晩酌雑記帖

2015.6.28

鯛づくし

工夫次第で

◆本日の晩酌
・鯛のカルパッチョ
・鯛のポワレ
・鯛のあら炊き

・るみ子の酒　純米吟醸

　本日スーパーに行くとまああまの型の鯛が格安で売ってました。45ｃｍくらいありましたから、 いくら季節外れとはいえ、680円は破格ですよね。
　家に帰って捌いてみましたが、やっぱり脂は全然ないので、刺身はあきらめです。 しかし、ここからが晩酌料理人の腕の見せ所。 脂肪分をたっぷりのオリーブオイルで補いカルパッチョとポワレにしたてました。 この方法だと、この時期の脂の無い鯛でも美味しく食べられます。いや、むしろこんな鯛の方が合うかもしれません。 それとあら炊きにもも一工夫してあります。 煮汁に少量のサラダオイルを足しているんです。 この手口は魚に脂が足りないなと思った時コクと照りを出す裏ワザで、他の魚にも使えます。 機会があれば是非お試しください。

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2015.6.14

赤えび

地球の裏側からやってきた

◆本日の晩酌
・アルゼンチン赤えびのグラタン
・焼肉サラダ
・おからの煮物

・京屋　かんろ　

　南米ってのは遠いところですよね。アルゼンチンなんて言われても、 とっさに思い浮かぶのはタンゴとマラドーナくらいのもので、ほとんど何も知らないといっていいでしょう。 このことについては私だけでなく、日本人おしなべてその程度ではないでしょうか。 そのアルゼンチンという文字を最近やたらと目にするのが近所のスーパーです。 海産物市場では、ややもすれば外国産ということを隠したがるきらいがありますけど、この赤えびは、 ちゃんと出自を明確にしており好感が持てます。価格も手頃で、生食でも塩焼きでもフライでも美味しいですね。 私はというと、頭の味噌が美味しいので、それを利用してグラタンに使っています。
　地球の裏側からこんなお買い得のものが来るのですから、時代もかわりましたね。 円安になってもさほど価格上昇は見られませんので、皆さんにもお勧めしておきます。

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2015.6.6

古酒

睡龍

◆本日の晩酌
・鶏ももの粕味噌漬け
・はたはたの干物
・若布の酢の物

・睡龍　純米　古酒　22ＢＹ　

　本日の晩酌酒は「睡龍」。生もとづくりを得意にしている久保本家ですが、本日は珍しく速醸タイプです。 ただ5年古酒なんですよね。やはり普通のものは出してこない蔵らしく、何かひとひねりはしてきます。 当然、お燗で飲みましたが古酒にもかかわらず、開けたてはやや硬い印象です。 40℃から小刻みに52℃くらいまでやってみましたが、それほど大きい変化はありませんでした。 もしかして、更に上げる必要があるのかも知れません。 まあ、もうしばらく放置しておけば、味ものってくるでしょうから、それまで待てばいいんでしょうが。 これからが楽しみです。

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