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めりけんの rock band、Gin Blossoms の 2010 年作。
この人たちも結成してからもう 20 年以上経っておるとは思うのですが、昔も今も変わらず青春謳歌のさわやか guitar rock しておるとはどういう魔法を使っているのやら。脳内延々 14 歳症候群というかドラえもん的時間軸というか、この変わらなさっぷりはある種の奇跡としか思えませんな。まぁ、middle tempo の微感傷 songs が若干多くなったぽいところが変化とは言えるかも知れませんが。
流石に初期のような hook のある曲は出てきませんが、radio でひょろっと掛かって何となく良い曲に聞こえるような、素朴な佇まいにもキラリと光る something が感じられるような、そういう曲が揃っております。爽やかな朝に聴くと良い気分になれる album であります。
McG 監督作品、2009 年。邦題『ターミネーター4』。
意思を持った computer である Skynet が人類抹殺を図り、人類が抵抗軍を組織してそれと戦っている近未来。抵抗軍の charisma である John Connor (Christian Bale) は戦いの中、Cyborg 化された人間 Marcus Wright (Sam Worthington) と出会う。Marcus は Skynet の回し者ではないかと疑う John だったが、Marcus から John の父 Kyle Reese (Anton Yelchin) が Skynet に囚われていると聞き狼狽える。自分がなぜ機械の体になっているのか知りたい Marcus は、Skynet に潜入して Kyle の救出を手助けすると John に申し出る。Marcus と John はそれぞれの思惑を胸に Skynet 中枢へ向かう……。
series 4 作目。従来作のような現代舞台のお話ではないので普通の SF 映画、というか現代戦争ものの延長という感じですね。Terminator の絶対的な恐怖てのが全然感じられなくなってしまったのはこの series 的にどうかと思わなくもない。そして Skynet の阿呆さ加減に呆れる。Kyle とっつかまえたんならさっさと処理してなり変わっちゃえば良いのにね。
独逸の acid house な人たち、Hardfloor の 1993 年作。
acid というと単調でつまんねーという印象が強い小生でありますが、Hardfloor は容赦ない低音 bass drum への拘りとツマミぐりぐり感が個性的で、最近は面白く聴けるようになりました。
この作品は彼らの 1st album ですが、既に Hardfloor らしい stoic な音像が出来上がっており、こうして聴いてもあまり古さを感じない仕上がりになっております。一発作って出来上がったものがそのまま歴史に刻まれてしまったような、そういう一枚でありました。tr.6 "Acperience 1" の title とか見るとエウレカのサブタイにあったよなーと思ったりして、そういう回顧の方がよっぽど懐かしい感じがします。