◆筋子の粕漬け

筋子の粕漬け

材料

・筋子(塩蔵) ・酒粕(神亀大吟醸粕1年熟成) ・酒

作り方

@酒粕に酒を加え、適当な硬さに調整します。
Aガーゼを酒で湿らして筋子を巻きます。
Bガーゼの外側からまんべん無く酒粕を塗ります。
CBを適当な容器入れ、冷蔵庫で寝かし、好みによりますがだいたい1週間で食べごろです。

 レシピのポイントは「食べてしまいたい衝動」、「もういいんじゃないかという誘惑」、 「家族のつまみ食い」等の危険から、筋子を1週間無事冷蔵庫の中で守り通せるかどうかです。 それさえ果たせば、あなたにはすばらしい晩酌が約束されています。

ちょっと一言

 数の子や鱈子など、魚卵の粕漬けはなにをやっても美味しいのですが、 酒粕とのマッチングからいうとこの筋子が最高でしょう。最初に筋子の濃厚な旨みがきて、 酒粕の芳醇な風味が後から追いかけてきます。この余韻、すばらしいの一言です。 

お酒との相性

 この辺になるとなんでも合いますけど、味の濃い芳醇系の純米に併せてみたいですね。 神亀の一文字シリーズなんか最高でしょう。飛露喜、陸奥八仙などの無濾過生原系もいいと思います。


◆豚ロースの粕漬け

豚ロースの粕漬け

材料

・豚ロースブロック ・酒粕(神亀大吟醸粕1年熟成) ・酒 ・味醂 ・塩

作り方

@豚ロースにまんべん無く塩をすり込んだら、ラップでくるみ冷蔵庫で保存します。 塩の量は300gで大さじ半分が目安です。
A1日たったらラップをとり、表面にしみ出てきた水をふき取ったら、 再びラップをして冷蔵庫で更に2日ねかせ、塩豚の状態にします。
B酒粕に味醂と酒を加え、適当な硬さに調整します。
C豚ロースを7〜8mm程度に切り、両面に直接Bを塗ります。
DCを適当な容器に入れ、3日〜1週間、冷蔵庫で寝かします。
E3日〜1週間たったら取り出し、豚ロースについた粕を落とし、 ロースターやフライパンで焼きます。

 フライパンでもいいのですが、表面がかりっと焼けるので、 グリルやフィッシュロースターの方が美味しく仕上がる気がします。

ちょっと一言

 一旦塩豚にしてから粕で漬け込むやり方で、 柔らかい食感の中にもしっかりとした味わいを楽しめます。 

お酒との相性

 肉料理とはいっても意外にさっぱりしているので、スッキリ系のお酒でも十分いけます。 香りの上品な米焼酎なんかでもいいですよ。


◆鶏肉の粕味噌漬け

鶏肉の粕味噌漬け

材料

・鶏もも肉 ・酒粕(神亀大吟醸粕1年熟成) ・酒 ・味噌 

作り方

@鶏肉は筋切りをします。
A酒粕と味噌を1:1で合わせてよく混ぜ、さらに酒を加えて適当な硬さに調整し粕床とします。
B鶏肉にまんべんなくAをを塗ります。
CBを適当な容器に入れ、5日〜1週間、冷蔵庫で寝かします。
D5日〜1週間たったら取り出し、鶏についた粕を落とし、 ロースターやフライパンで焼きます。

焼くときには肉を洗うほど粕を神経質に落とす必要はありません。 少し残っていてもそれほどこげませんよ。

 

ちょっと一言

 芳醇にして柔らか、我が家の定番メニューです。最初にこの酒粕を買った方には、 まずこのレシピをお勧めします。 

お酒との相性

 焼酎、ビール、日本酒なんでも合います。秋鹿の霙もようなんかの発泡系も楽しいかもしれませんね。 こういう肉料理に意外と合うんですよ。


◆鮭の粕漬け

鮭の粕漬け

材料

・生鮭 ・酒粕(神亀大吟醸粕1年熟成) ・酒 ・味醂 ・塩 

作り方

@鮭は2枚におろし好みの大きさで切身にします。
A酒粕に塩、味醂をで合わせてよく混ぜ、さらに酒を加えてややゆるめの硬さに調整し粕床とします。 (粕床はややしょっぱいと感じるくらいで丁度いいでしょう)
B鮭にまんべんなくAをを塗り切身を重ねていきます。
CBを適当な容器に入れ、3日〜1週間、冷蔵庫で寝かします。
D3日〜1週間たったら取り出し、ロースターやグリルで焼きます。

念のため申し上げときますけど、塩鮭でやる場合は粕床に塩を入れる必要はありませんよ。

 

ちょっと一言

 青魚はあまりやりませんけど、赤魚などのむつ系の魚やこの鮭などは本当に粕によく合います。 甘塩に仕上げて、焼いてから醤油をかけるのが美味しい食べ方ですよ。

お酒との相性

 これは日本酒ですね、淡麗なものから芳醇なものまでよく合いますが、 研究所らしく、柔らかいタッチの奥播磨純米のぬる燗辺りを合わせてみたいですね。