kazkaz奮戦記&社会批評 by kazkaz of 車輪の下


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■2016年01月18日(月)09:41  3歳死亡 首にロープで拘束か…。
謹賀新年。正月明け、初めの更新です。今年もよろしくお願いします。

<埼玉・女児死亡>首にロープつけ拘束…日常的に虐待か
 埼玉県狭山市のマンションで顔にやけどを負った藤本羽月(はづき)ちゃん(3)が遺体で見つかった事件で保護責任者遺棄容疑で逮捕された母親の彩香容疑者(22)と同居の工員、大河原優樹容疑者(24)が、羽月ちゃんの首にロープのようなものをくくりつけ拘束していたとみられることが捜査関係者への取材で分かった。2人の逮捕から18日で1週間。凄惨(せいさん)な虐待が日常化していた疑いがさらに強まっている。(毎日新聞)

<批評>
 戦後、高度急成長した日本経済・社会。その裏には、子供を正常に育成することのできない親社会を垣間見ることができる。なぜ、子供を育成できない親社会が出てきたのであろうか。その原因を探ってみると、原因は戦後の核家族化にあると考えられる。親と同居しない社会。子供は親から子育てを教わらない。その子供が親になって、育児を目の前にしても、何をどうしてよいのか分からないのである。子供のあやし方ひとつ知らない親ができてしまうのである。その結果、自分の子供の泣き声がうざくなって、子供を遠ざけるようになる。しまいには、虐待にいたり、死亡させるのである。近くに育児教室でもあれば、問題は解消する方向に向かうのではあろうが、孤立した親社会を見る限り、そういう社会とは遊離している。もっと、国が子育て環境を熟知していれば、こんな問題は起こらないはずである。
 金を支給すれば、子育てができると考えている日本社会では、この問題は解決できないであろう。現場に入って、子育て環境を調査・分析する。そこから国の政策はスタートしなければならない。そう考えるのである。

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