2015.5.31

皮下脂肪

鮪のふり見て我がふり直せ

◆本日の晩酌
・すき身のねぎとろ
・焼物盛り合わせ
(鯵のさんが焼き、はらものサイコロステーキ)
・麦いかのマリネ

・日置桜 純米 生原酒 「山眠る」 

 鮪をもらいました、部位ははらもと皮身ですね。はらもは強烈に脂が強いのでステーキにして、 腹骨と皮についた部分はすき身にしてねぎとろで食べました。 我々は一口に「脂がのってる」なんて言いますけど、ここまでくるとちょっと度を越しているような気がします。 食べていて「俺のはらもも、もしかしてこうなってるんだろうか」とか「皮下脂肪っていうのはこのことだな」とか、 私も含めた中年男性に、自らを見つめ直すきっかけを与えてくれる食材です。
 ヒロミゴーみたいにストイックなのは無理としても、さすがにここまできてはいけませんね。 鮪のふり見て我がふり直そうと思います。
 それにしても日置さんの「山眠る」は素晴らしいですね。抜群のキレ味で鮪の脂を「ズバッ」とやってくれます。 この硬質で力強い酒質は他にはちょっと見当たりません。たまには、こんな酒があってもいいんですよね。




2015.5.29

飛騨コンロのすすめ

つぼ焼きに最適

◆本日の晩酌
・さざえのお造り
・さざえの肝酢
・さざえのつぼ焼き
・笹鰈の干物
・夏野菜の炒め物バルサミコ味

・日高見 超辛純米 

 Nさんからさざえを頂戴しましたので、定番のお造りとつぼ焼きで晩酌といたしました。 なじみ深い料理のつぽ焼きですが、私の知るところでは造り方は大きく2種類に分かれるようです。 1つは浜焼き風に、「有無を言わさず強引に直火へかけてしまう」という豪快なやり方。 そしてもう一つは一旦殻から外して砂袋を取り、食べやすい大きさに切り分け、 汁と共にまた殻へ戻した後、火にかけるというやり方です。 さらに後者は生で外すのと、茹でてから外すやり方と2つあります。 少々手がかかりますけど美味しいのはやはり後者でしょう。私もこのやり方でやってます。
 そして、この時活躍するのが「飛騨コンロ」。焼きながら食べるので冷めませんし、 なんといっても雰囲気がグッと良くなります。 お造りにあしらった若布をつぼ焼きの汁に入れて食べる「つぼ焼き若布」という裏メニューも紹介しておきます。 美味しいですよ。
当研究所で大活躍の「飛騨コンロ」は合羽橋で売ってますよ。皆さんにもお勧めです。




2015.5.07

大目鱒

サケマス類のエリート魚

◆本日の晩酌
・毛蟹
・生しらす
・大目鱒の塩焼き
・海鞘酢

・開春 純米 生もと

 またまた、大船渡からの贈り物で晩酌です。いずれもこの時期の三陸を代表する珍味ですが、 本日は大目鱒を紹介します。
 この大目鱒は肉質が柔らかく上品な脂がたっぷりとのり、サケマス類では最も美味とされる魚で、 いってみればエリート魚です。 別名は時不知(トキシラズ)、または時シャケといいいます。 通常の鮭が秋に揚がるのに対して、春に採れることからこの名がついたのでしょう。 ちなみに三陸での名称「大目鱒」はその名の通り目が大きいことに由来するのですが、 普通の人が見ても鮭と判別するのはかなり難しいと思います。 ただ、魚体は太目のものが多く、肌も鮮やかな銀色で、いかにもゴージャスな感じですね。 地元消費と料理屋直行がほとんどで、関東のスーパーに並ぶような魚ではないため、そう見る機会はないと思いますが、 とても美味しいので、もし出会ったら是非お試しください。




2015.5.04

若竹和え

若竹煮の姉妹商品?

◆本日の晩酌
・いかのポテトサラダ
・わらびのしらすがけ
・若竹和え

・奥播磨 山廃純米 生

 ここのところ大船渡近辺から様々なものが届きます。海のものだけではありません。山のものも少なくないのです。 この時期採れる山菜類は、港町でありながら地元の方々の人気を集めています。 私もそのおこぼれを頂戴し、海と山でわが晩酌を彩ってみました。
 本日紹介するのは私の考案した「若竹和え」。和食のスタンダードナンバーに「若竹煮」ってありますけど、 その姉妹商品みたいなもんですね。茎若布の千切りと筍を合わせオリーブオイルを使い塩味でまとめるという、 いたってシンプルな構成ですが、酒の肴は、あまりゴチャゴチャいじくらずにスカッと出してくるのが粋ってとこもありますので、 こんなのが結構いいんです。(自分で勝手にそう思ってるだけかもしれませんが) 魚介類を使った和えものは和でも洋でも酒の肴には良く合いますので、皆さんもぜひ色々考案してみてください。 そしていいのがあったら私にも教えてください。

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