2012.12.31
SAKE OF THE YAER 2012
鯉川 亀冶好日スペシャル
純米吟醸 澱引き後無濾過原酒 瓶燗火入れ 1年貯蔵
◆本日の晩酌
・刺身盛り合わせ
(三陸産蝦夷鮑、スペイン産本鮪、能登産寒鰤、
三陸産みず蛸、三陸産するめ烏賊、アラスカ産数の子、
三陸産帆立
・鮑の肝焼き
・塩麹鶏の八幡巻
・帆立の肝とひもの佃煮 山椒風味
・神亀 純米吟醸 槽口 「緑」
2013年を締めくくる晩酌には神亀の一文字シリーズから「緑」を選びました。
相変わらずの美味さと存在感、改めて説明する必要もないと思います。
そしてお刺身の盛り合わせには、三陸物を四点投入し復興ぶりをアピール、
特に帆立、鮑など去年食べられなかったものをいただけるのは本当にうれしいですね。
津波前の水揚げに比べればまだまだ程遠いのは分かっていますが、
あると無いとじゃ大違い、後は大船渡のシンボル牡蠣の復活を待つのみです。
さあ、年末ですから、当研究所としても本年の総括をしなくてはなりません。
恒例となりました、"SAKE OF THE YAER"の発表にうつります。
当研究所の選ぶ本年の1本"SAKE OF THE YAER 2012"は「鯉川 亀冶好日スペシャル」です。
複雑な香味と奥行のある立体的な味わい、飲みごたえと飲みやすさのバランス、
「亀の尾」の実力がいかんなく発揮された逸品で、さらにはスンダード版と同じ価格というコストパフォーマンスも備えています。
やや地味なイメージのある「鯉川」さんですが、「やるときはやるという」自己主張が素晴らしいですね。
「鯉川」さん、来年も頑張ってください!
それではみなさん良いお年を。
落ち着いた大人の酒 「鯉川」さんの紹介です
2012.12.26
新しい徳利
合羽橋で見つけました。
◆本日の晩酌
・烏賊と白菜のオイスターソース炒め
・三陸の蛸
・小女子おろし
・雪の茅舎 純米 山廃
ここ半年ほど徳利が欲しくて探してたのですけど、中々気に入った物を見つけることが出来ませんでした
(いいなあと思ったけど値段が高くて手が出ないのも含めて)。
ところが、ついこの間、仕事で浅草に行き空き時間があったもので合羽橋に行ってみましたら、
心ひかれる徳利に出会い、値段も手ごろなので早速購入、本日が晩酌デビューです。
丸くふくよかなフォルムにシンプルな赤絵が施され、柔らかい味のぬる燗なんかに抜群ですね。
本日の「雪の茅舎」辺りには特によく似合います。
家内に言わせると「妹のお尻にそっくり」とのことでしたが、そのようなことは断じてありません。
ボリュームがたっぷりというところに唯一の共通点を見出すことができるものの、
色つやとか感触とか可愛らしさいうものが全く異なります。別に感触を確かめたわけではありませんが、
特に手入れをしていない40代後半のお尻がどういうものかについては、おおよそ想像がつくというものです。
私お気に入りの徳利に対しまことに無礼な発言であり、すぐさま撤回と謝罪を要求いたしましたが、
応じる様子はまったく無さそうで、その後も同様の発言を繰り返しております。
外交は難しい!政府の苦労がすこしわかりました。
2012.12.13
伝承強力
杉山信一郎さんのお米で作りました
◆本日の晩酌
・げそわた
・烏賊と里芋の煮物
・きんぴらごぼう
・日置桜 純米吟醸 伝承強力 杉山米7号酵母23BY
日置さんの看板米「強力」は「内田百種園」さんと「杉山信一郎」さんという篤農家が育てたものを使用しています。
本日の一本はそのうちの杉山米のバージョン、一部の特約店のみでの販売です。冷やして飲んでも美味しいのですが、
やはりお燗してあげたほうがこの酒の良さを引き出せますね。
温度はズバリ48℃。柔らかでのびやかなタッチ、日置さんの酒には珍しく透明感のようなものも感じます。
もちろん日置さんらしいキレもあり、実に飲みやすい酒です。飲みながらお米を作った方の人柄まで想像してしまいますね。
本日は、丸々と肥えた烏賊のわたを焼いてげそにつけ食べる、私考案の「げそわた」、
定番料理「烏賊と里芋の煮物」を肴に併せてみました。
それにしても燗酒に烏賊わたの組み合わせは抜群、まさに晩酌の王道ですね。
この辺をスマートにキメられるようになると、酒飲みとしてのグレードが1ランクアップしますよ。
美味しい燗酒がある日には是非このレシピもお試しください
2012.12.09
白く
無濾過の焼酎です
◆本日の晩酌
・照焼きハンバーグ
・京菜とフェタチーズのサラダ
・ほうれん草とふのりのお浸し
・本格芋焼酎 無濾過 「白く」
御幣のブランドで知られる姫泉酒造さんの冬季限定商品「白く」をいただきました。
「冬の季節に降りつもる雪の様な白さ。凛とした味わい。 冬に飲みたい芋焼酎を造りました。是非、お湯割りで。 」
芋焼酎の持つ南国のイメージをあえて否定したかのような裏ラベルのこの言葉が中々おもしろいですね。
ラペルの言葉通り、無濾過の濃厚な旨味を楽しむには確かにお湯割りが向いてます。
だからといって、荒々しさは微塵も感じられず、引き際がスパッとキレて、むしろ端正な味わいといっていいでしょう。
日本酒ファンにも受入れやすい味ではないでしょうか。
日本酒では無濾過の商品というのはもう定着した感がありますが、
こういうものを出していけば、焼酎の世界でも大いに広がる可能性はありますね。
ストレートな甘味や清涼感を好む若者に比べ、複雑な香味や旨味を求める我々中年層にお勧めしたい一本です。
大人の味ってやつですかね。
2012.12.02
メジナのポワレ
スロージューサーを使ったソースです
◆本日の晩酌
・メジナのポワレ 人参とレモンのソース
・小松菜の辛子和え
・自家製塩辛 グラヴィエラ・クリティスがけ
・竹鶴 純米 にごり
最近朝食前にスロージューサーで搾った野菜ジュースを飲まされています。それなりに美味しいので別段文句はありませんが、
量が多く余ってしまうことがあるので本日はそれを活用してみました。ジュースにスープストックを足し若干煮詰め、
塩こしょうで味を調えたら、コーンスターチでとろみをつけるだけのお手軽レシピです。
スーパーに小ぶりだけど安くて鮮度のいいメジナがありましたので、ちょうどいいなと思って併せてみました。
私は三陸の出身なのでメジナという魚には正直言ってあまりなじみはないのですが、結構美味しい魚ですね。
西洋的な食べ方には特に向いている感じがします。私の所見では、皮目の下の脂がいいので小麦粉を付けるムニエルより、
ポワレのほうがお勧めです。
それと本日もう一つ紹介したいのが塩辛の食べ方、ギリシャ産のチーズをかけてみましたが、これが実によく合います。
東西発酵食品の出会い、今風に言ったら「マリアージュ」とでも呼ぶのでしょうか。
それとも「くさい仲」というのでしょぅか?皆さんも是非、おた試しください。
塩辛はもちろん自家製です