kazkaz奮戦記&社会批評 by kazkaz of 車輪の下
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現在新規更新は休止中ですが、過去10年間の社会批評を検索ができるようにデータベース化しています。思考がデータベース化されていますので、現在社会を考える一材料になると思います。「検索」でご利用下さい。
◎私と社会学&社会批評
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■2014年01月25日(土)04:03
固定懸念が私を駄目にする…反省。
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【女子高生の自転車と衝突、転倒した男性死亡】 (読売新聞 1月21日(火)11時13分配信) 20日午後4時55分頃、千葉県酒々井町中川の町道交差点で、歩いていた男性と右から来た同県印西市に住む高校1年の女子生徒(16)の自転車が出合い頭にぶつかり、男性は転倒して頭を打ち、約14時間後に搬送先の病院で死亡した。県警佐倉署の発表によると、男性は80歳くらい。交差点に信号はなかった。同署が男性の身元と詳しい状況を調べている。
日常で起こりうる事件である。遊びに来ていた兄貴が「今日は変わった事件があるか?」と聞くので、交差点で女子高生と老人がぶつかって老人が死んだそうだよ。自転車も危険だね,というと「それは車道で起きたのか、歩道で起きたのか,それによって事件の見方も違うよね。」という。確かに。漠然と交差点で事故が起きたとしか考えていなかった私は、閉口してしまった。記事では詳細は分からないが、具体的事件の状況が分からなくとも、色々に見方を変えて推論はできる。私は、ただ交差点で起きたありきたりの事件として観察処理してしまった。このように固定観念で観察してしまう癖がついていたのである。反省・反省である。 これと日が違うときに、またもや兄貴が私に質問してきた。「インターネットでラジオを聞けないかな?」と聞いてきたので、そんなのPCにチューナーが付いてないと聞けるわけないだろと,邪けんに答えを返してしまった。私が病気になったその当時、インターネットでラジオを聞けるサービスはやっていなかった。また、ラジオをPCで聞くには、専用のチューナーが必要であると勝手に考えていた。インターネットTVの影響も受けていたのかもしれない。受信にはお金がいると…。しかしながら、兄貴の言葉がひっかっていたので、ネットで調べてみた。すると、サイマルラジオはじめ、NHKや民放が無料で視聴できるサービスがあるではないか!またもや兄貴に完敗である。 今、私はこの記事をネットラジオを聴きながら書いている。固定観念に縛られているのは私ではないかと反省している次第である。狭い部屋でネットだけを見てネットから受ける情報を何も考えずに固定観念で解釈していた自分を責めている次第である。それを払拭しない限りは、まだまだ未熟なままである。 | | |
■2014年01月10日(金)17:35
レール異常「人手不足で補修放置」…JR北社員
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【レール異常「人手不足で補修放置」…JR北社員】 北海道七飯町のJR函館線大沼駅で昨年9月19日に起きた貨物列車の脱線事故直後、現場を管轄するJR北海道の大沼保線管理室などの社員3人がレール計測データを改ざんした問題で、社員が国土交通省の特別保安監査に「人手不足でレールの補修を放置していた」などと話していることがわかった。社員は以前から改ざんしていたことも認めており、同省は、人手不足を理由に恒常的に改ざんが行われていたとみている。2014年1月10日14時55分 読売新聞)
(郷に入れば郷に従え! 同じ穴のムジナ)
食品の虚偽表示や認知症のデータ改ざん疑惑,続々でてくるJR北海道のデータ改ざん事件。原発も含めて、日本企業の安全意識は非常に軽薄であることが世間に認知された。なぜ日本企業は安全意識に疎いか。これを考察すると、そこには日本人特有の「郷に入れば郷に従え」という慣行が見えてくる。 例えばの話であるが、企業では新入社員にOJT等で徹底的に会社の職務・規律を教える。しかしながら、企業は品質保証等よりも利益の追求を主眼に教育を行うため、品質保証等の問題はおざなりになる。つまり、企業によっては、問題が外部に発覚しない限り、利益を上げることを優先し、安全保障の問題は形骸化してしまう。そして、日本企業の社会構造は、異端児を潰す「郷に入れば郷に従え」という慣行が強いから、如何に重要な問題が起きても、先輩達の言論に従い、問題を改ざんしてしまう。如何に正義心があろうと、内部リークは自己破滅に繋がるから、棄権する。そして、問題意識も希薄になり、同僚達と同じように同じ穴のムジナになってしまうのである。 そのような訳で、今回のようなデータ改ざん等は、氷山の一角かもしれない。隠れている危険がやがて事故となることも考えられる。それを回避するには、企業の意識改革に期待するしかなのであろうか。 国土交通省の監査・指導は、徹底的にお願いしたい。 | | |
■2014年01月05日(日)06:14
あけましておめでとうございます。今年の一年…。
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謹賀新年。あけましておめでとうございます。 更新が遅れて申し訳ありません。昨年の統括もしないまま、年があけてしまいました。年越しそばも食べませんでしたが、妹の作ってくれたおせち料理を食べて、なんとか質素ながら正月らしい正月を迎えることができました。
さて、みなさんは正月、如何にお過ごしだったでしょうか?帰省で楽しくお過ごしになった方々もいるでしょうし、どこにも出かけず寝正月を過ごした方もいるでしょう。でも、そんな時だから、少し時間を割いて、日ごろできない読書などしてみるのもいいかもしれません。今更ですが…。 そんなわけで、私も読まずに眠っていた本を取り出し、読書に勤しみました。読んだ本は、黒崎政男著「今を生きるための哲学的思考」です。この本は、私の恩師がネットで書評を書いていたので、それにひかれて購入したものです。帯にも書いてありますが、本の主眼は、「予測不可能な世界で頼れるものは、自分の頭で正しく疑う、こと。」というものです。哲学の本ですから、答えを探すのは、自分で考えること,が重要となってきます。固定的に物を見ないで、見方を変えれば別の事象(真理かどうかは別として)が見えてくる。世の中が複雑になるほど、予測不可能な事態(事象)が発生する。そう想定外の事象が発生する。その想定外の事象を如何に解決していくかを考える,その講義本です。内容は、著書に書いてあるので、是非読まれることをお勧めいたします。 今回は社会批評を書きませんでしたけれど、次期以降は、刃を研ぎ澄ました社会批評を展開したいと思います。少しおこがましいですが、この異常な社会で生き抜く術を皆さんに提供することを念頭に置きたいと思います。 それでは、今年は、皆さんにとって、昨年よりも良い年でありますよう祈願して、失礼致します。 | | |
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