2012.11.29
竹鶴にごり
是非燗酒をためしてみてください
◆本日の晩酌
・豚ばらの塩麹漬け
・焼き蕪
・稚鯛の笹漬
・竹鶴 純米 にごり
にごりと言えばフレッシュさと口当たりの良さを強調した生酒が主流で、
多くの方が冷酒で飲むことを常識と考えているようです。
確かにほとんどのにごり酒の場合それが正解といえますけど、広い世の中ですから、そんな法則があてはまらない酒もあります。
そうです、数々の非常識な酒を市場に送り出している竹鶴です。
このにごりは珍しく火入れで、冷酒で飲んでもいいのですがお燗にとても良く合います。
温度は45℃辺りがベスト、本日のような発酵系の肴にはもってこいです。
既成政党とは違いますと言いながら、結局あまり違いを出せない政界の面々。それに比べると竹鶴は立派ですね。
明らかに既成酒蔵とは一線を画しており、名誉ある第3極として強烈な存在感を放っています。
まあ、与党にはなりそうもありませんけど。
2012.11.25
秋鹿 生もと 無濾過原酒
限定品
◆本日の晩酌
・烏賊の刺身
・鯖のムニエル
・烏賊の照焼き
・蛸なます
・秋鹿 純米生もと 無濾過原酒 雄町 7号酵母
秋鹿生もと、春に生原が出て話題になったものの火入れバージョンです。
今宮さんでも6本しか入らなかった限定品ですが、1本取り置きしていてくれました(感謝)。
傑作とか秀作より力作という言葉がふさわしい、作り手の気迫が伝わってくるすごい酒です。
生もとというと反射的に燗酒を連想する方が多いかと思いますけど、私はあえて常温又はかるく冷やすことをお勧めします。
お燗にするとしても40℃程度のぬる燗が良いでしょう。
ちょっとあげると、酸が太くなりすぎて、やや柔らかさに欠けるきらいがあるようです。
飲んでもらえばすぐわかると思いますが、
常温でも充分重厚な味わいを楽しめますし、さばけも大変いいので重量感がありながらもどんどん杯を重ねられます。
まだ、やっていませんが割水燗もいいかもしれませんね。
私は秋鹿さんに対し、酸が多いわりにスマートな飲み口という印象を持っていましたが、これは相当にワイルドです。
やはり酒の世界も流行語大賞の影響を受けているのでありましょうか。
2012.11.19
お祝い
ちょっと良いことがありましたので
◆本日の晩酌
・豚ロースのソテー レモンソース
・海老とエリンギのヨーグルトソースいくら添え
・季節はずれの若竹煮
・Moet & Chandon Brut Imperial
実は来年、娘が結婚するのです。先月、今宮さんに行った時そのことを話すと、店の奥から「お祝いだよ」
と言ってシャンパンを出してくれました。名門モエ・エ・シャンドンの「ブリュット・アンペリアル」です。
結婚式に持ち込むこともできませんから、何か良いことでもあった時に開けようと思っていましたが、
昨日ちょっと良いことがありまして、お祝いとして本日飲むことにいたしました。
シャンパンってパーティーとか、外で出された時に飲むくらいで、家で買って飲むことはまずありませんけど、
たまにはこうして飲むのも中々いいものですねえ。
豚肉なんかでも、本日のようなレモンソースみたいにキリっとした味付けだと結構相性も悪くありません。
どんな良いことがあったかって?それは内緒です。
2012.11.15
鯖味噌
快心の出来
◆本日の晩酌
・鯖の味噌煮
・いくらの醤油漬け
・水菜と人参のサラダ
・大正の一滴 蔓無源氏
いつも作っている料理でもその時によって出来不出来に差が出ますよね。
そこがプロの料理人と我々素人の最も大きな違いです。
まあ、趣味の料理というのはそれもまた楽しみのうちなんですけどね。
本日の鯖味噌も我が家の定番料理ですが、ふっくらとかなりいい出来に仕上がりました。
蔓無源氏のお湯割りにも相性はバッチリです。
鯖も季節になりましたので、安くていいものがはいりますからね。
皆さんもぜひ鯖味噌で一杯やってください。
2012.11.09
特大さざえと激安いなだ
幸運が訪れました
◆本日の晩酌
・いなだの刺身
・いなだのあら汁
・さざえの刺身
・さざえの肝酢
・帆立のアボカドソース
・神亀 山廃 ひやおろし
「すけそう鱈、鯖、いなだといい魚が安く売ってるのでどれがいいか?」と、家内がスーパーから電話をかけてきました。
突然だったのですが、刺身が食べたいのでいなだをチョイスして、家に帰りますと、
予想以上に立派ないなだが冷蔵庫で待っておりまして早速料理にとりかかると、
ここにまたNさんからのもらい物でとてつもなく立派なさざえが届きました。
一歩間違えば、「ホラ貝ですか?」とでも言いたくなるような特大のさざえです。
こりこりした歯ごたえがいいですね。肝酢もここまで大きいと本当に甘味があります。
一方のいなだも大きくて活きが良く、期待以上の上物でした。
50cmはありましたので結構食べごたえがありますね、これで350円とはとても信じられません。
写真に写っている刺身は半身のさらに7割くらいです。
いなだは大きさの割におろすのはそんなに難しくありません。
刺身だけでなくムニエルなども造ったり、あらは捨てずにあら汁にと無駄なく使うことが出来れば、
男の料理としてはまあ、中級者レベルというところでしょうか。
いずれにしてもかなりお買い得でした。
2012.11.07
グラタンに大七生もと
間違いの無い組み合わせ
◆本日の晩酌
・鶏肉と茸のグラタン
・Dちゃんからもらったおからの煮物(美味しい)
・おでんの余ったやつ
・大七 純米 生もと
本日、今宮さんから大七を購入いたしました。
ちょうどいい具合にクリームソースが余っていましたのでグラタンにして併せます。
グラタンやハンバーグといった現代風の家庭料理に良く合うのは大七最大の魅力。
お燗した時のきりっとした酸味が本日のクリームソースなんかに抜群の相性です。
それにしても2,000円台半ばでこのクオリティは、特筆すべきものがありますね。
温度は43℃くらいがベストですが、ちょっとくらい上がりすぎても全然大丈夫です。
お燗初心者の入門編としては最適の一本でしょう。
この秋からお燗を始めてみたい人は是非、今宮さんに行ってみてください。
大七を購入するなら今宮酒店さんへ
2012.11.01
神亀 山廃 ひやおろし
ニューバージョン
◆本日の晩酌
・烏賊とピーマンの炒め物
・秋らしい根菜の煮物
・胡麻高菜
・神亀 山廃 ひやおろし
朝の気温が10℃を切るようになってきました。お燗の季節ですね。
あんなに暑かった時は、もう秋はこないんじゃないかと思いましたが、
ちゃんとくるんですから、自然というのはたいしたもんです。
本日は神亀の山廃ひやおろしで晩酌しました。
神亀の山廃と聞くと、とんでもなくゴツイ味を想像する方も多いでしょうが、
それほど恐れなくても大丈夫です。
でもやっぱり神亀ですね、とにかく燗冷ましが旨い。
一旦50℃くらいまで上げて40℃くらいに冷めたころの味は何とも言えない丸みを帯びた味で、
肉や乳製品とは抜群の相性を見せます。
これなら毎年飲みたいものですね、レギュラー商品にしてもいいんじゃないですか?