2015.3.30
開栓常温放置
上級者の酒
◆本日の晩酌
・天然鯛の煮つけ
・ひじきの煮物
・コールスローサラダ
・羽前白梅 山廃 純米吟醸 冷おろし 阿波山田
このお酒は約一月前に買いました。白梅さんにしてはまあまあだったのですが、
開けたばかりはやはりまだ硬かったので、その後常温放置しながらちびちびやっていましたが、さすがにもう飲み頃ですね。
当然ですが、温度によってもだいぶ表情に変化が出ます。45℃くらいだとやや酸味がとがっていてキレが勝ってる印象です。
脂っこい料理だとそれがかえっていいのですが、本日の肴だと50℃程度まで上げて角をとってあげた方がいいでしょう。
最近海外でも一部の方々の間で日本酒が人気らしいのですが、飲み方や料理との併せを見ていると、
それなりのレストランでも、まだ初心者から中級者といったところが大半のようです。
当研究所の研究によれば伝統的なフランス料理に代表される、西洋料理にはは華やかな吟香を持つタイプより、
落ち着いた純米燗や酸味を活かした山廃・生もと系が良く合うのですが、
それに気づいている方はまだ多くありません。
本日の晩酌酒みたいなのを1月放置して燗で飲むといった上級者が現れてくれば、
海外の日本酒事情も大きく変わるでしょうね。
まあ、日本酒文化は驚くほどのスピードで伝播しているようなので、燗酒伝道師もそろそろ出てきそうですけどね。
期待しています。
2015.3.22
お袋の味
煮しめ
◆本日の晩酌
・鰊の塩焼き
・いかと菜の花の塩たたき
・煮しめ
・三井の寿 麗吟
昨日近所に住む母のところにで飲んだら、煮しめが余ったのでもっていけと言われ、本日はその残り物で晩酌です。
歳が歳ですから今風のものはあまり得意としてません。
しかし、本日の煮しめみたいな料理にはかなり自信を持っております。
煮物の味はかなり私と似通っていて、えげつないほど出汁を利かせしっかり目の味にするのが特徴です。
この煮しめにも昆布、干し椎茸、煮干し、鰹の生利節と、これでもかというほど出汁のでるものを大量に投入しています。
不味いわけがありませんよね。まあ、これが私のお袋の味です。
2015.3.16
大変ご無沙汰しております
忙しくて
◆本日の晩酌
・チキングラタン
・ベビーリーフのサラダ
・茎若布漬け
・鍋島 特別純米 生
毎年のことですが、年度末の忙しさ、今年も例外ではありません。
しばらく更新をご無沙汰してましたが、いくらか目途がたって精神的余裕が生まれ、やっと更新る状態になりました。
さて、今宵の晩酌はここ数年安定した人気の鍋島。芳醇なボディに生らしいフレッシュさをのせて、
喉越しの良さを作っていく設計がいいですね。
典型的な低酸系で日本酒度の割には甘く感じるので、好みによって評価は結構別れるでしょうが、
造りが丁寧でバランスが良く、とても完成度の高い酒と思います。
開栓直後から1日2日ぐらいまでが特にいいようですね。
更新は久しぶりですが、毎日飲んでいたことに変わりはありません。晩酌はライフワークですからね。
とにかく、今後は通常運転に戻します。
2015.3.1
菜の花
まだ寒いんですが
◆本日の晩酌
・めばち鮪のづけ
・菜の花の辛子和え
・若布の酢の物
・奈良萬 純米 生
3月に入ったというのに本日はとても寒いのですが、せめて晩酌だけでも春らしい雰囲気を楽しもうと、
菜の花を買ってきました。食べ方は定番中の定番「辛子和え」です。
この菜の花もそうなんですけど、何故か春の物っていうのはちょっとほろ苦いものが多いんですよね。
私は若いころからこういうのは好きだったんですけど、最近の若者はどうもあまり好まないようです。
「ビールは苦くてだめ」という連中も増えてるといいますし、若者の味覚が幼児化しているよう思います。
晩酌で活躍する料理や酒は大人の味ってのが多いんで、こういう傾向は良くありませんね。
当研究所としては、晩酌文化を守るため、大人の味の普及宣伝に努めたいと思います。