い」と蹴られてしまった。で Xconfigurator 作ろうとしたら、これが XFree86 の 4.2.1 用だったのだよ。ウチに入ってる X は 4.1.0。X の version 上げるのは一苦労なので、この方法はとりあえず放棄。
 んじゃあ Matrox 提供の driver を直で入れてしまおう、というわけで、付属の CD-ROM から install.sh 使って driver を放り込む。んで "/etc/X11/XF86Config-4" を編集して reboot ……あれれ、X 起動に失敗した。うー、これって G550 使えないってことか? などと悪い想像が脳裏を横切ったものの、実は XF86Config-4 の書き方がまずかっただけという事が判明。お陰で今はちゃんと使えてます。めでたしめでたし。

[comp] grub で runlevel 指定

 Linux で X 立ち上がらないときには、runlevel 3 で立ち上げていろいろ実験する、これ常識。しかしだ。小生は lilo の runlevel 指定は知っていたけれど、grub でのやり方は知らなかったのだよ。んで、色々調べてみたら、kernel の起動 option に runlevel の数字を渡してやるだけだった。


# For booting Linux
title  Kondara MNU/Linux 2.1 (runlevel 3)
root (hd0,7)
kernel /vmlinuz-2.4.18-114m root=/dev/hda10 3
initrd /initrd-2.4.18-114m.img

 とまぁ、こんな感じ。

log modified: 2002/09/29 02:47:53 JST

2002.09.29 (Sun)

Calm / 1996 Calm Before The Dawn

 FARR の Calm 名義、初期作品集。確かに今の FARR から考えると、音は安っぽいし、少ない idea をやりくりして作っているような感じもする。しかし、音楽的な指向性は今と殆ど変わっていない。緩やかな down tempo で空間を暖かく包み込むような雰囲気。何も考えずにただ心地よさに酔う。嗚呼、現実逃避の音。tr.2 "1969" の piano が美しいなぁ。

岩本 隆雄 『ミドリノツキ (上)』

 読了。平凡な高校生がうたた寝してる時に real な夢を見て、それが実はそのとき夢見ていた人たちと共有する体験で、空から光る棒が降ってきて、前人類の遺産が起動して……と、まぁ岩本隆雄らしい作品です。まだ上巻。

神林 長平 『ラーゼフォン 時間調律師』

 読了。anime 版から設定を拝借して、神林のお話に仕立て上げたという感じ。時間を具象化するとゆーのが image 沸かなくて苦労した。
 平行宇宙で無限に循環する世界に閉じ込められた主人公の村瀬明。その世界では、明が肉体的に死んでも、必ず 16 歳の自分に戻ってしまうのだ。それが MU による Rahxephon の封じ込めの影響と知った明は、自分の半身であるホルスと共に、無限循環を終わらせるための戦いを始める、という story。
 おお、ちゃんと Rahxephon 出てくるよ。ちゃんと戦闘してるよ。守と浩子も出てきて三角関係してるよ。というわけで anime 版見てる人はいろいろ突っ込めます。神林ファンな方は「何だまたこの pattern かよ」と思うかも知れません。神林作品として読むと物足りないかも。時間ネタなら『猶予の月』とゆー極北の作品があるし。
 「ラーゼフォンにデウス・エクス・マキナやってもらおうじゃないか」には思わず笑ってしまった。story に沿うならば「無限循環を終わらせる」という意味なのだけれど、別の方向に連想が進んでしまって。

[comp] ntp で時刻合わせ

 知らない間に PC の時間が 40 分も遅れていた(爆)ので、ここは一つ time server を設定して自動調整させてしまおうという企て。うけけ。

 ntp は入っているので、設定するのみ。"$jed /etc/ntp.conf"で、"server clock.nc.fukuoka-u.ac.jp" を追加。試しウチ。


[metham]# /usr/sbin/ntpdate -b clock.nc.fukuoka-u.ac.jp
30 Sep 01:46:50 ntpdate[2003]: step time server 133.100.9.2 offset 2299.642271 sec

 わお。確かに 40 分近く遅れてた。

 boot 時に自動で ntdata するようにしてみる。


[metham]# /sbin/chkconfig ntpd on
[metham]# /sbin/chkconfig --list ntpd
ntpd            0:off   1:off   2:off   3:on    4:on    5:on    6:off

 これで良し、かな。あとは cron で定期的に回すようにできたらいいけど、今のところはこれで充分でしょう。

log modified: 2002/10/01 01:02:23 JST

2002.09.30 (Mon)

Jeff Mills / At First Sight

 minimal 魔道を突き進んでいた Jeff Mills、しかし新作は Detroit Techno の魂に帰ったかのような synthe strings を大いに feature した soulful 路線。Millsart 名義作で見せた soul な方向へ、いよいよ本腰を入れ始めたといった感じです。
 とはいえ、元々独自の音響哲学を持った人なのである故に、この新作もありきたりの techno album には落とし込んでいない。tr.8 "Illusion" のような、ぼや〜んとした雰囲気の中で万華鏡の乱反射を見つめているような夢見心地の track を聴くと、やっぱり Jeff Mills らしいと思ってしまう。
 それにしても、"At first sight" とはまた、想像力をかき立てられる title だな。絶えず刺激を受け続けている視覚。しかし目を使うことに慣れてしまえば、必要な情報のみを自動的に選別してしまい、見えている物を全て等価の情報として受け止めるといった情報処理はしなくなる。結果、我々の目は「見えているものを見る」のではなく、「見ようと意識するものをのみ見る」という手法に頼ってしまう。だが、我々が見ている物は本当に必要な情報なのか? 「見る」という行為は実は mechanical な system による情報操作の結果と化しているのではないか? それは、見た者の魂を石化する medusa の眼をのみ、惰性のように追い求めているのではないか?
 "At first sight" は、その半自動化された機構の狭間に潜む反乱者だ。system の隙を突いて、machine を強制的に reset する。そのとき、我々は恐怖し畏怖し幻惑され躊躇するだろう。そして同時に自由と新鮮さと新しい世界を目の当たりにするだろう。人は生き続けることで同時に死に続ける。だが、soul が凍った眼を見開かせるとき、眼前に広がる世界は冷たい魂を救うだろう。
 螺旋を遡航しながら生きること。蜘蛛の糸に絡み取られていても、胸の奥が力強く脈打つ限り、人は夢見ることが出来る。

 わお。明日も頑張るぞ。ありゃ、もう 26 時か。

[comp] ntp で時刻合わせ

 むむ? PC 起動時に ntpd が上手く動いてない。そういえば昨日も shutdown 時に fail していたような。

log modified: 2002/10/01 01:52:25 JST

上旬 / 中旬 / 下旬