2012.2.26

エビマヨに竹鶴

やっぱり中華には合いますねー

◆本日の晩酌
・エビマヨ
・三陸真蛸のマリネ
・ポテトサラダ

・竹鶴 雄町純米 「酸味一体」

 濃厚な味付けが多い中華料理には、日本酒は合わないというのがどうも定説としてあるようですが、 私は一向に気にしていません。確かに久保田「千寿」に麻婆豆腐とか黒龍「いっちょらい」に酢豚では合わないと思いますが、 芳醇系の純米酒や、どっしりした純米燗などだったら中華料理に良く合うものが多いのです。 私がおすすめしたいのは、神亀、日置桜、京の春、大七、竹鶴など、味に厚みがあって45度以上のお燗に向く純米。 竹鶴の「酸味一体」なんかだったら、本日のエビマヨあたりには普通に合いますし、 特に日本酒との併せが難しいとされる四川料理でも大概OKです。「麻婆豆腐でもなんでも来い!」 というこのお酒をはじめとして、中華料理と併せたら面白いなあと思うお酒はたくさんあるのですが、 中華料理店ではこれらのお酒を見かけたことがありません。 もし中華料理店の方でこのページを見た方がいたら、「中華料理に燗酒」、是非試したみてください。 絶対にいいとおもいますよ。 しつこいようですが、おすすめ銘柄は、神亀、日置桜、京の春、大七、竹鶴等々です。




2012.2.22

毛蟹

なんでこんなに美味いのか

◆本日の晩酌
・毛蟹
・真蛸の刺身
・水菜のサラダ

・手取川 「吉田蔵」 大吟醸

 今日の晩酌は大好きな毛蟹でした。大好物なんです。とても平常心ではいられません。 毛蟹を見た瞬間から「もう、僕には君だけしか見えない」状態です。 毛蟹を食べている間は、世の中の煩わしいことを総て忘れてしまいますね。 消費税も年金も放射能も、あの蟹味噌の前ではもうどうでもいいことです。
 いがみ合っている人達も一緒に毛蟹を食べれば仲直りできると思いますよ。 旨いもの食ってないと人間怒りっぽくなりますからね。 宗教紛争とか民族紛争で血相を変えている連中は、見るからに旨いもの食ってなさそうですもん。 旨いもん食って、美味い酒飲んでれば、気持ちにゆとりができてきますからね、 まあ、世界平和なんて簡単ですよ。




2012.2.20

埼玉だめデータ

個性が無いことも考えようによってはいいんですけどね

◆本日の晩酌
・おでん
・子持ち鰈の干物

・佐藤 黒

 プレジデントの県民性や相性の特集で、埼玉だめデータなるものが掲載されていました。 社長輩出率が最下位とか、労働時間が短いとか、消費支出が多いとかといった類いのもので、 何事もほどほどで満足し、あまり無理をしない県民性という分析です。 普段は岩手県出身という自己紹介が多い私ですが、現在は埼玉在住ですから、やはりあまり愉快ではありません。 だいたい、埼玉に対する評というと、「特徴が無い」、「没個性」というステレオタイプのもの。 「特徴が無いのが最大の特徴」、「偉大なる平凡」というのが埼玉に対するイメージとして現在、支配的になってます。
 でもいいですか皆さん、おでんの大根を見てください。自分は味を出さないのに、 みんなから出た出汁を吸って見事に人気No.1のおでんダネになってますよね。 埼玉も、東北や北陸、東京などあらゆる地方から沢山の人々が集まっている県です。もちろん私もその一人。 個性を主張しすぎない埼玉だからこそ、これらの個性的な県からでた出汁を吸収し、 おでん界のスター大根のように深い味わいを出すのです。
 この「埼玉=大根 理論」については近くしかるべきルートから、上田知事(福岡県出身)に言上する所存であります。
 大根バンザイ!です。




2012.2.18

春の薫り

まだ寒いんですけど

◆本日の晩酌
・鶏もも肉の塩こうじ焼き
・たらの芽の天麩羅
・ふきのとう粕味噌和え  

・日置桜 純米 鍛造 生もと 強力
(開栓後室内にて放置一月半熟成)

 昨日も雪、まだまだ寒いんですけど、お店には春らしい食材もならんできましたね。 今日は久しぶりに妻と2人で菖蒲グリーンセンターへ、野菜の買い出しです。 大根、白菜など冬野菜に交じって、「群馬県産たらの芽」や「地元菖蒲産ふきのとう」など顔を出し始めてましたので、 さっそく買い求めました。たらの芽は天麩羅、ふきのとうはふき味噌とまさに鉄板メニューですが、 ふき味噌にはこれまた新酒の粕を加えさらに季節感アップを図っております。 一般的なふき味噌は砂糖や味醂を味噌の半分から同量とかなり甘めに造りますが、 私の場合、鰹出汁を加え、味醂を隠し味にちょっと入れる程度なのでまろやかさを出すため、 この酒粕が重要な役割を果たすのです。
 味ののった燗酒に春の薫り、これこそが最高の晩酌ですね。




2012.2.12

薄造り

納得がいかなかったもので

◆本日の晩酌
・平目の薄造り造り
・あいなめの煮つけ
・蕪の葉の炒め物  

・手取川 「吉田蔵」 大吟醸

 昨日は早く食べたいもので、チャッチャッとやってしまい、どうも雑な仕事になってしまいましたので、 本日はちゃんと薄造りにして絵皿に盛り付けてみました。 どうですか、だいぶ見た目が違うでしょう。 やはり高級魚ですからそれに相応しい扱いかたをしなければいけませんね。 味のほうも本日の「薄造りぽん酢味」のほうが評価は上でした。やはり平目にはこちらのほうが合いますね。
普段、家族4人夕食に揃うことが滅多にない我が家ですが、この日は偶然にも全員集合してこの平目に「美味い」を連発。 なぜかいいものが出てるときに限って帰ってくるような気がするのですが、気のせいでしょうか?




2012.2.11

寒平目

言わずと知れた高級魚

◆本日の晩酌
・平目のお造り(もちろん縁側も)
・若竹煮
・塩豚ロースの炙り  

・妙の華 「英」 山廃純米 (本日は冷や)

 妻の両親が大洗に行って来たお土産で平目を買ってきてくれました。今が旬の上等な寒平目、1kg以上、 いや1.5kgくらいあるでしょうか、家で捌くのには手ごろなサイズです。 こんな高級魚、滅多に自分じゃ買わないので嬉しいですね。 だいたいカスミストアじゃこんな大きいの1枚じゃ売ってませんから。 今日も仕事だったので帰宅したのは8時半近かったのですが、こんないい魚を目の前にすると、疲れも吹っ飛びますねぇー。 料理をする楽しみの中でも、愛用の包丁を使い上等な魚を捌く快感は格別のものですから。 ということで、さっそく料理に取り掛かりました。
 いやー、店頭で絞めてもらっただけあって鮮度は抜群でしたね。 このもちもちした歯ごたえは平目ならでは、これに繊細で上品な甘味が加わるのですから、まさに絶品です。 分不相応に贅沢な晩酌をしちゃいましたが、たまには自分へのご褒美で許されるでしょう。
 ところで、この絶品平目を届けてくれた、妻の両親たち、届けてくれた足でコンビニ弁当を買って帰り、 それを今晩の夕食にするといって去って行ったそうです。 何故、コンビニ弁当なのでしょうか、その行動は謎に包まれたままです。




2012.2.6

朴葉焼

飛騨コンロにぴったり

◆本日の晩酌
・朴葉焼
・若布のコチジャン炒め
・白菜のお新香  

・妙の華 「英」 山廃純米

 本日の晩酌は「朴葉焼」、飛騨の有名な郷土料理ですね。我が家の飛騨コンロに合う料理といったら、 やはりこれにとどめを刺すことになるでしょう。 地元のちょっといい旅館なんかだったら、これに飛騨牛でものせるところでしょうが、本日は豚ロースでいってみました。 この朴葉味噌、ちょっと甘めですが、香ばしくなんとも言えない風味を漂わせ、風情もたっぷりでテンションあがります。 豚の脂に味噌が抜群の相性、山廃のお燗も併せとしては定石であり、晩酌の一理想形と言えるでしょう。 是非皆さんも試してみてください。



 

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