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映画 "Platform" の main theme を含む、半野喜弘の最新作。その映画は見てないけどね……。
半野の soundtrack と言うと、"flowers of shang-hi" や "永遠の仔" がすぐ連想される。この "Platform" もその延長線上にある音世界で、哀愁を帯びた strings が胸を締め付けずにはいられない表題曲を始め、ノスタルジックな映像を喚起させるような音が随所に現れる。小生は曇り日の波止場を思い出すが、映画ではどういう情景なのだろう。
近年の半野が作り出す音は strings や acoustic guitar などの生音が音を占める割合が高いけれど、そこで構築される音世界には、かつて半野が第一線を突き進んでいた club music の息吹が残っている。一つ一つの楽曲を取ってみても、そこには歌謡的な melody の組み合わせではなく、melody を parts として組み合わせることによって生じるズレや違和感がある。そこに美を見ようとするのが最近の半野の思惑だろう。
そして、半野にしか持ち得ない残響感はここでも健在である。息をのみ、ただただ聞き入るだけ。ますます遠い人になっていくなぁ。
先日購入した「Linux Magazine the DVD」に、Kondara の update package が入っていたので、mph-get で DVD から update した。sylpheed や xmms や ogg vorbis は downgrade してしまったので、自前で rpm を放り込む。これで少しは新しくなったはず。
で、いざ didit しようとしたら、atokx が立ち上がらぬ(爆)。Kondara_ML では IIimf 周りで不具合があったという話があったけど、そのせいかな。Just の IIimf を入れて再起動、今は順調に動いている様子。もはや Canna には戻れぬ小生であるため、一瞬ヒヤリとしましたぞ。
今回の update で、mozilla と galeon が新しくなった。目に解りやすい update だな。
小生は Gnomer なのだが、思うところあって KDE を久々に使ってみた。ううう、重い(笑)。しかし壁紙の設定でいろいろ config できて楽しそうだなー。Gnome だと絵を貼って最大化スケールするくらい(emboss なんてのも最近はあるが)しかできないが、KDE のものだと二色設定してグラデかけて絵と交わらせたりもできるし、グラデのかけ方もいろいろあるので。
Gnome 用の壁紙ツールでそういうの無いかと Google で探してみたが、見あたらず。仕方ないので Gimp 使って自前で加工して壁紙作った。まぁこの方がいろいろできるのは確かなのだが、もう少しお手軽に出来ないかな。
自分で作れってか(爆)。
最新作の "A History of Things to Come" は聞きまくっているけれど、ここは久々に first album を聞いてみる。おお。何処を切っても Ian O'brien 印。多くの techno 野郎が思う Ian O'brien っぽさというのは、やっぱりこの first album に凝縮されていると思うな。ぽわぽわしたシンセの音とか、serious なのかフザけてるのかよく解らない変拍子とか。一聴したときの impact としては、この first album が一番強烈で解りやすいのではないか。techno っぽい techno してるし。
そして Ian は、second で大宇宙の scale を手に入れ、third で tribal & spiritual な世界へと足を踏み入れるのであった。