2016.12.31
SAKE OF THE YEAR 2016
奥播磨 純米吟醸 生 霜月
◆本日の晩酌
・お造り盛り合わせ
(クロアチア産本鮪、北海道産水蛸、アラスカ産数の子、鹿児島産寒鰤、大船渡産蝦夷鮑、三陸産いくら醤油漬け、茨城産まる鯵)
・茨城産かわはぎのムニエル
・昆布巻きで余ったかんぴょうの煮つけ
・ひこ孫 純米吟醸 槽口 「人」
本年もやってきました「SAKE OF THE YEAR 2016」の発表です。
本年は落ち着いた晩酌酒が多く、やや地味な1年でしたが、そんな中で存在感を発揮した1本として、
「奥播磨 純米吟醸 生 霜月」を選びました。
お燗の大御所というイメージが強い蔵ですが、生酒を造らせても実に上手いですね。
「奥播磨だから当たり前だろう」と言ってしまえばそれまでですが、
飛露喜あるいは鳳凰美田や陸奥八仙などとはまた違った方向性の生原です。
例えてみれば、深田恭子と米倉涼子の違いといったところでしょうか。
この辺の表現がわかってくると酒飲みも上級者ですね。
牛肉に絶対の相性をもっている稀有の銘酒、「すき焼きで酒が飲みたいな」という方にお薦めします。
では来年もよろしくお願いします。
2016.12.25
何処にいっても主役
抜群の存在感
◆本日の晩酌
・赤崎牡蠣のムニエル トマトソース
・大船渡蛸の刺身
・白菜と春雨のスープ
・神亀 純米 ひやおろし
赤崎から牡蠣が届きました。本日はムニエルにしてトマトソースです。
牡蠣といえば「バターと相性がいい」というのが定説になっていますけど、これも悪くありません。
味が濃い、すなわち食材に力があるので基本的にはどんなものと合わせても負けないんですよね。
和、洋、中、生、焼、炒、煮、揚、蒸、何でもありです。
ただ、主役も脇役も器用にこなす演技派ではありません。そのハンパない存在感ゆえ、
どんな料理に使っても自分が主張するので、永遠の主役といえるでしょう。
赤崎牡蠣あたりになるとなおさらです。本日も堪能させていただきました。
2016.12.15
南国
日本酒不毛の地
◆本日の晩酌
・帆立の浜焼き
・肩ロースの粕漬け
・しめじとパプリカの炒め物
・七福神 辛口純米酒
一昨日宮崎に出張し、昨日帰ってきました。やっぱり南国ですね、全然寒くありませんでした。
こちらの最高気温よりあちらの最低気温が高かったくらいです。
あちらすで飲んだのは当然焼酎でしたので、かえって来たらやはり日本酒が飲みたくなりますね。
九州とはいえ日本の一部ですから、日本酒の蔵は存在するのですが、それも九州北部まで。
宮崎、鹿児島、沖縄になるとほとんど日本酒は作っていません。
宮崎ではわずかに2つの蔵が存在するようですが、それも焼酎との兼業だと聞いています。
日本酒不毛の地といってもいいでしょう。日本は広いですね。
2016.12.11
白影泉倶楽部限定流通品
さすが大御所です
◆本日の晩酌
・鮭の粕漬け
・赤海老のグラタン
・山芋の梅酢和え
・白影泉 山廃純米 山田錦五割五分 17BY
白影泉倶楽部限定品
今年も残すところ後わずか、当研究所では燗酒最盛期となっております。
本日のお酒は白影泉倶楽部限定品、相変わらず貫禄の味です。
ややぬるめの燗、海老の味噌とクリームソース、この濃厚対決がたまりません。
山田の55を山廃で10年引っ張りこの味を狙うのは非常識さ、さすが燗酒の大御所です。
さすが奥播磨と言わなければならないでしょう。
こんな蔵が増えると未来も明るいんですけどね。
2016.12.3
オレンジ白菜
是非、生食で
◆本日の晩酌
・かますの塩焼き
・やりいかの刺身
・オレンジ白菜の塩もみ
・玉乃光 純米吟醸
冬場の野菜といって白菜を思い浮かべる人も多いことでしょう。鍋物に欠かせない葉物として、
その地位にはゆるぎないものがありますからね。一方この白菜には、漬物ファンも多く存在しています。
寒くなってくると甘味が出てきて、これがまたいいんですよね。
本日は、そんな方にお薦めのオレンジ白菜を紹介します。
甘味が強く、歯ごたえ抜群、色も鮮やかで生食には最高です。本日は即席メニューの塩もみですが、これでも十分いけます。
皆さんもスーパーで見かけたら是非お試しください。