晩酌雑記帖

2013.12.31

ＳＡＫＥ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＹＥＡＲ　２０１３

奥播磨　純米大吟醸　「伝授」

◆本日の晩酌
・大晦日のお造り盛り合わせ
(鹿児島産本鮪、同漬け、大船渡産水蛸、大船渡産帆立、房総産するめ烏賊、アラスカ産数の子、宮崎産寒鰤、大船渡産蝦夷鮑)
・深谷牛他のすき焼き
・烏賊のわた焼き

・ひこ孫純米吟醸　槽口酒　「人」 (阿波山田錦　7号酵母)

　大晦日恒例の「ＳＡＫＥ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＹＥＡＲ」発表です。 本年の一本は奥播磨を楽しむ会でいただいた純米大吟醸生「伝授」に決定します。 綺麗なだけの大吟醸とは一線を画した濃厚な旨味。赤身の脂なんかとは抜群の相性ですね。 山田錦38％で9号酵母というスペックだけでは誰もこの味を想像しないと思いますが、これこそが奥播磨の個性です。 「綺麗にそして華やかに作るのが大吟醸、そのために精米歩合を上げるんだ」という考えも当然あるでしょう。 私もそれを否定するものではありませんが、一方にこのような酒がなければ日本酒文化の奥深さが生まれないのも事実です。 パリやニューヨークの一流レストランでワインリストに載るような酒をつくるのが目標という蔵もありますけど、 それならばなおさら、綺麗さや華やかさだけでなく濃厚な味にも負けない骨太の酒質が見直されてもいいのではないでしょうか。 神亀、竹鶴らと並んでこの奥播磨もその勢力を代表する蔵の一つです。 まだ飲んでいない皆さんはぜひお試しになってみてください。
　骨太の酒「奥播磨」の紹介です。

　

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2013.12.27

三陸の味＋安曇野

あまちゃんにおひさまが加わった感じ

◆本日の晩酌
・冬の三陸刺身の盛り合わせと安曇野山葵
(真鱈、水蛸、帆立) ・帆立の肝とひもと舞茸のバター焼き
・野沢菜漬けの山葵漬け添え

・るみ子の酒　特別純米　6号酵母　19BY

　大船渡の叔父さんから立派な帆立が送られてきました。他に水蛸と真鱈もあり、三陸の冬らしい刺身の盛り合わせでの晩酌です。 本日はそれに加え、昨日安曇野へ行った際買ってきた山葵を添えてありますので贅沢度がさらにアップしています。 ＮＨＫ的に言ってみれば「あまちゃん」に「おひさま」が加わったってところですね。 　それにしても安曇野わさびは「湧水と水車小屋の風景が広がるような爽やかこの上もない香り」が素晴らしい。 ジャパニーズハーブの王者といってもいいでしょう。本日のように上等な刺身にはもちろんですが、 ややグレードの落ちるものでも、この山葵を使えば相当美味しく食べられそうな気がします。 ここまでくると、薬味という脇役的な呼称がふさわしくないほどの存在感ですね。 安曇野へ行った方は是非この山葵を購入してみてください。
　昨日は仕事で２時間滞在しただけのとんぼ返り。ほんとはもうちょっとゆっくりしたかったんですけどね。 今度行くときはわさび大王を見物してと温泉につかるくらいの余裕を作ってから行きたいと思います。
　ついでになりますが、本日のるみ子は今宮さんの冷蔵庫で調熟されたスペシャルバージョンです。 るみ子が持つ本来のしっとりしたまろやかさに加え、熟成された酒のみが持つ香ばしさが漂い、 実に味わい深い酒に仕上がっています。こんな酒今宮さんでなきゃ味わえませんよ、恐れ入りました。

　

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2013.12.16

冬の真打登場

本日は60℃

◆本日の晩酌
・牡蠣と白菜のオイスターソース炒め
・春菊の磯辺和え
・きくらげの中華風酢の物

・日置桜　純米生もと玉栄　22BY蔵付酵母

　本日は北風が強かったですね。各地で雪のニュースも聞こえはじめましたし、本格的な冬の到来を感じさせます。 こうなってくると燗酒、しかも熱いのがうれしいですね。今晩はそんな時にピッタリのお酒「日置桜　純米生もと玉栄」が登場です。 普通のお酒ですと熱燗といってもせいぜい50℃程度が精いっぱい、あまり上げると型崩れするものがほとんどですが、 この酒はびくともしないどころか、60℃くらいでちょうどいいまとまりをみせるという稀有な酒です。 オイスターソースなどの濃厚な味にもばっちり合いますので、冬場の酒としてはこれ以上のものは中々見当たりません。 機会があれば、皆さんも是非お試しください。
燗で冴える「日置桜」の紹介です。
ついでに本日のメニュー「牡蠣と白菜のオイスターソース炒め」も紹介します。

　

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2013.12.08

太刀魚

焼物が美味しいんです

◆本日の晩酌
・太刀魚のムニエル　柿とレモンのソース
・帆立の卵焼き
・春菊と揚げの和え物

・東力士　大吟醸

　休日出勤でしかも帰りも遅かったのですが、魚が食べたかったので帰りスーパーによってみると、 見事な太刀魚が何と半額になっていました。頑張って働いている私へのご褒美なのでしょうか、幸運が来てくれたようです。 それにしてもこんな立派な太刀魚が何で売れ残って半額になってるのでしょう、不思議ですね。 元の値段も３９８円ですから品質に比べれば決して高くはないと思うのですが、この辺じゃなじみがないせいですかね。 焼いたら滅法美味い魚で、塩焼きはもちろんいいのですが、 バターとの相性も抜群ですからムニエルにこれほど合う魚も中々ありません。 見た目もいいし、癖もあまりなく万人好みの味なので、皆さんにもお勧めしておきます。 型が大きく肉厚のものを見つけたらぜひ購入してみてください。 しつこいようですがこの魚は絶対焼物です、お間違いなく。

　

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2013.12.04

流行語大賞

じぇじぇじぇ!　４つも選ばれました

◆本日の晩酌
・豚ロースの塩麹焼き　ピクルス添え
・湯豆腐
・焼きねぎ

・生もとのどぶ　純米

　一昨日、流行語大賞の発表がありましたね。世の中が動いてきた表われなんでしょぅか、 今年は流行語の当たり年だったようで、 私が大好きだったあまちゃんからの「じぇじぇじぇ」をはじめ、４つも選ばれるという前代未聞の事態です。 この流行語大賞や今年の漢字なんてのが発表されるようになるといよいよ年の瀬という感じがしてきますね。
　一方私の晩酌も、どぶのお燗に湯豆腐、焼きねぎと完全な冬仕様。 すっかり師走という雰囲気がでてきました。今年は個人的に例年にも増してとても忙しいく。 ゆっくり料理する暇も中々ないのですが、僅かな時間でも晩酌だけは落ち着いてやりたいものですね。 これが明日への活力ですから。

　

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