2015.10.28
焼き雲丹
こちらは鮑です
◆本日の晩酌
・鮭のムニエルゆずバターソース
・大船渡産焼き雲丹
・若布のきんぴら
・大七 純米生もと
先日、TVを見ていたらいわきの市場で名物の貝焼きを売ってるのが紹介されていました。
知らない人のため説明しますが、雲丹を北寄貝の殻に詰め焼いたシンプルながらとても高級な珍味です。
震災後、地物が採れず輸入物で造っていたいわきでやっと地物を使い貝焼きが出来たということでした。
震災後ご苦労が続く中、ちょっと明るいニュースで、ほんとによかったなと思います。
この貝焼き、どうやら世間一般ではいわきの名物ということになっているようですが、
実はわが三陸にも同じものがあり、地元では焼き雲丹と呼ばれています。
元祖がどちらかは分かりませんが、私も子供のころから記憶があるので、大船渡近辺でも、
ずいぶん昔から作っていたのは間違いの無い事実です。
しかもこちらの自慢はご覧のように鮑の貝。つまり大きさがひと周りもふた周りも違うのです。
いわきの復興にケチをつけるつもりは全くありませんが、
三陸人としてどうしてもアピールしたくなったものですから。
ちょっと大人気なかったでしょうか。
2015.10.21
大洋盛
燗で美味しい新潟村上の地酒
◆本日の晩酌
・秋野菜の田楽
・ねぎま焼き
・ツナマヨ若布
・大洋盛 特別本醸造
本日の晩酌酒は新潟は村上の地酒で、大洋盛。知り合いから新潟土産としていただいたお酒です。
恥ずかしながらいままで耳にしたことがなかった銘柄でした。味のほうも正直それほど期待はしてなかったのです。
事実これまで冷でいただいていたのですが、淡麗辛口と言えばそんな感じかなといった、平凡な味わいでした。
今日はためしにと思い、燗にしてみたのですが、かなりいけますね。名物の塩引き鮭なんかにも良く合いそうです。
なまじいくらかの知識をもってしまった人間なので、「新潟の酒は淡麗辛口、冷で飲むのがスタンダードという」
先入観にとらわれていましたが、やっぱりこういうのはいけませんね。
なんでも試してみないと、ほんとに反省してます。
2015.10.14
神亀の粕を使った焼酎です
割らずにそのままお燗でどうぞ
◆本日の晩酌
・卵焼きの帆立あん
・蓮根のきんぴら
・即席ポトフ
・粕取り焼酎「残心 14%」
本日の晩酌酒は落合酒造さんの「残心 14%」。割らずにそのままお燗して飲んでもらうため、
14%に前割調整してある粕取り焼酎です。前割燗はお湯割りに比べ馴染みがいいというか、まろやかな風味が特徴です。
もともと九州では、前割しておいた焼酎を黒千代香で飲むのが正統派のようですから、
前割の良さを知ってもらうため、こんな商品もいいのかもしれません。
それとこの「残心」は粕取とはいっても、純米粕を使用してもろみを再発酵させてる焼酎なんです。
しかもその純米粕はあの「神亀」です。
一般にアル添の大きな目的はもろみから吟香を引出し香り高くスッキリした味わいを造ることにありますが、
裏を返せばアル添をしない純米酒の粕には香り成分がたくさん残っているということになります。
その中でも神亀は、もろみを無理して絞ってないだけに、粕の風味も実に豊かです。
これに目をつけたのは、当に慧眼と言わなければならないでしょう。
神亀純米粕の良さが活かし、とても品のいい風味に仕上がっています。皆さんも、機会があれば、是非お試しください。
それと当研究所では神亀の粕を使ったレシピもありますので、そちらも紹介しておきます。
神亀粕のレシピはこちら
2015.10.8
秋の晩酌
栗・秋刀魚・椎茸
◆本日の晩酌
・椎茸の秋刀魚つみれ詰め
・〆秋刀魚とやり烏賊明太
・小布施の栗
・ひこ孫 純米吟醸 「凡愚」
好い季節になってきましたね。燗酒に併せる肴も見てください、この通り、まさに秋って感じです。
この中でも出色なのは椎茸と秋刀魚の組合せ。椎茸を噛むと、その汁が、旨味の強い秋刀魚にじゅわっと混ざり、
何ともいえず滋味溢れる味わいになります。小布施の栗も見事ですね。流石にブランド栗です。
「凡愚」は46〜48℃で柔らかな味わいが楽しめるひこ孫の新ブランド。
アルコール度数14℃台ということで、従来の味わいよりかなり飲みやすくなっていますが、旨味の強い肴との相性には、
やはり神亀らしさが顔を出します。これなら燗酒初心者にも無理なくいただける味ですね。
皆さんにもお勧め致します。