2014.09.27
さらし玉葱
刺身のつまにいいですよ
◆本日の晩酌
・牛もものたたき
・茹でつぶ貝
・三陸海苔のさっと煮
・黒さつま
本日の肴「牛もものたたき」のつまは、私が夏場に多用している「さらし玉葱」です。
市中では刺身のつまと言えば一年中「大根」と相場が決まっているようですが、
季節感を大事にする「日本晩酌研究所」ではたとえつまといえども、
できる限り季節に沿うものを使用したいというこだわりを持っています。
夏場も大根がないわけではないのですが、水分が少なく、つまには向いていないものばかりです。
それと、夏場に旬を迎える鰯、鯵などの青魚や、鰹など玉葱とマッチするものが多いのも事実で、
その点からも都合が良かったりします。もちろん本日の牛たたきような生肉系にはピッタリです。
その他にもこだわっている点があります。スライサーを使わず包丁(ペティナイフ)で切るということです。
どうでもいいと思う方も多いと思いますが、スライサーというのは晩酌料理人としてのプライドが許さず、
どうしても使う気になれません。商売でやってるわけでもなければ義務でやってるわけでもなく、
趣味で料理をやっているのですから、素人には素人なりのこだわりっていうのがあるんです。
馬鹿じゃないのと思う方もいらっゃると思いますが、それが趣味というものではないでしょうか。
本日はたかが「さらし玉葱」でこんなに語ってしまいました。
・・・・・・以上
2014.09.25
山装う
そろそろ日置さんの季節
◆本日の晩酌
・ニラレバ炒め
・オクラとささ身のポン酢和え
・蕨の煮物
・日置桜 純米ひやおろし 「山装う」
ここ数年は残暑が厳しく、9月後半くらいでは秋の訪れどころか、
耳をそばだてても足音すら聞こえないという感じでしたが、
今年は気温も下がり秋らしい日々が続いています。
お酒のほうも冷おろしがちらほら出はじめましたので、
本日は先陣を切って日置さんの「山装う」にご登場いただきました。
熱燗を得意とする日置さんにあっては珍しく、「ぬる燗」狙いの酒で、
味のほうもいつもキレ重視ではなくまろやかさを強調し、冷おろしらしい味わいとなっています。
ホントに何をやっても上手いんですよね。私は日置さんを「孤高の燗酒職人」と呼んでいますが、
燗酒好きの方が飲んでいただければきっとその意味をご理解いただけると思います。
この日置桜はこれから冬にかけて我家の晩酌で先発ローテーションで軸となる銘柄で、
是非皆さんにもおすすめしたい酒の一つです。
燗酒好きでまだ飲んだことの無い方は、今宮酒店に行って是非、お買い求めください。
「孤高の燗酒職人」日置桜の紹介です。
そして「今宮酒店」の紹介です。
ついでに「燗酒のすすめ」です。
2014.09.15
秋刀魚大漁
大船渡より
◆本日の晩酌
・秋刀魚の盛り合わせ
・秋刀魚の塩焼き
・秋刀魚のつみれ
・るみ子の酒 特純7号酵母 今宮熟成酒(21BY)
大船渡人の私が愛してやまない魚「秋刀魚」が今年も我家に送られてきました。
型も大きく鮮度も申し分のない極上品、しかも50本です。
近所に配っても、配っても、配りきれません。したがって本日の晩酌は当然、秋刀魚だらけです。
日本人が最も季節を感じる魚といったら、この秋刀魚ではないでしょうか。
どんなに魚に疎い人間でも、秋刀魚の季節を間違える人はいないでしょう。
秋刀魚水揚げ全国2位である大船渡港を擁する我々、大船渡人にとってはなおさらです。
それにしても、いつもながら脂がのってますね。
おそらくはこれからまだ送られてくるでしょう。しばらくは秋刀魚三昧の日々が続きそうです。
本日の刺身となめろうのレシピを紹介しておきます。
こちらもどうぞ、三陸の郷土料理秋刀魚のすり身汁レシピです
2014.09.07
久しぶりのお燗
鯉川のうすにごり
◆本日の晩酌
・にじますのムニエル トマトバジルソース
・小松菜と帆立のお浸し
・いかわたのルイベ
・鯉川 1年熟成うすにごり純米
だいぶ涼しくなってきたので久しぶりにお燗にしてみました。
「鯉川の1年熟成うすにごり純米」です。うすにごりといっても透明感はほとんどなく真っ白なので、
言ってみれば中にごりくらいの感じに見えますね。
40℃のぬる燗でいただきましたが、きりっと酸がたってさばけがいい印象です。
冷酒も厚みのある味で悪くありませんので、どちらを選ぶかは好みが分かれるところでしょう。
これから本格的な燗酒シーズンなります。
どんどん美味しい燗酒のレポートをしていきたいと思っていますので、楽しみにしていてくださいね。
2014.09.05
嶽きみ
プレミアムとうもろこし
◆本日の晩酌
・嶽きみの蒸かし
・たたき胡瓜
・海老焼売
・「諸白」
本日のとうもろこしは、青森県産の最高級とうもろこし「嶽きみ」です。
とうもろこし狂いの家内が昨年から予約していたものがやっと我家に届きました。
ここ1月くらい「まだ来ないのか、まだ来ないか」と青森方面に向かって胸の前に両手を合わせ拝んでおりましたが、
一日千秋の想いとはこのことを言うのでしょう。
本日、その「嶽きみ」がついに届き、家内の喜びようは尋常ではありません。
蒸籠で蒸されたその物体を手にした瞬間、興奮は頂点に達したようです。
大口を開けかぶりつくと、眼にも止まらぬ速さであごを回転させ、
上下の前歯で黄色い部分を鬼神のごとき形相で容赦なく削り取っていきます。
鮮やかな黄色の嶽きみが瞬く間にただの白い棒へと変わり果てていく様子を、その数が4本までは数えていましたが、
その後は一体どうなったのでしょう。
ちなみに我家へ入荷したのは20本です。私も1本だけごちそうになりました。