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Roland Emmerich 監督作品、2009 年。
2012 年に人類が滅亡するという古代マヤ文明の予言。地質学者の Adrian Helmsley (Chiwetel Ejiofor) は、地質変動によりその予言が現実になることを予測する。米大統領 Thomas Wilson (Danny Glover) を始めとする各国首脳は秘密裏に人類存続の計画を立ち上げる。2012 年の冬、未曾有の災害が地球各地で起こり、売れない SF 作家の Jackson Curtis (John Cusack) は家族と共に生き残りの道を探す……。
こういう壮大ホラ話な映画を Roland Emmerich が撮ると安心しますな。仕立ては "The Day After Tomorrow"(/200906c.html#28_t1) の焼き直しですが。
前半の panic 勃発でわーきゃーするところは派手な映像で面白いんですが、後半の箱舟な話はぐだぐだでした。はた迷惑な密航をかましたお陰で乗員全員を危機に巻き込んでおきながら、自らその危機を回避したらば拍手喝采で迎えるって、何というお気楽ぶりよ。まぁ、金持ちしか助からんという設定からして褒められたものではないのだけれど。
川尻善昭監督作品、2007 年。あにめ映画。
Rome 帝政時代、恋人を Rome の将軍 Marcus Octavius に殺された Colin MacLeod は、Marcus に復讐を誓う。Marcus も Colin も、首を切り落とされない限りは死ぬことがない不死の一族だった。それから二千年余、Colin は幾度も Marcus に立ち向かうが、その度に返り討ちにあう。やがて世界の荒廃した現世の New York で、Colin は city の支配者として君臨する Marcus を見つける……。
あめこみ調の濃い作画な映画。でも話の半分は回想 scene だったり Marcus は厨二で Colin は単細胞だったりで、お話としては粗末なものであります。大気中にばらまかれた致死性 virus が、とある人物の死で全てチャラになるとか、どんだけ御都合主義なんだよ。
いろいろな面で古臭さの漂う映画ですが、多分狙ってやってることと思いますのでそこは言わない約束で。