kazkaz奮戦記＆社会批評 by kazkaz of 車輪の下
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■2015年04月30日（木）08:05
北朝鮮 幹部1５人みせしめ処刑 人間は何やってｒんだ！
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北朝鮮情勢 高級幹部１５人“見せしめ処刑”
【ソウル＝名村隆寛】韓国の情報機関、国家情報院は２９日、国会の情報委員会で、今年１月から４月の間に北朝鮮で１５人の高位級幹部が処刑されたことを明らかにした。聯合ニュースが会議に参席した議員の話として報じた。金正恩第１書記は幹部が意見を提起しても権威に対する挑戦とみなし、見せしめ処刑を強行。１月には山林緑化政策に不満をもらしたとして次官級の幹部が処刑されたという。（産経新聞）
＜批評＞
また、統治権の乱用ですね。この死刑という行為は、本当に国家に信託された行為なのですかね。疑問です。社会契約説，法の支配，立憲的意味の憲法を備えた集団を国家と呼ぶならば、真の国家と呼べるのはその数は全世界の半数にも満たないのかもしれません。日本は戦争によって自由と民主主義を獲得した。ならば、北朝鮮も自由諸国との紛争の敗北により真の自由・国家を獲得できる。そう思います。
この１世紀半前雄後の出来事により世界地図は豹変してしまった。戦争の勝ち負けで勢力図が塗りかえられてしまった。人が人を殺して価値を正当化する。そのためには必要以上に人を殺し、見せしめとする。動物だって、自分たちが生きて行く以上には同類を殺傷しないのに、人間は何やってるんだ！ | | |
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■2015年04月29日（水）12:31
外国人死刑執行で衝撃、死刑で国家統制ができるか！
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【インドネシア、外国人麻薬犯の死刑執行 中止要請に応じず】（再び問われる死刑は残虐なる刑罰か！死刑で国家統制ができるか！）
AFP＝時事】インドネシア当局は29日、麻薬関連の事件で死刑を言い渡された外国人7人を含む8人の銃殺刑を執行した。現地メディアが報じた。これに先立ち国際社会は死刑の中止を強く求めていたが、その声は聞き入れられなかった。ただこの8人と同時の処刑が見込まれていたフィリピン人の女死刑囚だけは、直前になって執行がいったん中止された。
この外国人7人とインドネシア人1人の死刑は同日午前0時（日本時間同2時）すぎ、同国中部ヌサカンバンガン（Nusakambangan）島の厳重に警備された刑務所で執行された。民放メトロTV（MetroTV）と英字紙ジャカルタ・ポスト（Jakarta Post）によると、外国人死刑囚のうち2人はオーストラリア人、1人はブラジル人、4人がアフリカ出身だった。フィリピン人のメアリー・ジェーン・ベローソ（Mary Jane Veloso）死刑囚は死刑の執行が中止された。ベローソ死刑囚をだましてインドネシアへ麻薬を密輸させたとする人物がフィリピン警察に出頭したことを受けての措置とされる。フィリピン政府はベローソ死刑囚の死刑が執行されなかったことを歓迎した。同死刑囚についてはフィリピンのボクシングのスター選手マニー・パッキャオ（Manny Pacquiao）氏らをはじめ多くの人から恩赦を求める声が上がっていた。
一方オーストラリアでは、自国出身の死刑囚2人が処刑されたことに衝撃と怒りが広がった。2人はヘロイン密輸組織、通称「バリ・ナイン（Bali Nine）」の幹部で、この2人の存在はオーストラリアとインドネシア両政府の関係悪化を招いていた。
オーストラリアのスティーブン・シオボ（Steven Ciobo）外務政務次官はツイッター（Twitter）に、「死刑ほど国家権力の乱用と思考の退行を明示するものはない」と投稿した。
インドネシアで死刑が執行される際、死刑囚らは必ず午前0時すぎに空き地に連行され、柱に結び付けられた後にひざまずくか立ったまま、あるいは座るかの選択肢を与えられた後、12人からなる銃殺隊によって射殺される。
インドネシアのジョコ・ウィドド（Joko Widodo）大統領は、薬物のまん延でインドネシアが緊急事態に直面していると訴え、麻薬密輸犯らに対する死刑を支持する姿勢を示し、国連（UN）の潘基文（バン・キムン、Ban Ki-moon）事務総長をはじめとする国際社会からの死刑中止要請にも耳を傾けなかった。
＜批評＞
麻薬取引でインドネシアの他に死刑が科される国は中国という記憶がある。日本では、麻薬などはあへんを除いて刑法では処罰規定がない。麻薬や覚せい剤は、麻薬及び向精神薬取締法，大麻取締法、覚せい剤取締法、あへん法等で処罰される。
また、日本では、憲法で人権の重要性が説かれ、「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。（法36条）」と規定されている。
ところで、今回の死刑の問題は、国際社会からの中止要請が事前にあったにも拘わらず、強行姿勢で死刑が執行されたことにある。
死刑中止側の主張は、オーストラリアのスティーブン・シオボ（Steven Ciobo）外務政務次官はツイッター（Twitter）によると、「死刑ほど国家権力の乱用と思考の退行を明示するものはない」ということである。反面、死刑執行側の主張は、インドネシアのジョコ・ウィドド（Joko Widodo）大統領が主張する通り、薬物のまん延でインドネシアが緊急事態に直面しているという深刻な事態の防止策であると説く。そして、このれら主張は、死刑で国家組織が統制できるかという難問に行きつく。併せて、日本国家では絞首刑は残罰な刑罰であるか、という問題に行き着く。
まず、先の国家統制の可否について考えなければならない。これは国家を統制するには、歴史的に刑法という法律を定めて、それに違背したら処罰する。その最高刑がその者の命を剥奪する死刑であるとする。しかし、その行為が自政権を維持するだけの独裁権の発令を伴うとみれば、国民に支持されないだろう。死刑に代わる効果的な装置が考案されない限り、死刑はなくならないと思うが、その乱用は見て許せるものではない。この点、今回の事件は、自国のみならず、国際的な死刑制度を考える上での一時例となるであろう。
次に、日本政府の問題を取り上げる。日本政府では、この問題を取り上げなかった歴史的な理由がる。日本は、�〇犒裟�度に賛成，��絞首刑は残虐な制度ではない，という歴史的な解釈がある。今回の処刑が絞首刑だったらなば、死刑賛成の反対の態度を表明したであろうか。「絞首刑は、残虐な死刑制度である」と確信する立場からは、死刑はやはり廃止するのが通常の立場であろう。よって、日本政府はただ黙って傍観するしかなかったのである。
日本国民は熱し易く、冷め易い。そして、この問題を対岸の危機として葬り去ってしまうのだろう。
死刑，それは彼に向けられた最大の財産の没収。自由を噛みしめろ！ | | |
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