2015.2.22
げんげと謙信
糸魚川土産
◆本日の晩酌
・げんげの干物
・筍とほうれん草の煮びたし
・ピリ辛こんにゃく
・謙信 純米吟醸 無濾過生原酒
Dちゃんが糸魚川に行ってきたというので土産を持ってきてくれましたので、今宵はそれで晩酌です。
まず酒は謙信。言わずと知れた新潟のヒーローですが、
さすが新潟県民自慢のヒーローですから他にもあやかり銘柄があり、「景虎」という銘柄も存在します。
この謙信、味のほうは伝統的な新潟の味を踏襲した淡麗辛口。ただ、無濾過生原酒だけあって、やや味に膨らみは出ていますね。
そして奇妙な姿と名前を持った謎の魚「げんげの干物」。富山湾の名物だと思ってましたが、糸魚川にもあるとがわかりました。
まあ、近いのでそう不思議もありませんけど。ヌルヌルのやつを煮付けで食べたことはありますが、干物は初めてです。
なんでも語源は「下の下」ということらしいのですが、味のほうはけっこう脂がのってかなりいけます。
今は「幻魚」という字があてられてますが、怪しげというイメージを払しょくするには至っておりません。
それにしても気の毒な名前ですね、たいした味でなくても、
鯛とか鮪という文字が名前に入れば世間はそれなりに扱ってくれるんですが。・・・美味しいんですけどね。
2015.2.16
三陸の冬
大船渡から
◆本日の晩酌
・赤崎牡蠣と白菜のオイスターソース炒め
・三陸真蛸のマリネ
・どんこの煮つけ
・日置桜 わけあり全米酒 強力
「牡蠣」「蛸」「どんこ」冬の三陸らしい食材が我が家に届きました。
本日はどの食材も定番の食べ方とはちょっと違う、研究所のオリジナリティを感じる料理に仕上げています。
牡蠣と蛸はレシピも公開してますのでよかったら後で見てください。
どんこは三陸人のソウルフード「どんこ汁」として食されることが多いのですが、本日は煮つけにしました。
あっさりした身とは対照的に濃厚な肝を持つこの魚、肝を食べなければ意味がない魚でもあります。
煮つけも肝から出る脂が身にからんで、結構おいしいんですよ。
三陸の魚もずいぶんと出回るようになりましたがこの辺ではまだ馴染みのない魚の一つでしょうか、
見かけたら是非お試しください。
牡蠣と蛸のレシピも紹介しておきます。
赤崎牡蠣のレシピです。
こちらは蛸のレシピです。
2015.2.08
寄せ鍋
やっぱり冬はこれ
◆本日の晩酌
・寄せ鍋
・鶏キムチ
・蓮根のきんぴら
・梅の宿 特別純米生もと 無濾過生原酒
冬は鍋が多くなりますよね。手軽で体も温まり酒にも良く合いますから当然と言えば当然です。
そんな鍋の中で最もポピュラーなのがこの寄せ鍋ではないでしょうか。絶対にこれがなければという具材も無く、
味付けも醤油、味噌、塩なんでもあり、自由気まま有りあわせのもので出来るのがこの鍋の良さですね。
冷蔵庫の整理になるという方もいらっしゃいます。
昆布出汁の醤油味で、鶏肉、魚、貝、根菜類、葉物、きのこを入れ、
できれば豆腐や白滝も投入するというのが我家のスタンダードですが、
この辺が日本の平均値ではないかと勝手に考えています。
本日は写真用に小鍋仕立てですが、いつもは普通の土鍋で家内と二人です。
複数人で鍋を囲むのは日本らしい和の文化を象徴してますよね。
これも日本人に広く支持されている要因かと思います。
鍋シーズンもあと1月くらいでしょうか、皆さんもご家庭の味で楽しんでください。
2015.2.03
五郎島金時
加賀野菜使用
◆本日の晩酌
・帆立クリームソースのオムレツ
・筍と厚揚げの煮物
・山芋の梅酢味
・五郎島金時
会社の同僚Tさんから金沢土産に焼酎をいただきました。金沢野菜の五郎島金時を使用した芋焼酎です。
ラベルには金沢の和紙、首には掛紙と首ひもをあしらい、
見栄っ張りな金沢人らしくビジュアルには相当気を使っているのがうかがえます。
いい加減なものを造っては加賀ブランドの沽券にかかわるのでしょう、金沢人入魂の一本といってもいいでしょう。
まず、蓋を開けた時の香りが抜群ですね。強い甘味の中に酸も香り飲む前からコクの深さを期待させます。
しかし、飲んでみると印象が変わり、甘味は強いのですが、意外にスッときれが良い。
脂の強い料理だけでなく品のいい肴にも良く合いそうです。
飲み方ですが、お湯割りにするならかなり濃い目、焼酎7くらいがいいと思いますけど、
熱いのが好きな方にはあまりお勧め出来ません。やはり甘味とキレという特徴を活かしてロックでいただくのが王道です。
加賀人のプライドをかけたこの一本、みなさんも機会があればぜひお試しください。