2011.02.27
鯉川 純吟
上品で落ち着いた味わい。
◆本日の晩酌
・烏賊とブロッコリーの炒め物
・鰤の照り焼き
・じゃがいもの烏賊わたソース
・鯉川 純米吟醸 五百万石 火入れ
この冬はほんとに寒かったので、燗酒が多かったですね。
ここのところちょっと暖かくなってきたので、そろそろ冷を中心にしていこうかなと思って、
今日は鯉川の純吟21BY、1年寝かせていた火入れ酒ですが、
頃合いを見計らって出してきたのでしょう、いいバランスですね。
鰤の照り焼きなどに併せても負けない腰の強さがありながら、
けっして出しゃばらず上品な味わい。鯉川さんらしさが遺憾なく発揮されています。
今日は若干の渋みが残っていますが、2〜3日たつとかなり良くなりそうで楽しみです。
2011.02.26
一天四海
国分酒造さんの意欲作、素晴しい仕上がりです。
◆本日の晩酌
・タンドリーチキン風
・スライスポテトのチーズ焼き
・白菜のお新香
・本格焼酎 一天四海
多彩な造り、いつもチャレンジ精神全開の国分酒造さんから素晴しい焼酎が出ました。
芋はもちろんですが、麹米にもとことんこだわった本格焼酎「一天四海」です。
まず蓋を開けた瞬間に立ち上る甘い香りに魅了されますね。ロックで飲みましたが、
深いコクがありながらじつに柔らかいタッチで、原料の良さと造りの丁寧さが素人目にもはっきりと伺えます。
欠点といえば25度という度数を感じさせないマイルドさに惑わされ、
飲みすぎてしまうということぐらいです。様々な造りで個性的な焼酎を数多送り出している国分酒造さんですが、
初心者から上級者まで幅広く万人受けするという意味では、これが最高かと思います。
「一天四海」ネーミングもでっかい! 文句なし! 抜群です。
2011.02.22
ナポリピザ
たまにはこんなのも
◆本日の晩酌
・アンチョビとオリーブとガーリックのピザ
・蕪と水菜のサラダ
・キリン 一番絞り
本日は、妻と娘が食事に行ってきたお土産で晩酌です。
ピザとビールでまことに手軽、まるでアメリカ人のような晩酌です。
たまにはこんなのもいいんですが、TV見ながらソファに寝そべって、
毎日こんなのばっかりやってたらアメリカンな体型になっちゃうんでしょうね。
気をつけないといけません
2011.02.15
温泉湯豆腐
おもしろい食べ物もらいました。
◆本日の晩酌
・温泉湯豆腐
・毛蟹
・胡麻昆布
・東一 純米吟醸 山田錦 49
本日は「温泉湯豆腐」なるものをいただきました。
温泉水で煮ていくと、豆腐がどんどん溶けてきて、ご覧のようにお湯が乳白色になります。
温泉好きの方ならアルカリ性のお湯が皮膚を溶かし、
肌がすべすべになる効果があるのをご存知でしょうが、この「温泉湯豆腐」も同じ理屈で、
一旦、にがりによって固まった豆腐が再度、豆乳に戻っていくという面白い食べ物です。
湯豆腐というより豆腐の豆乳鍋、まろやかな味で中々いけますね。
世の中いろんなことを考える方がいるもんです。
三陸の毛蟹も美味しいし、酒がすすんでしかたありませんね。
2011.02.14
大船渡からの続き
本日のメインはほっき貝
◆本日の晩酌
・真鱈の子醤油漬
・鱈のムニエル ガーリックバターソース
・ほっき貝の刺身
・ほっき貝の浜焼き
・国権 純米 生
本日の晩酌も大船渡からの取り寄せです。ほっき貝って、北海道や三陸など地元の人以外は、
すし屋なんかで生で食べることが多いと思うのですが、実は熱を加えるとえげつないほど濃厚な旨みが味わえます。
貝類のなかでもインパクトは横綱級ですからね。
真鱈の子醤油漬は酒の肴としてだけではなく、ご飯にも良く合いますので、妻にも大好評です。
近くレシピをアップしようと思います。
>>真鱈の子を使った醤油漬のレシピこちらです。
2011.02.13
大船渡から
真鱈やかきなど冬の味覚が届きました。
◆本日の晩酌
・独活の酢味噌酒粕風味
・真鱈の子醤油漬
・鱈の胃袋の即席チャンジャ風
・ポテマヨジェノバソース
・真鱈の刺身
・生牡蠣(唐桑産)
・牡蠣のグラタン
・海たなごの塩焼き
・じゃっぱ汁
・奥播磨 純米 生 兵庫夢錦
大船渡に行ってる母に頼んでいろいろ取り寄せました。三陸の冬の味覚、真鱈はいいですね。
関東の人には馴染みがないかもしれませんけど、真鱈の刺身は淡白でもちもちっとした食感が特徴的、
この時期が旬だけにとても美味です。大きさは3kg程度でしたが、
このくらいまでなら家庭でも無理なくさばけますね。
卵は醤油付けに、胃袋はピリカラのチャンジャ風でいただき、アラと肝はじゃっぱ汁、
鱈もほんとに捨てるところがない魚です。
続いて最近人気上昇中である唐桑の牡蠣ですが、これまた上品な風味でかなりいけます。
この日はDちゃんと奥さんを招いての晩酌となりましたが、
牡蠣好きのDちゃんは一瞬のうちにたいらげてしまいました。
ウガンダは「カレーは飲み物です」という名言を残してこの世を去りましたが、
どうやらDちゃんにとっても牡蠣は飲み物のようです。
そして何と本日は、奥様から1日早いバレンタインチョコをいだきました。
美酒は毎晩いただいてますが、この日は美女からのプレゼントも加わり、最高の晩酌。
うれしさのあまり年甲斐もなく取り乱し、すっかり酔っ払ってしまいました。(反省)
2011.02.11
八幡巻き
牛肉ロースより鶏ももがマッチするレシピ
◆本日の晩酌
・いなだのから揚げ
・鶏肉の牛蒡巻き
・キャベツと人参の茹でサラダ
・酔右衛門 純米 雄町20BY
牛蒡を牛肉で巻けばお馴染みの八幡巻きですが、本日は鶏肉でやってみました。
牛蒡も甘辛く炒めてから巻きますので、肉に火が通れば出来上がりとなります。
このメニューは牛蒡を千切りにするところがポイントなんです。
千切りを束にした隙間に肉汁が染み込んでジューシーさが味わえます。
細麺のラーメンは太麺に比べスープの持ち上げがいいという原理と同様の理論です。
このレシピには薄切りの牛ロースより、肉汁がジュワッと出る鶏もものほうが向いていますね。
醤油だれを絡め、ちょっと濃いめの味付けでいただけきました。
本日はここ埼玉でも雪景色。益々、燗酒がすすんでしまいますね。
2011.02.06
dancyu 日本酒特集
dancyuさん、なにか忘れていませんか?
◆本日の晩酌
・豚ロースの炙り
・帆立と玉ねぎのマヨネーズ和え
・蓮根のきんぴら
・睡龍 純米
dancyuの3月号、毎年恒例の日本酒特集、今年は「酸」にスポットが当たっていました。
晩酌酒イコール食中酒、当然「酸の役割は重要」と考える当研究所にとっては、
我が意を得たりというところです。酒は何のためにあるのかという根源的な問いかけに対し、
誠にいい切り口でせまっていて、たいへん良質な企画だなと思いましたが、何かが足りません。
食中酒として酸味を強調した酒、力強い味付けや脂とも調和する酒の先駆者として業界をリードしてきた酒
「竹鶴」の存在です。個人的に取り上げてもらいたい銘柄は他にもありますが、
それは一種のファン心理みたいなもので、客観性はそれほどありません。
しかし竹鶴は違います、「”酸味一体”や”純米生もと”のような酒も世の中に存在するのだ」
ということを読者に紹介するのはdancyuさんほどの雑誌なら社会的使命です。
私も石川杜氏が全て正しいとも思っていませんし、
竹鶴が万人受けするとも思っていませんが、この切り口で雑誌の特集を組むなら、
はずしてはならない銘柄だと思います。
「”王禄”も”義侠”も紹介しているじゃないか」とおっしゃるかもしれませんが。
竹鶴は数々の挑戦的な試みからいってもひとつの勢力の核となる蔵です。
今、竹鶴を紹介しないと現在の日本酒界を正しく説明できないような気がします。
僭越ながら、今一歩踏み込みが欲しかったのです。dancyuさんいかがでしょう。
>>竹鶴の紹介はこちらです。
2011.02.03
節分
気持ちだけでも
◆本日の晩酌
・ポークソテー
・大根と帆立の煮物
・蕪と昆布の和えもの
・ひこ孫 純米
節分です。「豆が無いと」と思い、大豆を煮てポークソテーに添えてみました。
ここ数年は恵方巻が勢力を拡大していますが、我々が子供のころはまったくその存在を知りませんでしたので、
伝統文化と言われてもちょっとピンときません。やっぱり節分といえば反射的に豆を連想してしまいます。
恵方巻じゃ酒の肴にもなりませんから、その点でも豆のほうが優れているようです。
ひこ孫のスタンダードは久しぶりにいただきましたが、やっぱりいいですね。
言い尽くされたことですが、肉料理との相性は抜群、さすがです。